おだちんのブログ一覧

こんばんは

コロナ禍で、コロナ最前線で陣頭指揮をとる立場の辞令を受けて
ひと月があっという間に経ちました。


その間、日夜常に臨戦状態で緊張を強いられてきましたが
昨日、本当に久しぶりにお休みをいただけました。
前回UPしていたブログにたくさんの応援コメをいただき
勇気をもらいながら、返信しきれないことに罪悪感を感じてきましたが
ようやく、このページを開くことができました。
応援くださったみなさま
本当にありがとうございます。
大丈夫。私はまだ活きています。

さて、タイトルですが、
前回ブログをUPした2日後、政府はワクチン供給について発表をしました。
最前線にいると、いち早くその変化に気付くのですが
ワクチン供給が満足に受けられない事態に右往左往していた中
結局、その正式な大本営発表はテレビニュースで知ることになるとは・・・

かつて、私が尊敬する山本五十六氏は言いました。
「やれと言われれば半年や1年は随分暴れて御覧に入れる。
　しかし2年3年となれば全く確信がない」と

私も辞令を受けたとき、まさにその気持ちでした。
短期決戦。
全国民を対象としてワクチンを打つ
急がねば・・と
高齢者には7末月まで、一般の人には9月末まで
そうタイムリミットを決め、
それまでは、過労死レベルを超えてでも
スタッフには存分に暴れてもらわねば
だからこそ、長期戦になってはいけないと

ところがどうですか・・・
国はワクチンを半分も届けてくれなくなりました。
体制は整えているのに
撃つ弾がないのです。

急いで前線を変えました。
せっかく作った体制なのに
戦場（会場）を縮小・変更し、
大砲戦艦（ドクター）や戦車（看護師）、兵をいったん後方へ引かせ
待ち構えていた敵（ここでは市民の皆様を指しますが、本意ではありません。ものの例えです）には、敵前逃亡（キャンセル）とそしりを受けぬようきちんと調整し、
新たな作戦を立てたのです。

賽の河原で、せっかく積んだ石の塔を鬼から蹴り壊される気持ちです。
何度積んでも、また壊される・・

弾はわずかしかなく、
兵は疲弊し
戦艦・戦車は転進後に戻ってきてくれるかどうかも分からない。
眼前にはまだ、何十万という敵が、挑発しながら待っているのに
撃つ弾がないのです

まるで、本土防衛に転進し
再び戦線に出ることなく、

動く燃料もなく港の砲台として着底してしまった戦艦と同じではないか



まるで、南方戦線で補給を断たれ

飢えに倒れていった日本兵と同じではないか
（衝撃的な写真ですが、今の危機感を表すためあえて使用させていただきました）


75年前、
日本は資源と輸送路確保の重要性を知りながら
情報戦に負け、国力・物量に負け
不足を精神論で補えと
国民には「ぜいたくは敵だ」と
「鬼畜米英に負けたら恐ろしい目にあうぞ」と
竹やりを持たせ
そして多くの街を焼野原にしてしまい、
兵のみならず女・こどもに至るまで全国民を犠牲にしました。

飲食店を筆頭に国民の活動を押さえつけ
国民の生活の自由を制限することばかりを声高に唱え続け
それ以外の具体策を示さず
唯一の頼みの綱のワクチンすら「弾はあります」と連呼するのみで

国際戦での戦況も国内での兵站も正しく開示せず
ウイルスとの闘いに勝利後の明るいビジョンすら見せなかった
つまり「負けたら怖いことが起きる」と恐怖だけを植え付け
国民に将来の希望すら見せなかったのです

この国は、先の大戦でなにを学んできたのか？
何を反省し、何をしてきたのか？

70数年前の先人たちは、
こんな疲弊して明るい未来を見いだせない国にするために
戦に命を捧げられたわけじゃないだろう


先人たちの思いに報いるため
自分たちに期待してくれている人たちのため
俺はまだ諦めないぞ
まだまだ活きてやる

みんトモの皆さん
どうか、もう少し待っててください。
頑張って活きてきますから<(_ _)>
だから、明るい日常を取り戻すために
明日も共に活きましょう