100kmくらいで休憩したくなります@ひでエリです。
と書きましたが、これは鈴木さんちのブサちゃんに乗ってるライダーさんの言葉です。ZX-10に乗ってた時の感覚からすると、もうインライン4のリッターなんて、200km/h巡行くらい楽勝で、ウインドシールドの形状にもよりますが風の抵抗なぞなんのその、有り余る馬力でリアタイヤの減り以外の問題は全てを解決する、という乗り物だと思ってましたが、思いのほかシンパシーを感じました。
ハヤブサなんて300km/h出せるというホンモノの高速ツアラーなのでめっちゃ楽なのかと思ってましたよ。
さてウチのドカエルくんですが、結論、とてもよい高速ツアラーだと思いました。
この2,700kmの関東遠征で彼と仲良くなれたと思います。
クイックシフターも納車当初は慣れずに回転を合わせようとするとガクガクしますので要らねえやこんなもん、と思いましたが、高速とかだとラクですねえ。
先ずは豊橋を8時に出発。
本当は9時から今開催されている豊橋美術館での鈴木英人展を見た後に、開店に合わせて珍獣ラッコの「うわきだよっ!」のボン千賀に行って昼飯を食ってから帰宅、という行程もあったんですが、そうすると最早帰宅は夜の22時ごろになると想定。
暗くなると若いころと比べると全然見えなくなってるので、運転に不安が出ますからなるべく明るい内に距離を稼いでおきたい。
それでなくても日が短くて17時には真っ暗ですからね、早く出るに越したことはありません。
ということで、泣く泣く諦め...というか、行ってないところを残すことで、再度豊橋に行ける!という余地を残したってことにしましょう。
のんほいパークも鉱物資源館も行ってませんからね。
珈琲とカヌレも営業時間外に盗み撮りしただけですし。
やっぱもっかい行かないとダメだ!
という訳で、豊橋からなのでこの後の行程は渋滞などは先ずありませんから、体力と航続距離と膀胱との相談で航続距離が決まる世界になります。
インカムでずっとラジコでJ-WAVEを聞きながらの移動になるんですが、今日は祭日でホリスペで微妙かなと思っていたら、推しの大島真帆ちゃん(ペントハウスVo)がサブDJに座っているということでテンションアゲ!
しかしカウルに隠れると、まあ走行スピードにもよるのですが、風切り音で全然聞こえなくなるんですよね。ゆっくり走ればいい話ですけど。
とりま豊橋から鈴鹿までは一気に走行。

装備としては上衣は、長袖温熱Tシャツ+温熱ロンT+ジャージ長袖+電熱ベスト(電熱なし)+ワークマンイージス2年オチ。下衣はワークマンウォームパンツ3Dと下着です。グローブは冬用のコミネ、グリップヒーターはミディアムで外気温7℃の中をスタートしましたが、朝風呂であったまったのが良かったのか、寒さを感じません。
次は鈴鹿から宝塚北までちょっと早いですが給油もします。
2回に一回くらいはヘルメットのシールドを用意しておいたウエットティッシュで拭きます。
虫が飛んできてひどいことになってるからです。
更にまだ拭けそうなところで、カウルのシールドやカウルそのものを拭いて行きます。

というか、ここはスタンドが先にある珍しい仕様なので、膀胱問題を先に解決してから給油です。

しっかし高速のスタンドはマジで足元みてますよねえ、ハイオク210円/Lとかですよ、まったく。逃げ場も比較対象もないんだからやりたい放題ですわ。
ここら辺までは滅多に来ませんから、以前メルで船橋から実家帰宅したときくらいの感じですけど、次の瀬戸PA

あたりからは割と来てますね。
坂出のうどん聖地を少し山陽道で広島方面にいったところです。
ちょっと気合入れるか!
と思ったら、何故か膀胱が悲鳴を上げ始め、1時間も走らずに宮島SAに逃げ込み。

体力と燃料に問題がないのに膀胱に問題が出るのはなあ...。
まあ年寄りの生理現象だからしかたねえか。
ということで、ここからなるべく水分摂らないでいこうと内心決定。
残245km。
ここまで来たらなんかもう着いたような気になってしまうわけですが、家に帰りつくまでが遠足です。おやつが自由な仕様になったのは助かりますが。
ゆうて、今朝までの暴飲暴食、いいもの食い過ぎな毎日からは一転。
いつものシーチキンおにぎりとか肉まんとかの粗食になります。
まあ俺にはこれで充分だな、実際には。
ほとんど疲れず、身体の痛みもほぼない状態でしたが、休憩付とはいえ、既に8時間近くバイクに乗っているので、疲れたのか意識が飛び始めます。
これはヤバいので最寄りの佐波川SAに入りました。

ここで冒頭のブサ久留米オーナーとの会話がありました。
自分ではあまり感じていませんが、疲れているのだろうから、少し時間をかけます。なんなら夕飯もくっとくかということで、テナントの吉野家でからあげ牛皿定食を。吉野家で1000円以上払ったことがない気がする私は若干躊躇しました。

ここで日も落ちて寒くなってきたので、奥の手を使います。
電熱ベストです。
これがあればジャケットの中は常夏になります。
ここからは電熱ベストのおかげで膀胱の余力に余裕がでて、北九州の都市高で一回罠にかかりましたが、5kmくらい遠回りして、最寄りの今川PAに到着。

ほっとしますね。
ここまでくれば周りはナビ要らずの残距離30km。
ほどなく自宅に到着。
これにて今回の関東遠征4は終了。
いやー楽しかった。
また半年後に!
(後日談)
降りてすぐは大して疲れてないやと思ったのですが、翌日から風邪気味になり、2日くらい安静にしてました。過労もあったと思います。
乗ってる間はアドレナリンが出て麻痺していますが、一気に1000kmちかく10時間バイク乗ってればそりゃ疲れるよなと思った次第。
高速であっても、5〜6時間が本来適切なんでしょうね。季節もほぼ冬で体温維持に体力は削られます。外気温が15℃未満になってきたら、無理せず電熱ベストのスイッチを入れるべきでした。