
購入直後から目論んでいたのですが、色々あって延び延びになっていたサーキット走行。2週間ほど前ですが、やっと作手に行ってきました♪
せめて油温/油圧計装着してから行きたかったのですが、仕事が休業日だった事と、出来るだけ車に優しい(寒い)時期を逃したくなかったので、仕方ありません。
我が家のカピちゃんは、
家人専用お買い物車なので、現時点でフルノーマル。何も足さず、何も引かず、タイヤとR-VIT以外は生まれたままの状態です。今後、補強系パーツやタイヤ交換は考えていますが、足やエンジン等を触る予定はありません。
現状で純正と違うのは、フロントタイヤ(BSスニーカ)のみ。リアはそろそろ溝のヤバイRE030(純正)で、BSのローエンドとハイエンド銘柄の組合せという状態です。前後がアンバランスなせいか、以前峠を流した時は、全然爽快なハンドリングではありませんでした。(^_^.) まぁ購入時点からなので、止むを得ません。
正直言って、スニーカでサーキット走行は避けたかったのですが、タイヤ交換予算が無い事と、ある意味これはこれで面白い実験になりそうなので、敢えてそのままチャレンジしてみました。今にして思えば、前後ローテだけは事前にやっておくべきでしたが、後の祭りです。
さて今回の目的は、
・カピちゃんの基本的な走行フィーリングチェック(CVT含む)
⇒のっぺりシートや水温、CVTの変速、ブレーキ等々、違和感無く走れるか少々心配。
・F側スニーカ/R側030というミスマッチなタイヤ組合せはどうなのか?
⇒サーキット走行に耐えられるのか?
・前後でタイヤ入れ替えてのフィーリング変化チェック
⇒これで走りが変わったら、何とか理由付けてタイヤ交換(笑)
・スペーサ(5mm)入れて変化はあるか?
⇒多少でも変化があればめっけもん♪
です。果たして、ソニカはどんな走りを披露してくれるのか?
愛車冬眠以来、久しぶりにALTへお伺いしたのですが、何とスタッフの方はちゃんと覚えていてくれました。ちょっと嬉しかったです。(^^ゞ 少し世間話をして、さっそく手続き&コースイン。もちろん、軽量化のためにスペアタイヤや工具類は全て降ろします。
平日にも関わらず、同時走行車両が4台程あったので、事前にご挨拶してから、二周ほど慣熟走行。その後シフトをBレンジに入れ、
いざアクセルオン! オン? あれ? 床まで踏んでるよね? 回転数は7000rpmまで上がってるよね? でも....。
加速しねぇぇぇぇっ! 遅いっ! 遅過ぎる! (^_^.)
軽ですから仕方ありませんが、とにかくパワーがありません。ハンドル握ってゆすりたくなる位、加速が鈍いっす。でも900Kg前後の実車重に64馬力のエンジンですから、あまり無理を言ってもいけません。パワーウェイトレシオ14Kg/ps前後って事を考えれば、十二分な加速力です。
まず全体の走行フィーリングですが、
よく言えばマイルド、
悪く言えばピンボケって感じです。固定焦点カメラ的とでも言うのか、悪くは無いのですが、良くもありません。操作に対してリニアに追従しないと言うか、緩いと言うか、懐が広いというか....。ボキャブラリが貧弱なので上手く表現出来ませんが、カチっとした感じがありません。
しかしこれは、Fタイヤ(スニーカ)が多分に影響している気もします。タイヤ剛性が低いせいか、コーナでトレッド面を有効に使えません。速度が一番乗る1コーナでは、
グリップ感がすっぽ抜けてタイヤバリアまでズルズルとドリフトアウトしそうになります。進入速度は80Km/h中盤程度なので、ノーブレーキで入りたいとこですが、その不安定な挙動に
ビビリミッターが毎回全力作動。(笑) 私程度のウデでは、とても出来ません。(^_^.)
あまりに変な感じなので、後でタイヤチェックしたら、サイドウォールの文字が半分消えてました。(^_^.) 55扁平のくせに、一体どんな変形してんぢゃ? そりゃズルズルいくはずです...。元々スニーカは、こんな走りを想定しないでしょうし、燃費や乗り心地、コストを優先してると思われるので、止む得ないとこでしょう。でも、どうにもならない程酷くも無かったし、この状態でもコントロール可能な範囲でしたから、
価格を考えれば大健闘とも言えます。
良く言われる
ロールに関しては、ほとんど気になりませんでした。一般道走行がメインであり、普通のオバちゃんも購入層として想定せざるを得ない軽としては、むしろ意外な程にハード設定で、ロールもよく抑えられていると思いま。3年落ちの中古ですが、左ブラインドから急激に登って右ヘアピン(トップターン)になる切り返しでも不安は無く、
極めて優秀です。
ブレーキですが....。これはよく分かりません。(^_^.) というのも、車速が遅いので、ほとんどブレーキを使わないのです。1コーナで一瞬軽く、トップターンの下りで一瞬、最終コーナで少々使う程度。ラインを色々試している時は、トップターン手前で軽く使う時もありましたが、どこもブレーキ性能が試されるほどではありません。走行後も、
普通にホイール触れます。(笑)
CVTは
Bレンジにしておけば、結構良い仕事します。アクセルオンでは即5000rpm以上に跳ね上がり、アクセルオフでも3500rpm~4000rpm程度をキープします。ただ、ストレート全開加速時は、CVTの制御が気になりました。果たしてこれが、ソニカの全力加速なのかなと...。全開加速時、エンジン回転数は約7000rpm一定のまま、CVTがギヤ比を無段階に変速して加速します。つまり、その変速タイミングで加速力が大幅に変わってしまうのです。果たしてソニカの制御は、エンジンの最大パフォーマンスを引き出す様になっているのかどうか...。こればかりはダイハツを信用するしか無いですが、感覚的にはもう少し加速力がアップしそうな気がします。エンジンのチューニングROMなんて要らないから、誰かこの辺りの
ROMを開発してくれないですかねぇ。(笑) あるいは自分で設定出来る様なものがあれば、是非欲しいものです。
シートのホールド性は....。まぁあの通りですが、何とか我慢出来る範囲です。峠を流した時は、Aピラーが丁度視線の先に来て邪魔な時もあったのですが、サーキットではほとんど感じませんでした。水温は103度、
吸気温は98度まで上昇。外気導入開口のある他車と比較していないので、はっきりとは言えませんが、開口の無いソニカはインタークーラの効果が低い気がします。真夏は一体どうなる事やら...。気になる油温は、いずれ油温計を設置してから...。
そんなこんなで、肩慣らしの一本目は終了。当初の懸念通り、Fタイヤにスニーカは少々辛い事が判明したので、前後ローテ作業を行います。軽のタイヤは軽くて楽ちんですが、4本入れ替えるとそれなりに疲れます。
作業終了後、ボルトの締め付けチェックをしていたら....。何と
突然雪が降ってきました。それも、吹雪いてます。時々雨も混じって、路面はあっという間にウェットに....。
イカスーッ!
実はフロントに入れ替えた030、かなり溝がやばい状態で、こんなヘビーウェットで使いたくありません。(^_^.) 再び前後ローテして、新品同様のスニーカ君をフロント側にします。連続して
計8本のタイヤ入れ替えは、かなり疲れました。
フロントを030にした場合、果たしてフィーリングやタイムがどう変化するか楽しみだっただけに、
かなり残念です。この時期に雪ってのは、作手でも10年ぶり位との事。嗚呼、ついてねぇ~。
しかし天候の事ですから、文句を言っても仕方ありません。気持ちを切り替えて、素直にウェットで走ります。これはこれで、嫌いではありません。タイムはドライに比べて、約2秒後半落ちくらいです。スニーカ君、ドライで特に良い部分は無いすが、逆に
ウェットで悪い部分もありません。相変わらずファジーなフィーリングですが、全然問題無く走れます。
しかし、最初はスコーンと
1コーナで回りました。(笑) FFとは言え、水溜りが出来るほどの雨の場合は、リアタイヤも溝が大切という事を痛感。(^_^.)
軽は加速が鈍いので、普通車とは違うラインが必要な気がします。そこで、一本目に引き続き、色々なラインを試してみました。が、どう走ってもタイムに違いが出ません。(笑) 加速重視か最短距離か、どちらが良いのかまだ謎です。本来ならば、タイヤと車の性能を活かせるウデを磨くのが本筋ですが、レーサーでもタイムアタッカーでも無いので、今後も気の向くままに走ります。(笑)
突然の雨で、ソニカの初サーキットは不完全燃焼でしたが、それでも久々に楽しい1日でした。次回こそは、普通のタイヤで走ってみたいものです。
P.S
帰りは、何と自家栽培椎茸を沢山いただきました♪ 私、キノコ類好きなんです。もちろん家で美味しく食べさせて頂いたのは言うまでもありません。(^^ゞ
★写真
スニーカー君、ブロック飛び等はありませんでした。が、剛性が低いせいか、
サイドウォールまで...。(^_^.)
更にP.S(10/08/30)
とうとう家人が、Fタイヤのサイドウォールの状況に気付いてしまいました。(^_^.)