
白馬に遊びに行きます。
白馬近辺は1年に1階は必ず
なんやかんやで足を運びます。
日本では車が来れない集落は、もはや皆無と言ってもいいでしょう。
どんな村でも車で2時間も走ればそれなりの病院に行けるのです。
でも数少ないですが、車では向かえない集落と言うものが
現代でもまだあります。そこに行ってみます。
初日はただ白馬に泊まるだけ。
夜中に白馬のペンションクヌルプに到着です。
ここはゲーム「かまいたちの夜」の舞台となったペンション「シュプール」の
ロケ場所でもあります。
これはゲームの画面。
どうせなので人物を青く加工してみました。
ほら、ゲーム画像そっくり!
青いからわからないけど家内です。
ペンションの食事はほとんどシチューとかソース多用の洋食ですね。
クヌルプも変わりないですけど、食事の品は結構ボリュームがありました。
なかなか美味しかったですよ。合格!
美味しいもの食べてコーヒー飲めればそれで満足です。
クヌルプにもお風呂はありますが露天ではないから、近所に「倉下の湯」と
言う日帰り温泉施設があるので、車で移動、そちらで入浴します。
倉下の湯は私の日帰り温泉施設の中で一番好きな温泉です。
泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
これがまた新鮮な良い湯なんですよ!
屋根のある半露天風呂ひとつしかありません。
入ってすぐにある洗い場の風呂釜は、桶汲み専用の風呂釜です。
最初内風呂かと思って足を入れたら浅すぎて恥ずかしかったです。
これが半露天風呂。風呂釜はこれしかありません。
お湯はものすごい濃い感じで、しょっぱいです。
ここいら近辺が塩の道温泉と言う名前で、江戸時代から岩塩の生産地でした。
塩分高い温泉はとても体が温まる湯です。
海水浴も1年一回すれば風邪ひかないともいうしね。
ここの源泉は近くの白馬の温泉旅館群にも運ばれているので、
倉下の湯は一番新鮮な湯を楽しめる温泉です。
写真のお湯を見るだけで効きそうな湯でしょ。
(白馬には他に「小日向の湯」という違う源泉の日帰り温泉もあります)
ペンションに戻ります。
たいへんだ家内が倒れている!
どうも温泉でのぼせただけの様です。はよ起きろや。
次の日クヌルプを後にし、朝早くから白馬のすぐ北にある小谷と言う土地に
向かいます。
白馬近辺は気持ちいい土地だなー。
天気良いし、車走らせてるだけで幸せになります。
小谷村に到着します。
大糸線というローカル線の南小谷駅に車を置き、線路沿いの道を歩くと
千国真木という看板があります。
この看板の真木集落(真木村)にプチ登山で行ってきます!

<↑この画像はウェブから拝借>
ここから1時間程度の道を歩けば真木に到着します。
もちろん車で行けない道なので登山道です。
でもほぼ平坦な道ばかりなので、そんな立派な登山準備は必要ありません。
ハイキング気分で行くことは可能です。
深い杉並木で光が届かなかったり、地蔵様が設置されてたり、がけが崩れたり
したところがあったりで、なんとなーくペーソス漂う道です…。
トトロの世界というか、千と千尋の世界というか。
私はこういうの好きだけどね!(心霊とか怪談大好き)

<↑この画像はウェブから拝借>
到着しました。
ここが徒歩でしか到着できない日本で数少ない村「真木集落」。
一応電気は来ています。
今でも住んでおられる方もおり、ヤギを飼ったり稲作したりで
半自給自足の生活をしておられます。
中には若いけど真木が好きで住み込んで働いている方たちもいます。
この古き里山の風景は、映画「楢山節考(ならやまぶしこう)」のロケ地とも
なった場所です。
映画もかなり古いですが、当時のままのかやぶき屋根の建物が残っています。
行政がテコ入してる美観地区ではないので、もったいないことにかやぶき屋根の
貴重な建物なのに崩れているあばら家もありました。
と言っても来ただけで、なにかここでイベントがあるわけではありませんので
風景を鑑賞して、心が満たされれば帰宅します。
喫茶店なんてありません。食事処なんてありません。
日帰り温泉施設なんてものも一切ありません。
帰りも同じ石ゴロゴロの山道しかありません。
車が無いのでアスファルトの道すら無い村と言うのは不思議な気持ちだわ。

真木集落、とてもきれいな美しい場所でした。
私は昭和42年生まれですが、その当時も車は今と同じように普通にありましたし
島だったので船などの乗り物もよく見てましたから、真木集落を見て懐かしい
とか郷愁を浮かべることはありませんでした。
人や物を運ぶ手段が人間以外は馬や牛のみってのはすごいことだ。
ちなみに途中の道のがけが崩れているので、バイクや自転車も無理です。
もっと昔の時代にタイムスリップしたらこんな変な感じなんだろうなあ。
帰りは白馬にもう一回立ち寄って、ジェラートをいただきます。
白馬に来るたびに立ち寄るジェラート専門店です。
一番好きなカシスジェラートが欲しかったけどあいにく本日は無し。
仕方ないので濃厚ミルクジェラートで我慢しました。
サンダーバードの小指一本で回せる超軽いパワステ、フカフカな本革シート、
ふにゃふにゃロールの激しいサス、アンチアメ車の人はわからないと思うけど、
長距離走るならドイツ車よりフランス車より、アメ車の方が絶対上ですって!
堅いサスやシートと比べて疲れ具合が全く違う。