
どうもです。
長くなりそうなので、いきなり本題です。
それでは、本題です。
今日は、プジョー208を見てきました。DMが送られてきていたんですが、試乗車・展示車がありますとか…。何も書いてなかったので、送られてきたディーラーとは違うディーラーへ行ってきました(爆)
(ホームは遠いという事情もあります)
見た感じは、207より確実に小さいです。幅はそれほどじゃないですが、前後方向には短くなっています。でも、206ほどのコンパクトさは感じられず。
もっと細かく見てきましょう…。
1.6リッターNAエンジン。207のNAと、同じエンジンです。
↑搭載位置って、低め?
ヘッドライトは、HIDを標準装備です。展示車のグレードがシエロだったので、最上級だけの装備かもしれません。Webカタログには書いてないな…。
ハイビームも点灯。ちなみに、スモールランプは、上にあるライン状のLEDになるそうです。ちょっと記憶が薄いですが、たぶんあってます(笑)
それで、上の膨らみ部分のLEDがデイライトだったかな…?(汗)
ついでに、ウインカーも点灯。あ、ウインカーといえば…。
↑こんな感じで点灯するのは、どうやらGTiだけみたいです。それとも日本の法規に適合しなかったので、仕様変更してきたのかもしれません。とりあえず、現状では展示車と同じヘッドライトになります。
テールランプ。これも、全点灯状態です。
ドアミラー。ミラーウインカー内臓ですが、ウインカーのレンズ部分が一番飛び出しているので…。ミラーを当てたら、ウインカーレンズが粉々になる可能性があります。前の、ミラー付け根についてる方が合理的だったのに…。
ウインカーだけ部品共用できるので、コスト削減になるし…。
もしミラーにウインカーを付ける場合は、ホンダみたいしてください。ホンダのミラーウインカーは、レンズ部分だけが凹んでます。なのでミラーを当てても、レンズ部分は接触しない仕組みです。これなら当てても、傷が付くだけでレンズは割れません。
よく考えてあります。
タイヤは、195/55R16のミシュランエナジーでした。207のNAモデルと、同じサイズになります。ってことは、手持ちのスタッドレスがそのまま使えるのか…(え?
外はこれぐらいにして、中にいきましょう。
グローブボックスの大きさに、文句を言ってはいけません(笑)
右ハンドル化の弊害で、ヒューズボックスが残ったため小さなスペースに…(涙) 206ではヒューズボックスも右にいったのに、207以降では全部が左に残ったままです。
トランクは、207に比べて前後方向にやや広い感じ? 横は変わらずで、深さも同じくらいでした。容量的には、微増してそうな雰囲気です。
あれ、なんか見覚えあるぞ…?
DS3と同じシートです。
PSAグループで、シートの共有化しているみたいです。C3・DS3と208は、同じシートです。これの表皮の違いと、サイドサポートの高さでキャラクター分けしているみたいです。
あと、中身のウレタンも違うと思います。
C3のシートは柔らかかったんですが、DS3は固かったので。208は、C3とDS3の間ぐらいの固さですね。個人的には、208のが一番好きです。
表皮が革と、アルカンターラとジャージ素材の組み合わせです。体が密着する部分は、ジャージ素材で通気性を確保し…。体を支える部分では、アルカンターラで保持。そして肌が軽く触れる部分は、革を使って手触りを確保…。
このシート欲しいw
DS3のより、少し緩いからいい具合…。
後部座席の足元です。207より、広い印象です。ただ、207よりシートバックが立っていて座面が短いので…。人をある程度起こして座らせて、前後方向に稼いでいると思われます。そのためか、自分が後部座席に座ると…。
髪の毛が、天井に触れそうになります。姿勢によっては、触れる場合もあります。頭上空間は、207より減っていると思います。特に、後部座席は…。
ドアトリムは、グラデーション塗装です。これは、207のMC後のモデルから使われているカラーリングですね。見る角度によって、微妙に色が変化します。
メーター周りです。ハンドルの上から、メーターを見る格好になるんですが…。ハンドルの位置によっては、メーターとこのように被ります。ハンドル位置を下げれば大丈夫ですが、どうなんでしょコレ?
自分の体では調整範囲で賄えましたが、これですべての体系に対応できるんですかね? ハンドルの中から覗くスタイルでも、見えない部分が出てくる場合があるので…。それほど、気にしなくてもOKかもしれませんが…。
↑ギミック付きw
エンジンONすると、メーターの針が振り切れるギミックが付いています。やや、おもちゃっぽいかな…。GTとかGTiなら似合いそうですが、シエロはどうかな…。
専用オーディオです。今までの、マルチファンクションディスプレイも兼ねています。この画面に、様々な情報が表示されます。オーディオ機能としては、ラジオとUSBとAUX端子のみです。
はい、CD聞けません。
CDを聞きたい場合は、PCを通してUSBメモリに入れてください。そして、それをコネクターに差し込んでください。やや、面倒…。あとオーディオ交換が事実上不可能なので、ナビはどうなるかというと…。
この画面に表示できるナビが、専用で用意されるそうです。初期ロットに搭載は無理らしいですが、次の船便には対応できるとのこと。割り切って、メモリーナビという選択もあるらしいです。
(初期ロットに、ナビが搭載できないってどうよ?)
と、まぁ…。こんな感じになります。
総論としては、いい車です。207より質感が、飛躍的に上がっていると思います。特に外装のパネルの隙間など、207とは比べ物になりません。207の初期ロットだと、ボンネットの左側が浮いているとか…。
そんな、ことありませんw
ヘッドライトもテールライトも、凝った形状をしていて質感は高いです。室内も同様に、質感は上がっています。いろんな部分が、プラスチック剥き出しから塗装された部品になり…。
塗装もピアノブラックや、ヘアライン調の塗装で最近のトレンドを押さえています。あと、キー抜き忘れの警告音がオサレな音に変わっていたり…。
そうそう、鍵も変わってました。キーレスの操作で、夜間はヘッドライトを点灯させることも可能みたいです。VWのゴルフみたい…。
ちなみに、このモデルで240万円のプライスとなっています。207のシエロと同価格で、装備・質感とも上がっており…。非常にお買い得な、お買い物だと思います。
自分が欲しいかと聞かれたら…。
欲しいと答えます。
買うなら、1.2リッターの3気筒+5MTモデルですね。輸入車は、一番下のグレードと一番上のグレードが楽しいと思っているので。
ちょっと気になったのが、ダッシュボードの形状が変わったせいか…。今までのプジョーにあったような、開放感がなくなっていました。ウエストラインが低くて開放感があるのに、不思議と包まれ感がある…。
そんな、206から207へと受け継がれていた部分が、無くなっていました。ダッシュボードの先端が、せり上がっているのが原因かな…。でも、映り込みと過もあるんで上げる必要があったのだと思われます。
最後に。
店先で店長さんと、立ち話をしていたんですが…。
店「いやぁ、なんだかオシャレなお店になりましたね…。こんなお店で、プレミアムな感じの車を売れて、僕は幸せです」
この言葉が、非常に重かったです。店長さんは、何より車が好きそうな人でした。そして、プジョーが好きそうな人でした。売っていて楽しそう・乗っていて楽しそう…。
なんだか、プジョーという存在を生活の中に取り込み、一部として心底楽しんでいる印象です。こんな人から買ってみたい、そう思わせる人でした。
ただ一方で…。
プレミアムな感じの車という言葉が、引っかかりました。プジョーも、そういう車になったんだなと…。自分の中のプジョーとしては、別にプレミアムな要素は求めていません。206や306にあった、安っぽい部分はあるけれども…。
走らせると不思議と楽しくて、走りがいい車…。そしてフランス車という雰囲気を持ちながら、それほど感じない特別感…。別に洗車機に、ガンガン突っ込んでもOKとされるその雰囲気。それが好きでした。
でも、プジョー以外の周りを見渡すと…。この方向性では、やっていけないのかもしれません。VWゴルフがベーシックの世界にプレミアムを持ち込んだ真犯人だとは思いますが…。
なんだか、一抹の寂しさを覚えたのも事実です。
なので、プレミアムを脱ぎ去った新しいプジョーを見てみたいと思ったり。でも、世界的に見て、そんな車は売れないんだろうな…。そういうマーケットはあるにしても、別のブランドがカバーしているので。
ルノー系のダチアロガンとか、そういう車が支えていると思います。ロガンがあるおかげで、クリオをプレミアム化しても大丈夫という計算が出来るという…。
プジョーには、そんな車も無ければブランドも無いですが(笑)
長くなりましたが…。
208はいい車だと思います。走らせてないので、ちょっと分からない部分もありますが…。207より質感は上がり、装備も充実しています。
ただ一方で、自分の中のプジョー像からは、やや離れた印象です。
あ、SWは似合わないと思いますが、CCは似合うと思います。
本当に最後に…。
こういったプレミアムを登るなら、その山にはたくさんのライバルがいますよ?