
埼玉の飯能地区の小さなお祭りをふたつ。
行ってみたのでそのブログです。
夏は夜祭りがたくさんあって楽しい。
どちらもハスラー使って日帰りです。
竹寺夜祭り
名栗湖の近くに八王寺という牛頭天王を祭るお寺があり、そこが通称「竹寺」と呼ばれています。
お寺なのですけど、明治時代の神仏分離でお寺になってますが、ほぼほぼ神社です。
お盆もありませんし、お墓も一つもないけど、名前はお寺です。
竹寺というだけあり、まわりは竹林ばっかりです。
8月17日は夕方からこのお寺で小規模なお祭りがあるという情報を得、出かけてみました。
ものすごい山の中の一軒寺で、周りには竹林と山しかありません。
到着するまでの道も細い!
けどここは精進料理のお店もやってて、青竹を練りこんだうどんや蕎麦の料理を食べさせてくれるので、けっこう参拝客がいます。
ちょうど良い、昼飯食べてなかったので蕎麦ご膳を注文します。
お腹減った。
蕨の白和えや、フキノトウ味噌、野草の天ぷらももみじの葉やタンポポの葉など、まったく肉系がありません。
その点でいえば神社ではなく、確かにお寺ですね。これは精進料理だわ。
でも味付け良くてウマー。
食事終わって、ちょっと境内を散策。
や、ほんとに寺の周り、竹林ばっかりですね。
ちゃんと手入れされている竹林で、すがすがしい気持ちになれます。
ほったらかしの竹林は見るに堪えませんから。
竹林の中に急に現れる建物も、歴史感じさせてくれて風情あるなぁ。
ちなみに全ての建物ではありませんが、本殿はかやぶき屋根を保ってたり、全体的にとても手入れされている、気持ち良いお寺でした。
ヒグラシが鳴き始めた夕方からお祭りが始まりました。
いろんな場所にライトアップが始まります。
おやつはお団子。いただきます。
わたしゃプレーンな味が好きなのだが、家内は醤油味が好き。このへん合わない。
盆踊りが始まります。
孤立して昔からの伝統をそのままやり続けている田舎の祭り、といった感じで(孤立はしてないでしょうけどなんとなく)なかなか好奇心をくすぐる祭りですね。
盆踊りだけでなく、大道芸人が口から火を吹いたりして、こども大はしゃぎで盛り上がります。
16時から20時までの4時間だけですが、自治体がやってるのではない、お寺の単独でやってる祭りなのに、なかなか頑張ってて充実している祭りでした。
境内にキッチンカーも何台も来てるし、何より着物や浴衣を着た白人さん黒人さんが多いのが印象的な祭りでした。
最後の15分間は、花火だって上がります。
竹寺、数珠も売ってるけど神札も売ってる、線香も売ってるけどお守りも売ってる。
精進料理を作ってるけど檀家ではない、とても変わったお寺だけど(東日本ではここだけみたい)、いろいろと手入れが行き届いた空間で、心が洗われるような気持ち良いお寺でした。
お祭りだって小さいながらもとても楽しかった。
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最近、とんと売ってるのを見ないプリンスメロン。
先先週の奥出雲のおみやげ。冷やして食べたらウマー。
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吾野宿祭り
続いて8月23日土曜日、西武秩父線の沿線にある吾野宿にてお祭りがあるという情報を得、向かいました。
吾野宿は大正期の歴史ある古民家が建ち並んでいる、平成23年度に埼玉県景観モデル地区になっている小さな宿場町です。
その前に国道肉球(299号)沿いのパン屋に立ち寄って腹ごしらえ。
どうせ屋台で焼きそばとかたこ焼き食うんだから軽くサンドイッチでも…と思ってたら、予想以上のボリュームだった。
うおぉ、お腹いっぱい。
サンドイッチとは別に、お土産にライ麦パンと全粒粉のパンとパウンドケーキ。
ツクツクホウシが大合唱。秋も近いね。
飯能市は熱中症警戒アラート出てるけど。
宿に到着。
近くの小学校のグラウンドが臨時駐車場になってた。
山と山の間、小川も流れてて、とても狭い平地に古い町並みが犇めくように残ってる、なかなか趣のある宿場町です。
夕方というのがまた風情あるな。
持参した椅子に座ってまつりの時間を待ちます。
焼き鳥ウマー。
日も暮れてきて提灯に火が灯ります。
それに伴い、小さな宿場町に大勢の人も増えてきました。
純日本風な盆踊り的なまつりかと思ってたら、大音量とともにYOSAKOIが始まる。
踊るYOSAKOIと同時に花火も上がる。
どっち見ていいかわからないよー。
ビール、ウマー。
公共機関で来たわけじゃないので、ノンアルだけどね。
祭りのキャッチコピーは「なつかしさへタイムトリップ」「はんのう、いい塩梅」。
でもあんまり懐かしさは覚えないなー。
よさこい節は懐かしくても、YOSAKOIは全然懐かしくない。
でもまあ、いい塩梅ってのはわかるかな!
踊ってる皆さん、汗びっしょり。
お疲れさまでした。
YOSAKOIが終わってもしばらく花火が続きました。
上の竹寺夜祭も、この吾野宿祭りも、出店は出ているけど自治体のお店が出してる出店かキッチンカーのみで、いわゆる香具師とか三寸と呼ばれてる的屋は一件も出てない。
的屋が出ると、昔ほどじゃないとしても、やはりどうしても反社関係の問題も出てくるから。
正直、イカ焼きにしても、大きな祭りの的屋のものより、魚屋が店前で焼いてるイカ焼きのほうが美味いと思ってる。
値段だってテキ屋のたこ焼きは500円か600円くらいだけど、ここは300円だった。
だから小さな地域の小さな祭りって好きなのよ。
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帰宅して、夕食は今季初のサンマ。ウマー。
3匹で600円は初サンマにしては安い方と思う。
Byロピア。ロピアのCMはなんであんなに呪文みたいな歌詞なんだろう?