こんにちは、今年も、アト4時間弱を残すのみとなってしまいましたが、皆様、どうお過ごしでしょうか。
来年の1月8日までの長いお休み、さてさて、どう過ごしましょうか。
今年の(ってか、来年の)カレンダー巡りに感謝デスね
アタシは、29日午前中までがお仕事(っても大掃除ダケ)でしたので、午後から洗車でも・・・と思ってアパート駐車場で準備をしておりました。
今までは、アタシの車なのに、実家に置きっぱにしていたがために、いつの間にか父親に実効支配されてしまっていたと言う、まるでどこかの国の離れ島みたいになってたライフですが、父親の新車購入を機に、アタシんトコに舞い戻って来ちゃいました。
なので、今、貧乏お~えるには、あるまじきクルマ3台体勢となってます。
コレを、半日でどうやって洗車しようかと、悩んでる所に、この夏知り合ったお友達が訪ねて来ました。
「今年1年お世話になりました。
実家が南伊勢なもんで・・・コレは、ほんの気持ちだケド」
そう言って、軽々と持って車から出して来たのは、段ボール箱詰めのミカン。
いやいや、特にそんなにお世話した覚えは無いのですが……
まぁ、当人がそう言うのだから、お世話したんでしょ、きっと(笑)
でもね、確かに南伊勢町は、県内有数のミカンの産地なんだケドさぁ、実家が漁師でしょ? 他にもあるでしょうよ、南伊勢の名産品がさぁ
例えば、伊勢エビとか、伊勢エビとか伊勢エビとかがさぁ。
なんてコトは、冗談でも言えません。
「わっ、ありがとう。こんなにたくさん! 重そう・・・持てるかなぁ」
などと、か弱いオンナを演じてみたりなんぞして(ココ大事!)
「大丈夫。軽いから、ホイっ!」
確かに、『空っぽなんじゃ(・・;)』って思えるくらい軽い!
オマケになんか、カサカサゆってるし。
「何コレ?」
「伊勢エビ。コタツん中とか、暖かい所に置いとけば、正月まで活きてるから」
えぇ~!((((°°ノ;)ノ
アカンやん、そんな高価なモノ!
「遠慮すんな、コッチはタダみたいなモンだから。これから、毎年、持って来てやるよ」
活きた伊勢エビなんて、めったに口にしないから、嬉しいんだけどさぁ。
毎年だって・・・
エエのかしら
それにしても、ミカン箱に引っ掛けられたわぁ。
なんか、憎いサプライズだゾ。
ま、貰っちゃったモンはしょうが無い、どうやって食べようかコレ。
茹でる?
網焼き?
お刺身?
さんざん悩んで出した答えが・・・
飼おう(o゜▽゜)o!
・・・・・・・・・・・・デス。
「いや、ウチで飼ってる伊勢エビがさぁ~」
なんて言ったらスゴくないですか?
早速、ネットで飼育法を検索すると・・・
居るんですねぇ、アタシと同じコト考える人達。
90㎝以上の水槽と、水槽の大きさの倍以上のろ過能力を持つ、高性能ろ過器、人工海水に300w 超のヒーター。
夏の高温対策の水槽クーラー。コレが無いと夏は越せないらしい。
アト、夜行性のため、隠れる穴を造るライブブロックに、底に敷くサンゴ砂(バクテリアが付きやすく、pHが酸性寄りになり水質改善に最適、)、水温計に比重計。
最低限の必需品でも、これだけ準備しないといけないそうです。
伊勢エビ飼育はお金も掛かるけど、飼うコト自体が滅茶苦茶難しいらしくて、水質に敏感なので、ちょっとした水の汚れで死んじゃうとのこと。
そのクセ、滅茶苦茶水を汚すそうで、大抵の失敗は水質管理にあるそうです。
きちっと飼育するのなら初期費用に20万円位は覚悟しなさい!
だって(°°💧)・・・・・・ドースル
ま、、き、今日は洗車しなきゃなんないし、明日取り掛かりましょ(^◇^;)アハハ
ビビりの先延ばし(笑)
間違ってないのかなぁ、この選択・・・
普通に食べちゃった方がイイんじゃないのかなぁ
大金掛けて死んじゃったら笑えないよなぁ…でも、飼いたい!
寝付けずに迎えた翌日。
飼育用品を買いにペットショップへ(飼うんかぃ!)
水槽は60㎝のがあるので、ソレを使います(ネガ要素その1)
高性能ろ過器と言えば、高価なオーバーフロー式なのですが、予算の都合上、安い上部式を買います(ネガ要素その2)
失敗するかもしれないモノに、大金は掛けられません(そう考える時点で、伊勢エビ飼育不適格者)
ライブブロック(死んだサンゴに、水質改善に有益なバクテリアや藻を付着させたヤツ。インドネシアあたりから、海水と共に輸送されて来るので、当然お高い)は買えないので、熱帯魚水槽用の陶器の置物にします(ネガ要素その3)
底に敷くサンゴ砂も、格安大磯砂で(ネガ要素その4)
人工海水の素(白い粉末状で、水道水に溶かして使う)が、想定外に高価で、しかも大量に必要なので、購入に躊躇しましたが、コレが無いとハナシにならないので、泣く泣くお買い上げェ~(T^T)
ヒーターも、サーモスタット付きの安いヤツを・・・・(と~ぜん、ネガ要素その5)
後は、水槽クーラーなんだケド・・・・
皆さんも予想されてるでしょうが、コレもお高い。
今ぢゃ無くてもイイやんねぇ、夏前に準備すればさぁ~
ってコトで、今回はパス!
ササっと支払いを済ませて、ソッコーアパートへ。
何せ伊勢エビ様の命が掛かってますもん。
アパートに帰り、早速準備に掛かります。
水槽にお湯と水道水を入れて、適温23度に調整。
比重計を浮かべて、最適濃度になるまで、海水の素を投入。
高価な粉末がドンドン水槽の中に・・・
普通、海水の塩分濃度は3%なので、コレもそれくらい溶かせばイイと思うでしょ? アタシも思ってました。
違うんですょ、他のミネラル成分も粉末の中に入ってるので、トータルでビックリする位の量を使うんですょ。
で、結果、比重が合った時には、水槽の水がまっ白けに(笑)
大丈夫か!?コレ・・・
ホントなら透明になるまで待つんでしょうケド、伊勢エビ様のお命が掛かってるので、早く入れてあげたい。
ヒーターをセットして、いよいよ伊勢エビ様御入水!
ミカン箱お~ぷんo(^o^)o
へぇ~、オガクズだとおもってたら、葉っぱに埋まってました。
コレは好都合。
オガクズだと、払い落とすのがタイヘンですもんね(^_^)b
オガクズ付いたまま水槽に入れちゃったら大変なコトに・・・
さあ、伊勢エビ様の雄姿を写真に収めるべく、スマホ構えて・・・イザっ!!
葉っぱ…どけた途端アッバレる暴れる!!
写真どころじゃ無い~っ!!
しかも、スンゴくデカいぃ~
予想を超える大きさのヤツが、3匹も居るぅ~
箱から飛び出して部屋ん中跳ね回るぅ~!!!
トゲトゲの痛みなんか無視無視っ!
片っ端から鷲摑みにして、水槽に投げ入れます(コレ、文字通り放り投げてます)
水槽に入れたら入れたで、コイツら、飛び出す勢いで暴れる暴れる!
もうね、体を張ってフタをしたわさ(笑)
おかげで、部屋着の、胸からお腹までビッショビッショ(T_T)
アタシも、伊勢エビも落ち着いたようなので、一旦小休止。
冷静に水槽を観てみると・・・
もう、明らかに水槽が小さい!
水槽の長辺の端っこに居ても、反対側のガラスに触覚当たって、真っ直ぐに伸ばせないし、ちょっと触覚を上げただけで、水面から触覚が飛び出してしまうとゆ~可哀想な状態。
せっかく買ってきた隠れ家も、3匹もいたら置くスペースすらありません。
いや、それ以前にこの置物自体小さくて伊勢エビが隠れられません(ネガ要素その6)
ネット動画には、60㎝水槽でもチャンと飼えてるのがあったのに。
まぁ、考えてみれば、アッチはペットショップで買って来た、ペット用の子供の伊勢エビ。
コッチは食用、それも見栄も顔出す贈答品用!
そら、サイズが違いすぎるわなっ(笑)
普通、魚体を水槽に入れる前に、『水合わせ』と言う作業を行います。
魚体が以前に居た水質(ペットショップなら、水槽水の温度やpH、硬度等)に新水槽の水を合わせる作業です。
が、ウチの場合、葉っぱに包まれてたので、サンプリングの海水がありません。
なので、標準海水の水質に合わせるしか無いとゆ~(ネガ要素その7)
休憩中、何気に読んだ海水の素の注意書き。
直接水槽に入れるのは厳禁!(°°;)
必ず別容器で水道水と混ぜ、完全に溶けてから水槽に移せ!
だって。
もう遅いもんね、やっちゃったもんね。
早く言ってよねっ!(▼皿▼)凸
事前に読まなかったアタシが悪いんだけどさぁ。
でね、伊勢エビ飼育で最初にやらかすのが、この水合わせナンですって。
水合わせの調整が上手くいかないと、即ショック死するんですって。
たまたま生命力の強い個体だと、即死は免れるようですが、数時間後~4日位で死んじゃう様です。
普通にペット用として流通してる個体ですらソレなので、一旦水から上げられて何時間も経った食用のモノは、ほぼ絶望的とも・・・・
アカンやん、ネガだらけで失敗しか見えて来ない。
取り敢えず現状の写真を撮っときましたが、砂も敷き忘れたし、照明も薄汚れて真っ黄色。
きちんと水槽レイアウトとか出来たら、改めて、渾身の写真を撮りたいと思います。
こんな環境の中
何日生きていられるのか、エサはどうする? 日々の水質メンテは?
問題が山積する中、今や風前の灯火となった伊勢エビ様のお命。
どうなるんでしょう?
アタシは何をやったら良いのでしょう。
今度ばかりは、苦しい時ダケの師匠頼みは駄目だろうし。
今さら後戻り出来ないし。
アタシ、とんでもないモンに手ェ~出しちゃったかも・・・・