
サンダーバードのあった頃なので2016年ごろ。
3年前くらいに長野の角間温泉に行きました。
角間温泉も日本に2か所ある名前なので、
とりあえず信州角間温泉と書きます。
出発した当日は雨が降ったり降らなかったりする微妙な天候。
かなりの山奥で、宿まで一応は車で行けるのですが、途中から数キロ間は
砂利道のダートを走らなければ到着できません。
このころはまだハスラー買ってなかったからな。
天候悪いので早めに宿に到着。
東部湯の丸ICを下りて1時間ほどずんずん山奥に入っていきます。
…ちょっと考えてなかったくらいすっごい山奥。
行き止まりの山奥に一軒だけ、周りを自然に囲まれた洒落た宿が現れます。
外から見るとそんなに豪華な旅館に見えないのですけど…。
旅館に入ろうとすると…。
うお、巨大な蛾!ヤママユガ?クスサン?
蝶は蜜を吸うストロー状の口がありますが、蛾は成虫になると何も食べずに
交尾して死ぬだけなので口がありません。うーん、蛾、儚いなぁ。
むお、ザトウムシがいっぱい!(クモじゃないよ!)
こんなのどう見ても使徒マトリエルにしか見えない。
到着直後から自然豊かですねえ。
おや、カマキリモドキもいるじゃないか。
ウスバカゲロウの仲間だけど、アリジゴクがアリを捕食するのに比べて、
カマキリモドキは徘徊性のクモをエサとする変わった昆虫。見たの久しぶり。
おっと、虫に夢中になっちゃったぜ!
…旅館の中はかなり豪華だった。ちょっと意表を突かれるくらい。
都会を離れ、鄙びた雰囲気の宿ですが、かなり快適な滞在ができる宿ですな。
廊下もラウンジも空調効いててホントに快適。
なんとウェルカムワインもありました!
まあ、とにかくお風呂に入りましょう!
甲州には「信玄の隠し湯」がたくさんあるけど、全国を探したら「家康の隠し湯」
とか「上杉の隠し湯」とか「秀吉の隠し湯」なんてのも見つかります。
この信州角間温泉は「真田幸村の隠し湯」と言われています。
夜は雨だったので菅傘かぶって入浴する私。
手前は透明な湯、奧は濁り湯です。
茶色い濁り湯は、鉄分を含んだナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉です。
戦国武将の隠し湯ってのはたいていが刀傷を治す温泉なので、炭酸泉が多い
のですが、ここは茶色の濁り湯なのに炭酸泉とは意外と珍しいですね。
むむ、じゃんじゃんオーバーフローする新鮮な湯だわー。
お部屋は特に良い部屋ではない、スタンダードな部屋の予約を取りました。
でも布団はフカフカ、セミダブルベッド。かなり良い旅館っぽい。いいねえ。
リラックスできるわー。

ただしここはスマホは全く繋がらず、テレビを点けてもBSが2局入るだけという
外界から遮断された孤立宿です。
山小屋か!w
食う、風呂、寝る、しかする事ありませんが、それがまた良いのです。
さすが忍者の猿飛佐助が修行した温泉ですね。何もしないのも修行。
(後で知りましたがロビー付近だけはWi-Fiがつながるそうです)
朝風呂もいただきます。これは内湯。露天と同じく2種類の湯があります。
透明な湯の方は飲泉もできました。
真田家が茶の湯用にしてた銘水らしいです。
朝飯食べて、再度露天に入りましょう。
夜中中降ってた雨は止んでピーカンです。

夜もいいいけど明るい時も露天風呂は好ましいねえ。
炭酸泉は熱いと炭酸が抜けるため低温の温泉ばかりなのですが、ここは
炭酸泉+濁り湯+それなりに高温(40度)で、やっぱりかなり珍しいですね。
空を見ると雲がゆっくり流れているねえ。泉温もベストだし。
これは最高に気持ちいい。ここは湯舟で寝れる温泉だわ!!
炭酸泉のアワアワ。じっとしてるとびっしり体中に炭酸の泡が付着します。
10時にチェックアウトして友人と待ち合わせしてるので軽井沢に移動します。
この辺りは棚田がたくさんありますね。
ちょうど稲も実っててそろそろ稲刈り時期です。
軽井沢に向かっている最中、車を止めてガードレールから見下ろすと
日本の棚田百選に選ばれてるポイントの「信州稲倉の棚田」があった。
遠くから目を凝らすと田んぼに人が大勢集まっているっぽい。
コスモスの華祭りかもな、行ってみよう!と思って棚田に近づきます。
違った…。
大勢人が集まってると思ったら、それは案山子でした。
道にずらーっと案山子が並んでいるだけ。
結構な量の案山子じゃないか!こういう案山子祭りなのかとも思うわ。
軽井沢でボクスターSの友人と待ち合わせ。
全く違う性格の車だけど、フフフ、悪いが人の目はサンダーバードの方に向くぞ。
とか優越感持ったりしてー。
まあ、でも、追いつけないのですけどねw。
高速でも、旧軽のワインディングでも、ゆらゆらしすぎてサンダーバードは
重いだけの車ですね。アメリカンV8はこれでいいのだ!
←負け惜しみ
途中、適当な店で飯食って、
ところどころで停止して風景を楽しみながら、旧軽から妙義方面に向かいます。
うーむこの辺も丹沢と同じく蛭が多いな。
靴下なしのドライビングシューズだったので、足元で血を吸われていました。
結構な量を吸われててびっくりだ!
2台でオープンにしてワインディングを走りながら妙義神社へ。
くそーボクスターしっかりした走りするなぁ。追いつくだけで大変。
ま、生まれも育ちも本格スポーツカーだしな。
でもくどいようだが、2台並べばサンダーバードの方に人の視線は行くからな!
↑ちょっと意固地