2013年07月01日
友人の新車購入に伴い、アルテッツァを譲って頂きました。ブログにも少し書いた通り、5月31日の1/1自作戦車生放送(ドデスカ)後に引き取り、そのまま陸運局へ行って名義変更。無事に我が家の子になりました♪ 翌日には安全祈願の御祓いに行き、本日までに約2000km程走行。嬉しいと、つい走ってしまいますね。
車両は平成10年型RS200のZエディション。自分の感覚では非常に新しい車なのですが、冷静に考えると15年も前の車です。中二の息子より年上ぢゃん。(笑) 設計から考えると20年近く前ですね。
製造番号から1000台目前後という、超絶初期型です。ユーザ現有車としては最古級でしょう。我が家に来た時の走行距離は12万900Km。前オーナによって、テインの車高調と軽量フライホイール、TRD?のマフラー、アルミはTE37に変更されています。以下の内容は、あくまで私がこの車に対して個人的に感じた事なので、異議は認めません。(笑)
●という事で、まずは外観から
色は濃紺。アルテッツァはシルバーをよく見るので、紺は少ないと思っていたのですが、自分が紺に乗ると結構目に付きます。(笑)
外観上で目立つところでは、バンパーが変更されており、サイドステップとリアスポも付いてます。車高も110mm位になっていて、明らかに低く見えます。何故かフォグは外されてます。
初年度登録から15年経ちますので、年式相応の細かい傷が車両全体にあり、後席ドア後方クォータ部には、両側に擦り傷も入ってます。右リアサイドには、エクボが2つあるのが目立つところ。その他に大きな凹み等はありません。個人的にはまったくノープロブレムです。前オーナの駐車場には屋根があったお陰か、塗装は良好で艶もあり、顔が映ります。ほぼ同年式のルキノは、そろそろ白い粉吹きそうな状態だったので、その違いにびっくり。目立つ錆もありません。ただ、サイドシル下側には若干の擦り傷があります。
タイヤは215/45-17。おっさんなので、17インチとか45%だとショーモデルか、デモカー?って感じなので、純正サイズって事に驚きを隠せません。
ホイル(TE37)は、リム外周に傷が多々ありますが、個人的にはノープロブレム。スタッドレス付きの純正ホイルも付けてくれたので、雪の日も安心♪ いや、車高低いから走れないか。(笑)
車のデザインは好みの問題ですが、私はとても気に入ってます。乗って帰ったその日に家内から、「好きそうな形だね。かっこいいぢゃん(車が)。」との評価がありました。実は新型として登場した時、結構欲しかった車の一つです。(笑)
見た目はそれほど大きく見えませんが、スペック見ると全長4400mmで全幅1720mm。マイカーとしては過去最大です。驚いたのはホイルベース。スペック見ると2700mm近く(2670mm)あり、スタリオンより200mm以上長い。(笑) トレッドも1495/1485と、スタリオンより約100mmも広がってます。そして車重は1370kg。デビュー当時、その重さ故にトラック並に路面が傷むとか、戦車の部品使っていると言われたスタリオンでさえ1240kg程なのに、それより130kgも重い...。(^_^.) ま、安全基準の問題があるし、設計されたのは今から20年近く前だから、重量にそれ程気を使ってなくても仕方無いか。なにせ、奥田トヨタの時代だし...。
車高はぱっと見で110mm位。前向き駐車するときに、バンパと輪留めが当たりそうなので、結構気を付けてます。立体駐車場では、かすかにバンパが擦れました。(T_T) 下のぞくと、マフラーがサイドシルより下がっているので、段差は特に注意が必要そうです。
リアは丸テールが二つ付いており、スカイラインをちょっとだけ連想します。グリルはメッシュ状で、文句無くかっこいい~。ヘッドランプは片側の曇りが進行していたので、コーティング出したついでに磨いてもらいました。
ボンネットは、かなり重いです。何で? っていう位重いです。しかも、支え棒がボンネット側についてます。エンジンルームで目に付くのが、バッテリの配置。何と左後方に収まってます。重量バランスを考慮したのでしょう。十数Kgの重量物がオーバハング部に無いのは、結構効果高いはず。別グレードに1Gがあるので、4気筒の3Sはエンジン前方にも結構隙間があります。そこから見えるスタビの太さには、驚きました。
3Sのヘッドには「BEAMS」の文字が。あれ? トヨタって「LASRE」じゃなかったけ。変わったのかな。あと、遠慮がちに「YAMAHA」のロゴもあります。2000GT以来、トヨタのDOHCはヤマハ製ですから、もっと大きくバーンッと表示すればいいのに。そういや、車全体どこを見ても、楕円を三つ重ねた様な妙なマークが無いのは高ポイントです。CIが大企業で流行った時に導入されたマークですが、初めて見た時は眩暈がしました。マジで...。
エキマニは、鋳物でなくステンのタコ足。この3S、ヤマハは本気でチューンしたんだなぁ。そして、これを純正採用したトヨタも、少しだけ見直しました。コスト最優先のトヨタと思えん。(笑)
エンジンは極力後ろにマウントする様に努力した跡はありますが、物理的にフロントミッドは不可能...。それでも、エンジン中心がアクスル中心より60mm近く後方なのは立派です。燃料タンクも、当然リアアクスルの前方です。こういう部分は後から変更の効かないので、車の素性として大切。
ブレーキは、アリストと同サイズのキャリパらしい。トヨタGJ!
ヘッドライトは、当時は比較的珍しい?4灯式。外側がローで内側がハイとなります。ローはかなり暗くて実用下限ですが、バルブ交換して解決しました。ハイは4灯同時点灯なので、かなり明るく快適です。対向車や人がいないときは、ハイビームお勧めです。バルブ形式はHB4。何故H4よりコストアップとなる、こんな形式が出来たのだろうと思ったのですが、自分でバルブ交換して納得しました。隙間の無いエンジンルームは、これでないと成立しません。(^_^.).
空力も配慮されており、アンダーカバーの他に、タイヤ前にフェアリングが装備されています。今では当たり前ですが、当時としては結構先進的装備なはず。Cd値は驚きの0.3。当時でこの数値は凄い!でもセダンだから、クーペと比較するとCaは大きいかな。
色々書きましたが、2LのFRスポーティセダンという、あらゆる面で中庸かつオールマイティなパッケージングに、とても魅力を感じています。おっさんが乗っても違和感無いのもいい♪(笑)
●内装
まず時計の様なデザインのメータが目を惹きます。機能はタコ、速度、燃料、水温、油圧、電圧の計6種類ですが、油圧計はレスポンス悪いので目安程度。電圧も、まぁ目安でしょう。夜間の照明は赤となります。個人的には、目に優しい緑か普通に白が良いのですが、想定ライバルはバイエルンなあの車でしょうから、仕方ないのか?
価格を考えると、メータ照明のレオスタットは常装と思っていたのですが、どこにも見当たりません。照度自体はやや暗めで私好みなのですが、人によっては不満が出るかも?
致命的な問題は、中央の巨大なメータが速度計で、左の小さくて見難いのがタコって事...。なんじゃこりゃ? どう考えても、中央がタコでしょ? このレイアウトを決定した担当者には、切腹を申し付けます。顔が見たいわ。アルテッツァの内装で唯一かつ最大のマイナスが、このレイアウトです。タコが小さくて見難いので、超絶不便です。
このレイアウトを決めた担当者、RS200買うユーザがこれを喜ぶと思ったんだろうか? 迷惑なので、仕事変えた方がいいと思います。マジで。さすたに、この間抜けさに誰かが気付いたのか、後期は中央がタコになってるらしいので(当たり前!)、いずれ交換予定。今はオークションでも高いから、数年後に安くなってからね。(笑)
オーディオはCDとカセット。CDはなんと6枚入ります。音も意外にいい♪ とは言え、私は音にこだわり無いので、耳の肥えた人がどう感じるかは分かりませんが。
シートは固めで、ホールドも悪くありません。すわり心地もGOOD♪ 調整機構は、前後スライドとリクライニングは当然として、座面調整機構が二種類あるのが意外。しかしランバーサポートやサイドの調整無いのは、やや中途半端。
室内は想像以上に広く、後席の足元も相当余裕があります。これならば、家族4人で二泊三日程度の旅行に出かけても、困る事は無いでしょう。大人四人乗っても、苦にならない広さです。
ステアリングはもちろんチルト付き。本革巻きで、手触りも悪くありません。シフトノブはアルミ削り出し丸型ですが、個人的にはレザーが良かったなぁ。は暑い日は、熱いです。(^_^.)
サイドブレーキは助手席側となり、やや遠く感じますが、実用上の問題は無いでしょう。ただし、カップホルダーがシフトレバー直後にあり、ペットボトル置くとシフト操作の邪魔になります。MT車なので、ここは使えんな。(^_^.)
コラムSWは節度感が弱く、車線変更時にウィンカーを点滅させる際、タッチが分かり難い気がします。カチッと入ってしまう事が何度もありました。ウィンカー作動音も小さく、走行中は聞こえません。ウィンカーやハザードの出し忘れ/戻し忘れの可能性があり、少々困ってます。これが正常なのか気になるところ...。
ペダルは銀色で、一見後付ペダルっぽい感じ。これ自体は悪くないのですが、個人的趣味で後付ペダルをアクセルに付けました。フットレストは、やや小さくて実用下限です。
インパネ中央には物を置くスペースがあり、これが結構便利♪ ドアポケットはもちろん、シート裏にもポケットがあり、センターコンソールにも小物入れがあります。グローブボックスはやや小さめですが、当時のセダンとしては収納は充実してる方かと。
空調はオートエアコン装備ですが、基本的にマニュアルモードで使ってます。室外温度表示と時計も付属します。パネルの操作性も悪くありませんが、温度調整や風量のクリック感はもう少し強い方が良かったか。風量は4段切り替えですが、これは少々不満です。せめて6段は欲しい。なお動作自体は、今のところ問題ありません。
純正フロアマットは裏にスパイクがあり、滑り難くて実用的です。しかも運転席側は固定付き。後席マットも、中央部と足元部がマジックテープで連結される構造になっており、ズレ対策は万全。この気配りには感動すら覚えます。
トランクルームは十分広く、バブル期の名残かスキーが積めるトランクスルーも付いてます。RC飛行機積むときも役立ちそう。(笑) トランク床下はテンパータイヤと工具が収まり、周辺に隙間も結構あります。ここには三角板やブースタケーブル、その他モロモロの非常用品を置けそう。特筆すべきは、何とトランクがキーレス♪ これは便利です。前オーナがGTウィングを付けていたのか、穴が4つほど開いており、これは黒のテープで塞いでます。(^_^.)
内装についても、個人的にはメータ以外に不満はありません。豪華感もスペシャル感も無いですが、黒を基調に鈍いシルバーが加わり、落ち着いた良い雰囲気で気に入ってます。
という事で、次回は渾身?のメカニズム&一般走行編でも。
Posted at 2013/07/01 01:21:14 | |
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