はい、またワケ分らんこと書きだしました。えぇ、連日の日勤夜勤で疲れているんです、たぶん。
FT-86、レクサスLFA、MR-Sハイブリッド、FRホットハッチ、ヴィッツターボ……。こんだけトヨタがスポーツカーに力を入れ始めてるんだから、トヨタ製スポーツカーの中でもとびっきりのトンガリだったMR2。これが復活したっていいではないか、いやむしろ復活してくれタノムから、みたいに思ってしまったんですよ。
てなわけで、秋の夜長の妄想が始まり始まり……
~MR2の長所と短所~
まずは、MR2の長所と短所を挙げてみたいと思います。
MR2は賛否両論の多いクルマです。ならば次期“MR2”を考える時、旧モデルから長所は長所のまま伸ばし、そして短所を可能な限り潰して、ゆこうとするのは当然のことであります(キリッ
長所
・燃費が良くて大助かり♪
・維持費が安くて大助かり♪
・5ナンバーで取り回しよくて大助かり♪
短所
・どうしてエンジンが横置きなんだよ、コラ!
・前後バランスがリアヘビーなんだよ、コラ!
・重心が高いんだよ、コラ!
・左右の重量バランスが悪いんだよ、コラ!
・空力性能がなってないんだよ、コラ!
・高速域でのフロント接地感が無いんだよ、コラ!
・限界領域のコントロールがシビア過ぎるんだよ、コラ!
もう、細かい説明はナシでお願いします。
……なんかこう見ると、MR2って欠点ばっかり出て来ますね(汗) さすがはトヨタが誇る、キケンなクルマです(笑)
エクステリアとかインテリアとかは、まー個人の好みと主観ですから、ノータッチの方向で。
~どれぐらいの性能を目指すか?~
どんなクルマでもそうですが、基本的に開発費と時間を掛ければ、素晴らしい性能のマシンが出来るのは当たり前です。しかしながら、そのあたりのコストは全て当然、販売価格に影響にプラスされてくることになってしまいます……。
次期“MR2”だって同じです。幾らでもお金かければそれこそNSXや、レクサスLFAだって超えるようなマシンを作ることが出来るワケです。
しかし、MR2は安上がりであることも大きな魅力の一つです……となると、どうしても性能に関してはある程度目をつぶらなければならない所も出て来ます。そして、マシンの方向性によっても、価格や性能は変化してきます。
例えば、AWやMR-Sのようにパワーやスピードに頼らないMR2に仕上げるのか、それともSW型のように「日本一加速力のあるスポーツカー」を目指すのか……。言ってみれば、ユーノスロードスターを目指すのか、それともFD3S型RX-7を目指すのか、なワケですよ。
個人的には……個人的に求める次期“MR2”の性能とは……
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マツダ RX-7(FD3S 後期型)
・
インテグラタイプR(DC5)
未だに国産最速の2WDとして名高いこの2台に匹敵するマシン。あわよくば、価格の差異分でチューンすればこの2台を超える性能のマシンにして欲しい……です。
ま、そうなるとボディサイズやら価格云々が出て来ますけど、それは後で考えましょうや。
~ベースとなる車輛は何か!?~
初代のAW型・MR2は、AE82型のカローラ。2代目のSW型・MR2は、ST165型のセリカ。
3代目のMR-Sは……ZZT230型セリカ……と、なんかヴィッツのコンポーネンツを流用したとか聞いた気もする。
まぁ、いずれにせよ。MR2は全て既存のFF車をベースとして製作されているワケですよ。それが故に、安く小型のミッドシップを作ることが容易となるワケです。ホンダのNSXだってそうですしね。
すると、次期“MR2”も当然FFベースとなるのですが、では何の車種をベースとすべきか……?
MR2。つまり『Midship Runabout 2seeter』の造語に込められた意味とは即ち、『絶対的な速さは無くとも、軽くて小回りが利いてキビキビ走る、Fun to Driveな小型のミッドシップ』であります。
……とは言え。モータースポーツでも未だにチラホラと活躍を見せるSW20の存在を考えると、もはやAW型のようにカローラベースと言う訳にもいかんでしょうね。カローラ系のスポーツモデルであるレビン/トレノも消滅してますし……
てなわけで、スポーツ志向に振ったFF車がベースとなってはくるのですが、もはやトヨタにセリカはありません。一応海外ではサイオンブランドからサイオンtcと言うセリカの後継車種が出てますが、2.5リッターNAで180psと言うのは、さすがにちょっと……。
SWのNAでも最後は200ps出てたんですしね~。SWと同じく3S-GTEを搭載し、Ⅴ型SWを上回る260psを発揮したカルディナも、もはや存在しません……。
しかし、案ずるなかれ! 今のトヨタには、世界を席巻したマシンのFFコンポーネンツがあるではありませんか!
そう、それはインプレッサとレガシィです。
今やスバルはトヨタの子会社……。FT-86に代表されるように、スバル車のコンポーネンツや技術にトヨタの技術を組み合わせたマシンが開発されている例もあります。
レガシィもインプレッサも、元をただせばFFベースのAWDマシン。ならばインプレッサのFFモデルのコンポーネンツを流用すれば、安くて速いミッドシップを作るのも夢ではありません。(?)
よく考えたらセリカだってインプレッサと同じくFFベースのマシンであり、AWDモデルのセリカGT-FOURは、インプレッサやレガシィと同じくWRCで大活躍していたマシンですよ! MR2になり得る素地は十分過ぎるほどあるかと思われます。
というわけで。次期“MR2”のベース車は、インプレッサに大決定。
~次期“MR2”のエンジン~
「背中にはふたりを酔わせるハートがある」
こんなカッコいいキャッチコピーと共にMR2は世に登場致しました。
AWでは、気持ち良く吹け上がるテンロクの4A-Gが。SWでは、ハイパワーチューンにも十二分に耐えうる2リッターの3Sが搭載され、音楽メーカーでもあるヤマハ協力のもと、サウンドにまで拘ってエンジンが開発されました。
現行インプレッサWRXに搭載されるEJ20型エンジンは2リッターツインターボで300psオーバーを叩き出す超高性能ユニットです。ただ、これはあくまでAWDでそのパワーを使う前提とした馬力なので、2WDのMR2にはいささかオーバースペックではありますね……。
セリカGT-FOURと、MR2は、同じ馬力のエンジンを載っけてましたが、その結果、シャーシや足回りが追いつかず、いささかピーキーでシビアなミッドシップになってしまったワケです。
そしてまた、3Sは500~600馬力にも耐え得る高剛性エンジンでしたが、エンジン自体サイズ、並びに重量が非常に重く(3Sは180kg!)、それもまた、リア周りの剛性の弱さ、リアヘビー、高い重心、シビアな操作性、RRのような挙動など、SW型MR2の欠点のほとんどの原因ともなってしまったのです。
しかし、EJ20と言えば、世界でもスバルとポルシェだけが作っている水平対向エンジンです。そして水平対向エンジンの特徴と言えば、そのコンパクトさと重量バランスの良さ、そして重心の低さであります。
このエンジンを使えば、SW20で散々言われたMR2の欠点のほとんどを補えてしまうワケですよ!
まぁ、トヨタ的には水平対向エンジンの燃費と環境性能についてはかなり不満があるらしく、FT-86開発でも、水平対向エンジンに相当の開発費を投入して改良を行っているそうです。(そしてその開発費が予想外にかさんだ為、FT-86の高価格化、しいては販売中止にまで繋がりかねなくなってるそうな……)
まー。最終型のSWはターボで245ps。NAで200psでしたから、それは超えてもらわんとダメです。
ホンダのS2000の2リッターNAで250psですから、そこまで行かなくともNAで230ps。ターボなら280psぐらいは欲しいですね~!
A型エンジン搭載の初代(1代目)W型ボディ車→AW10/11。
S型エンジン搭載の2代目W型ボディ車→SW20。
ZZ型エンジン搭載の3代目W型ボディ車→ZZW30。
この法則に則ると、このEJ20エンジンを搭載する4代目“MR2”の型式名は、『
EW40型・MR2』となりますね。
水平対向エンジン独特のエンジンサウンドを響かせながら走るMR2……想像するだけでワクワク……しないですか、そうですか……orz
ま、これによって、前後左右バランスの改善、低重心化、エンジン搭載位置をさらに下げて、船体中心に出来るハズ
~次期・“MR2”のエクステリアとボディサイズ~
MR2の光景なのですから、全体的なデザインは、AW、SWのシルエットを踏襲して欲しいですね~。てか、SWをマイチェンしたぐらいでもオッケーだと思われます。しかし、いくつか考え無ければならないポイントも……
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リトラクタブルヘッドライトの廃止
残念ながら。現在の欧州での自動車基準……コックピットから視界何度以内に突起物があったらいかんとかなんとかいう法律の為に、現在、リトラは製作出来なくなってるそうな……
ミニ・スーパーカーとして登場したMR2に取って、これは痛いなぁ……。なんかリトラ化キットとかを用意して、オプションでリトラに出来るような風に出来ないかな?
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エンジンフード部の処理は?
垂直に切り立ったリアガラスと、水平なエンジンフードの2つはとても特徴的ですよね~。
ただしこのデザイン。空力的にはよく無いらしいんですよね……。エンジンフード上部で乱流が起こってリアが安定しないそうな。理想はノッチバック……NSXやFDみたいな感じですね。
AW型ではルーフスポイラーを純正で設定して、リアの空力の改善を(少しだけ)図っています。SWでは、どこかのメーカーからエンジンフード全体をすっぽり覆うパーツも出てますね~。エンジンフード上部に負圧を発生させて、エンジンルームから空気を抜くパーツとかも出てたっけな。
このエンジンフードのデザインを残すのか、それとも一新してしまうのか、これはジレンマです……。残したら残したで、色んなチューンメーカーがそれぞれ工夫を凝らしたフードを出してくれるから面白いけど、これもメーカーオプションで設定してくれんかなぁ?
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フロントボンネット部の処理は?
MR2はフロントにラジエーターがあるワケですが、ラジエーターを通った空気をフロントボンネットから逃がしてやる……構造にしてやりたいと言う意見を聞いたことがあったっけな……。さて、いっそのことロータスエキシージとか、ボメックスのエアスクープボンネットみたいにしてしまうか……まぁ、トヨタ的にはそんな奇をてらったことはしないだろうね。
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ガルウィング
スーパーカーの象徴の一つ。トヨタはセラで国産初のガルウィングを採用したメーカーなワケです。そしてその開発にはMR2のTバールーフがが試作ベースとして使用されました。これもオプションで付けてしまえ!
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ボディサイズ
どうしても280psで、国産最速クラスに立ち向かおうとすると、サスもキッチリ決めんとダメですし、どうしても5ナンバーサイズでは辛くなってくるんですよね……
FDやS2000がホイールベース2400ミリちょいちょいなので、SWとはあんまり変わらんか……。ホイールベースはじゃあそれぐらいで。
問題は車幅になるわけですが……これもオプションかグレード構成で選べるようにしてしまえ! RAV4みたく、グレードによって5ナンバーと3ナンバーに分かれるクルマもあったではないか!
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車両重量
インプレッサが大体1300kg前後なわけで。
それを2シーターにしてダウンサイジングして、重量の重くなるミッドシップになるから、だいたい1300kgぐらいかね?FDが1260kgだから、大体それぐらいで何とか収めたい。
~次期・“MR2”のグレード構成~
さて、グレードです。グレードなんてどうでもいいっちゃいいんですけど、これの設定次第ではEW40を街乗りマシンにも、本格サーキットマシンにも仕上げられるのですよ!
まず、MR2のグレード構成と言えば、ターボ系のGTとGT-S。NAのG-LimitedとGがありますね~。
そして次期“MR2”敵うのならば、このGTのさらに上のグレード……。ホンダで言えばタイプRのような、サーキットでのタイムのみを重視したグレードを作って欲しいですね~。70スープラのグレード名からあやかって「GT ツインターボR」なんてのはどうだ?
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G
いわゆるベースグレード。パワステやリアスポイラーすらオプション。
NA。230psぐらい。5ナンバーサイズ。250万円くらい。
街乗り、ワインディング向け。
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G-Limited
NAの上級グレード。装備が若干豪華。
NA。230psぐらい。5ナンバーサイズ。250万円くらい
街乗り、ワインディング向け。
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GT-S
ターボの廉価版。色々と設定が省かれてたかな。
ターボ。260psぐらい。5ナンバーサイズ。270万円くらい
ワインディング、中規模サーキット向け。
・
GT
ターボ上級グレード。
ターボ。260psぐらい。5ナンバー300万円くらい
ワインディング、中規模サーキット向け。
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GT ツインターボR
3ナンバー。280ps。350万円くらい
タービン変更、ボディ剛性強化、ボディ軽量化、専用サスペンション。空力パーツ選択可能。
筑波クラスの中規模~富士・鈴鹿クラスの本格サーキット向け。
こんな風にグレード構成を行うことによって、5ナンバーサイズを基本としながらも、街乗りからジムカーナ、サーキットまで。各ユーザーの希望に応じてどんなシチュエーションにも対応出来るように出来ないだろうか?
こうすれば、価格帯だって幅広く設定出来て、安いミッドシップから、バリバリのスポーツミッドシップまで作れてしまうと言う。
……と、まぁ。こんな感じの妄想ですよ。
ハイブリッドMR-Sについて、「300万円では(安くて)販売することが出来ない」みたいな記事がなんかの雑誌で関係者が言ってたから(成瀬弘さんだったような気が……)、ついカッとしてなって書いた。後悔などしてはおらぬわっ!
「ハチロクの再来(!?)」→FT-86
KP61スターレットの再来→FRホットハッチ
ハイブリッドスーパースポーツ→MR-Sハイブリッド
こんだけ色々あるなら、トヨタのミッドシップランナバウトが復活しれくれたっていいんじょないこ。
……クルマという存在をどう捉えるかは人それぞれだけど、全体的に今の若者ってのは内向き志向になってきているではないですか。
クルマ。スポーツカーってのは、昔は「デートカー」だったかもしれんですけど、基本的に個人が外界から切り離されて、自分が自分でいられるプライベートスペースとしての役割もあるじゃないですか。
だから今こそ、魅力的なクルマだしたら、アウトドアーな引き籠りルームとして案外重要あるんじょないこ?……俺とか(爆)
インプレッサをベースの、水平対向エンジンをその背に背負ったEW40型 MR2……。コレが発売したら買うけどなぁ……