
浅間山にある「高峰温泉」です。
先日浅間山が噴火しましたが、ずっと
現在も旅館の営業はしてるようです。
噴火があった当日の夜中も、宿泊者の皆様は
全員知らずに休んでいたそうです。
高峰温泉は浅間山の標高2000m地点にある、電気のないランプの宿です。
(宿泊の部屋だけはディーゼル発電で電気が来てる)
食事も美味いし、泉質も好みなので2度ほど宿泊させてもらってます。
サンダーバードで向かった一昨年の初秋のブログ。
浅間山。
分厚い雲に覆われてて暑そー。
一昨年までは浅間クライムヒルという、秋にクラシックカーやレーシングカーで
本格クライムヒルを行っていました。
その時に高峰温泉はスタート地点に近いので見学の活用させてもらってました。
(事故などがあって、現在はコースの場所が変更となっています)

<↑画像はウェブから拝借>
初秋と言っても標高高いので、すでに日本古来のススキも穂を付けていますね。
下界では一時期中国から来たセイタカアワダチソウに住処を奪われて
ススキは全滅するのではないか?とか言われていましたが、
最近はススキの攻勢で徐々に増えていき、全滅は心配なくなったそうです。

ススキは枯れて地面に落ちても腐らずに次の年も残るので地面の太陽光線を遮り、
アワダチソウが春に芽吹く成長を遅らせ、その間にススキが早めに成長してしまう
戦法で分布を巻き返しているようですよ。
ススキは好きなので応援します。
ランプの宿ですが、宿前まで車で移動できます。
ただし冬は積雪が多いので近くのスキー場に駐車して、旅館の方がキャタピラ車で
迎えに来てくれます。
玄関。
ランプの宿と言えば山小屋をイメージするけど、フツーの雰囲気良い旅館。
標高高いので真夏でも少し肌寒い。
窓に標高高めにいるアカアシクワガタとか止まってました。
さて、まずは浴衣に着替えて雲上の露天風呂に行ってみましょう。
旅館から少し歩いた山の中にポツンとあります。
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉。
色々効能ありそうな薄い白濁湯。硫黄の香りもします。
うーん気持ちA。気持ちE。
素晴らしいお湯ですな!
女性用は隣の岩の壁を隔てた横に同じものがあります。
下界にいた時からガスってるってわかってたけど、ちょっと曇りすぎてて
今日は下界の軽井沢の街が見えません。
まあ仕方ない。
ロビーには飲み放題の熊笹茶。
夜中は窓の外を見てるとフツーにタヌキとか歩いてるほどの山奥です。
夕食も美味しい。
ここはいろんな果実酒を作っていて(まじに種類豊富)、食前酒として好きな
果実酒を注文できます。
あと刺身こんにゃくが美味い。婚約独特のちょっと嫌なにおいが全くありません。
夜は内湯に入ります。
内湯は内湯で、ランプの光だけで入る夜の温泉はとてもリラックスできます。
湯舟の小さい方は冷泉のままの湯。
交互に入るとストレスで狂いまくりの自律神経をリセットできたっぽい。
アルコールランプの光ってのはちょうど良いね。
ガス灯はガスの出る音がやや耳障りだし、キャンドルランプは光量が心もとない。
朝ももちろん朝風呂に入ります。
早起きして朝7時の一番露天風呂へ。
おお、今日は雲はあるけど昨日ほどガスってないな!
うーん、爽快感、開放感全ててんこ盛りの露天だな。
流れていく雲を見ながらのんびりぼんやり湯に浸かってると、次の日の仕事行くの
嫌だなーとしか頭の中に思い浮かびません。
このままここでずっと入浴していたい。
と、まあ現実逃避してても仕方ないので、リフレッシュして自宅に帰りましょう。
おー運にしてエアコンもガンガンに足元に出して帰宅します。
浅間山系は実力ある湯の温泉がけっこう広範囲に分布してます。
白根山は草津にしても万座にしても同じ系統の泉質ばかりですが、浅間山系は
茶色い塩化物泉あり、白い白濁硫黄泉あり、無色の単純温泉ありで、いろんな
温泉を生み出してますね。
この山の恩恵は広大で素晴らしいね!好感持てる山です。
お土産は浅間山近辺の道の駅で買ったキャベツ。
浅間山の麓にある洋食屋ザンガラに立ち寄って、個数限定のキャベツのステーキ
を食べようと思ったけどお店が休みだったので…。
帰宅して白ワインとにんにくで自己流キャベツステーキで食べました。
でもこれもウマー。