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霧島のブログ一覧

2012年10月31日 イイね!

浜名湖へ行って来たのですよ

 えーと、いつの話でしたっけ。前の日曜日の話だった気がする。浜名湖へ行って来たのですよ。

 毎年かどうかはよく知らんのですけど、浜名湖ガーデンパークで三菱のGTOのオフ会があるとかなんとかってので、ソレを見に行ってきたのですよ。去年も行ったっやつですねえ。前回はふりくしょん君、Mr.Claesの三人で行ったのですが、今回、Mr.Claesは冬コミの修羅場中だとか何とかで、お休み。

 夜勤明けで家まで戻って準備して。朝の7時過ぎにふりくしょん君を拾って、名阪→東名阪→伊勢湾岸→東名のルートをノンストップ。寝たっけ? ああ、職場でちょっとだけ仮眠とったようなとってないような。

 天気は生憎の雨だったけど、伊勢湾岸で名港のあたりまで来たら、雨雲を追い抜いたのか雨が降ってない。一年ぶりの東名高速、三ケ日ICで降りて浜名湖へ向かった……のだけど、途中で迷いまくったのはナイショ。あの辺り、ややこしーんですよ。霧島が初めて参加したTMCJオフも、浜名湖、浜松あたりだったのですけど、やっぱり迷った記憶がある……

 そんなこんなで、結局、浜名湖ガーデンパークにたどり着いたのは、11時を回ってましたかねえ……予定では10時到着を目指したのですけれども。

 去年、浜名湖へ行った時は、ガーデンパークはものすっごい混雑してたのですけど、今回はガラガラ。誰も人がいねぇ……。前は、GTOだけでなく、カプチーノやイプサムのオフ会もやってて、それだけでも相当数の自動車と人が集まってたのですよね。

 ガーデンパークの南ゲートから入ったら、なにやらオプティがオフ会やってました。そのままスルーして北ゲートへ向かうと、GTOの大群が見えてくる。



 いやあ……いつ見ても壮観の一言ですねえ。1990年から2000年にかけて生産されていた、三菱のフラッグシップスポーツカー・GTO。世間では何かとボロックソに言われてたクルマですけど、今もまだこうして大事に乗ってる人たちが多いんですねぇ。

 GTOがオフ会やってる側を通って駐車場へ向かう途中、オフ会に参加している方々の一人が、こっちに手を振ってる。みん友さんのえるすさんですよ。お久しぶりでございました。クルマを停めて、オフ会会場に行くと、もう一人、見知った顔が……。こちらも、みん友さんのゆうさん。今回のオフ会は、GTOを見に来たというよりは、人に会いにきたんですよねえ。

 えるすさんと知り合ったのは、もう3年ぐらい前ですかねえ……。それからと言うもの、トヨタ博物館やら、豊郷小学校やら、名古屋の大須やらと、何かと会ってる気がする(笑)



 Before。ちなみにコレが、去年の2月19日。トヨタ博物館でスープラ20周年記念オフ&開発主査の都築功先生の講演会を見に行った際、初めてお会いした時の仕様。一番、最近会ったのは、東方名華祭があった今年の3月18日、名古屋は大須の万八でお会いしましたねえ。

 大須の時は、リトバスステッカーが吹っ飛んでいった後で、何にもステッカーは無かった。さらに、何故だかしらんが、すっかりそに子廃人になってましたっけねえ……。

 信州の霊峰、御嶽山に見守られて生を得たえるすさん。黙ってればイケメンなのに、色々と「残念」な人物だと、GTO乗りの間ではもちろん、関西、九州にまでその名が伝わるえるすさん。おお、御嶽の神よ……! 何故あなたは彼にアニメとゲームとマンガとそに子を与えたもうたのか……!

 で、今回も何やら、GTOをアレコレいじくり倒して来たそうで……



 After。……変わりすぎだろ常考。なんかやたらと黒くなってるし! ボンネットもカーボンになってるし! ヘッドライトもスケルトンになってるし! しかもカスタマイズは全部DIYってやったって言うから、もうねえ……。8ヶ月で、どんだけいじったんやと……

 いやでもカッコよくなったと思いますよ? うん、なってます。だがしかし……痛さが足りない……ッ! 今まではレミリア仕様だったり、リトバス仕様だったりと、常に痛車街道を爆進し、豊郷小学校の「今日の放課後」にも載ったという、あの痛いGTOはどこへ行ったのか……?

 ……「去年のGPの時、サボって徳島にufotable祭りに行ってたのバラすぞコラ」って追求したら、「左フェンダーを見ろ」、と。



 申し訳程度の痛車要素。今はまだこの程度だが、コレをそのまま拡大して、左右のドアにでっかいカラステを貼ってくれるそうです。いやーたのしみだなー(棒


 今回もあれこれと残念っぷりを披露してくれたえるすさん。だが、GTOの世界には、彼をも超える逸材がいるという……。それが、ゆうさんですよ。



 Before。2011年のGPより。ゆうさんのGTO。中期型オリジナルのエアロにGTウィングだけというシンプルなデザインがナイスっすねー(?)

 栃木生まれのゆうさんは、GTOに乗りたいあまりに18歳の免許取得前にGTOだけ買っちゃったという逸材。去年のGPには、初心者マークつけて来てましたっけ。ゆうさんにお会いするのは、昨年の東京モーターショー以来。こちらもお久しぶりですよ。

 ……だが、何故だか今回。ゆうさんのGTOが見当たらない。どこにも見当たらない……。おっかしいなぁ……と思ってたら、コレらしい↓



 After。「!?!?!?」 どうしてこうなったwwwどうしてこうなったwww もはや原型を留めてないしwww 前の面影が全くないwww ヘッドライトも中期から、後期だかステルスを模したものになってるしwww



 足元に輝く、AVSの19インチメッキホイール。



 アドバンス製ウィングに煌く、エアロクラフト「KAZE」のステッカー……

 変 わ り 過 ぎ る に も ほ ど が あ る 。一年で進化し過ぎwww たぶんカスタムに使った金額だけで、霧島のSWが買えるぞ……?……昨年の2月。えるすさんからゆうさんの存在を聞かされた時、霧島は「期待の新人、将来は不安」と漏らしましたっけねぇ……。まさかこれ程までとは……「ゆう……恐ろしい子……ッ」

 そしてまぁ次の日も仕事なのに、はるばる栃木からやって来るというね……。GTO乗りの世界は、彼がいればもう安泰ですね(白目


 そんな感じで将来有望()な若きGTO乗りの二人に御挨拶したところで、あっちこっちのGTOを見てまわる。いやしかし、やっぱりGTOは迫力あるねえ……ボディサイズだって、現行GT-Rよりもデカいって言うんですからねえ……。43.5kgのトルクにフルタイム4WDシステム。まさに世界最強のグランドツーリングカーでしょ!

 MR2、セラ、スープラ、カプチーノ……色んな大規模オフを見てきたけど、GTOのオフほど迫力のあるオフ会ってのはない。クルマ好きなら、GTOのオフ会は一度見に行って損はないと思う。みんな資金力があるのに加えて、各自のDIYスキルが高すぎる(汗)



 衝撃の335タイヤ。ぶっといwww こんな太いタイヤ、みたことないwww。テスタロッサと同じサイズだとか何とかかんとか(汗) こんなの履きこなせる量産車が他にあるだろうか? いやない。



 これはヴェイルサイドのウィングなんですかね。ヴィルサイドのウィングって言ったら、エゲつないデザインで、エラくデッカイのですが……FD3Sやスープラだと、ウィングにボディが負けちゃってるんですよねえ……。逆にヴェイルサイドを食ってしまえるのってGTOだけですよね。



 これは最終型MRの純正ウィングをカスタムしたもの……なのかなぁ!? FRPであれこれ作ったとかなんとか



 これとか、もはやベースが何なのか分かんない(汗) シルビアのものだっけ?……なんかもう、SW20で言うつのさんとかパープルさんみたいな人がゴロゴロいるんですよ……。ああでも、パープルさん特製の巨大ウィングは、GTO乗りの人たちからもビックリされてた模様(笑)



 ヘッドライトブチ抜きエアインテーク……だと……!てか、GTOのヘッドライト。同じ中期でも、素材がガラス製だったり樹脂製だったり、バルブの型の記載箇所が変わってたりと色々なんですねえ……。もう前期中期後期しか知らないや……



 で、これが長野の残念くんの自作ヘッドライト。 安心安全信頼のイカリングにLEDであれこれと。ヤダ……カッコいい……/// なんか急にGTO中期のヘッドライトをSWにインストールしたく(ry



 極めつけはコレですよ。もう、遠くから見たら車種がなんだか分かんない(汗) 詳しく話は聞けなかったのだけど、一応、ZZT230セリカのヘッドライトなのではないかということ。そういやSWでも似たような車体を見たことあるような……


 あれこれ面白いクルマもたくさんで、見て回ったり話を聞いたり写真を撮ったりしてたのですけど、12時を回ると、遂に天気予報どおりに雨が降ってくる……。っていうか横殴りの大雨……いやマジで勘弁して下さいorz

 もう、あまりの天気だったので、予定もかなり繰り上げられた模様。霧島とふりくしょん君も、お二人に御挨拶して、さくさく浜名湖を撤収いたしました。

 でも、せっかく浜名湖まで来たのだからってので、ウナギを食べに行くことに。向かうのは去年も行った「昔のうなぎ屋」。去年はお客さんでいっぱいだったんだけど、やっぱり今年はガラガラでしたねえ。



 うな丼に、うなぎの肝のお吸い物。漬物とサービスのオレンジがついて2000円也……。安くは無いけど、やっぱりおいしいですよー。奈良で食べる安物とはやっぱ違いますよ。香ばしいし、焼き方も上手くてベタベタしない。

 駅伝を見ながら、しばしの間、舌鼓。時間もまだ2時ってことで、何故だか知らんが、下道で帰る&ブックオフ巡りの旅が始まった……。国道一号線を名古屋方面へ向かう途中、岡崎市で見つけたブックオフ。古本屋とは名ばかりで、西友の2フロアを丸々使ったリサイクルショップ……フィギュア、プラモ、ミニカーがわんさかと……ヤバイ、あそこなら一日いても飽きない……!



 買っちまったものはしょうがないよねぇ。全部105円だったんだよ! 安かったんだよ! 何冊か持ってるのと被ったのはナイショ。


 さすがに真っ暗になったので、岡崎ICから高速に乗る。乗ったはいいんだけど……伊勢湾岸から東名阪に入った頃には、大雨……。ヤバイ、ワイパーが全く追いつかなくて、前が全然見えない……。鈴鹿のあたりでは、流れが60km/hぐらいだった。

 ヒヤヒヤしながらも、なんとか名阪国道へ。名阪は名阪で、伊賀上野のあたりまでは、これまた大雨……。軽自動車や10トントラックにも追い抜かれる始末orz

 悪天候の中の高速巡航はSWだと死ねる。こういう時、いつもグランドツーリングカーが欲しくなるねえ……。買うなら80スープラのRZか、GTOのツインターボ中期かな。買えないけどorz

 三重県も越えて、針から福住に着く頃にはようやく雨も上がる。名阪オメガの高峰からは、奈良盆地の夜景が見える……ようやく奈良に帰ってきた……!

 夜勤明けの日帰り強行軍。往復500kmぐらいで7~8時間、ずっと一人でステアリングを握ってたっけ。さすがに疲れた……

 GTO Party。また来年も行けるかなぁ……?
Posted at 2012/10/31 11:33:55 | コメント(8) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2012年10月25日 イイね!

新 兵 器 投 入

 10月も残すところ一週間。つまり、今年もあと2ヶ月ちょいってことっすなぁ……ワロエナイ。ワロエ……ナイ……orz

 こないだまで暑くて暑くてしょうがなかったのに、もはや朝とか晩とかは寒くて寒くてしょうがないぐらいですよ。光陰矢の如し、少年老い易く学成り難しうんたらかんたら。

 だがしかし、霧島とて何もいたずらに時間と金銭を浪費して、ただただ凡庸と日々を過ごしていたわけではないぜ!こちとら夏コミで蒐集したデータを元に、既に今年の冬コミどころか、来年の⑨州祭、例大祭10、C84夏コミ、果ては紅楼夢9に向けて、装備品の調達と運用方法の研究。技術の向上。携行品の確保と、計画の立案、行程の作成作業が着々と進んで行ってるんだぜ? 俺の夏コミは、現在(いま)なお継続中だッ!

 霧島が、カメラという物を手にして、コスプレなるものを撮り始めてからちょうど2年……。漠然と撮っているだけだった中で、失敗と挫折、悔しさを経験し、初めて一眼レフカメラなるものを購入して、写真とカメラについて勉強を始めてから半年――

 そして今回、ついに新兵器が導入されたのですよ!


撮影:PENTAX K100D
レンズ:smc PENTAX-M 1:2 50mm
ISO:1600
F値:5.6
SS:1/20

 「PENTAX K-5Ⅱs」。ペンタックスのフラッグシップデジタル一眼レフカメラにして、最強のAPS-Cセンサー搭載機……! きっちり予約して、発売日の10月19日に入手しましたよ。

 霧島は、カメラは全てヤフオクで入手した捨て値価格の5~6年前の中古品ばかりを使っていたのですが、初めて最新のカメラを新品で購入しましたよ。いや、高かったのぜ……のぜ……の……ぜ……。つっても、中級機としては、ニコンキヤノンより断然安いけどね。

 今まで霧島は、ペンタックスのK100Dという、2006年に発売された一眼レフをヤフオクで安くで手に入れて使ってたのですよ。K100DはK100Dで、ペンタックスお得意のボディ内手ブレ補正機構が初めて搭載されたり、1000万画素が当たり前になりつつあった時代に、敢えて600万に画素を押さえて、一画素あたりの受光量を増やして画質を大切にしようとしたりしてた機種だったってことで、何かと話題に事欠かないカメラだったのですよ。明るい場所で使えば、ホント綺麗な色合いが表現されましたしね。

 でもやっぱり古いカメラってことで……どうしても性能や機能が、最新のカメラに比べて陳腐化してしまったことは否めなかった。特にコスプレ撮影だと、暗所でのオートフォーカス性能や、高感度時のノイズの問題などが痛かった。

 加えて、高速で静粛性に優れた超音波モーターにも非対応だしRAWとjpegの同時記録機能も有していなかったのも、地味に辛かった。だが、これで……これで夏コミの時みたいな現像地獄から開放される……ハズ?

 とりあえずテスト撮影。


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:800
F値:5
SS:1/30
焦点距離:50mm

 K100DとK-5Ⅱsは、同じAPS-Cサイズの撮像素子を搭載したカメラで、カメラ本体のサイズも重量もほぼ同じ。でも、撮像素子がCCDからCMOSに変わっているのですよ。CCDは明るいところ、CMOSは暗いところに強いってことで、ISOを一段下で使えるシーンが多いですねえ。こんな写真も、K100Dなら1600でないと無理だった。一枚目のアレがそう。

 ちょっと黒色の表現が変わったかな? ペンタックスは昔から黒い色が綺麗に出てたってイメージがあるけど、なんか黒い色が「明るく」なった。これは良し悪しで、露出を殺したい時とかは逆にK100Dの方がイイ感じに出る……かも。

 また、K-5Ⅱsは防塵防滴構造のフィールドカメラ! 外に持ち出してこそってことで、奈良公園の若草山に行って来ましたよ。そして、奈良公園と言ったら撮るものはアレっきゃない。


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:800
F値:2.8
SS:1/1000
焦点距離:50mm
等倍:http://pentax.mydns.jp/exif/files/img20121021200739.jpg

 そう、鹿ですよ鹿。どこぞの動物園には鹿が檻の中にいるらしーですが、奈良生まれ奈良育ちの霧島には、そんなの信じられないですねぇ。

 で、K-5Ⅱsの特徴の一つとして、ローパスフィルターレスってのがあるんですよ。デジタルカメラって言うのは、高画素になればなるほど解像度(※画質とは別ね)が上がるのですが……その代わりにモアレと呼ばれる画像の乱れや、偽色と呼ばれる色合いの不調が発生してくるのですよ。

 そこで、ほぼ全てのデジタルカメラには、ローパスフィルターと呼ばれる、解像力をわざと減衰させるフィルターが装着されているのです。だが、このK-5Ⅱsは、そのローパスフィルターを潔く取り払って、解像力を重視した稀有なデジタルカメラなのですよ。こんなの他には、ペンタックスの中判カメラである645Dや、ペンタックスの親会社であるリコーのGXR A16ぐらいっすねぇ。巷で話題のニコンのD800Eは、ローパスレスではなくて、ローパスフィルターの作用を打ち消すように設計されてるんであって、厳密にはローパスレスでは無いですね。

 てなことでK-5ⅡsはAPS-C1600万画素ながらも、35mmフルサイズ2400万画素の一眼に匹敵する解像感を有するとかなんとか。上の鹿の写真でも、毛の一本一本がクッキリ見えると思う。ちょっとシャープネスの処理で無茶したから、だいぶ画質が落ちちゃってるけどね!


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:800
F値:2.8
SS:1/800
焦点距離:50mm

 本当は色々と他にも撮ったんだけど、データをPCに移した時に、謎のエラーでデータが飛んじゃった! 本当はきっちりRAWから現像したかったんだけどね……

 日曜だったってこともあって、奈良の若草山は人でいっぱい。写真撮ってる人も多かったですよ。でも、一眼レフ持ってるのなんて、みんなおっちゃんとおじーちゃんばっか。そして例外なくニコンかキヤノン。20代で一眼使ってる人間も、ペンタックス使ってる人間も、霧島だけでしたよ。

 他の人らは基本ニコンの4桁シリーズかキヤノンKissシリーズばっかだけど、1Dが一人いたなぁ、何十万かする望遠レンズ付けて。あと、ミノルタがいたのにはビックリ。今のソニーですよ。

 つうか、若草山……そこら中が鹿のフンだらけでしたよ……。そんな中で、膝をついて鹿さんを追っかけまわしてましたよ、Oh......。つうか、鹿、動き回るからとりづれー! 人間撮るよりムズイや、これは。レンズも200mmじゃ足りねーっ! 案外、コスプレ撮るより、写真の練習にはなるかも!?


 そして今日も、あれこれテストして来ましたよ。今回行ってきたのは、京都府で唯一の村である、南山城村の高山ダム。


撮影:PENTAX K-5Ⅱs
レンズ:シグマ 18-50mm F2.8 EX DC
ISO:100
F値:11
SS:1/25
焦点距離:28mm
現像:Adobe Photoshop Lightroom 4.2(体験版)
等倍:http://pentax.photoble.net/image/2012/11/L5G0sg23s2wIn7F/121116006.jpg

 K-5Ⅱsにはエクストラシャープネスと呼ばれるシャープネス処理モードが実装されてまして、そのエクストラをかけると、それはそれはエゲつないぐらいにカリカリな画像になると評判なのですよ。ちなみに上の鹿の全身像の写真がエクストラですよ。

 でも、実験してみらフォトショップ LightroomでシャープネスをMAXにした方がカリカリになってる気がする……

 ものすっごいパープルフリンジが出てますね、本当にありが(ry あと、よく見ればモアレも出てますよ。よくよく見ないと分からんですが……

 てか、Lightroomもいいなぁ。シャドウの持ち上げ方が素晴らしいや。PENTAX Digital Camera Utility、Picasaでは、こうはならんのですよねえ……。製品版も買ってみるかなぁ。コスの現像はPicasaが一番使い勝手良かった気もするけど。


 さてはて。つうことで、5年前のカメラから、一気に最新機種を導入することになったわけですけど、そりゃもう性能や機能、カメラ本体の造りの良さの違いにビックリしてばかりですよ。

 ただ、このローパスレスモデルのK-5Ⅱs、実は人間を撮るのには向かないとされてるんですよねえ……理由はモアレです。



 ↑これがモアレですよ。なんとなく分かるっしょ? 人間を撮ると、どうしてもその衣装の繊維の関係で、こんな風に謎の絵柄になってしまったりすることがあるのですよ。そしてもう一つ、解像度が良すぎて、肌の細かな荒れ具合までが写真に写りこんでしまいやすくなるので……そう言った意味でも、人間を撮るのには向かない。特に女の子撮る時はそう。

 本来ならば、コスプレ撮影に使うようなカメラじゃない。でもさ、みんなと同じもの使うなんて、なんかツマランじゃないですか。どうせなら、とびっきりのハネッかえりな方法で取り組んでみたいじゃないですか!

 このK-5Ⅱsでコスプレを撮ったらどうなるか……? 今から楽しみでしょうがない。

 だが、今年も残り少ないってことで、コスイベントに行く予定が、もうほとんど無いのですよねえ。28日の日曜はコミライがあるんですけど、その日はGTO Partyを見に行くために浜名湖へ行ってますし。11月4日の文々。新聞友の会はコスプレ不可だし。

 とりあえず、11月25日に和歌山マリーナシティのポルトヨーロッパでCandy popなるコスイベントがあるので、行ってみようかなと思ってますよ。和歌山県は、そもそも行ったことが無いので楽しみっすよ。京奈和自動車道が一部開通して、奈良県からの交通の便は劇的に良くなってますしね。

 もしポルトが無理だった場合は……12月16日のコミライっすなぁ。そして、その次は12月30日の冬コミ二日目……。冬コミまでには、実戦投入して、あれこれテストしたいところなんですけどね。

 今年もあとわずか。我々に残された時間は、あまりにも少ない――
Posted at 2012/10/25 23:02:22 | コメント(6) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2012年10月14日 イイね!

第28回 奈良モーターフェア!



 今年もこの時期がやって来ました。そう、「奈良モーターフェア」ですよ。

 奈良県では毎年10月の第一週~第二週あたりの土日に、奈良県下の自動車ディーラーや、自動車に関係する業者が集まって、ちょっとしたモーターショーが行われるのですよ。もう今年は28回目だということで。霧島は2年前から毎年、ふりくしょん君と一緒に行ってるのですよ。今年も行ってきましたよー。

 朝の11時前、SW20で奈良市の県営競輪場へ。今年は屋台が出てたり、競輪の場外が行われたりってので、駐車スペースを探すのに一苦労……。でも、なんだろね。こういうクルマのイベントで、スポーツカーで乗り付けるのって何だか快感……!(意味不明) 毎年、2~3台は珍しいクルマが来てるのだけど、今年は全然だったねぇ。痛いデミオが一台いましたけども。

 会場で、ふりくしょん君と合流。とりあえず、ざっと会場内を見て回る。なんやかやで、毎年このイベントは盛況ですね。単身者から家族連れまで、老若男女の色んな年齢層の人たちが集まってますよ。奈良は関西で唯一の山国ですからねぇ、クルマが無いと生活できん!ってこともないけど、ならの人間はさりげに貯蓄の多い金持ちが多いんで……それなりにクルマに対する関心がある人が多いんじゃないでしょーか!?

 各社。今年は色々と話題に上るようなクルマを発売したってことで、気合いが入ってますよ。



 スバルブースの「BRZ」。スバル初のFRスポーツカー。もう説明する必要は無いですよねぇ。そういや最近、黒木メイサ?とか言うタレントのCMは見なくなりましたっけ。あのCMのおかげで女性からも問い合わせが多かったって奈良スバルの人が前に言ってたんですけど、BRZの周りに集まってるのは、若かったりおっちゃんだったりおじーちゃんだったりの男性中心でしたね。



 ああ、新しいレガシィアウトバックですね(ニッコリ)。……え? インプレッサ? またまたご冗談を~。おっかしいなぁ……インプレッサって言ったら軽量コンパクトながらもパチンと弾けるスポーツセダンだったハズなのに……おっかしいなぁ……



 XVのホイール。個性的なのは認める。でも、ねーわー。これはねーわー。って思ってたのだけど、ふりくしょん君はお気に入りの模様……。マジかよ……



 マツダブースより、CX-5。マツダの環境技術である「スカイアクティブ」。スカイアクティブ・デミオのおかげで「スカイアクティブ=エンジンの技術」みたいなイメージが定着してしまった感もありますけど、スカイアクティブってのはもともと、エンジン・トランスミッション・ボディ・シャシーと、クルマ全体におけるテクノロジーなんですよねぇ。

 このCX-5は、マツダが初めて送り出したフルスカイアクティブ車ってことで、何やら評判もかなりいい模様……

 ああ、そういえばマツダブースから遂にRX-8が消えましたね。まだ在庫車はあるって言ってましたが……。なお、ロードスターを持ってこないのは毎回のことです。奈良マツダが何を考えてるのか、よくワカンネー



 三菱ブースより、新型ミラージュ。今、国産車で一番アツいとされているコンパクトカークラスにおいて、三菱もコルトを投入したはいいものの、ちょっと気合いを入れて作りすぎちゃったが為にお高くなってしまい、ヴィッツ・フィット・マーチに水を空けられてしまったと。

 そんな三菱が新規に開発投入したのが、このミラージュ。軽量で燃費も良く、そして何よりも安い! 伝説の名車・ミラージュの名を与えられたこのクルマ。果たして、崖っぷち三菱の救世主となるや否や……!? ああ、でもこのボディーカラーは無いと思いました(爆)



 トヨタブースでは、こんなクルマがありましたよ。何かと話題に上がってる、フォルクスワーゲンのup!ですよ。ビックリマークまでが車名です。実物は初めて見ましたねぇ……



 カールおじさんだとか、黒ヒゲ危機一髪だとか言われてる、フロント周り。アレ、グリルだったんですねぇ……全然気がつかんかった(汗) 写真で見てた限りでは、「またエラいデザインだなぁ」と顔をしかめたもんですが、実物を見ると、そんなに気にならんですね。



 ただ。うp!のワイパー……。「えー……」ですよ。オモチャかよ! みたいな質感とデザインっすね……。なんか陳腐。まぁ腐ってもワーゲンなんで、雨のアウトバーンを走っても、きちんと作動はしてくれるんでしょう。知らんけど。



 (ないわぁ……)

 うpのインストゥルメンタルパネル。なに? ワーゲンのデザイナーには、ビリリダマに毒されたヤツがいるの!? 悪く言えば超プラスチッキー。良く言えば、陶磁器のような質感。ツルッツルのツヤッツヤ。でも、安っぽいっつーか、子供っぽいわぁ。



 ドアの内張りまで、こんなのですよ。造形は良いんですよ、カラーリングがね……。霧島にはドイツ人のセンスが分かりません。つーか、ヨーロッパ車のデザインの良さがわからねー。アヴァンギャルドで個性的なのはよく分かる。過去から現在、どの車種においてもデザインの根幹に一貫性があるのも認める。でもさ、日本人のワビサビモエな感性には、欧州車のデザインは性に合わんわ。俺には家電みたいなカローラの方がしっくり来るわ。エラい人たちは絶賛してるけど、霧島はアホで無知な下賎の民なので、そこんところワカンネー。


 そんな感じで色々と面白いクルマもわんさか展示されてるワケですけど、奈良モーターフェアと言ったら「試乗」ですよ! 試乗スペースには、各社がそれぞれ自慢のクルマを持ち込んで、その数は軽く10台以上。こうして同時に、各々のメーカーのクルマを乗り比べられるイベントなんてそうそうないですぜ。



 まず最初はコレ。去年、一番人気を博していたスバル・レガシィのアイサイト体験コーナーですよ。前回は人大杉で諦めたんですよねぇ……。今回は乗ったぜ!

 待ち時間の間にアンケートが渡される。

Q.展示されているスバル車を見て、どんな感想を持たれましたか?
A.ボディばかりが大きくなって高級志向、昔のスバルは何処へ行った。悲しいです。

 マジで書いたよ?(真顔) 90年代……砂塵の中を、氷雪の上を、広大な台地を駆け巡った蒼の紋章機……それを知る者なら、みんな同じ感想を抱くはず。返して!俺たちのインプレッサを返してよ……!今のスバルのラグジュアリー指向も、間違ってはないと理解はしているけどね。



 そして、いよいよ自分たちの番。センターミラーの左右のでっぱりが、アイサイトのセンサーらしいですよ? スタッフの人から簡単なレクチャーを受けた後、体験開始!

 → 

 強めにアクセルを踏み込んでスタート。途中でアクセル踏んだりステアを切ったりしたら、ドライバー自身が回避しようとしてると判断されて、アイサイトが作動しないことがあるってので、惰性でターゲットまで走っていく。

 速度的には15km/hぐらい。ぐんぐん近づく前方車輌(ハリボテ)。あれ?これちょっとヤバいんじゃね!?ホントに止まるの!?(滝汗) ってところで車内に警報が鳴り響く。そして……



 ギャァァアアアアアアアアアアアアアアア!! トマッタァアアアアアアアアアアアア!! ウワァアアアアアアアアアアアアアアアア!!

 BGM:東方緋想天則より、決着のテーマ。ちなみにGはかなりのもんです。首がもげるかと思ったわぁ……。でも、確かに優れた技術ではあるんだろうけど、実際はどうなんだろうね。高速を走ってたら急に渋滞が出現した時とかでも、ちゃんと間に合ってくれるのかね。あんまり過信し過ぎない方がいいんじゃないですかね。

 てか、こーいうシステムを積んじゃうと、クルマとはあくまでドライバーが責任を負うものであるという基本的なことも忘れて、何かあった時に絶対にメーカーのせいにするヤツが出てくるから……。だからこそ自動操縦の技術って、各メーカーはいまだ発表しきらんのだと思いますよ。

 
 お次は何に乗ってみようかってのを色々と考えたのですが、やはりコレでしょう。



 そう、三菱・ミラージュですよ。巷では批難轟々なこのクルマ。さてはて、その実態や如何に!? 本当に「ミラージュ」の名を冠するに値するクルマなのか!? それとも単なるブランド商法に過ぎないクルマなのか……!?



 とりあえず内装チェック。うん、悪くない。てか、むしろ良い……。値段は安いハズなのに、全然安っぽくないし造りもイイ。シートも硬すぎず柔らかすぎず、高級感は無いけど、十分上質感はある。リアシートも、大人の男が乗っても充分くつろげるし、視界も良い。この時点で、もう二重丸ですよ。

 続いて実際の試乗。今まで奈良モーターフェアでは、単に会場周辺をグルッと一周するだけのコースだったのですが、今回はかなり気合いの入った試乗コースが用意されてます。非常に窮屈な出口を抜けて、これまた見切りの悪い交差点を折れて、一般道へ。そして最大の見所は、長さ400メートルの坂道ストレートですよ!

 試乗車は上級グレードってことで、プッシュスタートでエンジン始動。エンジンは3気筒の1000cc MIVEC。良くも悪くも“古臭い”エンジンサウンド。アクセルを踏めばガチャガチャとしたフィーリング。正直、そんなに洗練されたエンジンだとは思わない。

 でも、足回りはすっげぇいいのですよ! 乗り心地の良さと快適さはきちんと確保しつつ、適度に引き締められたサスペンション。フワフワしたフィーリングは一切ナシ。「硬いが、しなやか」。もちろんマツダのデミオなんかと比べたら、さすがに劣るかもしれないけど、このミラージュの足はヘタなトヨタ車とか日産車よりもずっといいですよ! むろん、街中をサーキットと勘違いしてるフシのある(笑)某メーカーとかよりもねっ!

 ステアリングの味付けも素晴らしいの一言。この手のクルマって言ったら、若い女の人を視野に入れてるからか知らんが、やたらパワステアシストを効かせ過ぎたナヨナヨな味付けのクルマも少なくないんですが、ミラージュは、そんなことは全く無い。適度に重く、適度に軽く……絶妙なアシストバランス。決してクルマがでしゃばることはなく、だからと言って人間に苦痛を強いるものでもない。絶品ですよ。

「見えない所に力を入れる、それが三菱ですから!」

 営業さんも得意顔。その言葉に偽りなし。操舵・足回りはコンパクトクラスで最高の部類ですよ。正直、三菱がここまでやるとは思ってなかった。舐めてたわ……

 ふりくしょん君に運転席を変わって、霧島はリアシートに。霧島は、試乗する時は絶対にリアシートに乗るのですよ。ミラージュは、リアに座ってても全く苦痛がない。広々してるし、奈良の轍の酷い一般道でも全く跳ねない。これなら街乗りでも長距離巡航でも、疲れ知らずだろうね。

 ただ、直3の1000ccエンジンってことで、加速はタルいね。どうしてもアクセルを踏み込んでから加速に移るまでタイムラグがある。400mの上り坂で、床まで踏み抜いたけど、やっぱダメ。カタログスペックは、トルクが8kgでしたっけね。せめて10kgは欲しいなぁ……。1500ccまでは要らないけど、1300ccは欲しいかも……

 とは言っても、どっちかっていうと電子制御かなんかで、発進時の燃料のロスを押さえ込んでる感じかな。去年乗ったスカイアクティブデミオと同じですよ。でも、SAデミオよりは、断然こっちの方がいい。

 アイドリングストップも、どうしても再始動まで一瞬のラグがある。右折待ちの時とか、ちょっと辛いかも知れない。でもこれは、慣れでどうとでもなるわな。

 そしてまた、ミラージュの面白いポイントは、なんと「音響」ですよ。ミラージュ純正のナビ(15万)は、三菱系の会社が開発したものだそうですが、その中身は80万円クラスのオーディオのパーツが使われているそうな。加えて、純正スピーカーのままでもウィンドウを開放した状態でも、常に車内でクリアな音楽を楽しむことができる。

 もちろん、重低音だってお手の物。「走るミュージックプレイヤー」、そんな異名をとったクルマがあったけど、ミラージュは「走るコンサートホール」ですよ。いや、オーディオに素人の霧島でもハッキリ分かったわ。(耳だけはいい、と音楽の先生からのお墨付き貰ったことがある)

 三菱再生をかけて復活したニュー・ミラージュ―― こいつは本物だ――!

 国産コンパクトカーでオススメを聞かれたら、霧島は間違いなくミラージュを推す。フィットほどの過激さはないけど、それが逆に、クルマに疎いであろう女性なんかにはピッタリです。足回りも良いから、パワー脳に犯されてない若い男の人にも充分薦められる。ちなみに、懐かしいネームバリューってことで、40代以上の人からの受注が多いらしいですよ?

 ミラージュ。前評判とは違って、すんげぇイイクルマでしたよ! やっぱり自分で載ってみないと分からんもんだね。つっても、昔のミラージュを知ってる人からすれば、動力性能に物足りなさは残ると思う。でも、ベースはいいんだから、これは是非ともホットモデルを作って欲しいところ。そしてミラージュカップをもう一度!

 さて、ミラージュは最高だった。では、次はコイツはどうだろう!?



 マツダ・CX-5。三菱と同じく崖っぷちに立たされたマツダが送り出した渾身の一作。スポーツカー乗りもが魅せられるという、その運動性能……果たして本物だろうか?

 エンジンを掛けたら、「ガルルルル……」と、これまたミラージュに負けると劣らぬ古臭いエンジンサウンド。ああ、これぞディーゼルだね。懐かしいなぁ、90年代は、こんな音のクルマがよく走り回ってたもんだけどね……すっかり聞かなくなって久しいねぇ。

 CX-5のエンジンは、クリーンディーゼルの2000cc直噴ターボエンジン。その環境性能もさることながら、40kgにも及ぶ鬼のようなトルクを発生するという。そっとアクセルを踏み込む。どうしても加速に移るまで一瞬のラグがある。ただ、スカイアクティブデミオに比べたら、全く気にならないレベル。SAデミオのゼロ発進のタルさとトロさは異常だったからねぇ……超燃費スペシャルって感じだった。

 信号待ちからの上りゼロヨン。わざとラフにアクセルを床まで踏みつける。重量は1.5トンを超えるという……超えるというが、アクセルを一度踏み込めば、猛然と突進を開始する。あのデミオのノッソリ感は何処にも無い。恐ろしい速さでタコメーターが上昇してゆく……! 最終的にどれぐらいスピードが出たのかは、ちょっと言えない。

 ゼロヨンの折り返しでUターン。ボディ幅は1840mmであると言うが、非常に車両感覚がつかみ易い。多少は気を遣うけれども、充分、手の内でコントロールできるボディサイズ。ミラージュと同じ感覚で転回が可能。

 続いて下りはどうか? 再びアクセルを踏み抜いてみる。スピードがめいっぱい乗ったところからのブレーキング。ストッピングパワーは十二分、下りながらも、スタビリティに不安要素は全く無い。リアがリフトするようなフィーリングもなく、さすがはサスペンションの大家であるマツダと唸らされる。

 走る・曲る・止まる。その全てが非常に高いレベルで練成されている。

「ロードスターのあの運動性能を損なわず、そのまま再現したい。それが開発のスタートでした」

 満面の笑みのマツダの営業さん。いや、分かるわコレは……。ヘタなスポーツカーより、ずっとスポーツしてる。6速MTが設定されてるってのもナイス。90年代のスポーツカーで、コレに勝てるのってそうそう無いと思うぞ……

 アイドリングストップも良好。再始動までのタイムラグは、ミラージュとは比べ物にならないほど早い。直噴式とセル式の違いだと、営業さんが教えてくれたっけね。

 実は霧島、マツダ車はあんまり評価してなかったんだが……CX-5でマツダの底力を見たわ。CX-5の評判だって、ぶっちゃけステマか信者の盲目かどっちかだと思ってた。でも、CX-5、ロードスターに乗った時よりも、ずっと感動したわ。

 後はクオリティの問題かな?レシプロエンジンでは、他社に5年も10年も遅れをとっていたといわざるを得ないマツダ。ましてや直噴なんて、トヨタや三菱ですら、ずっと頭を抱えてきた技術。なのにマツダが10年10万kmをノントラブルで走りきれるだけの信頼性と耐久性を持たせることに成功しているか――? そこだけだね。こればっかりは、答えが出るのに年月が必要だけどね。

 スカイアクティブで、起死回生となるか……?果たして10年後、マツダは存続しているのだろうかー―?




 非常に刺激的な二台のクルマの試乗を終えて、ちょっと休憩。チャリティーオークション会場を覗いてみる。これも毎年、恒例だねぇ。まぁ、あんまり見るべき物も欲しい物もなかったけど……。集まってるのはじいちゃんばあちゃんばっかで、クルマグッズなんて全然ないし。とりあえず、「メルセデスベンツのロゴ入りワインコルク抜き」なんて持ち込んでる阿呆なメーカーもあったっけ(笑)



 一番の奪い合いになったのは、コレ。三菱提供の、「ミラージュのミニカー8台セット」。某H君にイヤガラセでくれてやろうと思ったけど、落札し損ねたったwww

 昼でも食べようと思って、ぶらぶらしてたら、JAFがこんなの配ってましたよ。



 最近になって「やっと」取り沙汰されるようになった自動車関連の税金の改善についてのパンフレットですよ。日本って、世界の中で非常に高い税金が自動車に課せられる国なんですよねぇ。北米の50倍なんて言いますしね。

 つーか、なんで今までこの問題が放置されてたのか不思議。一体全体、日本の自動車メディアは何をやってたんでしょうね。まー、エライ人たちはみんな金持ち連中ですからな。税金なんてヘでもないんでしょう。ガソリンは経費で落とせるわ、タイヤが欲しけりゃメーカーに言えば持ってきてくれる。……ま、そんな甘やかされた環境下にあるひょーろんかの人たちの中に、クルマに対する必死さなんて芽生えるワケはありませんわな。


 速攻で昼食を済ませて、再び会場へ。次に乗るのはコレですよ。



 トヨタ・86。コレに乗るのは半年ぶりですねぇ。発売日に86&BRZの試乗にハシゴして以来。前に乗った86はTRD製マフラー・車高調.・ホイールが付いたMT車。BRZはノーマルのAT車。でも、今回の試乗車はTRD製マフラー・車高調・モデリスタのホイール入ったAT車ですよ。

 さーて、久しぶりの86ですよ。どんな感じだったかね~、とウキウキしながら乗ったんだけど……あれ?ZN6ってこんなにアレなクルマだったっけ……

 エンジンサウンドは相変わらずイイ。吹けあがりもまぁまぁ。でもさ、全然走ってくれねぇぞ……なんかすっげぇモッサリしてる。おかしいな、前に乗った時はもっとキビキビ走ってくれた気がするんだけどね……

 上りのゼロヨン。おもっくそアクセルを床まで踏みつける。いやぁ……相変わらずトルク無いねぇ。CX-5の方が加速力も、エンジンの吹け上がりも、スタビリティも上ですよ。なんてのかさ、MR2だと、アクセルを踏んでると、パーシャルでも途中で怖くなってくるんですけど、86はそういうのが全然ない。

 てか、ミラージュもCX-5も86も全部そう。ものすごい安定志向で、過激さが無いんだねぇ……。クルマの方から「もっと!もっと!」と訴えかけてくるモノが無いんですよ。90年代のスポーツカーは、「お前に俺が乗りこなせるのか?」と、クルマの側がドライバーを試してくるようなクルマが多かったのですけど、2010年代のクルマは、なんか全部「ええからはよ行け」と、蹴っ飛ばしたくなるようなフィーリングのクルマばっかなんですよねぇ。

 もちろん、後者の方がトータルの性能は上がっているし、何より速いんだけど、いまひとつツッパリやトンガリに欠けるや、と。SW20で市街地でアクセルベタ踏みなんて、やろうと言う気が起きんもん。でも、ZN6は、悪い意味でベタ踏みしたくなる。そんな感じ。まぁ、チューニングの世界でも言うけど、本当に速いクルマってのは、そっけないクルマだっていいますけどね。完成度が高いってのは必ずしも良いことばかりじゃないんだなぁ……

 営業さんから、「何かスポーツカーに乗ってるんですか?」と聞かれて、「MR2です。86とはスペックもちょうど同じ様な感じですが、まぁアレはアレ、コレはコレで、各々いいところがあって……」なんて心にも無いことを言ってみたり。

 なんか久々に乗った86にガッカリして会場に帰還。最後に乗ったのはN-BOXですよ。



 写真を撮ってないので、展示してあった無限仕様のN-BOXで勘弁。霧島は、その後に夜勤があったので時間もなく、ふりくしょん君にステアリングを任せて霧島は後部座席。



 いやぁ……足元ひっれぇよ。なんじゃこりゃってぐらい。でも、正直に言うと広いだけです。何がアレって、リアシートは見晴らしが最悪なのですよ。前を見たら、前の人の頭しか見えない。横を見たら、後方隅っこの、やたら枠のぶっといちっちゃいウィンドウからしか景色が見えない。新幹線の方が窓からの景色がいいですよ。精神的座敷牢です。こんなの超距離巡航には耐えられない……っ><

 かと言って、タントのようなスライドシートを持つわけではなく。プレオのようなパノラマシートがあるわけでもない。N-BOXはやたら売れてるって言うけど、絶対にリアシートに座って試乗してないだろ、コレ……。作った人間も作った人間だよ……クルマばかり見てヒトを見ない典型っすな。霧島なら、素直にタントを買います。

 あと、まぁなんていうのかフィットしかりモビリオしかりの、いわゆるホンダのサス。かったいかったい。乗り心地が悪いとは言わんが、良くはないね。大人4人フル乗車で、荷物もイッパイ載せて……でちょうどいいぐらいじゃないでしょーか。まぁそこまで乗ったら絶対に走らんと思うけど。

 単身者で、イッパイ荷物を載せて走りたい! って人向けっすなぁ。それだと、逆にあの広さを持て余すと思うけど……。ああ、そうか。これは現代版S-MXなんですね、そりゃ失礼。



 てなことで、霧島の、今年の奈良モーターフェアは終了。いやぁ収穫イッパイ、お腹イッパイのイベントでしたよ! イベントそのものも、大盛況だったしね~!

 でもさ。やっぱりクルマって、乗ってみないと分からんもんだねぇ。自分の眼で見て触って運転して乗って確かめて……そうでないとクルマの良し悪しなんて、ホントに分からんわ。

 今回の一番の収穫は、ソレを改めて認識することができたってところですね、ハイ。
Posted at 2012/10/14 08:16:01 | コメント(7) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2012年10月08日 イイね!

第8回 東方紅楼夢!

「プロデューサーさん、東方紅楼夢ですよ! 東方紅楼夢!」

 ってなことで、第8回東方紅楼夢に行って来たのですよ。東方紅楼夢、毎年10月に関西で開催される、日本で二番目に大きな東方Projectオンリーの同人誌即売会なのですよ。今年も無事に終了しましたよ~!

 夜勤明けなのはいつものこと。朝の4時に仕事場を出て、家まで直行。すぐにシャワーだけ浴びて身支度を整え、朝の5時半に京都府木津川を出発。7時頃には、大阪市内へと到達。今回は、はるばるグンマーから零鴛さんがやって来られるってことで、環状線弁天町駅で零鴛さんをピックアップ。駅周辺で微妙に道に迷ったのはナイショ。大阪をクルマで走るのは苦手だ……

 夢州の海底トンネルをくぐって料金所に100円玉を投げ入れ、大阪南港へ着いたのが7時半ぐらい。関西は昨晩の雨も上がって、少しの肌寒さはあるものの、気持ちのいい快晴。てか、去年も紅楼夢の前日に雨が降ったよねぇ……



 駐車場は、毎度おなじみのNPC。まぁまぁ、いつものことながら痛車、改造車、スポーツカーがわんさかと……。でも、今年は大分の某珍走団の方のバーニス34Zと、鳥取の変態でロリコンな自称紳士の人のコペンがいないってので、なんだか物足りない……べっべつに寂しくなんてないんだからねっ///

 毎年恒例の名阪オメガな天理ミッ●ナイトは 咲夜 昨夜も開催されてたようで……。いつものことながらNPCに来られてた某スーパーブライトイエロー乗りの方曰く、「ウェットだから、あまりスピードも出なかった」などと意味不明な供述をしており(ry

 そうこうする内に、大分からYUSAKUさんが、さんふらわぁで大阪に到着。NPCからえっちらおっちら歩いてATCの裏側の船着場へ。霧島、YUSAKUさん、零鴛さんの3人が揃うのは、5月の博麗神社例大祭以来ですねぇ。



 霧島は霧島で、なんかSWのフロント足回りからガタゴト異音がするってので、せまっ苦しいNPCでジャッキアップとかしてましたとさ。うん、どうもストラットのボルトが緩んでたっぽい。それだけが原因じゃないっぽいけどね……

 作業も終えて、いよいよインテックス大阪へ向かうことに。待機列に並んだのは、8時50分頃。毎年、この時間帯だとインテックスプラザ下の日陰に並ぶことになるのですが、なんか今年はいつもと違って、5号館の未使用スペースに詰め込まれることに。霧島は涼しくて快適だったのだけれど、霧島がお世話になってるコスプレイヤーの方は、「熱気で暑い」なんてこぼしてましたねぇ。

 しかし、待機列に並んだはいいものの……YUSAKUさんと零鴛さんが出遅れて、なぜか霧島だけぼっちで並ぶ羽目に……。いいか? 霧島がフライングしたのではない。ここ重要。つうても、第5回第6回の時は、いつも一人で待機列に並んでたんだしねぇ。カタログ読んだりケータイいじったりしながら、時間つぶし。よく考えたら昨晩、全く寝てないので、途中から、うとうとしてましたよ。

 待つこと1時間半……館内に流れるBGMが、「永夜抄 ~Eastern Night.」や「萃夢想」などの原作タイトル画面曲ばかりだったのが、道中曲へと切り替わり、アナウンスが場内に響き渡る。開場前の放送って、よく考えたら初めてだったねぇ。

「……それでは、第8回東方紅楼夢、開場します!!」

 盛大な拍手が館内に響き渡る。それは夏コミに勝るとも劣らない。10月7日午前10時30分、東方紅楼夢、開戦である。BGMは東方風神録より、東風谷早苗さんのテーマ「少女が見た日本の原風景」。さぁ、もりや……じゃなくて、もりあがってまいりましたwww

 開場から待つこと10分。列移動が始まる。いつも通りのタイミングだね。5号館から一度、外周に誘導されて、5号4号6号と、各々の戦場へと突入してゆく……!

 霧島は、まずは4号館から。てか、この時、霧島は戦利品よりもはよトイレに行きたかったんだw まずは、即売会ではいつも買わせて頂いている、サクラメ先生のあひる禁猟区。今回は新作なしのコピー本ばかり。でも一冊だけ持ってないのがあったんだよねぇ。霧島の主戦場は6号館なんだけど、あのサークルさんは開場1時間で売り切れてしまうから、はよ買っとかんとダメだったんだ。

 いつも通り、スケブに忙しいサクラメ先生。売り子さんも、いつもの咲夜さん。きちんと手を添えてオツリを渡してくれるのがニクイぜっ! 先のこみっくトレジャーで一番人気だったという腋巫女ふたりの「はぁ?」ポストカードも、きちんと頂きますた。

 その後は4号館のトイレに駆け込んで、すぐに6号館へ移動。いいね、6号館。前回は半分しか使用されていなかったのが、今回は6号館Bを全て使い切っている。おかげですっげぇ周りやすい。人間弾幕は、完全にイージーモード。

 次の目標は、うにゃ先生の、「あんずの木」。百合最高! が合言葉のサークルさん。例大祭では、あっというまに売り切れて、「完売」の二文字を見る羽目になったサークルさん。夏コミでも買い逃したしね。今回はバッチリ全部頂きましたぜwww

 正直、今回はこの二つのサークルさんさえ押さえれば、それで良かったんだ。後は、G系の島を回って、早苗さんの気になる薄い本をいくつかゲット。ぐーやとかさとりんこいしちゃんの島も見てまわったけど、結局はあんまり買わなかった。

 11時頃には6号館を制圧し、とりあえずコスプレスペースの下見と、撮影登録を済ませる。いやぁ……今回のコスプレスペースを見た時は愕然としたねぇ。いや、6号館の採光スペースの側に設置されてたのですけど……ああいうことされると、中途半端に光が差し込むから、すっげぇ光の加減や方向の計算がムズいのですよ……。見た瞬間、「こりゃダメだ」と思ったわ。紅楼夢は、回を経るごとにコススペースの環境が劣悪になっていくね……

 撮影登録用紙を受け取り、4号館へ移動。4号館……壁際には「Milk Bar」や「Rei's Room」などの超大手サークルがズラリ。4号館は開場直後と違って大混雑! 完全にルナティックっすなぁ。ぐーやの「金閣寺の一枚天井」って知ってっか?



 まさにコレ。俺はいまだ6枚までしか取得できてねぇんだ……。なお、この動画の人はプロですので(何の!?)

 事前のお買い物リストを確認したら、壁サークルとかもいくつかあったけど……もう人の列を見ただけで投げた。シロガネヒナ先生のMilk Barとか、屋外に並んでるし……。人の少ないLunade LunaやRei's Roomも、特段、今回は新刊がなかったしね……

 人の荒波をかきわけながら4号館を回遊。グレイズ、おいしいです。4号館も、数冊しか買わなかったなぁ……。てなことで、今回の戦利品はこんな感じですよ。



 20件ぐらいサークルさんをリストアップしておいたんだけど、結局は6~7サークルでしたよ。なんやかやで不参加だったサークルさんや、例大祭と夏コミで新刊購入済みだったサークルさんも多かったしね。でも、充分満足ですよ。これだけでも充分な戦果ですよ。


 時間は11時30分ってところ。霧島は一息入れて、次の戦場へと移動する。そう……コスプレスペースですよ。コススペースの片隅で、バッグからペンタックスK100Dを取り出し、シグマのストロボを装着。ディフューザーで発光面を覆ってセットアップ。

 本当はISO1600で、ストロボなしで撮ろうかと思ってただけど、今回の撮影環境ではソレはムリだと一瞬で悟った。モードダイアルはマニュアル。ISOは400、シャッタースピードは1/60、F値は2.8。ホワイトバランスはオートに設定。さて、どうなるか……? 正直、ストロボ使うの苦手なんだよな……

 12時前ってことで、まだまだレイヤーさんも少ない。実は今回、霧島はお世話になってるコスプレイヤーの方が何人か来られてたのですよ。彼女たちに遭遇する前に、なんとかセッティングを出さないといかん。

 ペンタックスって、ストロボの調光が苦手なんだよねぇ……普通に撮ったら絶対に露出がアンダーになる。とりあえず、カメラ側から発光量を調整して+0.7EVにしてみる。そしたら、あれ? わりといい感じ……か!?

 今回もコススペースはついたてが用意されていたのだけれど、一つのついたての4方向で、全然光の加減が違うのですよねぇ。とりあえず+0.3にしてみたり、+0.0にしてみたり。絞りを3.2にしてみたりと、あれこれデータを採取。でも、やっぱりムズいよ……なんかオーバー側に出てしまうケースが多い……

 あれこれ四苦八苦する中、ふっと顔を上げたらキャリーを引いたパチュリーさんが通り過ぎていく。霧島がお世話になってるレイヤーさんのMさんですよ。初めてお会いしたのは2年前の紅楼夢、今年5月の例大祭でもお世話になった方です。コミケで、霧島が生きて帰ってこれたのは、わりとマジでMさんのおかげでもある。

 声をかけたら、向こうもこちらが誰だかすぐに分かってくれました。だんだんと混雑してきたコススペースの中、ついたての空きを見つけて撮らせて頂く。ご本人は「こんなクオリティの高い人たちの中で……>< ムキュー」とか何とか言ってましたが、霧島が一番乗りで撮らせてもらってから背後を見たら、10人以上の長蛇の列が形成されているという……(汗)

  撮らせてもらってる間も、後ろの方から「パチュリーだ! かわいい!」ってな女の子の声が聞こえてきたのをよく覚えてる。事実、すっごい華奢で可愛らしいパチェさんだったからねぇ。例大祭のゆゆ様も、「本物!?」ってな感じでしたよ。しかも衣装が完全手作りってのがまた……

 結局、その後。Mさんは1時間ぐらい撮られっぱなしだったんじゃないかねぇ……お疲れ様でした。

 あれこれ撮って周ってる中で、これまた見覚えのある古明地姉妹が……。こいしの方が、お世話にってるコスプレイヤーのSさん。こちらも、常に人が絶えることはなかったですね~! お世話になりました。

 それでは、今回の成果……



 血の色の赤! ランドセルなフランちゃん。ちっちゃくて可愛らしいお方でしたよ~。人大杉で囲み撮影になってて、目線は取れなかったけど、それもまた良し。



 ナズーリン多しと言えども、こんなコミカルなナズーは滅多にいないんだぜ!? 露出がちょいオーバーになったのは泣いた。一緒におられた星ちゃんの方も、すんげぇカッコいい人でしたよ!



 今回のベストショットかな。はるばる千葉県から遠征して来られたと言う咲夜さん。やっぱ関東のレイヤーさんって綺麗な人が多いねぇ。かわいい系とは、またちょっと違うって感じの。。霧島みたいなのにも、名刺を向こうから渡してくださった……ヘタクソな俺、涙目orz

 基本インテックスのイベントでは、自分からは名刺を絶対に渡さない。てか、渡せない。自信ゼロだから。そんでもって、周りがみんなニコン・キヤノン・ソニーのフルサイズ機にでっかいレンズに多灯ライティングとか普通にやってる中。ペンタックスのちっちゃい一眼にちっちゃいレンズとクリップオンストロボで撮影するというアウェイ感……たまらないぜっ! ペンタックスなんて、自分を含めて5人も見ていない。新発売のK-30を使ってる人もいたけどね。

 人によっては、でっかいカメラを何台も持ってきてるような人もいた。機材だけで20~30万円もかけてるような人もけっこういたねえ。 ニコンでも、中級機の3桁シリーズとか当たり前だった。そーいやニコンD800Eを使ってる猛者がいたわ、しかもレイヤーさんだったな。ちゃんと分かって使ってたのかねぇ……ローパスの効果を薄くしたモデルってことで、人間を撮るには向かないカメラってことを。ちなみにボディだけで30万円するカメラですよ。ローパスうんたらって言うなら、K-5Ⅱsでコス撮りに挑戦しようとしてるアホもいるけど。はい、わたしです

 てか紅楼夢、レフ板、ワイヤレススレーブ発光、ロッド式ストロボの使用OKだったのね……。タタミみたいなレフ板持ってきてる人もいたわ。そんな感じで、撮る側の人間を見てても、けっこう面白いし勉強になりましたよ。

 霧島は、130ショットぐらい撮って、納得できたのは2~3枚。ニコンやキヤノンなら、ストロボの自動調光がもうちょっと精度高いのかなぁ……なお、ISO1600でストロボなしの写真はノイズが酷くて使い物にならなかった。古いカメラだしね……


 それにしても紅楼夢レイヤーさんは、この一年でビックリするぐらいクオリティが上がったね! 日本最大東方オンリーの例大祭でもトップクラスに入るであろう人がゴロゴロいたわ。それに比べて、紅楼夢のコススペースの酷さと言ったらないわ。最後の方とか、普通に歩くのも大変だった……。もうちょっときちんとコススペースを確保して欲しい……。4・5・6をフルで使うんだったらできるっしょ。

 徹夜明けで全然寝てないってのもあって、最後の方はぶらぶら見てまわるのに徹してた。2時45分のコススペース終了と共に、開場の外に出る。しばらくしたら、YUSAKUさんから通信が入り、零鴛さんともバッタリ。



 零鴛さんの手荷物。いやぁ~見事な被弾っぷりですねぇwww この荷物のまま夜行バスに乗って、東京からグンマーに帰ったんですよね?よね?(嘘)

 霧島は、この後でちょっとヤボ用があったってので、YUSAKUさんとは合流せず。零鴛さんとも、ここでお別れ。皆様、お疲れ様でした~!



 こうして、第8回東方紅楼夢は終わった……。開場出口、4次アサシンの仮面をつけたスタッフが二人。何やら紙を持って立っている。

 【現実→】

 おいやめろ……やめろ……やめ……ろ……orz

 大阪南港に吹く風は、もう冷たい。冬は確実に近づいている。

 今年も秋が終わる――
Posted at 2012/10/08 09:51:21 | コメント(7) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2012年10月05日 イイね!

原点、本質、根源 ~Public enemy No.1~


 眠れる胚子は己が殻の中にいることを知らずとも

 己の心音と血流を聞き、世に音があることを知り

 想像もできぬ殻の外を予感し、身を打ち振るわせ

 されど身が孵ることが叶うか否か未だ定かでなく

 殻の中でただ悶えるのみが、今許されし生の証し

 想いも願いも半端な身で、己の形すら見えはせず

 いたずらに膨れ上がり続けるのみの各部に戸惑い

 その混乱の中で一筋の光明を感じた気になりしも

 それは殻の中での、ひとときの成長過程のひとつ

 果てに待つものは、殻の外のみが知ると言えども

 その外の何たるか、殻の中より見える道理もなし

 孵らぬ卵は恐れ戦きつつ、今も何かを夢見て動く

 その夢は我等、生きるすべてと何ら変わる所なし

 …
 ……
 ………

 久しぶりに読みたくなって引っ張り出してきた。



 メディアワークス(現アスキーメディアワークス)のライトノベルレーベルである電撃文庫から刊行されている、上遠野浩平の「ブギーポップ」シリーズ。今の十代とか二十歳ぐらいの人は知らんかも知れんけど、2000年代初頭から現代に至るラノベの方向性を決定付けた、ライトノベルの最高峰なんだぜ? ちなみに「笑わない」以外は全部初版である。

 最近のラノベっつったら。何かと厨二病めいた二つ名を持つ能力者同士のバトルって感じになってるけど。それの走りがコレなんだな。だが、そんなことはブギーポップの本質ではない。

 退廃で陰鬱、しかして人間の本質と真理、根源へと深く深く深く迫ってゆく。今の「やれやれ」な感じとか、派手な言葉で賑やかしてるだけのラノベとは全然ちがう。ブギーポップと共に一時代を築いた時雨沢恵一の「キノの旅」なんかもファンタジーながらも深い内容だったっけ。それ考えれば、ラノベって本当に「軽く」なったんだなぁ……

 今から10年前。エヴァンゲリオンで創作の道へと誘われ、ブギーポップで物書きの道へ踏み込むことを志した。そんな夢はとっくの昔に忘れてしまったけど、こうして今も時々駄文をツラツラと綴っている。俺のテキストライティングの原点だろうな。80年代末期ぐらいの生まれの人には、そういう人が多いと思う。

 俺には上遠野浩平が恐ろしいよ。27年、生きてきても。10年間、文章を書き綴ってきても。人間としての本質的な部分で勝てない、超えられないという衝動に襲われる。俺も、家庭、金銭、仕事、身体……大抵の地獄は見てきたし、「苦労」とか「修羅場」とかいうのでは、老若男女問わずそんじょそこらの連中に負けるつもりはない。だが、俺が上遠野浩平のレベルまで到達しようとしたら、間違いなく発狂する。

 文章とは結局、自身の裡にあるものしか表現できないんだよ。一度でも小説家を志して自ら本一冊分書いてみて、その上でブギーポップを読んだ人には、上遠野浩平が送ってきたであろう壮絶な苦悩と葛藤、凄惨な人生と出生が垣間見えてしまって、どうしようもなく恐怖し、戦慄し、絶望するんだよな。こればかりは、文章を書く人間でないと分からないことだ、絶対に。

 作家って言うのには、狂人じみた人間が多い。川端康成しかり、三島由紀夫しかり……太宰治なんて、その極致だね。ウィリアム・シェイクスピアやフョードル・ドストエフスキー、村上龍、ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン……世界的歴史的文豪クラスの人間なんて、もう人間として顕界できていたのが不思議なぐらい。俺は、そういった人種の人らからすればゴミでカスでクズみたいな存在だけど、それでも人間としての“方向性”だけは同じだと思う。

 文章を書く人間には、ある種の「思考」があるのですよ。独特で特異な「思考の形態」と言うか……観察力とか分析力とかなんて、そんな薄っぺらいもんじゃない。「慧眼」と言えば、まだそれに近いかもしれない。世を疎み蔑み、常に時代や世間とは迎合せず適合できず、物事の本質と真理を見極めようとしてしまう。

 それを表現する言葉を、ちょっと俺は知らない。それが悔しくてもどかしい。日本にはない概念をも言語記号化することに成功している古代中国や、あるいは禅の世界でなら、あるのかもしれないけどね。

 分からない人には、何を言ってるのかサッパリ分からないと思う。それが当たり前。でも、分かる人には分かりすぎるほどに分かってしまうと思う。そして、「ああ、自分と“同じ”だ」と気づいてニヤリとすると思う。なお、実際問題として、厭世の中に自らを据え置き、自身を放り込んで、自らの肉を削ぎ落とし削ぎ落としの生活をしていない人間は、分かってるつもりでも、やっぱり分かってない。

 奈須きのこなんかは、「根源の渦」という言葉でソレを表現してたね。「Fateは文学」なんて言葉があるけど、一体、どれだけの人間が、その言葉の真の意味と意義を理解しているのか……。まー、「文系なんて~、文学部なんて~」って言ってるヤツには絶対に理解できないだろう。一生かけてもね。文学部にいるヤツでも同じ。文学部にいるヤツですら、9割9分9厘以上は、「“文学”部」も「“文”学部」の本質を理解しないままで卒業していくんだから。とりあえず、なんで学校という存在が、「文」という地図記号で表されるかぐらい、考えてみたらいいのにね。


 ……みんカラ見てても、そう言う人は稀にいる。一人だけ、この人は俺と同じだと。俺の方向性を突き詰めた先に、この人がいると。そう確信している人がいる。そしてまた、確信までは無いけれども、自分と同じ方向を見ているだろうなって人も、何人かいる。誰とは言わんが……

 でも、やっぱりみんな、まともな人生は送ってないけどね。


 俺は痛い奴だ。はぐれ者だ。極悪人だ。狂っている。イカれている。キチガイだ。マッドだ。サイコだ。メンヘラだ。失敗作だ。欠陥品だ。負け組だ。27にもなって厨二病を克服できないガキだ。抹殺されるべき社会的非適合者だ。そして、社会の敵だ。

 俺は、自分の考えと発言は、全て本質的に正しいと確信している。だが、それと同時に全て社会的に世間的に間違っていると言う絶対的な自信もある。

 俺は、「普通」の人間になることだって出来る。簡単だ、自己を殺せばいいだけだ。俺も、この一年は、そうしようと努めてきた。だが、やはりそれは許されないらしい。腹の奥底より湧き上がってくる怒りと悲しみ、理屈と理性を突きぬけて、脳髄を直撃し、心身を貫ぬくこの衝動……

 群れて媚びて諂って馴れ合って……周りの目とか社会的立場だとかお世話になっているからとかで自らの言葉を封印してきた。「自分はあなたの下にあります」と「あなたにだけは従順でいます」と、そう笑顔であり続けてきた……

 もう、いい。もう……。たとえ俺が切り捨てられることになっても構わない。殺されることになっても構わない。俺の人生は、そんなことの繰り返しだった。何を今さら躊躇う必要がある? 何を今さら隠し通す必要がある? 「普通の幸せを手に入れたい」、そんなぬるい考えが、俺の思考と文章を鈍らせて来たんじゃねぇのか?


 いいな、ブギーポップ。久々に読んで、自分が17、18の高校時代。19の浪人時代、20、21の学生時代に何を想っていたかを思い出したわ。

 ……俺は大学生の時、講義の履修登録理由を聞かれたら、「絶対的なものを見つけ出すため」なんて真顔で答えてた痛いヤツだった。そしてそれは、今も変わらない。でもさ、そういう自身の中に哲学や思想、信念がないと。学問なんて無意味で無意義なものに過ぎなくなってしまうと思うけどね。

 文章が上手くても、知識に溺れているヤツなんていくらでもいる。自らの信念や哲学を持っているように見えて、それは全くの借り物であり、コピーであるヤツなんていくらでもいる。もちろん、俺もその一人だろう。

 ホントに学問を探求した人ってのは、自分の専門分野を通じて人生を教えてくれるもん。でも、そんな優秀な人ってのは、みんな予備校に引き抜かれて行っちゃう。学校の教師?世間知らずのカス揃いですよ。小中高大専門どれもこれも。

 そうそう。本や文章なんて、真面目に読むだけホント無駄ですよ。本を一冊読んでみて、その中から本当の本当に大切なこと。価値のある、“たった一文”を見つけられれば、それで充分ですよ。そして、何冊も何冊も本を読み込んで、その一文を点繋ぎのように繋いでゆけば、世界の形が見えてくるもんです。


 本物は、いつも隠れたところにしかいない。決して表舞台で華やかに活躍することなどない。そう、俺は常に信じ続けて来たのではなかったのか?


 そうだ。俺は何度でも言い続けてやるよ。

 お前は裸の王様だ、と。
Posted at 2012/10/05 11:46:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記

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何シテル?   01/30 16:31
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