Avanti Yasunoriのブログ一覧

Ｐｏｌｏ ＧＴＩ が表紙の ＭＭ誌３月号 に 「フォルクスワーゲンという
選択」 と題して久々にＶＷ特集が組まれている。

注目は自身も以前に走った愛知県の 「西浦モーターパーク」 での
Ｇｏｌｆ ＧＴＩ と Ｐｏｌｏ ＧＴＩ のラップタイム比較や走りの違い等が詳細に
掲載されている。 テスターはモータージャーナリストの重鎮，
こもだきよし氏。 この評価で注目は Ｇｏｌｆ ＧＴＩ の２０１１モデルを
テストしているのだが，以前に同サーキットで行なわれた，同車の
ラップタイムよりも，かなり良いデータが出ている事。

その理由はどうやら２０１１年モデルからステアリング特性が変更
されている事によるらしい。 　コーナーでテールがスムーズに出る

ようになり，それがラップタイム向上に繋がっている模様。 欧州車の常で，モデルイヤー毎に
アップデイトされるのは珍しい事ではないが。 判り易い表現で書かれているので是非一読あれ。

近頃，増殖一途の 「逆スラントＣ ピラー」。 何故今更のように増えて来たのかを検証してみる。
最近の事例ではトヨタの新型 Ｖｉｔｚ やラクティス，ポルテなど。 少し前だとカルディナ，初代パッソ，
スパシオ，オーパ， 古くは初代イプサムの時代まで遡る。　スズキのスイフト等も同様だ。

この逆スラントしたＣ ピラーデザインを採用した場合，例外は勿論有るが， ヒットの確率は低い。
何故なら，人間の持つ感性に逆らっている為，見た目に安定感を欠いたイメージとなるのが要因。

大抵の場合は台形の如く，裾広がりの造形の方が自然に見えるし，飽きが来ない。　
更には当然ながら，斜め後方視界が妨げられ，死角が増大して後退時に苦労する羽目となる。

では何故，それにも拘らず逆スラントデザインが後を絶たないのか。 その答えは実にシンプル。
競合他社車と差別化し易い，つまりは 「目立たせ易い」 からで，アイデア枯渇時に採用傾向。
しかし，目立つ反面，人間の持つ感性に反しているので，「飽きられ易い」 に直結する。

因みに今回の新型 Ｖitz では設計者が苦労して，逆スラント意匠を逆手に有効活用したそうな。
それは 「リヤドアガラスの一枚物化」。 通常は一枚物ではドアガラスが下端まで降りきらない為に
「デビジョン・バー」と呼ばれる細い棒状の仕切りを設けて分割，もう一枚小さいガラスを設定するが，
この車の場合，コストダウン？とスッキリとした見栄えの一挙両得を狙って一枚物にしたようだ。

リヤドアガラスを下端まできちんと全開させるのは設計的に初期検討がかなり重要で，デザインと
設計間のせめぎ合いとなるのが通常。 この際，実は Ｃピラーが逆スラントしている方が有利となる。

その理由はリヤドアを側面から見れば一目瞭然で，ドア下方のタイヤハウスえぐり部との干渉が
避けられ，ガラスの収納が容易になるからだ。 但し，コストダウンに効くからといって今まで以上に
逆スラント採用車種を増やす事は後方視界確保という安全上の観点からは本末転倒となる。

ルノーがジュネーブ・モーターショーで 「メガーヌ モナコ ＧＰリミテッド・エディション」 を
公開予定だそうな。 ３月以降，１４ヶ国で発売する模様。　日本での発売は未定とか。

メガーヌの３ドアモデルをベースとした特別仕様車で，内外装共に白がアクセントとなっている。
スポールの最大の特徴でもある，フロントバンパーの別色塗装が変更になって大人しい顔付きに。

先回の 「バージョンＬ 」 のインプレに続いて，Ｆスポーツのインプレ動画が登場。
テスターは みんカラ や ＬＯＶＥＣＡＲＳ！で御馴染みの 河口まなぶ 氏。



インプレを要約すると・・・

・足廻りが固められており，他グレードに比べるとコツコツとした感触が伝わる
・意外にサスにストローク感が有り，他グレードよりも伸び側が豊かな感触
・１７インチ化により，街中ではＮＶＨが高めだが，ワインディングでは・・・？