Avanti Yasunoriのブログ一覧

TPP交渉が開始されてこれまで日米間で合計3回に渡る「自動車交渉」の場が持たれたが日本は
米国側のその後の要求には応じておらず、交渉は平行線に終わっている模様。 日本は米国が
日本車にかけている関税撤廃時期について大きく妥協するなどで既に手持ちカードを切っており、
更なる安全規制や環境規制緩和要求には安易に応じられない状況が続いている模様。



おりしも読売新聞によると、米国の輸入関税の撤廃を5～10年後と読む日本側に対して協定発効
から20年程度先となる公算が強くなったとしている。 米国は今やデフォルトの危機に苛まされており
自国の国益維持の観点からも日本の自動車各社が米国に生産拠点を移して大量生産体制により
40%近い市場シェアを獲得している現実に如何に対応するかで追われているのが実情と言えそう。

総務省が「1.0Lクラスの自動車税が29,500円／年に対して軽自動車税が7,500円／年と極端に
低い為、アンバランスを是正する必要が有る」としてエンジンの排気量に応じて課税する現行制度に
対して燃費性能などを加味した課税方式への変更案を盛り込んだ正式報告書を10月31日までに
纏め上げた模様。 「軽離れ」が一気に進むのは明白なだけに自動車業界からは早くも反論が噴出。



具体的な税額については未だ不明ながら倍増する可能性も有りそう。 総務省は今回の提案書を
元に自・公両党の税制調査会で議論、年末に纏める「税制改正大綱」に盛り込みたい考えと言う。

自動車8社が発表した9月の国内販売台数は前年同月比＋16.5%増の計47.2万台で、エコカー
補助金が終了した2012年9月以降の落ち込みから１年ぶりにようやく回復傾向を見せ始めている。




9月度の国内販売を各社別に見ると、ホンダ「N BOX」、ダイハツ「ムーヴ」、日産「DAYS」等の
軽自動車が好調で、MAZDA「アテンザ」、スバル「インプレッサ」、「フォレスター」も善戦している。