
とうとう痩せ始めた!@ひでエリです。
在宅勤務3週間目、ジム通い2週間目にしてやっと体重が下降に転じました。早寝して22時以降にポリポリを食べないのが奏功してるのかもですが、とりあえず体重が落ち始めたのは良かった。
このまま堅太りを目指しましょうw
ちなみに今朝の体重は66.1kgです。
在宅勤務、テレーワークが全国的に取り入れられ始め、サービス提供側もこれを機にと漫画やライブビデオなど自宅から出ないで楽しめるもののキャンペーンが目白押し。
経済はこうでなきゃね、下向いててもしょうがない、どんどん新しいことやって、この機をプラスに転じさせないとね。ライブもどんどん取りやめになってるけど、「さも行ったかの様なVR!」っての何で出せないのか不思議。どんな技術的な問題があるんだろう。自宅からネットで楽しめる課金型にできれば全世界が相手になるのにな〜。
で、私はマンガ。ともかくマンガ。通勤がなくなって朝分はジム、夕方はマンガ(本)に割り振りバンバカ買っては読み、読んでは買いで会社にマンガを持っていけないもので大変なことになりつつあります。今日も3冊届くし。
え?kindle?嫌いなんです、あれ。
やっぱりマンガは本ですよ。つて、大分の自宅は母の家の間借りだからそーゆーわけにもいかなくなるかな〜、まあいいや、行ってから考えよう。
そんな時期に3/6まで小学館の公式マンガアプリ、マンガワンで一気読みになっていた「昴」!
先日はカペタをレビューしましたが、個人的には曽田さんといえば「昴」!
これしかない!
中古本買えばいいのに中途半端に読んじゃって、結局3000円以上課金してしまい全部読みました。
ふぉー、名作!やはり名作!
双子の弟かずまが脳腫瘍となり、徐々に意識や記憶がなくなる中、必死で今日の出来事を伝えようと病室でダンスを踊る昴。
ここに端を発してバレエを始めることになるのですが、我が子をなくし落胆する母とはすれ違いまくり、学校もそこそこにバレエにのめり込む昴。
フツーにバレエ教室かと思いきや、通い詰めるのはキャバレーパレガルニエの五十鈴ママの元。
いまでこそ太ってしまっていますが、五十鈴ママは往年の名プリマであり、その指導は過酷。かずまに先立たれ、家族の愛も受けられず、愛に飢える昴は唯一の拠り所として、五十鈴ママの期待に応えようと必死でバレエに打ち込みます。
そしてバレエで食っていくことを決めた後、五十鈴ママは自分の指導の限界を感じ、ロシアから既知の指導者を招き、指導はさらに過酷に。そしてその指導者ワーニャは自らのバディであるカティアにぶつける為に昴を育てているだけ。指導者として尊敬し始めていた昴は後にそれに気づき愕然としますが、それでも良いと割り切りバレエに更に打ち込みます。
目標のコンクール決勝直前に五十鈴ママが病気で死んだと聞いて荒れまくる昴。酒を飲み、雨の中で身体を冷やし、最悪のコンディションで決勝に臨み、何とか勝利するも副賞である欧州バレエスクールの特待生の権利を蹴って、単身アメリカへ。
アメリカでは勘違いから、興行もここ数年やったことがないという弱小バレエカンパニーに入団。しかし、持ち前のエネルギーとバレエへの情熱で刑務所での興行を成功?させます。
この成功?の内容が凄い。ただのダンスと最初は馬鹿にしていた収容者たちですが、昴のダンスに引き込まれて、自由を感じてしまい、収容されている我が身との差に気付いてしまい、ダンスを止めてくれと懇願するは、暴動寸前になるという凄まじい成功?。そして未成年で就業ビザもないのにボレロで大成功を収めてしまい、アメリカから国外追放処分を受けてしまいますw
欧州ドイツのダンスカンパニーに移籍した昴は、盲目のダンサー、ニコのバディとして一躍有名となりますが、ニコが希望するアメリカでの振付師に会いに行けない(国外追放されてるから)ことがわかり、箔をつけるためにまたもコンクールに出ようということになり、上海雑技団出身のシュー・ミンミンとのライバル対決が見どころの最終フェーズに。
ジゼル、オディールなどダンスでは定番ですが、これをことごとく新解釈?というかメチャメチャなものも含め、審査員の予想の斜め上を行く踊りでひっくり返していきます。
最後はニコと結婚、五十鈴ママの夢だったフランスでプリマドンナになれる?で終わりです。
曽田さんの「ちょっとイッちまってる女の子描かすと天才」はここからかと思います。打ち切りの憂き目にあったテンプリズムや今のラップバトル(これも打ち切り…)の女の子ですっ飛んでる描写は昴に端を発しています。
特にオディール編の嫉妬に狂いながらの踊りは、描写としては分かるものの完全に常軌を逸しており、見ていて鳥肌が立ちます。
またマンガワンというアプリは話のたびにコメントが書けるのですが、これを読むのも楽しく
「ほらきた、ここから昴ちゃんの『私かわいそうの時間』だよ〜」
ってのが最高で、数冊に一回、思い通りに行かなくなった昴がちょーぜつ落ち込むのですが、その時に
「こんなに頑張ってるのに私かわいそう」
という精神描写になる点を指摘していて、コレが面白かった。
読んで損はない名作、星5つです。
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サブカル
Posted at
2020/03/07 13:10:07