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ＬＡオートショー2011が開幕。　ＶＷブースでは 『ザ・ビートルRコンセプト』が北米プレミア。



9月のフランクフルトモーターショーで公開されたもの。　エンジンは 「Ｇｏｌｆ ＲやシロッコＲと近い
スペックになるだろう」と発表された模様。

実質的に Ｌupo のフルモデルチェンジとなる ＶＷ ｕＰ！。　全長＋13ミリに対してホイールベースが
＋99㎜ アップ！となかなかのパッケージング進化をみせている。 外観は少々地味な感も有るが、
デザイナーがイタリア人のワルター・デ・シルヴァ だけにローマの街中では結構なじむそうな。

　　　　　　　

ｗｅｂ ＣＧ に寄せられた島下泰久氏のインプレを纏めると以下。

・フロントウィンドウが前方へ移動、前席の着座位置が13mm高くなったことで視界が良好。ヘッド
　スペースも拡大されており圧迫感は無い。後席は一段高く、レッグスペースも十分な余裕が有る 。

・エンジンは新開発の直列3気筒999ccで、徹底的な低フリクション化、軽量化が施されている。
　最高出力は60psと75psの2種類だが違いはECUのセッティングのみ。ミッションは5段MTが標準。
　後にロボタイズド2ペダルMTも登場予定。

・1トンを切る車重の効果か、60ps仕様でも走りは十分。最大トルクを発生するのは3000～4300rpm
　の間だが、2000rpmの時点でもすでにその9割がもたらされるため、即座に力感が得られる。
　但し、75ps仕様との違いは明らか。 2人乗りで1人乗りの60ps仕様を引き離せるほどの差がある。

・3気筒としては振動、騒音が小さく抑えられている。燃費はブルーモーションテクノロジー採用の
　60ps仕様で 23.8km/Ｌを実現している。

・ボディー剛性は「ゴルフ」や「ポロ」ほどではないが、骨格がしっかりとしている印象。長いホイール
　ベースの恩恵でピッチングや安っぽい突き上げも無く、乗心地も良い部類。

・一貫しているのはギミックを廃して基本を徹底的に磨き上げるという姿勢。日本導入は2012年末。
　５ドア＋ロボタイズドMT仕様が有力。150万円に近い価格なら、なかなか面白いことになるだろう。



※河口まなぶ氏の ｕＰ！現地インプレ第１弾は こちら。

御馴染み、ＬＯＶＥＣＡＲＳ！河口まなぶ氏の ローマ試乗速報 が ｃａｒｖｉｅｗ に登場。
インプレを要約すると以下。

・ｕＰ！の3サイズは全長3540×全幅1641×全高1478mmでエンジンは1.0Lの直列3気筒のみ。
　最高出力は上級モデルが75ps、廉価版は60ps。 ミッションは5速MTと2ペダルMT。DSGは無し。

・燃費は75ps版の5速MTで23.3km/L、60ps版の5速MTで23.8km/L（共にブルーモーション）

・タイヤは165/60R14が標準でOPTで185/55R15、up!ホワイトとブラックでは185/50R16も選べる.

・エンジン音が聞こえるだけの静粛性や1.0Lエンジン（75ps版）の低速トルクの太さによる扱い易さ、
　車格に対して大き目の16インチながら、意外や足がしなやかに動く感じなど、初乗りからわずか
　数百メートルで、このクラスの小型車には感じられないような良さが押し寄せる。

・1.0Lの3気筒はバランサー・シャフトが無い。それでも振動が少ない理由は、カウンターウェイトを
　6つも使った他、フリクション低減による。

・このクラスでは初となるシティ・エマージェンシー・ブレーキと呼ばれる自動ブレーキを備える。
　レーダーを用いて5km/h以上30km/h以下で作動し、完全停止を行う。

・間もなく5ドアも登場し日本市場に投入される。　本国価格は9850ユーロから。
　日本でも廉価モデルで150万円辺りが実現すれば、相当に競争力が有りそう。

・5速MTしか試乗しておらず、AMTの仕上がりは未知数。

ＬＡオートショーのプレスデー（11/16・17） にて 2013モデルの ＣＣ がワールド・プレミアされる模様。



本国では2012年2月に発売とか。

VWがフランクフルトモーターショー2011に出品した 『up！』の スポーツコンセプト、『GT up！』 が
どうやら市販化される模様。




ＶＷが新たに公開した上画像が 「GT」のネーミングで発売されることを 示唆しているとか。