M.D A太郎のブログ一覧

　はやぶさが帰還した年に打ち上げられたあかつき、5年の雌伏を経て金星への軌道に乗りましたね。

　その前の惑星探査機であるのぞみは、火星を目前にしながら無念にも軌道投入断念した経緯があるので、本当に良かったと思います♪

　それにしても、あかつきの軌道投入成功は新聞やTVが一斉に報道しており、NHKではトップ扱いという厚遇ぶり。はやぶさ2のスイングバイも、各局でずいぶん取り上げられました。はやぶさの時とは隔世の感があります。

　宇宙開発史の中でも、アポロ13に並ぶ程の困難を克服して帰還したはやぶさ。それは、フィクションでも描けないほどの奇跡的な連続でした。帰還数ヶ月前は、ネット上で半ば祭状態になるも、世間一般の方々にはほとんど存在を知られない状態。

　帰還当日、オーストラリアからの中継を見ようとＴＶ番組を全てチェックするも、私の確認出来た範囲で放送したところはありませんでした。海外の多くの国で大きく取り上げられたにも関わらず、国内ではニュースにさえならなかったのです．．．。

　仕方ないので、ネット生中継で帰還の様子を見たのですが、大気圏突入カプセルを見守る様に光となってバラバラになる姿を見た時、思わず声を上げて泣いてしまいました。(^_^;)　いやぁ、声出して泣いたのなんて、何十年ぶりだろうか．．．。

※因みに海外では、多くの国で報道されていた様です。

　
　海外での反響でやっとその偉業に気付いたのか、翌日からは突然テレビで報道される様になり、一躍時代の寵児です。マスコミの変わり身の早さと影響力の大きさには、改めてびっくり。(笑)　

　この成功のお陰で、事業仕分けで消えかけていたはやぶさ2のミッションが承認され、ついこの前スイングバイに成功してりゅうぐうに向けて飛び立ったのは、皆様ご存知の通りです。

　はやぶさをきっかけにJAXAの存在がメジャーとなり、メディアも好意的に取り上げてくれる様になりました。私も、こんな事してました。


　宇宙開発は、目先の利益を生みません。そして、巨額の費用が掛かります。人によっては、無駄だと感じる事もあるでしょう。しかし私は、必要だと思います。別に太陽系の成り立ちを知りたいとか、宇宙の謎を解くとか、そんなお題目を唱える気はありませんが、何となく大切な事だと思います。

　因みに、のぞみ、はやぶさ、かぐや、はやぶさ2には、我がファミリー全員の名前乗ってます。(^^)v
これだけでも、宇宙開発を続ける理由として十分。(笑)




※はやぶさ帰還の少し前にニコ動で大人気だった動画。