
上州新田郡三日月村のテーマパーク
「木枯らし紋次郎の里」へ行ってみた。
最初に言っておきますが恐ろしいほどの
B級テーマパークですから!
いい天気。気持ち良いドライブだ。
上州まで家内を載せてハスラーを走らせます。
到着。
ここが木枯し紋次郎の里、三日月村。
上州三日月村click!
駐車場がスネークセンターと一緒なので最初わからなくて混乱した。
うむ、もうすでにカオスな雰囲気ゆんゆんだな!
駐車場からまず登山が始まる。
100mほど山を登ると関所のような入り口が見えてきます。
入口の先はもう江戸時代だそうです。
よし今から家内は
ご隠居、私が
うっかりの役で旅をしましょう。
高台なので上州の町が一望できる、しかも雲ひとつ無い超いい天気ですねご隠居。
入ったときにちょうど退場する家族連れが微妙な顔してたのが気になりますが。
ご隠居〜もう江戸時代に入ってるので現代のお金は使えませんぜ。
あっしが現代のお金を1文銭に換金しておきやしょう。
ちなみにご隠居、テーマパークで使わなかった一文銭は退場のときに現代のお金に両替してもらえるので安心っすよ。
とりあえず2000円分換金しておきやした。
この山自体が江戸時代で、山の中に点々と江戸の建築物があるんだ。
といっても本当に江戸時代の建物ではなくて、あくまでテーマパークっすけどね。
結構広いんですねご隠居。
でも道は江戸時代の土じゃなくて現代のコンクリートですね。
まあそれくらいは大目に見ましょう。
時々休憩所を見かけます。
一里塚か?
地蔵。
うーむ時代劇のようにまんじゅうでもお供えしたいのだが、まんじゅうの手持ちがないのでそのまま通過しやしょう。
神社。
うーむ雪がちらついていればお百度でもすれば雰囲気バッチリなのに、晴天だからやっぱり通過しやしょう。
あっしが写真を撮ってる間、先にずんずん歩くご隠居。
ご隠居、待ってくだせえ!置いてけぼりなんてひでえや!
炭焼小屋。
炭焼小屋といえばカムイ外伝でやすね。
まさかヤツが刺客とは思わなかったぜ!
なんか屋敷がありやすぜ。
ここで一休みさせていただきやしょうや、ご隠居。
井戸。
今日は天気が良いからそうでもないけど、夕方とかだったらちょっとペーソス漂うテーマパークでげすね。
(このへんからだんだん怖くなってくるうっかり。)
中は暗いっすね。
江戸時代、油が庶民にも広まるのは後期なので、本来建物の明るさはこれくらいの暗さなんだろう。
窓もガラスというわけじゃないし夕方以降はホント真っ暗なんでしょうね。
おわあ!マジでびっくりした!
人形がいるじゃん!
うっかり、もう心臓バクバクですよ。ご隠居ー!!
なんか普通より異様にでかい折り鶴…。
大したこと無いのにこれだけでもう怖いですよ!ご隠居ー!
長屋に到着したっぽい。
おおよかった、ご隠居、人の声が聞こえますぜ!
道中山賊に襲われやしないかとヒヤヒヤしてやした!
…入場してから誰とも会わなかったので心細かったのよ、うっかり。
茶屋があった。
おばあさんが一人出てきた。怖いよ!
でもよかった人がいた!
ご隠居、なにか食いましょう。あっしはもう腹が減って腹が減って!
ご隠居から銭をもらい蕎麦(一杯6文)を注文。
ちなみにビールは般若水、ジュースは果汁入り冷やし飴だそうだ。
売ってるものはすべて円ではない文ですな。
この辺はこれでもかというくらい徹底してる。
微妙に線引がわからないっすね、ご隠居。
ご隠居ー、しかし誰も茶屋の前を通る旅人いませんやね。
まあ急ぐ旅でもないからいいんですけどね。
お蕎麦が来たのでいただきます。
よかった、お蕎麦は現代の味で安心しました。
江戸時代って、ほとんど美味しい味ってなかっただろうからな。
今でこそ美味しく調理する時代だけど、このかけ蕎麦だって江戸時代はほんとお湯に醤油だけ入れただけの味だったんだろうな。
ご隠居の方は白玉ぜんざい。
ふう、腹ごしらえも終わったし、いっぷくしましたのでまた旅路を進みましょうやご隠居。
旅籠があった。
今晩はここで泊めてもらいましょうぜ、ご隠居。
弥七のために菅笠を門に立てときやしょう。
ふと2階を見ると…。
おわああ、びっくりした!
怖ええってば!
うっかり、腰が抜けてしまうわ!
うわああん、まだこっち見てますぜご隠居!
うわあああん、なんか馬がいるけど怖いよー!
なんで目がこんなに飛び出してる造形なのよ!!
お前は車エビかっ。怖いってば!
からくり屋敷とか怪奇洞窟とかの建物もあったけどすでに残りは一文銭1枚だけ。
懐具合が寂しくなったので建物には入らずに帰ります。
ふう、よかった出口だ。
現実世界と黄昏の世界をつなぐ神秘の門だな。
あー怖かった。
まあでも江戸時代、江戸以外はほんとに田舎で夕闇からは明かり一つ無い世界だっただろうし、わからないことが物の怪に惑わされると感じてもおかしくないわな。
腰に殺人ができる武器を携帯してる人たちだって闊歩していただろうし、実際怖い世界ではあるな。
そういう雰囲気も含めて江戸時代を体験したテーマパークだったな!
あ、一文銭が1枚残ってたのに、最後換金し忘れた…。
まああれは夢じゃない現実だったんだ!といい記念になるから取っておきましょう。
ねえご隠居。
Posted at 2023/03/19 22:24:45 | |
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