
先日、家人の
アルト代替として
中古で購入したソニカが納車、と言うか引き取って来ました。(笑)
平成18年12月後半登録の走行27260Kmです。購入前に確認して知ってはいるのですが、
エンジンオイルがずっと無交換だったらしく、相当スラッヂが酷い状態...(別途日記ネタ予定)。
納車前に一度フラッシングしてもらいましたが、
それでもまだかなり汚いです。
納車時の確認で、当初装着を確認していた前後のポテンザ030(純正)が、何故かフロントだけBSの
スニーカ(廉価版タイヤ)に変わってます。(^_^.) 理由を聞いてみると、タイヤに亀裂が入っていて車検に通らず、交換したとの事....。その他は、事前確認通りで問題無し。支払いを済ませ、メインキーとカードキーを受け取り、
カピバラさんは我が家の一員となりました。末永く、いつまでも元気に走って欲しいものです。オイル交換されていなかったエンジンに、かなり不安がありますが....。(^_^.) 果たして5年後、10年後どうなることやら....。
という事で備忘録も兼ねた、ファーストインプレッションです。まずは安全祈願の御祓いに行き、その後高速と一般道、街中を含めて、
昼から夜にかけて200Kmほど走りました。エコ贔屓無く感じたまま、良い点はもちろん気になる点もしっかり書きたいと思います。タイヤが2本プアなのが気になりますが、来月辺りには峠で動力性能とハンドリングを軽くチェック、早ければ年内にもこのままミニサーキットに連れ出す予定。昭和50年代のフルノーマル車で出した記録を破れるか?(笑) つか、家人の軽でそんなことしていいのか?(爆)
#実際の話、ソニカだとちょっと遊んでみようという気になります。(^^ゞ
●概要編
中古ですから外装に若干の小傷はありますが、概ね良好です。内装は黒を基調としたシック&スポーティなデザインで、かなりお気に入り♪ 3年落ち程度ですから、目立つヤレや破損等もありません。前席は無論の事、後席も相当広く、車内も静かです。もっとも、今まで13年落ちのアルトでしたから、進化の度合いは
猿が人間になった位違いますが。(笑)
荷物搭載量を除き、
あらゆる面で小型車と十分勝負出来るレベルだと思いますが、あくまで軽という前提で書いてます。
外観全体の印象は、
少し潰した(低くした)ミラです。(笑) 正直言って、中年ヲヤヂにはミラと区別が付きません。低いと言われる全高ですが、前車がアルトだった事もあってそれ程低いとは感じません。本当の愛車に至ってはソニカより150mm以上低いですし、今乗ってる普通車のルキノS-RVでさえソニカより若干低いのですから、車体サイズ考えるとむしろ全高は高く感じます。つーか、他の軽が無駄に高過ぎ。 ただし、最低地上高は結構低いかも? スペック見ると130mmですから、
市販ノーマル状態では最シャコタン級だと思います。
さて、一説によるとシートは
セルシオのサイズダウン版らしいですが、少々眉唾です。単なる慣れの問題かも知れませんが、特別秀でているという感じはしません。デミオのシートもこんな感じでした。ベンチシートを謳っているので当たり前ですが、
ホールド性も今ひとつ。座面も少々高過ぎる気がします。調整幅もピッチが大きく、せめてシートバックの角度はもう少し細かくセット出来る様にして欲しかった...。しばらく乗れば慣れると思いますが、数少ない気になる点の一つです。
前席中央に、小物入れ兼折り畳み式肘掛がありますが、これを使うとシートベルトの脱着が少々やり難いため、普段は上げて使う事になりそう。(^_^.)
走ってまず感じるのは、
室内の静かさです。街中でも高速でも実に快適♪ 窓開けてる時に、信号待ちで隣にうるさいトラックが来ても、窓閉めればほとんど気になりません。
驚異的な防音性能に驚きました。とても軽と思えません。
日中はかなり暑かったので、エアコンも使ってみたのですが、昔の軽と違って実に良く効きます。ただし、停車中は
コンデンサファンの動作音が相当気になります。車が静かだと、普段は気にならない音まで気になってしまうのです。(笑) 究極静かな車の代表であるMiEVなど、外の音が相当気になるという事で、防音がアイより強化されているそうです。(^_^.)
ステアリングは一般的なウレタン製で、アイの様に本皮でないのが残念ですが、グリップは十分太く、特に悪い印象はありません。電動パワステは、普通に街中走る分には不自然な感じも無く、軽くて快適です。ただし、ステアリングから伝わる路面の感じ(ステアリングインフォメーション)は、やや希薄な気がしました。出来の良い(反力のある)、レースゲームの様な感じです。以前日記ネタにしたFDなんて、手でタイヤ直接動かしてる様な感じだったんだけどなぁ....。もっとも、こういうフィーリング評価は、慣れてきたら変わるかも知れません。(笑)
自光式メータパネルは、カッチョ良くてお気に入りです。日差しが右後方から差し込む様な時は若干見難い時もありますが、光度は十分なので見えない事はありません。距離計の他にトリップメータがA/Bの2つ、平均燃費と瞬間燃費、外気温の切り替えも出来ます。噂では、前期型だと2Km/L程度の誤差があるとの事。次回給油時にチェック予定です。⇒
2.5Kmの誤差ありました。(表示:20.4Km/K、実測:17.9Km/L)
ペダルに関しては、ヒール&トゥやる事も無いので、特に気になる事はありません。ただしフットレストはイマイチ。ケチらずに、もう少し高さのあるものを付けて欲しいですね。現状では、あっても無くても一緒です。(^_^.)
さて、この車の真価は、天井が高くて車内が広く「感じる」とか、荷室が大きくて荷物が沢山積めるとか、小物入れが一杯あって便利とか、そういう事ではありません。
走りそのものに真価がある気がします。と言っても、峠やサーキット攻めるという意味では無く、普通に走った時の
快適性や運転し易さですが。(^^ゞ
まず発進。Dレンジで軽くアクセル踏むとスルスルと車速が上がり、およそ20Km/h程でロックアップ。
40Km/h辺りまではあっという間です。体感的には、1500ccのルキノS-RVより速く感じます。発進した直後の瞬間燃費表示は2Km/Lとかですが(笑)、回転数は2000rpm程度をキープし、速度が上がるに連れて燃費も良くなります。60Km/h程度までは、
上限回転2000rpmで全然オッケー。(^^)v
車内はずっと静かです。よく言われるようにリュリュリュリュっといった感じの、
CVTベルト駆動音は若干聞こえますが、普通に走っている分にはほとんど気にならないでしょう。因みに私は、旧車乗りの習性で走行中はオーディオ類を一切聞きません。何か音楽流してたら、気付かないレベルの音です。
エンジンは十分にパワフルです。無論、背中を蹴飛ばされる様な加速力は無いですが、必
要かつ十分なパワーがあり、家族4人で乗っても実用上の不満は感じません。坂でもちょっとした加速が必要な時でも、十分に応えてくれます。高速合流も苦にならず、Sレンジにしてアクセル床まで踏めば、すぐ100Km/hに到達します。それ以上の速度域でも、おそらくリミッタが効くまで伸びの鈍りは感じないでしょう。(笑) Dレンジにすれば回転数は100Km/hで3000rpm程度になり、
車内は十二分に静かです。因みにアルト(3速AT)だと、この速度ではエンジンは相当な高回転となり、助手席との会話も声を大きくする必要があります。(^_^.)
足回りは結構固めで、ソフト設定なサスの車に乗っている人には、ゴツゴツという突上げ感を感じるかも知れません。扁平率55の15インチタイヤも関係してそうです。ロールは、普通に走る分には十分に抑制されていますので、ある程度攻めるとどういう顔を出すのか、ちょっと楽しみです。個人的には、適度にロールが必要だと思ってます。
減速は、アクセル離すと
ATより比較的強くエンジンブレーキが利いて、緩やかに車速が落ちます。瞬間燃費計は99.9Km/Lと表示されるので、きっちり
燃料カットしている様子。20Km/h以下になるとロックアップが外れ、燃料吹く様です。Sレンジにすると少しエンジンブレーキが強くなり、Bにすると1速固定という感じで強力に効きます。(^_^.) 普段、まず使う事無いでしょう。
ブレーキは、ABSの動作チェックはしたものの、まだフィーリングをきっちり試していませんので割愛します。普通に走る分には、何も問題無しです。
ソニカの特徴の一つであるスマートキー。
実に快適です♪ カードキーをポケットに入れておくと、車に近づけばロック解除され、キーに一切触る事なくエンジンスタート出来ます♪ まるで車が、私を待っているみたいで、実に愛い奴です。(笑) 降車時も、エンジン停止すると室内灯が点灯し、ドア閉めて車を離れると自動的にロックされ室内灯が消えます。これも実に可愛い動作です♪
欠点として、カギ持ったまま車の周囲にいるとロックとロック解除が繰り返される事がありますが、そんな時は窓開けて(万一のロック対策)、カードキーをシートに置いてます。キーのボタン操作で、普通のキーレス同様の操作に即変更出来ますが、面倒なのでやってません。(笑)
後部の荷室ですが、正直言って
かなり小さめです。人によって基準は違うと思いますが、あまり細かい事言わない私から見ても、ギリギリ実用最小限という感じ...。でも、エッセよりは多少ましです。荷室の下にはジャッキや工具があり、そのスペースに三角停止板も置けるようになってます。ブースターケーブルも、3.5mの50A程度なら横の穴に収納出来そうですが、80Aだとスペアタイヤの奥辺りに入れると良いでしょう。我が家はそうしてます。
以上、今回は概要編でした。気が向いたら、次回は個別に細かい事を書いてみたいと思います。