先日、570Sを試乗してきました。
お電話を頂いた際には、はじめは遠慮したのですが、試しにということでディーラーにおじゃましました。
私は専門家ではないので、クルマの挙動がどう、とか難しいことは書けませんので、素人感覚の感想です。
まず、地下の駐車場に案内され、カラフルな車体が揃う中、傍らに駐車されていたオレンジのクルマへ。これが、今回の試乗車である570Sのよう。。。
ドアを持ち上げ、ドライバーズシートに着席したあとに、ミラーを整えます。シートポジョンは電動で、ゆっくり動きます。当然、ステアリングも動きますが、その稼働範囲が非常に広いことに驚きました。誰でも好みのポジションがとれるのではないでしょうか。
いよいよ、エンジンスタート。静まっていた平穏な駐車場に、突如として爆音が吠え、ドライバーのヤル気を促します。普段乗っている991カレラSも私には驚くほどですが、それよりも一回り大きく思いました。
アイドリング中の振動は、991カレラSよりも大きく、音もより重低音な気がしました。
いざ出発です。ステアリングが、ポルシェより軽い。恐る恐る一般道に出て、にょろにょろ走ったあと、まずはアクセルを半開きします。スゲーー加速です。それと共に、エギゾーストもすごく吠えてます。オプションで、いちばん煩いエギゾーストシステムがついているとのこと。
ステアリングは、相変わらず軽いですが、ポルシェと同じくらいに、路面の情報が手に伝わってきます。ステアリングホイール径も、991のスポーツステアリングより細いのかな!?運転し易く感じました。
担当者からは、前方は見易いと言われましたが、私にとっては見にくかったです。991と違って、フロント両サイドの膨らみが見えない、、、鼻先と両端が、どの辺までなのか分かりません。
何度か車線変更もしましたが、目視では真横も右斜め後ろも違和感はなかったです。ちなみにイギリス車なのに左ハンドルでした。このクルマに慣れてないので、サイドミラーから見えるサイドボディーの複雑な光景には、一瞬だけ何だ?となります。991のように、丸みが見える方が安心します。
途中で高速道路に入りました。
ここで、トラックモードに切り替え、アクセルを全開に。トラックモードだと、タコメーターの画面が変わります。円形だったメーターが、何だか昔のF1?みたいに、数字が一列に並ぶんです。
真っ先の感想は、、、、怖い。
991カレラSの加速とは別物でした。後ろから聞こえるエギゾーストが、さらに怖さを倍増させているのかもしれません。例えるなら、大きな音の粒に追いかけられている感じです。少しターボラグがありますよね?と担当者から言われましたが、私には気にならない。
めちやめちゃ早いし、怒濤の加速がリニアに続きます。そう思いました。回転数の上昇とともに音が心地よい高音になり、ドキドキ感を盛りたてます。シフトUPは、素早くきまり、気持ちのよいショックです。高回転からのシフトDOWNも派手にやってくれますので、他人を乗せていると少し恥ずかしい気持ちになります。
高速域だとステアリングが重くなると言われましたが、それに気づくどこじゃなかった。。。
そうそう。走り始めに感じた、もうひとつのこと思い出しました。それは、ブレーキのフィールが、板を踏んでいるような感覚だったこと。これは、997や991の物とはまったく違う感覚です。あまり強く踏んでないこともあるでしょうが、奥まで踏むというよりは、足を押し付ける、もしくは踏みつける、といった表現でしょうか。ローターが、カーボンセラミックなことと関係してるのかは私にはわかりません。
こんなハイパワーなクルマを運転したのは、458やアベンタドール以来ですが、とても楽しめました。
その後に、自分のポルシェを動かしたら、なんだか普通の車でパワーないなーと思ってしまった。。。汗
でも、私には、いまのクルマがちょうどいいと再認識しました。
Posted at 2016/02/14 17:05:23 | |
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