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2010年07月27日 イイね!

備忘録 16 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その6 ~日産・MID4 第1回~

備忘録 16 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その6 ~日産・MID4 第1回~ 『ミッドシップレイアウト』と、『フルタイム4WDシステム』。

これらはいずれも、スポーツカーの理想とも呼べるものである。そして実際、モータースポーツの最高峰であるF1(Fomura 1)ではミッドシップレイアウトが。また、市販車を使用したレースの最高峰とも言えるWRC(World Rally Championship)では、4WDシステムの採用が常識となっている。

ならば、この2つを組み合わせることが出来たなら、最高のスポーツカーが生まれるのではないか。少しでもモータースポーツに造詣のある者ならば、誰もが考えることである。

そして実際。1980年代中頃において開催されていた『グループB』カテゴリーのWRCでは、ミッドシップ4WDのモンスターマシンが世界を席巻していた。

現在ではレギュレーションの関係上、そう言ったマシンが登場することは稀ではあるが、しかしながら現在でも、ランボルギーニ・ディアブロ、ガヤルド、ムルシエラゴ。ブガッティ・ヴェイロン、EB110。アウディR8。などの、極めて高価、かつ極めて高性能の、いわゆる『スーパーカー』に、その組み合わせが採用されることがある。

では、日本車ではどうか。

日本にも、三菱の『ミッドシップ・スタリオン4WD』や、いすゞの『COAⅢ』などのように、構想のみで終わった車輛やモーターショーのコンセプトカーとして登場した、『ミッドシップレイアウト』+『フルタイム4WDシステム』を組み合わせたマシンがいくつか存在した。

そしてそんな中でも、トヨタが開発を行っていた『グループB仕様MR2・222D』。そして日産が開発を行っていた『MID4』。この2台はどちらもが、開発中止の憂き目を見ることとなったことはもはや周知の事実ではあるが、どちらも市販化が期待され、そして実際には市販に至る直前にまで開発が進んでいたマシンである。

『幻の日本発・ミッドシップ4WD』。今回は、日産が開発した『MID4』。これの歴史を探ってみたい。


~日本初ミッドシップ・MR2と、日産~

1984年6月4日。日本車初の市販ミッドシップ車『AW10/11型MR2』が遂に発売された。

MR2は、それまで高級スポーツカーの代名詞であったミッドシップレイアウトを、自社のFF車であるAE82型カローラのコンポーネンツを流用し、安価に仕上げ、多くの人々にミッドシップを楽しむことを可能とした画期的なクルマであった。

ミッドシップを大衆にとって身近なものとしたMR2の存在はもちろん。そのあまりの慎重な姿勢故に、『石橋を叩いた上に渡らない』とまで言われていたトヨタがこのようなクルマを発売したこともまた、同時に世間を非常に驚かせたのである。

当時のモータースポーツの雄と言えば、ロータリーエンジンの実用化に世界で唯一成功したマツダ。その卓越したレシプロエンジン技術から、フォーミュラカーレースで名を馳せていたホンダ。そして、スカイラインやフェアレディZと言った、多くの人々の羨望の的となった名車の数々を送り出していた日産であった。

そんな中にあってトヨタは、WRCにセリカで参戦していたものの、決してモータースポーツの世界では名のあるメーカーでは無かった。

そんなトヨタが、MR2を発売した当時。日産の開発スタッフは、以下のように発言したと言う。


『トヨタのMR2って、ミッドシップカーとしては中途半端な存在のクルマですね。走り優先とは言えないし、実用的とも言えないし。デザイン的には相当ハイレベルだけど』

『うちがミッドシップカーを開発するとしたら、2人乗りの本格的なスポーツカーを作りますよ。フェアレディ以上のすごいヤツを……』


……この発言をどう解釈するかは人ぞれそれであろう。しかしながら日産が、スポーツカー作りに関しては、かなりの自信を持っていたのは確かなようである。

そして実際、この発言が行われた裏で。日産は、ある一台のマシンの開発を行っていたのである。それこそが、幻のミッドシップ4WD=『MID4』であった。


~MID4と、"Mr.スカイライン"~

『MID4』の開発企画が持ち上がったのは1984年の2月頃であったと言う。

ちなみに1984年の2月と言えば、アメリカでは、FF車の技術を応用したミッドシップ車である『ポンティアック・フィエロ』が大成功を収め、日本ではトヨタがMR2の開発と、そしてそれをベースとしたグループB車輛『222D』を目下、開発中の時期であった。

そして、その『MID4』の企画を立ち上げた人物。それはなんと、日産自動車・商品開発室の桜井眞一郎であった。

桜井眞一郎。この名を知らない自動車ファンは、まず居ないであろう。桜井技師と言えば、日産の名車中の名車であるスカイライン。これの初代から開発に携わり、2代目から7代目までの開発主管を務め、スカイラインの黄金時代を作り上げ、また、『スカイライン』と命名した人物その人でもある。


スカイラインはもちろん、『R380』『R381』『R382』と言ったレーシングカーを手掛けた桜井技師は、『ニューマンスカイライン』や『鉄仮面』と呼ばれることになるR30型スカイラインを1981年8月に送り出した後、スカイライン開発者としては、表舞台に登場することが徐々に少なくなっていっていた。

しかし桜井技師はその裏で、『MID4』という、既存の概念を全く打ち破るかのようなマシンの開発に取り組んでいたのである。

そのMID4とは何であるのか。桜井技師が語った言葉に、下記のようなものがある。

『自然界のものに謙虚に学ぶという姿勢で、たとえばサラブレッドの走る姿なんか観察していますと、加速するのにも前脚が重要な役割を受け持っているし、カーブを曲がるにも、腰から後脚の微妙なコントロールが見逃せません。4WDもHICASも、そういうものを機械でなんとか再現したいという、あらわれなんです』


すなわち、これがMID4の開発コンセプトなのであり、桜井技師のこの考えを具現化、体現したものが『MID4』というクルマなのである。

そして、桜井技師の『MID4』開発は、あくまでも桜井技師の主管としての裁量の範囲内で行われたものであり、日産自動車上層部からの指示の元に企画がスタートしたものでは無かった。

つまり、『MID4』はトヨタの『MR2』や『222D』とは違い、当初は市販化を前提としたクルマでは無かったのである。


※度々、『MID4』は当時開催されていたWRC『グループB』、ないし『グループS』参戦を目指して開発されていたマシンだと語られることがありますが、それが間違いであることが分かります。なぜならWRC参戦の為には、『ホモローゲーションの取得』。つまり、市販車であることが絶対の条件となるからです。市販化が前提とされていない時点で、WRCの参戦車輛とは成り得ないのです。


桜井技師の胸中には、このような考えもあった。

『MID4を担当した連中は、命令でやらされたんじゃなく、好きでとびこんできたのばかりです。うちのような大会社になると、分業化が進んでしまって、たとえばステアリング担当だと、いろいろな車のステアリングばかり設計して、その分野ではたいへんなプロになってしまうんだが、自動車全体を見る目が養いにくいという悩みもあります。まず、自動車屋があって、その上でのサス屋とかブレーキ屋ということでありたいですね。MID4は、そういうやりかたで力を出し合ったので、これが次代のひとたちの活性化に役立てばという願いもあるんです』

次世代の技術の開発と、時代を担う若手の育成。それが『MID4』に与えられた使命であり、そしてそれは、それこそがコンセプトカーの真髄といえるものであった。

そして、『MID4』について、桜井技師はこのように語った。


『スポーツカーにするつもりはありません。車を上手に乗りこなす楽しみもあるでしょうが、何も努力しなくてもプロと同じぐらい上手に速く走れてしまう。そんな歓びを目指したいと思います。腕ききのマニアにはつまらない車になるかもしれません』


時に、桜井眞一郎、54歳。

日経平均株価が初めて10,000円の大台を突破し、日本経済が絶頂へとひた向かっていくその時代。

『Mr.スカイライン』と呼ばれ、日産とスカイラインの黄金時代を築き上げた男の熱い想いと情熱を受け、『MID4』の開発は始まったのである――


(第2回に続く、と信じたい……)

参考文献:

・「ベストカー」号数不明(グループS仕様AWとMID4の記事について)/三推社

・「driver」1985年10月20日号/八重洲出版

・「CG CAR GRAFFIC」1985年12月号/二玄社
・「CG CAR GRAFFIC」1987年12月号/二玄社

参考サイト:

・「ウィキペディア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/

その他。MID4の歴史に関連する(かもしれない)霧島のブログ:

備忘録 11 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その1 ~はじめに~
備忘録 12 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その2 ~トヨタ・222D 第1回~
備忘録 13 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その3 ~トヨタ・222D 第2回~
備忘録 14 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その4 ~トヨタ・222D 第3回~
備忘録 15 「幻の日本発・ミッドシップ4WD」 その5 ~トヨタ・222D 第4回(終)~



2010年07月25日 イイね!

CR-Xデルソルと、そのCMソング

CR-Xデルソルと、そのCMソング先日、このようなブツが手元に届きまして。一見して分かる人なんてまず、居ないと思います。

このCDは、1992年(?)に発売された、スペイン出身の歌手ユニット『AZUCAR MORENO(アスカル・モレーノ)』のアルバム『MAMBO』でございます。

そして、このCDの2曲目『TORERO (邦題:『トレーロ! ~闘牛士~』)』は、1992年3月にホンダが発売したCR-X デルソルのCMソングとなっている……と、ここまで言ってもピンとくる人なんてほとんど居ないと思われ(汗)

なんか霧島の弟がデルソル乗りということもありまして。たまたま某オクで見つけたのがえらく安かったので買っちまいました。

つうわけで。今回はなんとなく、デルソルと、そのCMソングに付いて語ってみようかと。


まず、CR-Xデルソルとは。

1983年にホンダは、シビックをベースとした、超軽量ライトウェイトFFスポーツを発表します。それが、初代CR-Xこと、『バラードCR-X』であります。CR-Xは、1987年にはモデルチェンジを行い、EF型シビックをベースとした『CR-X』、通称『サイバーCR-X』に進化致します。

CR-Xシリーズの特徴と言えば、その軽量さ。そして、ホイールベースの短さにありました。

その規格から、FFとは思えない程の軽快さ、回頭性の良さ、テールハッピーさから、CR-Xはモータースポーツ……とりわけジムカーナでは無敵伝説を作り、今なお、ジムカーナのFF部門における最強の一台となっています。

また、ほぼ同時期にトヨタがカローラをベースとして発売したAW型MR2。これもまた、その回頭性の良さと、ミッドシップならではのトラクションの良さから、ジムカーナでは無敵を誇っていたと言います。

AW型MR2とCR-X。これらは各々、トヨタとホンダの共にフラッグシップモデルとも言える、カローラとシビックの派生モデルでありました。1980年代のモータースポーツは、本家であるカローラとシビックがサーキットで華々しい活躍を見せる水面下において、その派生であるAW型MR2とCR-Xとが、ジムカーナでは覇を競い合っており、2000年代に入った今も、その戦いは続けられているのです。

CR-Xは、決して広くに受け入れられたマシンではありませんでしたが、ジムカーナで、そして峠で、コアなファンから熱烈かつ絶大な支持を受けていました。しかしながらCR-Xは、1992年にそれまでの実績と支持の一切を捨て去るかのような大きな方向転換を行います。それが、CR-Xデルソルなのです。

デルソルは、それまでのCR-Xから打って変わり、なんとタルガトップのオープンカーとなったのです。

それまでの硬派なストイックさを捨て、どちらかと言えば軟派で、のんびり、ゆったりとしたドライブを楽しむようなコンセプトへとシフトしたのです。

デルソルに搭載されるB16Aは、1.6リッターのNAエンジンでありながらも160psを発揮する、高性能ユニットではありました。しかしながら、ホイールベースの延長されたこと等もあり、それまでの軽快さが失われることとなり、CR-Xシリーズがそれまで受け継いできた『走り』の性能を若干落としてしまうこととなりました。

結果。デルソルはそれまでのユーザーから非難と酷評を浴びることとなりました。

ちなみにその7年後。CR-X最大のライバルであったMR2も、オープンモデルのMR-Sへとモデルチェンジ。これまたそれまでのモータースポーツ志向から一転した方向へと向かうこととなり、これまた既存のMR2オーナーたちから、酷評という酷評を受けることになります……可哀そうに。

必ずしも『速さ=楽しさ』では無いのにね……。同じようなコンセプトで評価されたオープンカーって、マツダのロードスターシリーズぐらいでないの? S2000は……まぁ、ね(汗)


↓そして、これがCR-XデルソルのCMとなります↓


この曲がアスカル・モレーノの『TORERO』です。

アスカル・モレーノは、スペインのジプシーであるエンカルナ・サラサールとトニ・サラサールの姉妹によるユニットであり、まだまだ当時は差別の対象であったジプシーでありながらも、フラメンコをダンスビートに乗せた、その情熱的なミュージックスタイルから、若年層を中心に熱狂的な支持を受け、1990年頃には、アメリカ・メキシコ・プエルトリコ・アルゼンチンなどで、ゴールドディスク、プラチナディスクを受賞。アルバムは、世界中で発売され、ミリオン・ヒットとなりました。

……とは言っても。日本では全くの無名であった……てか、現在も無名ですけどね(汗)

で。このCMで流れている部分を翻訳するとこんな感じです。

ああ! あなたを愛しているから
ああ! あなたをすごく愛しているから
闘牛士の心
心底あなたの為に泣いているの


と、闘牛士に恋する女性の歌なんですね~。


ちなみにデルソルはアメリカでは、CR-Xではなく、シビックデルソルという名で販売されました。

↓アメリカ版、デルソルのCM↓


ちなみにデルソルの型式名はEG1、EG2。すなわち、あの有名なEG6型シビックとは兄弟車ということになりますね~。部品も共有できる部分が少なくないそうです。

そしてデルソル最大の特徴と言えば、その電動トランストップモデルのオープンルーフ機能ですね。
これは何と、後部のトランクが水平に持ち上がり、そこから延びたアームがルーフをスライドさせてトランク内に格納させるという、まさしく『芸』なのでございます。

霧島も、初めてみた時は大笑いでしたよ~www



ちなみにデルソルのリアウィンドウは、これまた電動でオープン状態に出来ると言う、なかなか聞くことの無い機能がついておりますが、これはホンダがデルソル開発時、参考用に買って来たSW型MR2のリアウィンドウを取っ払って走らせてみた所、なかなかイイ感じだったから、付けた機能だそうな。


……ん、待てよ!? つうことはデルソル開発陣。我らが愛するMR2を、あれやこれやで切り刻みやがったということか……! おにょれ、許すまじ!

こうなったら今から鈴鹿の本田技研に凸するしか……おっと誰か来たよう うわ何をするやめrくぁwせdrftgyふじこlp;p@:「」
Posted at 2010/07/25 20:02:29 | コメント(7) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2010年07月23日 イイね!

天空と山脈の境界……MR2 vs スカイライン!

天空と山脈の境界……MR2 vs スカイライン!何か知らんですが。霧島の、高校時代の同級生が、急にクルマを買ったのですよ。

何ヶ月か前、街中で見かけたクルマがカッコ良かったとか何とか言いだしまして。

霧島はそれを聞いて、『自動車なんて案外、衝動買いするものだし、気に入ったのを買えばいい』と言ってたんですけど、彼はホントに衝動買いしてしまいまして……

で。買ったのは写真の通り、V36型スカイラインだったというワケでございます。

まぁ、決して安いクルマではないし、狭っこい奈良ではどうしても取り回しにも難があったりで、買った直後はあれこれと苦労もあったようですが、最近ではそれにも慣れてきて、スカイラインの性能の高さに驚いてるとかなんとか。

そして先日、メールが来まして。こんな内容です。

『速過ぎて寂しい側面もある。走り屋に遭遇すると興奮&感動する』

ほーっ!?

そりゃ是非ともお手合わせ願いたいものです。てな訳で、まぁちょっと走りに行ってみようかということになりまして。

ルートは最近、霧島がよく通ってる、名阪国道→針テラス→布目ダム→柳生。高速コーナーから中速ワインディング、低速S字まで、あれこれ揃ったコースでございます。

ちなみに、2台の比較はこんな感じ


●トヨタ MR2 (SW20)

・年式:平成8年式
・グレード:G-Limted
・全長×全幅×全高:4,170mm×1,695mm×1,240mm
・ホイールベース:2,400mm
・車両重量:1,220kg

・エンジン:3S-GE (直列4気筒2L NA)
・最大出力:180ps
・最大トルク:19.5kg/m

・駆動方式:MR
・ミッション:5速MT
・サスペンション:ストラット式

●日産 スカイラインセダン (V36)

・年式:平成??式
・グレード:350GT TYPE SP
・全長×全幅×全高:4755mm×1770mm×1450mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:1,600kg

・エンジン:VQ35HR (V型6気筒3.5L NA)
・最大出力:315ps
・最大トルク:36.5kg/m

・駆動方式:FR
・ミッション:5速AT(パドルシフト式MTモード有)
・サスペンション:ダブルウィッシュボーン/マルチリンク


……と、まぁ。15年前のライトウェイトスポーツカーと、最新式のラグジュアリースポーツセダンの対決なワケですよ。運動性能なら楽勝かと思いきや、よく見たらパワーウェイトレシオとかボロ負けですね(笑)


名阪・天理インター手前のコンビニで待ち合わせ。2台並べたら、全然ボディサイズが違いますねー! やっぱ最近のクルマはデカイわ……。まぁ、どのみち2Lクラスとして、SW20の小ささも際立ってますけどね。

最近忙しくて疎遠になった同級生と久しぶりに顔を合わせる。なんかお互い痩せたなぁ……

そして早速、名阪国道。相も変わらず霧島は、エアコン消して少しでもパワーを稼ごうと(ry

霧島のが名阪慣れしてるから、ちょくちょく車間が開くけれど、スカイライン、やっぱりそこはグランドツーリングカー。幾多のドライバーが死亡した、Ωカーブでも安定してますわ……。こっちがアクセル抜いたら、結構すぐに距離も詰まりますし。

本気でアクセル勝負したら、たぶん、ていうかボロ負けです間違いなく……て言うか、後ろからピッタリセダンがくっついてきてる光景見てると、なんか覆パトに追っかけられてるみたいです(汗)


ふっ……しかし! トヨタが誇るミッドシップランナバウトの真価は、ワインディングでこそ発揮されるのですよ!

針テラスから布目ダムへの中低速区間。まぁ、やっぱり霧島のが自分のクルマに慣れてるから、アクセル踏んだら距離がどんどん開くけど、それでも後ろ、よく付いてくるもんだよ……

あの重いスカイラインが、右へ左へよく駆ける……。正直そこまで走るとは計算外だった……。まぁ同級生曰く、『ナビがあるからコースとカーブのRが分かる』とか言ってたけれど。

ていうか、同級生……。ドライブのセンスはかなりあると思う……昔から器用なやつだったからなぁ……。不器用貧乏な霧島からしたら、うらやましくてしょうがないorz


そして布目ダムに到着。ここで、スカイラインに横乗りすることに。

……もう、ふざけてんのか! って感じの豪勢さですね。

シートが電動で動くとかありえません!
座り心地も良すぎです! 腰痛知らず!
メーター周り。フルLED? 何この豪華さ!
そしてパワーあるくせに室内、静かすぎです!
スポーツモードとか、何ですか、その設定ボタンは!?

柳生のワインディングを、何故か『Angel Beat!』の曲を聞きながらの走行。てか、ホント室内静か過ぎですよ……。SWだったら大音量で流さんと聞こえないのが、スカイラインだと、クラッシックでも堪能できそうでございます。

そして走行フィール。いやー、トルクありますね、ホント……。SWが3000~4000回転まわして出るトルクが、あちらさん、1500ぐらいで達成されてないか……!? ピックアップ良すぎです。

コーナーではサスも綺麗に動きます。しかして、硬過ぎず、柔らかすぎず。上質なフィーリングですね。減速帯が埋め込まれてるコーナーでも全然飛ばないし、ガタガタと言う振動を全く感じない……

何かもう、レールの上を滑るような走りですね~。第3世代のスカイラインも、なかなかやりますぞ!?


その後、SWに同級生を横乗りさせて布目と柳生を走りましたけど、やかましいしガタガタするのなんのwww

同級生、SWの地に貼りつくような走行フィールに驚いてましたけど、たぶん乗りこなしたら、スカイラインセダンの方が速いかもしれん……

ただ、突っ込み過ぎた時、スカイラインはフロントが外に逃げるのに対し、SWはリアが外に逃げますね~。この辺が、同じ後輪駆動でも、ミッドシップとFRの違いなんでしょうね。


ま、そんなこんなで柳生を抜け、コンビニで御飯食べて帰りました。

霧島、軽くて小回りが利いてキビキビ走る。排気量は2リッター以下で5ナンバーこそが正義! みたいな感じも正直ありましたが、3ナンバーの大排気量スポーツカーも面白いですね~。

スープラとかフェアレディZとか……そう言ったクラスもなかなかおもしろそうだと思いました。ハイ。


Posted at 2010/07/23 23:25:45 | コメント(7) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記
2010年07月21日 イイね!

白のミッドシップランナバウト、2台――

白のミッドシップランナバウト、2台――さてはて。

本日はなんと、みん友さんのまっけんじーさんが、はるばる四国は愛媛県から奈良に来られていたのですよ。

何でも。まっけんじーさんはつい数ヶ月前まで奈良の学校に通われたそうで、しかもその学校が霧島の自宅から自転車で5分の所にあったという偶然(笑)

連絡を取り合い、近くののオートバックスで待ち合わせ。駐車場に入ったら、何やら見覚えのあるMR2が停まってますね~。

霧島のSWと同じⅢ型。グレードはターボモデルのGT-S。大阪の某店からやって来たそうで、見れば見るほど極上の車体でございます☆


店から出て来たまっけんじーさんと初対面。御挨拶した後は近くのラーメン屋で腹ごしらえ。走りに行くルートを相談する。

そしてルートは、奈良→柳生→布目ダム→針テラス→天理ダム→名阪→針テラスに決定。

柳生の中速のワインディングに始まり、布目ダムの低速S字の連続する道路。そして日本一事故の多いという、名阪Ωの超高速コースまで、より取り見取りのコースでございます。

霧島。今までロードスターとかデルソルとかスターレットとか。色々と並んで走ったことはありましたけど、こうして同じSWとツーリングするのは初めてだったのですよ。

間近で見ると、やっぱり走ってるSWはカッコいいですね~!(笑)

そして霧島。ターボモデルの走りというのも初めて見ましたが、やっぱNAと違ってトルクがありますね。単純に街中を走ってるだけでもやっぱり加速で一瞬置いてかれます。


そして、霧島が先行してワインディングへGO。柳生の中速コーナーをウィンドウ全開で走ることの気持ち良さよ……! とか言いながら実は、エアコン切って少しでもターボの加速に対抗しようとしてただけだったりして(汗)

柳生のワインディングは、傾斜も緩めなので、NAでも登り、なんとかなるんですよね~。でも、直線&登りだと、すぐに距離が詰まって来ます。

センターミラーを見たら、走るSWの姿勢は大変ニュートラルですね~。こないだのポルシェやFD2シビックタイプRとは一線を画します。

クセが無く、少ない舵角でものすごく自然にコーナリングし、立ち上がって行きます。さすがはミッドシップ。そしてSWの前はパワーの無い軽で柳生を走り込んだまっけんじーさんだけあります!

そして布目から針テラスへ抜ける道。ここは先日、霧島がFDに煽られまくった(笑)場所だったんですよねー。FDの時は下りでしたが、今回は上り。しかも後ろはターボカー……。

もう、霧島、余裕なんて無い無い。ほとんど2速に叩きこみ、右へ左へ80号線を駆けあがっていく……が、さすがはターボ……ピッタリくっつかれてました(笑)

それでも、まっけんじーさん曰く。『ギア比が合わないし、ターボラグがあるからアクセル踏みきれない』らしいですが……

やっぱワインディングはNAの方が走り易いのかもですね~。で、ターボはサーキット向け。MR2だらけの走行会とか、初心者クラスはNAがチラホラいるけど、上のクラスはターボオンリーだとか言いますしね~。

針テラスで小休止した後、今度は天理ダムへ……。天理ダム。これまた走り屋さん御用達の道路で、奈良県屈指の心霊スポットでもあります。天理ダム周辺は平日と言うのに一般車も多く、ほとんどアクセル踏まずに自由落下状態でしたね~。

のんびりした昼下がり。こういうのもいいもんです。

そして最後のメインイベント。名阪Ωでございます。

天理インターから名阪に合流。いやもう、周りは10トントラックだらけ。しかもみな、100km/hで走ってる(※注 名阪の制限速度はあくまで60km/hです)

初めは霧島先行で名阪の急カーブを駆けあがっていく……と思ってたら、あっという間に抜かれましたね~。



やっぱり登りの高速セクションだと、NAは敵わんですね。ターボパワーの本領発揮です。本気でアクセル踏まれたら、全く付いていけないですね(汗)


そして再び針テラス。針テラスにクルマを止めて、MR2談義……。そりゃもう、マニアックな話が繰り広げられていたのは言うまでも無いwww。

TMCJオフだと、バリバリのエアロにカリカリのチューンを施した車体ばっかりなのですけど、今回は両方ともほぼノーマル状態なので、会話が何か新鮮でしたね~。夢があります(何)

そんなこんなでツーリングもたけなわとなり、まっけんじーさんとお別れいたしました……

でも、やっぱり同車種と一緒にで走るのはいいですね~!

MR2の関西オフ……。やっぱりやってみたいなぁ

Posted at 2010/07/21 20:19:46 | コメント(4) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記
2010年07月19日 イイね!

黒のVTEC

黒のVTEC24時間勤務。明けたその日の晩から今度は夜勤。で、明けた次の日24時間……。ここ2日、5時間しか寝てませんorz そしてこれでもシフトはまだ優遇されていると言う。

よく考えたら世間では連休らしいですねー。ま、霧島には全く無縁の話でございます。

さらに連日の豪雨と夕立のせいで、MR2は真っ黒……。こういう時、ホワイトは損なのぜorz 洗う時間、あるかなぁ!? あー、フロントトランクの水抜き、忘れてた。ドレーン開けっぱにしとこうかな、もう。

まぁ、本日は久々の晴れでしたし、お仕事の間隙をぬって走りに行こうとしたワケですが、連休&日曜日ということを完全に忘れてまして。えぇ、どこ行ってもクルマで一杯です。


まずは阪奈道路に行ってみる。えぇ、混んでました。走る以前の問題です。上りも下りもみなさん優良ドライバーでございます。2周回って諦めました。

しょうがないから名阪国道に行くか―、と思って行ったらやっぱり混み過ぎ。しかも、名阪国道特有の交通法規を知らん県外ナンバーが一杯で、みんなゆ~っくり走ってる……。晴天の名阪であんだけ安全運転したのも珍しいなぁ。

あと、奈良県。『左折可』の標識がめっちゃ多いんですよね……。自動車学校で、確か東京都内に数ヶ所。大阪府では十数ヶ所。しかし奈良は、奈良市内だけで60ヶ所を超えるとか言ってたなぁ……

……だからこういうシーズン。『左折可』の所で停まって、曲りやがらない県外ナンバー&サンデードライバーがめっちゃ多いのですよ。そして後ろからクラクションを鳴らされるという。

奈良県ではありふれた光景なのですが、やっぱり『左折可』。全国的にはマイナーなのかなぁ!?


名阪走って針テラスへ。やってますねー、オフ会! いつも通りにバイクの大群。そして今回はアルシオーネSVXやフィアット500.アルファロメオのアルファスッド(たぶん)やらと色々集まってました。

SVXは良いですね~。スバル好きの霧島にとって、アルシオーネSVXは、ある意味インプレッサやレガシィ以上に惹かれるものがありますよ。どうしてもAT車に乗るなら、コレしかないっていうぐらい(笑)


そして、布目へ向けてのワイディング。阪奈の仇とコーナーに突っ込んで行ったら……え~、天気は快晴なのに、何故か路面がウェットでした……

どうやら標高が高いからか夕立があった模様。そして日陰だからまだ路面が渇いてなかった、と。何とかほぼゼロカウンターで立て直しに成功しましたが、タイヤが4つとも滑った時にはスピンを覚悟しました(汗)

交通量も相変わらず少なく、路面にさえ気をつければアクセル踏み放題。マイナーな道だけに一般車も走り慣れてる人が多いらしく、こっちの姿みたら、スッと道を譲って先に行かせてくれます。

途中、これまた前走車が居たのでスピード落としてたら、後ろから一台、これまた凄い勢いで迫って来るクルマが……。遠目に見てもわかるあのマスクデザイン。詳細までは分からなくても、ホンダ車だと言うのは分ります。

結構胴体も長い感じなので、『オデッセイかな……。まー軽く千切ってあげようか、』なんて余裕かましてたのですが、うん、明らかミニバンじゃなかったですね、セダンです。しかも、センターミラー見たら、グリルに付いてるホンダマークはホンダマークでも、何か赤いぞ……

漆黒のボディ。輝くレッドバッジ.。奏でるのはVTECサウンド。えぇ、FD型シビックタイプRでしたorz

ヤツに比べれば、はっきり言って、SWなんて可愛いもんですよ……。上りの加速でも負けてますね……『あ、こりゃダメだ』そう思いますた。

道の分岐点で前走車のミラが道を譲ってくれたので、前に飛び出して行ったら、もちろんタイプRもくっついてくるわけでして。

サーキットじゃないし、アップダウン激しいし、S字の連続だし、何とかなるかなー、と思いましたが、えぇ、全然ダメでした……

こないだのポルシェとは全然コーナーの姿勢が違う。ポルシェがキビキビと軽いノーズを右へ左へと転換させ、回頭性の良さを見せつけたのに対し、シビックはウネウネと、ちょっと言い方悪いですが蛇みたいに路面を高速で這う感じでしたね……。

シビックの走りを見たのも初めてなのですが、あれがFFの走りなのかな……安定感が全く違うや……。

まぁ全然相手にならんかったわ……。あちらさん、途中で一回、アクセル抜いて距離とって、そっからダッシュで余裕で追いついて来るしorz さっさと道を譲れば良かったかね……。まぁ、見通しめっちゃ悪い区間に突入してたから、譲らないのが正解だったろうけど……


『人生は短い。だからスピードが必要だ』

と、故・本田宗一郎は言ったとか。

ホンダのレーシングスピリット・タイプRの血統……。

やれやれ、練習しないとなぁorz
Posted at 2010/07/19 04:44:08 | コメント(9) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記

プロフィール

「@辺境伯 通勤快適(?)仕様なので、距離がどんどん伸びます。じゃんじゃか傷んできます……」
何シテル?   01/30 16:31
こんにちは。基本的にはぐれ者です。 一般に広く受け入れられて支持を得ているようなものよりも、マイナーなものや、世の中から認められないもの、あまり人気のない...
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トヨタ MR2 トヨタ MR2
〓詳細〓 ・車種:トヨタ MR2 ・型式:SW20 ・年式:平成10年5月登録 (Ⅴ型 ...
トヨタ MR2 トヨタ MR2
〓詳細〓 ・車種:トヨタ MR2 ・型式:SW20 ・年式:平成8年4月登録 (Ⅲ型) ...
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弟の東京土産……って言っても、普通に奈良でも売ってる一品。 日記用の画像保管庫です。

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