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ＶＷが欧州での シロッコＲ の販売開始に合わせて新しい画像を公表したようです。
ドイツでの価格は約４３８諭吉から。フランス・ニースでの報道関係者向け国際試乗会が開催され，
市販に向けたスタンバイが完了。 日本への導入も近いかもしれません。

シロッコRは今年９月のフランクフルト・モーターショーでデビュー。
エンジンは直噴2.0リットル直4ターボ「TSI」でアウディ用のエンジンをベースに吸排気系に専用
チューンを施したユニット。最大出力は２６５ps，最大トルクは35.7kgm（2500 ～5000rpm）の幅広い
領域で発生。 駆動方式はＦＦ。６速MTと６速DSG。 最高速は２５０km/h(リミッター作動)に到達。

さて，このＶＷ車は一体，何者？　世界で最も燃料効率に優れた４シーターだそうですが・・・
全長3.84m×全幅1.6m×全高1.4mで，ホイールベースが2.45m，車両重量がたったの６９５kg！

８００㏄の２気筒ＴＤＩエンジンに７速DSGの組合わせ。中間に１０kwのモーターを置くＨＶ車。
１００ｋｍ走るのに必要な燃料が僅か２．４４㍑！というから驚く。　CＯ2排出量においても
最も環境に優しいスペックを誇るそうです。　総出力６５ｐｓを発生。　その名は 『 Ｕｐ！Ｌｉｔｅ 』。　

後姿に少々Ｖｏｌｖｏ の香りが漂ってますが，それはともかく，軽並みのエンジンで
アクセルを離した際の惰性走行時や短距離走行時は電気モーターのみで走行可能。
サイズから想像すると，ズバリ，次期 Ｌｕｐｏ のブルーモーションか・・・

ＨＯＮＤＡ、ＢＭＷ，ＴＯＹＯＴＡがこの１年で次々とＦ１から
撤退する中，２７日，何とＶＷが２０１２年にエンジンサプラ
イヤとして名乗りを上げるとの報道！　９月頃からＶＷが
傘下に収めたポルシェでＦ１参戦？との噂も有りましたが，
そうでは無くて，手堅くサプライヤ戦法で来ましたか・・・　　
ＶＷはＦ１のエンジン・レギュレーションが変更になる事で
通常１億ユーロ（約130億円）と言われる運営コストが低減
できるとの読みが背景に有るようです。流石，ノッてますなぁ

今やＰＡＳＳＡＴもすっかり成長してＶＷの上級車として君臨するようになりました。
先代の５代目はＷ８エンジンの４．０㍑版まで有りましたが，現行の６代目ではＶ６ ３．０㍑版の
４モーションが輸入モデルの最上級グレードとなっています。本国ではＲ３６（ € 46,075）が最上級。
そして，２０１１年に画像の７代目が本国で発表される模様。

一方で，お隣の中国では見た事が無いＰＡＳＳＡＴ（画像）が既に出回っているようです。
本国仕様とはデザイン・トレンドがまるで違ってますねぇ。　中国専用モデルのようです。
中国向けのTOYOTA CAMMRY（画像） がまるで別顔なのと同様，現地迎合モデルですね。

ドイツのメディアによると，ＶＷが自動車の生産台数において，遂にトヨタ自動車を上回り，世界最大の自動車メーカーになったと伝えているようです。

本年1～９月のＶＷ生産台数は４４０万台。
一方，トヨタの生産台数は４００万台に留まったようで，
米国ではフォードが３７０万台， ＧＭが３６０万台。


ＶＷは昨年，「２０１８戦略」を打ち出して今後１０年で世界販売１０００万台を目指す目標を発表。
中国は既にＶＷにとって世界最大の市場になっており，今年１～６月の中国での販売台数は
６５万台で，ＶＷの世界販売の約２０％に相当するそう。　因みにドイツ本国での販売は６３万台。
今後，ＶＷは２０１８年における中国販売を倍増の年間２００万台を目指すとしているようです。

ＶＷは米国市場では失敗したものの，昔から中国で地道に根を生やしてきた事が今となっては
吉と出て，逆に米国市場依存が裏目に出て失速中のトヨタを抜いて，かなり鼻息が荒い模様。

従来のエンジンの可能性を追求して環境対策に取組みつつ，車本来の楽しさも忘れないＶＷ，
対するクルマの電化で乗り切る？トヨタ。　さて，１０年後に笑うのはどちらでしょうか？