【“ジムニーみたいでかっこいい”早くも好評のスズキ 新型「スペーシアギア」発売】
価格.comマガジン 桜庭智之(編集部)
スズキの軽ハイトワゴン「スペーシア」の派生モデルである「スペーシアギア」が、いよいよ2018年12月20日に発売となった。
スペーシアギアは2018年12月1日にティザーサイトが公開され、12月中の正式な発売が予告されていた。
今回、スペーシアギアの発売にともなって気になる価格やスペックなどが公開されたので新たな情報をお伝えしたい。さらに、スペーシアギアのティザーサイト公開時に、SNSなどで「かっこいい」といったポジティブな声とともに「実車の画像を見たい」という要望も多く寄せられていたために、今回はスペーシアギアの実車を撮影した画像もいち早くお届けする。
まず、スペーシアギアの価格であるが、「スペーシアカスタム」よりも少し安く、スペーシアカスタムとスペーシアの中間に位置する価格帯となっている。
■スズキ スペーシアシリーズの価格
- スペーシアギア -
HYBRID XZターボ:1,695,600円 [2WD]/1,813,320円 [4WD]
HYBRID XZ:1,614,600円 [2WD]/1,732,320円 [4WD]
- スペーシア -
HYBRID X:1,468,800円 [2WD]/1,589,760円 [4WD]
HYBRID G:1,333,800円 [2WD]/1,454,760円 [4WD]
- スペーシアカスタム -
HYBRID XSターボ:1,787,400円 [2WD]/1,908,360円 [4WD]
HYBRID XS:1,690,200円 [2WD]/1,811,160円 [4WD]
HYBRID GS:1,576,800円 [2WD]/1,697,760円 [4WD]
また、公開されたスペックについては以下のとおりとなる。基本スペックは、スペーシアやスペーシアカスタムとほとんど変わらない。
■スズキ スペーシアギアの主なスペック
全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,800mm
ホイールベース:2,460mm
最低地上高:150mm
車重:890kg(HYBRID XZターボ)/880kg(HYBRID XZ)
燃費:25.6km/L(HYBRID XZターボ、2WD)/28.2km/L(HYBRID XZ、2WD)
最小回転半径:4.4m
搭載エンジン:水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ(HYBRID XZターボ)/水冷4サイクル直列3気筒(HYBRID XZ)
最高出力(エンジン):47kW(64PS)6,000rpm(HYBRID XZ TURBO)/38kW(52PS)6,500rpm(HYBRID XZ)
最大トルク(エンジン):98N・m(10.0kg・m)3,000rpm(HYBRID XZターボ)/60N・m(6.1kg・m)4,000rpm
最高出力(モーター):2.3kW(3.1PS)1,000rpm
最大トルク(モーター):50N・m(5.1kg・m)100rpm
2017年12月に発売されたスペーシアは、両側スライドドアなど軽ハイトワゴンならではの使い勝手のよさが受け、軽自動車の販売ランキング(2018年上半期)では1位のホンダ「N-BOX」に次ぐほどの人気ぶりだ。
だが、スズキによるとスペーシアはファミリーのイメージが強く、スペーシアカスタムでは都会的で派手なイメージであるために、みずからのアクティブなライフスタイルに合わないといったユーザーの声が聞かれたと言う。そこで、アウトドアライフをよく楽しむようなアクティブユーザーにも積極的に軽ハイトワゴンを選んでもらうために、今回派生車としてスペーシアギアを投入したとのことだ。
スペーシアギアの最大の特徴である外観デザインは、プロテクターのような力強さを表現する前後バンパーや、バンパーと同色のガンメタリックツートーンルーフ、ブラックのルーフレールなどアウトドアを想起させるタフなイメージが表現されている。
さらに、スズキのSUVであることをイメージさせる丸目のヘッドランプと、それをガーニッシュでプロテクトするような個性的なデザインによって、ひとめでスペーシアギアとわかる存在感をかもし出している。
また、トレッキングシューズをイメージしたサイドアンダーガーニッシュ、ガンメタリックで統一された14インチのアルミホイールなども、スペーシアギアの印象をさらに力強いものとしている。
インテリアデザインは、助手席側インパネに装備されているアッパーボックスが「ツールボックス」をモチーフにしたガンメタリックカラーになっている。また、メーター盤面にはアウトドアウォッチをイメージしたデザインが採用されている。
使い勝手の面では、アウトドアなど多彩なシーンで使える撥水シート、後席に備えられたパーソナルテーブル、メッシュタイプのシートバックポケット、リアシートやラゲッジルームの防汚加工など、アウトドアを楽しむための機能的なアイテムが装備されている。
ボディカラーは、ガンメタリックツートーンが5色、モノトーンが3色の全8色をラインアップ。アクティブな印象のイエローからギア感のあるグリーン、落ち着いた色のシルバーまで、さまざまな使い方に合わせたボディカラーが用意されている。
多彩な利便性と、SUVテイストのデザインを組み合わせることによって、ライバル車にはない、自由でアクティブに楽しめる軽ハイトワゴンとして登場したスペーシアギア。今後は、買い物や送迎といった実用性だけでなく、大切な家族や仲間とのアウトドアやレジャーなど、さまざまなシーンで活躍するスペーシアが見られそうだ。