
青森に行きました。
ダッジラムがあった時なので
5~6年ほど昔ですね。
恐山へ行ってみました。
GW、キャンピングカーなので無予約&無計画に出発しました。
宿なくても車中泊すれば良いしね!
猫の世話は義母にお願い。
適当に車中泊しながら青森を目指します。
恐山に到着です。
延命水だそうです。飲みます。
でも登山とかで慣れてない人は湧き水とか飲んじゃダメだよ。
恐山は過去一度来たことがあります。
まだ大学生だったころ。
懐かしいなー。

その時はバス停留所の付近でイタコの説明音声が流れていたのですが、
今は無く、静かなものでした。
その音声がカセットテープの再生で、テープが伸びてるらしく声が不気味で
も・の・す・ご・く!怖かった記憶があります…。
恐山に来た目的は、当時は知らなかった「恐山温泉」に入浴する事。
もう一つは恐山のうちわを手に入れる事です。
入浴セットも持ちながら恐山を歩く姿はシュールだな!
お寺の境内に入ると、数か所に木でできた掘立小屋があります。
これらがどれも恐山温泉。
入場料を払えば、境内にある温泉は無料で入れます。
ただしタオルや石鹸は持参しなければありません。
昔は混浴でしたが、今は男湯女湯に分かれています。
中はこんな感じ。
これがまた、青森の中でも1、2位を争うくらいの極上の湯!!
トロトロの上質湯が絶えず沸き出ています。
素晴らしい!
固まった湯の花で白くなった湯舟も風情最高!
泉質はちょっと珍しい、含鉄・硫黄-ナトリウム-塩化物泉。
(↑塩化物泉で鉄分を含むのは山形や秋田、青森に多い泉質)
塩化物泉は少しは鉄分は含まれるものなのだけど、さらに含鉄と表記があるのは
かなりの量の鉄分が豊富な証拠。
脱衣所も風情ある。
その辺の鄙びた温泉宿よりも雰囲気ある温泉ですよ!

恐山内にはお寺に併設されたものすごく立派な宿もあります。
その宿に泊まれば、深夜にこの温泉にも入れます。
恐山の深夜丑三つ時に入る温泉!一度やってみたいかも!!
恐山を観光。いろんなところに風車がたくさん回っていました。
子を亡くした親の無念さからお地蔵さまに供えられたそうです。
昔から子供の遊び道具は風車かでんでん太鼓だったようですし。
ただ、別の由来もあり、昔は土葬だったのでただ単に獣や鳥に荒らされない
ように供えた、という説もあります。
もう一つ、昔恐山に来た時に購入した恐山のうちわを買おうと思ったのですが、
なんとすでに職人さんがお亡くなりになっていたようで、生産中止だそうです。
うーん、それは残念。
もう30年近くアウトドアの火おこしの時に使ってたのですが…。
仕方ないのでボロボロですけどテープで補修して使い続けます…。
「うちわくらい新しく買えばいいでしょ!」「わかってないな!これが良いんだよっ!」
恐山から南下し、日本海沿いを五能線に沿って移動します。
日本海に沈む夕日を見れる絶景温泉を発見して、日帰り入浴しようと思います。
しかし、その温泉は夕日が沈む時間は日帰り入浴は終わっていると言うことで
ダメもとで当日部屋が空いてないか確認します。
何とかひと部屋空きがあり予約取れました!おおおラッキー!
水平線に沈む夕日が美しい温泉は「黄金崎不老ふ死温泉」。
ここの露天風呂は海岸沿いにあり、時化た時は温泉に入れない場合もあります。
良かった!日暮れに間に合った!海も時化てなかった!
遠くの海岸線に見えるのが、旅館自慢の露天風呂。
妙にハイテンションな家内。
お前スゲー元気やなあ…。
一応男湯女湯に分かれているけど、女性は男湯に入ってもOKの半混浴。
もうすぐサンセットだ。
日が沈む。
キレーだなー。
GWなので人が多くてイモ洗い状態だけどな!
もう太陽が見えない。沈み切った。
水平線に沈む太陽を眺めながらの温泉も良いな!思ったより良いな!
海風も冷たい風で気持ちいい。
宿泊後、朝も露天風呂に入ります。
夕方はあまりわからなかったけど、茶色と言うより黄土色の湯じゃないか。
こりゃ濃そうな温泉だな!
岐阜の濁河温泉と同じくらいの黄土色だ。
泉質はナトリウム-塩化物泉。
えーとえーと、これはほぼ海水ですw。しょっぱい!
湯の色は最初透明、つまり暖かい海水。
含まれる鉄分が酸化して、すぐに濃い黄土色となるみたいです。
昨日たくさんいたアジアの外国人客は朝早く出発したらしく誰もいないし、
もう帰るだけなのでチェックアウトまでのんびり入浴させてもらいました。
家内の背中、たくましいー!頼りがいあるー。
そのまま日本海沿いを通って山形道に乗って帰宅します。
日本海沿いは道沿いに焼きイカ売ってたり、生ウニ売ってたりかなり楽しい!!