充実した装備なのに不人気車

ドゥカティといえば、トラスフレーム！フルカウルなので全体は見えませんが、隙間から見えるフレームはやはりドゥカティのそれです。
一目でイタリア製と分かるカラーリングは素晴らしいのですが、ヘッドライトの形状がちょっと。。。999のようなデザインが個人的には好きです。
ノーマルでは立ち過ぎたサイドスタンド。簡単に倒れます。

3,000rpm以下ではまともに走れず街乗りはしんどいです。低速トルクもびっくりするくらいないのに、クラッチは重くコントロールはシビアです。
走りだすと軽量かつストレスなく回るエンジンでついついスピードが出過ぎてしまいます。
制動力は素晴らしいの一言です。前後ブレンボで非常にコントロールしやすいです。ガツンと握ってもABSが働くことなく（当然ロックすることなく）、しっかり止まれます。

これでツアラー？と思うほど前傾姿勢はキツイですがシートはほどほどの厚さがあるため、お尻には優しいです。
シート高820mmと低くはないですが、細身のため数値以上に足つきはいいです。168cmで両足土踏まずまで着くくらいの足つきでしたが、車体が軽量なため支えるのは苦労しません。
また、フロントにSHOWAのフルアジャスタブル倒立フォーク、リアにこれまたフルアジャスタブルのオーリンズが奢られているため調整幅も大きく乗り方に適したセッティングが可能です。

純正オプションのサイドパニアを装着するとかなりの積載性です。しかし、イタリア製のため、ボルト穴は全く合わず要加工です。
また、びっくりするくらい幅広になるので、すり抜け要注意。

私の乗り方だと、平均19km/L、最高24km/Lとかなりの低燃費です。燃料タンクも21Lと大型ですので航続距離は中々なものです。

外車お約束の買うとき高く、売るとき安いの典型的な車種です。