【くるま放談】米大統領選で明暗を分けた自動車産業の影響力とは?

1964年以降、激戦州のオハイオ州を制した候補者が大統領選で勝利を収めて来た経緯が有り、
オバマ、ロムニー両候補共にオハイオへ頻繁に出向いて遊説。

今回のオバマ氏の勝利州を地図でプロットすると、GM、フォード、クライスラーなどビッグスリーが
本社を置くミシガンやオハイオといった自動車産業が盛んな五大湖周辺の州を取り込んでいる。

一方、五大湖周辺州で支持を得られなかった自動車産業が盛んなミシガン州出身のロムニー氏。
父親もかつて同州の州知事を務めていながらも、リーマン・ショック後にビッグスリーが経営破綻に
追い込まれた際、政府による支援に異論を唱えた経緯がたたって落選。　これが実情らしい。