馬肥のブログ一覧

いやぁ、やっと、朝夕は涼しくなりましたネ。

な～んて言う定番の挨拶も使えない程、まだまだ暑い日もチラホラ………

暦上は、9月も後半に入ろうかと言うこの時期。

ですが、アタシのブログはまだ、夏真っ盛りです。



バイクは乗れてないゎ、ワインディングで雨に降られるゎ、走るシケインになっちゃって、大渋滞つくっちゃうゎ。


帰りたぁ～い。(T^T)グシュ
レンタルバイク屋サンで、スーパースポーツ借りて、出直したいょぉ…(つд｀)


軽い雨の八ノ川峠を、四輪車を従えての、半泣きでパレードラン状態のアタシ達。


峠の向こうは、きっと、晴れてるハズ!


コヤツにそう言い切って走り続ける事しばし。

峠を抜ければ、先程の雨が信じられない位の、ど・ピーカン。

時計を見ると、まだ午前10時。

コレからど～する?
花火までは、まだ時間あるし……

コヤツの問い掛けに、

待ってました!

とばかりに答えるアタシ。
ムフフ、ちゃ～んと計画してあるのだ。

10年ほど前、ホントに直前まで来て引き返すハメになって以来、いつか、来たい、走りたいと思ってた場所。

そ～ょ、今こそ、10年越しの願いを叶えるトキがやって来たのょ!!

あのね、今から奈良県までアシ延ばしてネ、高野・龍神スカイラインってトコに行くの。

そこで、ランチして、温泉浸かって、熊野に戻るの。
ランチ&温泉と聞いて、コヤツのテンションもアゲアゲの様子。

新宮市内で国道42を右折、熊野川沿いの県道をドコドコ走ります。

交通量も少なくて、本来なら快走路なのですが、何せコーナは、マルでペケのハーレー。

あわわわわ((○(>_<)○))
なコーナリングが続きます。


目の前に広がる、険し気な山々の、雄大な景色を観ながら走っていると、高所に来たせいでしょうか、真夏の日中と言えど、肌寒ささえ感じます。

ふと、山頂付近を見ると、イヤ～なガスが……

また雨ェ～?(°∇°;)

思う間も無く、目の前に雨のカーテン!!!

カーテンのコッチ側はピーカンなのに、向こう側は、その先の景色が見えない位に薄暗い。

たぶん、カーテンの向こうは凄い雨なんだろな、

強行突破?
撤退?

悩んでる間にも、雨のカーテンが迫って来ます。



ゲッ!!
近付いて来ンな、コラッ!
イヤイヤ、近付いてるのはアタシ達の方なのですが…
ヒェ～～～～ッ(／>_<＼)
アッとゆ～間にカーテン突入～っ!

痛たたた!!!

コレが想定外の豪雨で、洋服越しにも、痛みを感じる勢いで、バケツひっくり返したよ～な……

なんてモンじゃありません。

一瞬で、アタシ達はビショ濡れです。

ソッコー、Uターン!


ナンデスが、ソコもハーレー、この、クソ重い車体では、そう簡単にはいきません。

出発する前に、師匠が見せたイヤミなUターン。

重いハーレーは、乗ったままが扱いやすい。

そう言って、くわえ煙草で見せます、師匠流Uターン。

スタート→ハンドル・フルロック→フルバンクでターン(-.-")凸

あんなのが、アタシに出来るハズも無く、シートに股がったまま、ハンドルを少し切って、前にチョコチョコ、呆れる位の大回りUターン。

挙げ句に、狭い県道を塞ぐカタチになってしまったので、ハンドルを切り返しながら、豪雨の中、前に後ろにヨタヨタ。



すまぬ、コヤツ、未熟者のアタシを許せよ。

やっとこさ、Uターン終了。

猛ダッシュ(のつもり)で、来た道を引き返します。

ホンの100m程でカーテン脱出成功。



カーテンの先は、道路すら濡れてない超快晴で、これなら、濡れた服も簡単に乾きそうです。

ところで、アタシ達、ぢつゎトンでもなく貴重な自然現象に遭遇したんじゃないのでしょうか!?

雨と晴れの境界線を見るって言う。




バイクを降りて小休止です。

うぇ～っ(´□`)気持ちワルっ!!

下着までビッショリで、歩くのさえ気持ち悪い

クッソ～!
また、途中リタイアじゃん
文句言いながら、服のスソを絞っていると、

どうするぅ?

濡れたTシャツ越しに、ピンクの下着が透けたままなのに、さほど気にしてそ～もナイ様子の、コヤツが話し掛けます。

そういえばコヤツ、アタシのヘタッピ運転にも、トンネルとかで、排ガスまみれになっても、ビショ濡れスケスケTシャツになっても、グチひとつ溢さず付いて来てくれてるんだ。

な、、、なんか………可愛っ〓




じゃあ、和歌山方面行こ。橋杭岩辺りなら、何か名物料理食べられそうだし。


来たついでに写真を撮ってから、国道42号線に戻って、海岸沿いをドコドコ行きます。








橋杭岩到着。





(°∇°;)？？？？？

有名な観光地のハズなのに、食べ物屋サンが………無い！！

唯一、橋杭岩観光センターってのがあって、そこで、ランチにする事に。

ハーレーの文句を言いながらランチしてると、コヤツが教えてくれました。

あのね、貸してもらえるバイク、実は、もう一台あってネ、え～っと、カワサキのぉ～…
ザ……、ジ………、そぅ、ゼ…ナントカ

ゼファー!?

そ、そぅ、ソレ!!
400ccらしいケド

ウッソォ～Σ(￣□￣)！
ナンでソッチ貸してくれなかったのぉ??

400だってイイぢゃん!!
ネイキッドだもん、ハーレーよか、10倍楽しめるやん!!

不満を感じつつ、ランチを済ませ、熊野を目指します。

この頃になると、アメリカンの扱いもアタシなりですが、解ってきました。

フロント荷重は諦めて、リア荷重で曲がるコトなんですね。

シートの後ろの方に腰掛けて、おシリで路面を滑る

そんなイメージでコーナリングすると怖くない(か!?)。

クレヨンしんちゃんの、おケツ走りでスね、あくまでもイメージですが……

調子に乗ってコーナリングしてると、それまで完全荷物化してた、後ろのコヤツがザワ付いてきました。

どうやら、タンデム初体験なので、コーナーでバンクするのにビビり出した様です。

遂には、コヤツの予期せぬ挙動に、路面でガリっ!!

コヤツの不意の挙動があったにしても、このバンク角の浅さはナンなんでしょう。

ナナメってコーナーを曲がるバイクにとって、バンク角が浅いってのは、危険以外の何者でもないのに……
どうにかコーナーの扱いに慣れたトコなのに、またまた、タコタコ直立コーナリングで、ツィスティな海岸線をヘロヘロと熊野を目指します。

途中、ウミガメが居ると言う道の駅で小休止です。