先月中旬に開催された、「ドキッ! アルテッツァだらけの大運動会in本庄」ですが、当日アルテッツァ1番時計を叩き出したyh2818さんからログデータを頂く事が出来ました。
公開OKとの事でしたので、当日の最速アルテッツァと、我がファミリー向けアオテッツァ君のログ比較を行ってみたいと思います。自分の駄目さが白日の下に晒されてしまふという、いわゆるマゾプレイです。(笑)
さて、タイム比較と言っても実は結構難しく、同じ時に走ったデータ以外では、気温や気圧、湿度、路面やタイヤ状況等々様々な要素が違うので、どこまで信憑性があるか微妙だったりするんですよねぇ。
更にロガーはGPSなので、その日の衛星位置や電波受信状況によって誤差が大きくなる事もあるため、比較自体が無意味となる事もあります。愛知だと、オートランド作手は周辺を山に囲まれているため、電波状況悪い事多いです。(^^;
がしかし、本庄は周辺が開けており電波状況はオッケー♪ 比較データも同じ日同じ枠ですから、これまたオッケー♪ 念のためログのタイムと公式タイムを比較しても、ほとんど誤差が無いという好条件でした♪
例
yh2818さん
1stベスト
公式:48.708
ログ:48.708
A太郎
1stベスト
公式:48.963
ログ:48.969
これならば、私の分析内容はともかく、データ自体の信憑性は比較的高いと思われます。
ただ、yh2818さんの2ndベストは3ヒート目で出ているのですが、これは公式と誤差が大きいので、除外して考えました。
yh2818さん
2ndベスト
公式:48.752
ログ:48.186
以下、走行比較(分析)です。一言で言うと、yh2818さん速いって事になります。(笑)
仕様はタイムに影響するため、yhさん号とアオテッツァ君の仕様も大公開~♪
●日時:16年10月15日
場所:本庄サーキット(プロアイズ走行会)
気温:1ヒート目時点で19度位、4ヒート目時点で26度位
●車両仕様
★yh2818号
・アルテッツァRS
・Fタイヤ:ディレッツァZII★ 225/45-17
・Rタイヤ:ネオバAD08R 245/40-17
・車高調 :TEIN FLEX-Z
・バネ :F18kg(アシスト6kg/mm) R16kg(アシスト6kg/mm)
・スタビ :ノーマル
・LSD :クスコTYPE-RS
・エンジン
→吸気:ボルケーノ ラムエアチャンバー
→排気:フジツボマニ+自作マフラー
→ECU:ノーマル+F-conIS
・軽量化:高瀬スタウトFRPボンネット
・ファイナル:4.556
・その他:
★アオテッツァ号
・アルテッツァRS
・Fタイヤフェデラル595RS-RR 215/45-17
・Rタイヤフェデラル595RS-RR 215/45-17
・車高調 :IBIS(エナペタル)
・バネ :F12kg R8kg(エナペタル)
・スタビ :ノーマル
・LSD :ノーマル(トルセン)
・エンジン
→吸気:ノーマル
→排気:HKSレーシングヘッダー+APEXマフラー
→本体:ノーマル
→ECU:TECII
・軽量化:特に無し
・ファイナル:4.3(l後期)
・その他:TRDクイックシフト
まず両者での大きな違いは、タイヤサイズと機械式LSDの有無、そしてファイナルです。
アオテッツァ君はファミリーカという制約があるので、タイヤサイズ純正、LSDも純正、ファイナルは4.3にしていますが、yh2818さん号は男前に、スパッと走り仕様となっています。いいなぁ~。
さてログ分析ですが、私自身の分析能力が無く、細かいところまで見ていくとキリがないので、yhさんのベストタイムを基準として、私の走りとの違いやタイム差発生原因を考える方向で進めてみたいと思います。
※「講師」が、yh2818さんの当日ベストです。LAP+の機能で、
講師に設定したタイムを基準に色々比較出来るのです。
まず、偶然出たと思われる私のベストと比較してみました。
yh2818さんが以前指摘された通り、確かに私の方がボトム速度高いです。が、ボトム速度はライン取りでどうにでも変わってしまうものであり、コーナで頑張ってボトムキープするか、コーナで無理せずに加速で稼ぐかは、車両特性やドライバによっても変わってくると思うので、この速度だけで比較は出来ません。
4.556ファイナルをの立上りトルクを活かすという考え方ならば、ボトム捨てて立上り重視ラインというのは、ありだと思います。
と言いつつ、yh2818さんのボトム速度は決して遅くありません。後述しますが、私の2ndベストは、yhさんとボトムと大差無いです。(笑)
という事で、視点をボトム速度比較からタイム差に移してみます。
※コース図、速度差の次のグラフが、タイム差を表します。下側が、
講師より速い場合、上側に行くほど遅くなります。つまりこの
グラフを見ると、どこがyh2818より速く、どこが遅いのかが一目瞭然
という、マゾプレイ専用機能です。(笑)
まず2セクタ目(第一ヘアピン)に、大きな山が出来ています。速度グラフと合わせて見ると動きが分かりますが、第一ヘアピンの進入はyhさんの方が0.3秒ほど速い状態です。しかしクリップ過ぎての立上りで私が逆転し、第二ヘアピン(ダンロップコーナ)のブレーキング時点ではタイム差が無くなっています。
おそらくここは進入を多少楽にして立上り重視にすると、yh2818さんは更なるタイムアップが期待出来ると思います。あ、でも差が開いちゃうから、しなくていいです。(笑)
続く3セクタ目の第二ヘアピン(ダンロップ)ですが、ここは両者のラインが大きく違い、面白いポイントです。(笑)
結論から言うと、正解はyhさんのラインです。
進入からクリップに付くまでに、私はなんと0.4秒も引き離されています。orz
立上りで何とか0.2秒ほど挽回していますが、全然届きません。(^^;
これはつまり、私のラインには大幅に改善の余地がある事を表しています。ちと大回り過ぎた様なので、次はもう少しミドル寄りから進入します。(笑)
この辺りの速度を比較すると、グラフ2セクタ目である第一ヘアピンのボトムは私の方が4km/h程速いのに、その後のバックストレートのトップスピードでは1.6km/h程遅いので、yhさん号の立上り加速は相当良いと思われます。
4セクタ目も、進入はyhさんの方が0.15秒程速く、アドバンテージがあります。この時点で私は約0.3秒のビハインドとなり、その後しばし均衡状態となりますが、5セクタ目の中間でまた0.1秒突き放されます。
ここでyh2818さんが凄いのは、最大鬼門であるシケイン出口でアクセル踏まれている事です。3rdベスト確認してもちゃんと踏まれていたので、偶然ではありません。ヘタレな私は安全第一のパーシャルで通過してますので(笑)、この辺りがyh2818さんの速さの秘密の一つかも知れません。
結局ここまでで0.4秒yh2818さんの方が速いタイムです。
シケイン出口からは私が多少挽回するものの、結果は届かず約0.26秒程yh2818さん優勢のまま、計測ライン通過となりました。
yhさんの走りをざっくり俯瞰すると、進入が速い事とシケイン出口でもアクセル踏んでるのが特徴ですね。加速Gグラフを見ると、加速でもアドバンテージがあります。
お見事な走りでした♪
さて、私のベストは半ば偶然出たようなタイムの可能性が高いので(笑)、比較的現実的であろう4枠目に出た2ndベストとも比較してみました。
まず速度グラフ見てみると...。、
ボトムは若干私の方が速いですが、大きな差ではありません。yh2818さんの2セクタ後半の加速が少し鈍っていますが、これは4.556ファイナルのせいで4速に入るためです。
もっとも特徴的なのは、第5セクタですね。私と比較して、シケインの速度が圧倒的に速いです。もうね、比較になりません。orz
続いて速度差グラフを見てみると....
私も多少は慣れてきたのか、2セクタ(第一ヘアピン)や3セクタ(第二ヘアピン)進入におけるタイムロスが減っています♪ やれば出来る子なんです。(笑)
その結果、3セクタまでは結果的にyhさんとほとんどタイム差がありません♪ おぉ~、すごいぞアオテッツァ君!(笑)
しかし幻想はここまで...。この後は無慈悲な現実が待ち構えています。orz
4セクタ目からズルズルと差が開き始め、6セクタで僅かに挽回するも、結果的に0.5秒もの大幅ビハインドとなっています。orz
ログ比較して分かったのは、yh2818さんが速い事と、私の本庄攻略のカギは4セクタ以降(公式タイムの区分だと3セクタ)にある事が、はっきり分かりました。(^^;
でも、3セクタは頑張り過ぎると土手直行プレイになるから、ビビリな私にはハードル高い(縁石も高い)んですよねぇ。