何故かアッパーアームが青くなったので(笑)、適正キャンバ値が気になるお年頃となりました。
車高調作って頂いたお店の方から、キャンバ適正角度はタイヤ外側と内側の温度差がほぼ同じか、内側が少々高目になる位と教えて頂いたので、素直にそれを基準とします。
という事で、足回り交換して最初にやったのが
タイヤ温度測定。(笑) 場所はオートランド作手とモータランド三河です。その時の記録がこれ。

※内/外で温度高い方がピンク。同じ時は両方緑。
この時のキャンバ角度は左右-1.5度という認識だったのですが、先般の再測定の結果、おそらく左は-1.5度、右は-1.2度だったと思われます。
で、その時の結果を俯瞰してみると...。
●前輪/後輪の関係
・内側と外側の温度差はあるもの、前後での最高温度は同じ位。
・意外に後輪内側の温度が高く、四輪で一番高い事が多い。
●左側/右側の関係
・左は前輪の温度が高く、右は後輪の温度が高い。
・右の外側はかなり温度が低い
●内側/外側の関係
・左は前後共に内側/外側の温度差は少な目
・右は前後共に内側/外側の温度差が大きい
といった感じでしょうか。もう少し細かく見ると、
・左前輪は外側の温度が若干高目(内側に対して+2度~+3度)
・左後輪は内側の温度が若干高目(外側に対して+2度~+3度)
です。
当初の予想では、左前輪外側が他と比べてかなり高温になると思ってましたが、意外にも右後輪内側の温度が一番高い時もあります。
左前輪外側は大抵温度高目なので、キャンバは不足気味かも。左後輪は内側がやや高目ですが、直線だと内側が接地が強いはずですし、駆動掛けるので多少発熱するのは当然ですから、適正と思われます。(多分...)
右側は内/外の温度差が10度前後あるので、これだけ見るとキャンバ過大ですが、右回りコースの場合タイヤにかかる負担は左がメインですから、目をつぶりましょう。(^^;
結果として、
左前:キャンバ不足
左後:適正
右前:適正
→温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)
右後:適正
→温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)
といったところでしょうか。
続いて、先般アッパアームが青くなった勢いで、Fキャンバを2度にしてみた結果です。
全般に温度低いのは季節が違うためです。

※内/外で温度高い方がピンク。同じ時は両方緑。
●前輪/後輪の関係
・前半の最高温度は明らかに前輪が高いが、後半は後輪が高目。
→途中で少し走り方を変えたからかも?
・右後輪内側の温度が高目な傾向は同じ
●左側/右側の関係
・左は前輪の温度が高く、右は後輪の温度が高い。(変化無し)
・右の外側はかなり温度が低い(変化無し)
●内側/外側の関係
・左は若干内側の温度が上がって来た。
・右は前後共に内側/外側の温度差が大きい
といったところです。もう少し細かく見ると、
・左前後輪とも、内外の温度が同じか、内側が若干高目(外側に対して+1度~+2度)
です。
結果として、
左前:適正
左後:適正
右前:適正
→温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)
右後:適正
→温度はキャンバ過多だが、コースレイアウト上止む無し)
ってな感じでしょうか...。
現状のキャンバ角-2度は、通常走行で内べり問題が出なければ案外悪く無さそうです。右側は内と外で10度前後の温度差ありますが、右回りコースなら左を基準に考えるべきでしょう。よって温度差は不問とします。
と、何となく自分なりに結論っぽくしてみたのですが(笑)、知見が圧倒的に不足しているので、正直なところよく分かりません。(^^;
ただ、駆動方式や走り方のスタイルで、タイヤ温度分布はかなり違うんだろうなという事は想像できます。
となると、FRにおける理想の温度分布がどうなるか気になるので、ちと考えてみました。
FRの美点の一つは、駆動輪と操舵輪を分けて、タイヤ負担を軽減出来る事にあります。となれば、前後輪の温度差は少ないはず。とは言え同じとは思えません。パワーがあれば後輪、無ければ前輪が高目になる気がします。
アオテッツァ君はハイパワーとは言えないですし、同クラスと比較して百数十kg程車重も重いので、どちらかと言うと、ややフロントの温度が上がり気味になりそうな予感。
前回、今回のタイヤ温度分布を見ると、走り方でも前後の温度バランスは変わりそうですから、出来るだけ前後温度差が出ないか、やや後ろ側の温度が上がる様に走れば、少しはR1Rを上手く使える様になるかも...。
なお、今までの計測はRCで使っていた非接触の赤外線温度計を使っていますが、測定場所は目分量でやっているので、今一つ正確さに欠ける気も...。次に気が向いたら、熱電対で直接測定してみようと思います。
Posted at 2017/03/26 22:47:27 | |
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