
瀬戸内海の小島。
岡山県の真鍋島(まなべしま)。
瀬戸内海という内海を持ってる日本国は
国としてはかなりの強みだと思う。
お盆に実家の広島県尾道市にサンダーバードで帰省。
閑だったので、小学生の時に臨海学校で数日滞在した真鍋島に行ってみた。
ちなみに猫どもは義理の母に世話を頼んでいるので安心。
岡山県の端っこ、笠岡市に到着。
車は笠岡港のパーキングに入れて、船で島に渡ります。
船の時間を見るとまだ時間がある。
昼飯でも食っときましょう。
笠岡市は広大な干潟がある街。名物は必然的に蝦蛄である。
適当に店を探すと、蝦蛄丼の看板のあるレストラン発見。
入ってみると蝦蛄尽くしだった。
あ、これは幸せになる昼飯の予感。
上は蝦蛄フライを卵でとじた蝦蛄丼。
これは蝦蛄の天ぷら。
蝦蛄が卵持ってて非常に美味い。
これが一番美味かった!蝦蛄の酢の物。
ズワイガニよりタラバガニの方が甘みが強いように、蝦蛄もエビより若干甘い。
ご馳走様でした。美味かったー!
食事が終わると高速船の時間なので船に乗ります。
高速船で1時間弱。真鍋島に渡ります。
真鍋島到着。
37年ぶりかな?島に入ったのは。
でも小学生の記憶はほとんどありませんけどね。
今日はこの島に一泊。
直前で連絡してみたのですが、問題なく部屋は取れました。
ここは島で唯一の雑貨屋。でも盆休みだった。
島唯一の喫茶店もあったけど、そこもお休みだった。残念。
なんと言うかこの山の村とは違う、海の村の鄙びさかげんは何とも言えませんな!
島には2軒旅館があります。
初和の頃は3軒あったようですが、この久一旅館はすでに廃業しているようです。
トタンの壁がわくわくするほど素晴らしいね!(誉め言葉です!)
もう一軒は港から標高100mくらいの山を越えた、島の反対側にある
旅館三虎(さんとら)という民宿。
歩いて山を越えても15分で到着です。
こちらはオシャレな南国のペンション風の民宿。
37年前の小学生時は、臨海学校でこの旅館に宿泊したんだよな。
ここで1㎞の遠泳をさせられたんだよな。
でも記憶も薄れてるし、旅館もオシャレに変わったので懐かしさはないなー。
瀬戸内海は栄養豊富な海で、本土の港では緑色に濁った海水です。
でも本土から20㎞程離れた真鍋島の海は、緑は緑なのですが透明度がすごいね。
こうしてみれば瀬戸内海は奇麗な海だな。
砂浜も黄土色。
関東ローム層の灰色の砂浜より、やっぱり黄土色の瀬戸内の砂浜の方が
好ましいな。
この島唯一の小学校も、いろんな映画のロケに頻繁に使われていますね。
島の小学校ってなんでこうペーソス漂う雰囲気あるんだろうね。
この島もいわゆる猫の島。
結構野良猫がウロウロしてます。
瀬戸内海は温暖な気候なので、そこまで厳しい冬はならないしね。
人間のジジババや猫にとっては過ごしやすい土地です。
さっそく猫と戯れる私。
本日宿泊予定の民宿漁火(いさりび)に赴く。
急遽予約したので食事は無し。(島には2軒ほど食堂はある)
民宿と書いてるので狭い部屋を考えてたら、丸まる一軒を貸してくれた。
えっ?いいの??スゲー。なんという大盤振る舞い!
今回2人で泊るけど、10人くらい楽に泊まれそうなやどじゃないか、こりゃ。
しかも新しくエアコン完備、大型テレビ設置の立派な民宿!
おお台所もあるじゃないか!!
勝手に使ってくれというので、これは外食せずに食材買って自炊しようぜ!!
と言う事に決定。
むむ、ここまで快適な民宿とは思わなんだ。
島の港に行けば新鮮な魚いっぱい売ってる。しかも安価!
魚を買ってきて民宿で自炊します。
調味料とか皿とか置いてるものを勝手に使ってくれだそうだ。
いいねえ、瀬戸内の新鮮な魚を料理、これぞ島の醍醐味ではないか。
お米が無かったので相談すると、ご飯だけおにぎりにしていただけた。
嬉しいなぁ。考えてたより立派な夕ご飯になりそうだ!
いただきまーす!
これはとても立派な夕食ができた!
今ある限られた材料で適当に作った夕飯だけど、幸せな夕飯になったな。
お風呂も自分で沸かします。
まわりにカーテンとかいっぱいあるけど、一応露天風呂。
天井には満天の星空が見えました。
次の日。
ちょっと2人では食いきれないくらい多く夕飯作ってしまったので、
船で本土に帰る前に、たむろしてる猫どもに与えて帰りました。
まわり数十匹の猫どもに囲まれて、ちょっとしたロックスター気分だった。
切り身を持ちあげるとみんな視線を釘付けにしてニャオーンとなくんだぜ!w
笠岡に戻って、小腹が減ったので何か食べようと笠岡の街をウロウロします。
結構年期入った建物が多くて素晴らしい街だ!
笠岡ラーメンという看板を見つけて入ってみます。
尾道ラーメンはよく効きますが、笠岡ラーメンって初めて。
これが笠岡ラーメン。
ストレート麺で大ぶりに切ったネギと、鳥のチャーシューが特徴。
尾道ラーメンと違って背脂が少なくツルツルッと食べられるあっさり系。
けっこう美味しかった!
最後は勝手にお金払って勝手につり銭も持って行ってくれという、
なんという大胆なシステムのお店。w
ちょっと長くなったけど、思ったより楽しい瀬戸内の小島、真鍋島でした。
以前「小豆島」「弓削島」のブログ書いたし。
次の瀬戸内の島ブログは「大久野島」書きます!
そのうち。w