~これまでのあらすじ~
A太郎は、今月末に車検を迎える平成8年式アルト(10万Kmオーバ)の代替探しを、9月初旬から精力的に進めていた。当初は5年落ち程度で乗り出し30万円位の物を探していたが、軽中古相場の異常な高さに断念。折からの補助金とエコカー減税を活用すべく、新車を視野に入れて検討するも、絶対額の高さに断念。結局、総予算80万円程度で、可能な限りお買い得(高年式&低走行で低価格)かつ、4ATとABS付きの車種を探す事となった。
何店舗も回り何台か試乗した末、20年式4000Kmのディーラ物ライフを予算内で見つけるも、何故かピンと来るものが無い。しかし、これ以上のお買い得車があるとも思えず、二日後に返事をするという事で一旦引き上げる。この二日間でお気に入りが見つからない場合は、ライフに決めるつもりであった。そんな時、何気なく子供が言った「アイはどうなの?」の一言で、18年式アイのターボが69.8万円で売りに出ていた事を思い出す。
A太郎は、最後の戦い(車探し)に出撃する決心をした。
~あらすじ終了~
とまぁ、
連載?も5回目を迎えるに辺り、ざっと今までの経緯をまとめてみました。(笑)
そんな訳でお店に行くと、アイ君はバッチリ残ってます、かれこれ半年くらい...。(^_^.) 本当に良い車だと思うのですが、何で不人気なんでしょうね。
ニッポンジン、クルマミルメアッリマセーン。
早速お店の営業さんとお話すると、検2年付きでギリギリ予算内に収まりそうです♪ 車の内外をチェックしますが、綺麗に乗られています。フィラーキャップ開けてみても、特にスラッヂは見当たりません。最低限のオイル交換はしていた模様。
ATをバラした形跡があるのが少々気になりますが、その他は問題無さそうです。ATは特別保証であと2年は大丈夫ですから、まぁ不問とします。ボディカラーが
意味不明な黄緑という点が少々気になりますが、中古車は一期一会。これは仕方ありません。車自体は家人も気に入った様子。そりゃ新車で140万超える車ですから、気に入ってもらわなければ困ります。少し試乗させてもらって、
問題が無ければこれに決める事にしました。
しかし、沢山車両展示されているお店に来て即決ってのも、ちょっと寂しいものがあります。そこで社交辞令も兼ねて、他にお勧めの車が無いか聞いてみたら...。
新型のワゴンRとソニカRSの名が即答で出ました。ワゴンRは、初代から続いたプラットフォームがやっと一新され、非常に車内が広いとの事。乗ってみると、確かに広いっ! 今時の軽はみな軽と思えない居住性を備えますが、これは頭一つ抜き出ています。ただ、お値段が平成20年式で90万円近くに...。(^_^.) 予算ヲーバです。
そしてもう一台の
ソニカ。名前が妙であり、ステラというこれまた変わった名前の車とほぼ同時期に発売だったので、車名は記憶には残ってます。が、形すら知りません。(笑) そういや、
魔女がホウキに乗って藁の束に突っ込むというCMがあったような...。
実車を見ると、
ミラを少し潰して全高を低くした感じです。特別カッコ良くはありません。いや、むしろ
微妙とも言えます。(^_^.) 気になるお値段は76万円弱。営業さんが言うには、売れ筋の軽とは少々方向性が違い、
新車販売も終了しているが、とても出来の良い車との事。見た目は、潰れたミラですし、街でもあまり見掛けませんが、そんなにいいんですかねぇ? 単に
生産中止となった中古車の不良在庫押し付けたいだけぢゃないの?
と思いつつ座ってみました。すると....。今まで見てきた軽と、
何かが違います。雰囲気というか感触と言うか、とにかく何かが違います。やばい、不良在庫車を気に入りそう。(笑) 天井は無駄に高く無いですが、ヘッドクリアランスは十二分にあります。車内空間も相当広く、後席の居住性も問題無さそう。これなら家族4人で出掛けても大丈夫でしょう。荷室はやや狭いですが、ギリギリ実用の範囲というところか。家人も一発で気に入った様子で、珍しく積極的に試乗しようと言い出します。
私はいわゆる普通の軽を買うつもりだったので、試乗するのはちょっと躊躇したのですが、止む無く乗ってみました。
まず、エンジンの掛け方が分かりません。(笑) スマートキーという物で、キーを持っていればスイッチ捻るだけの様です。メータパネルに目を向けると、自光式でおっと思うほどかっこいい...。かなりいいかも。そして、店舗出て10mも走らないうちに、明らかに今までの軽と違う事が分かりました。何なんだ、この車?
今まで見たり試乗した車と、何かが根本的に違います。
私は評論家では無いので上手く表現出来ないのですが、ソニカからは
特別な「何か」を感じました。乗ってみれば、きっと誰でもすぐ感じる事が出来ると思います。個別の要素を挙げるなら、非常に静かな車内に、思い通りに走るパワーと違和感の無いCVT、センスの良い内装という事になるのでしょうが、それだけでは説明出来ない「何か」があるのです。全てが高度なレベルでまとまった、便利で万能な道具とは違う、昔の車にあった様な
「乗る事が楽しい」と思わせる何かがあります。
適当に好きなとこ走ってきて良いと言われたので、15分程お借りしたのですが、その道中で心は決まりました。戻り道は家人が運転したのですが、同じく気に入った様子。事前チェックで、フィラーキャップ開けたら少々スラッジが付いており、
前オーナのメンテ不良が唯一気がかりですが、中古車は一期一会。これはもう仕方ありません。お店の方で、納車前にフラッシングとオイル/フィルタ交換してくれるそうです。その後は、200Kmおきに数回オイル交換して実走フラッシングする予定。実はこれ、結構効きます。あ、CVTオイルも換えないとね。これだけは、もちろんディーラに依頼します。
そんな訳で紆余曲折の結果、我が家の次期セカンドカーは、
18年式ソニカRSに決まりました。
この間わずか1時間少々。営業さんが、「
私が1台好きな軽をもらえるなら、新型ワゴンRかソニカです。本当に出来の良い車です。」と言った言葉に嘘はありませんでした。今まで費やした膨大な時間は一体何だったんだろうと思うほど、あっけなく即決です。しかし、その膨大な時間があったからこそ、ソニカの良さが良く分かったのかも知れません。
ヒーロは少し遅れて登場するもの。このソニカこそが、我が家に来る運命の車だったのでしょう。今までお世話になったディーラや販売店の担当者の方に、御礼方々連絡して、無事にミッションコンプリートとなりました。
さて、決めたはいいものの、ソニカって車の事をほとんど知らなかったので、家に帰って色々調べてみたら...。
嗚呼、またやっちまった。(^_^.) 我が家が選ぶ車は、そういう星回りばかりなのか?(笑)
つづく...かも?(笑)
Posted at 2009/10/08 19:59:02 | |
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次期セカンドカー検討 | 日記