Avanti Yasunoriのブログ一覧

お馴染み国沢親分が新型Ｇｏｌｆに装備された「ACC」を実走行で紹介している動画がコレ。
クルーズコントロールにミリ波レーダーを組み合わせたシステムで、高感度なレーダースキャンに
より先行車を測定。 予め設定したスピードを上限に自動で加減速を行い、一定の車間距離を維持。
長距離走行などでのドライバーの疲労を低減してくれる。 （動画の2分53秒より）



渋滞などの低速域でも作動し、先行車が完全に停止するまでの範囲で制御。 作動状況は
マルチファンクションインジケーターで視覚的に確認出来る。 ACCの動作は至って滑らかなようだ。
（コンフォートライン、ハイラインに標準装備。 トレンドラインはセーフティパッケージにてOPT扱い）

本国では 8インチのNAVI 一体型モニターが標準仕様だが、現状の日本仕様では 5.8インチ版の
モニターが標準。 日本向けのNAVI 開発が間に合わず、カロのオンダッシュモデルで暫定対応中。



国内仕様との違いは丸ノブの位置を基準に比べれば上下サイズの違いが判る。横幅については
画面外周のダミー枠部の太さを変えて処理されている。

巧みな意匠工夫で一瞬では気がつかない。 年内には8インチ NAVI 装着車が導入されるようだが、
本来 NAVI は安全上からも視線移動の少ないオンダッシュタイプの方がベター。
つまり、8インチモニター＋オンダッシュNAVI の組み合わせが最強ということに。

新型は軽量化の恩恵で140psのハイラインでもSモードで踏み込めば、まるでエアラインの離陸時の
ような強力な加速感が得られる。 中低速で頻繁に2気筒化しても判別不能。 NVHも噂どおり良好。

エンジン透過音はかなり低く抑えられており、路面からのロードノイズも程良く抑制が効いている。
キャビンの静粛性は一クラス上の雰囲気。

かなり出揃った感の有る新型Ｇｏｌｆのインプレッション動画を一堂に。 優れたキャビン内の静粛性が
感じ取れる。 1.4TSI ハイラインと ＧTI の二本立て。

20日に正式発表された新型Golf では全車が自動車取得税、自動車重量税100％減税対象で、
3グレード共に安全装備を充実させながらも先代モデルより8～13万円価格が引き下げられた。
しかしそこで驚くのはまだ早い。



と言うのも、輸入価格設定が本国よりも高いのが常なVWながら、今回は現在のユーロ為替水準
（130円/€）で換算すると本国価格よりも14～25万円も安い設定となっている。 （細部仕様差含む）

　　　　　　グレード 　　　　　　　　　欧州価格 （130円/€） 　 　日本価格
　　　1.2 TSI トレンドライン　　　 　20,275€ （263万円）　　　　 249万円
　　　1.2 TSI コンフォートライン 　22,225€ （289万円）　　 　 　269万円
　　　1.4 TSI ハイライン 　　　　　 24,900€ （324万円） 　 　　　299万円

以前から度々輸入車導入価格の割高感について触れて来たが、ここへ来てようやくVWも Ｇｏｌｆに
ついては戦略価格に打って出て来た感が有る。 何せ、ミディアムコンパクトクラスはAクラスや
V40などの導入で今や激戦区。　老舗が負ける訳にはいかないという闘志の表れか。
意地でも300万円を切ってみせたところが興味深い。