前回の続き。
FDの運転席足元に頭&上半身を突っ込んでブリッジ&イナバウワー。
そんなツライ体勢になりながら、ストップランプスイッチブッシュの取付作業が完了。
その時、横にあるクラッチペダルの根元に、ふと目が行ってしまいました。
ん?クラッチスイッチがペダルの金属に直接接触してる。
あれ?おかしいナと。
クラッチペダルを手で押すと、クラッチスイッチからロッドが伸びる。
そのプラスチックのロッドがクラッチペダルの金属に直接当たってる。
ココにはもともとなにか付いてなかったっけ?
いや、絶対なんかあったと囁くのよ、ワタシのゴーストが。
自宅の部屋に戻ってPCを立ち上げ、
過去作業時にストップランプスイッチ付近を撮った写真データを探してみる。
写真発見。
その片隅に小さく写るクラッチスイッチとペダル。
茶色のカバーが付いてる~!!
やっぱり違和感は正しかった。
クラッチスイッチのロッドを受ける純正プラスチックカバー(茶色)
クラッチペダルの根元に付いていたソレが劣化して、いつの間にか割れてしまい、
固定穴には残骸のロック棒だけが刺さった状態になってたという。
続けて、純正パーツリストを確認。
例の如くこのプラスチックカバーの単品設定はFDには無く、
入手するためには、マツダ純正新品クラッチペダルASSY交換になる模様。
しかもブレーキペダルと違って、
クラッチペダルは既に製造廃止でござるよの巻き。
さらに調査してみて判明した事実。
クラッチを目一杯 踏み込んだ時に
ペダル根元の金属を受けるためのプラスチックカバー。
本来それが奥の壁に付いてるみたい。
え~、そんなのあったかな?
FDに戻って目視確認。
なんだか奥に取付穴らしきモノがあるじゃないですか(黄色部分)
…けど、そんなカバーなんてどこにも欠片もないんだからねッ。
しかも、遥か昔から付いてた形跡も全くないんだからねッ。
もしかしたら25年前ほどに中古車で買った時から付いてなかった可能性もあるんだからねッ(笑)
っていうか、自分はもともとクラッチが切れるポイントまでしかペダルは踏まない主義。
奥まで当てるような乱暴な操作などしたことはなく。
だからプラカバーについては、あっても無くても特に影響はない感じ。
問題はクラッチスイッチのロッド受けカバーのほうですヨ。
こっちは絶対あったほうがいいような気がする。
ただ、こんな形のプラパーツなんて、都合よくあるんでしょうかね。
L字・ボルト・ナット・緩衝材あたりの材料で自作するしかないのかもしれなひ。
模索すること数日。
■日産純正 ストッパーラバー(青色)46543-Q0400
ある~!
ロッド受けプラパーツがある~!
しかも、またもや日産純正部品!(爆)
日産車ではブレーキペダルで使用するパーツらしいんだけど、
色が違うだけで、形状は見事に同じ。
■日産純正 ストッパーラバー(黒色)46532-89900
ある~!
奥のペダル受けプラパーツもある~!
マジすか、日産純正部品!
こちらは用途もFDと同じ、クラッチペダル用パーツみたい。
パーツが揃ったところで、青色カバーのほうから作業を始めましょうかね。
2週間前と同じように、
炎天下の運転席足元に頭&上半身を突っ込んでブリッジ&イナバウワー。
現在は「チーム42(腰痛)」から除隊して痛みが収まっているとはいえ、
腰には絶対的に良くないこの姿勢。
そして、なにもしなくても汗が噴き出てくる殺人的暑さの直射日光青空ガレージ。
短時間でキメないと、かなりの確率でタヒんじゃう、タヒんじゃう!
「オレ、この作業が終わったら結婚するんだッ」(フラグ)
いやもうかなり昔に結婚してますけどね(笑)
クラッチペダルを腕で押し込むと、クラッチスイッチのロッドが出てくるにょ。
青色カバーの取付はロッドの先。
しかしブレーキランプスイッチと違って、ロッドは長く伸び~る。
ペダルをかなり奥まで押し込まないと、青色カバーを入れる隙間が空かない。
クラッチスイッチを外せば、確実に作業はしやすくなると思われ。
ただ、ダブルナットをまた同じ位置に調整するほうが面倒。
それ以前に、腰のタイムリミットがある以上、この戦場からなるべく早く離脱しなければならないのよ(誰)
作業工程を増やす余裕がないため、ペダルを押し込むスタイルで続行しま~す。
青色カバーのロック棒を固定穴に挿入する。
同時に、コの字カバー凹もハメ込まなければならないため、
指の力だけでは奥まで入ってくれません。
ココはペンチを使って挟み込む必要アリ。
それ以前に大切なのが、青色カバーを取り付ける向き。
純正の茶色カバーは、助手席側から取付穴にロック棒を挿入する形で付いてました。
それに対して今回の青色カバーのロック棒は、反対側のブレーキペダル側から挿入しました。
うちのFDは、クラッチスイッチのロッド位置がクラッチペダル金属からほんの少し車体右側(ブレーキペダル側)にズレてたんですよね。
なので、その個性(?)に対応するため、青色カバーの肉厚部分を右側にもってきて装着した次第。
付いたど~!
青色カバーがちゃんとロックしてハマッてる~!
ロッドの先がカバーで保護されてる~!
まぁ指先の感触的には、青色カバーの幅がペダル金属の厚さに対して
ほんの数ミリ足りてないような気もするんだけど、
単純な個体差だと言えなくもなく。
引き続き、黒色カバーの取付作業へ。
こちらは地獄のイナバウワー体勢ではなく、普通にしゃがんで手を伸ばすノーマルスタイル(?)でOK。
奥のペダル受け取付穴に黒色カバーのロック部分を当てて、手で押し込む。
こちらも硬くてなかなか入っていかないッス。
しかし、親指で何度か押していたら、手を放しても落ちないくらいまでにはハマッてくれました。
そこまでいけば、あとは「黄金の左足」の出番。
とうとうオレ様にこいつを使わせるとは!(何)
運転席のフルバケに座って、クラッチペダルを奥底まで踏み込む。
ペダル根元を壁に当てるような感覚で何度か踏んでいたら、
黒色カバーが押し込まれて、自然と作業が終わってました。
たいしたことない敵だったゼ!(黄色部分)
ブレーキペダル関係・クラッチペダル関係、
ともに日産純正部品の流用による処置は完了。
普段は見えないところだけど、大切な役目を果たしているパーツたち。
新品にリニューアルできて、また安心して乗れるデス。
しかし、普段からマツダ車のFDのことまで考えて消耗品パーツを造ってくれているなんて、
すごいぞ日産!(誤爆)
っていうか、
小粒なパーツまで単品設定されている日産車はうらやまシス。
管理コストの問題もあるんでしょうけど、
マツダさんもそのあたりはもうちょっと見習ってもらわないとね。
ということで、日産の経営はいまタイヘンな状況になってますけど、
純正パーツの供給がシブくなるとFDオーナーが困りますので、
きちんと経営再建してください。
(なんだか違う角度からの応援)