
この記事は、
国内イベント考2011について書いています。
盟友kotaroさんのブログ、国内イベント考を読んで考えていた。
今までkotaroさんと一緒に行った2003年ポンテペルレから考えると、泊まりを含めたイベントを10回、それ以外の日帰りを含めると多分その二倍程度は「クラシックカーイベント」というものに参加したはずだ。その中には消失したもの、今回の「茨木ヴィンテージカーショー」のように始まったばかりのもの等、色々なものがあった。そのイベントの消長から、ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリーの魅力、いわゆる「ミル中」発生の原因を考えてみたい。
国内イベントはkotaroさんの言われるように大きく二つに分けられると思う。ここには「ランチアランチ」や「フレンチブルー」のような車種別・国別のものは含めていない。
1)メジャーイベント
国内最高峰の格式を持つ、ラリーニッポン、ラフェスタ(春・秋)、今は亡きポンテペルレやヴァリオストラーダ、モンテミリア。もしくはネコパブが主催のジャパン・ヒストリック・カー・ツアーのように、テレビ局や活字媒体、広告代理店や旅行会社のような大きな組織がバックとなって行うもの。高額であるが、素晴らしいクルマ達が集まる。大きな資金が動き、又地方自治体の協力も得られて、色んな場所で地域の方々に手を振ってもらえたりする。格式の高さでは「コッパデ小海」だろうが、地方自治他が大きく絡んでいるようである(出場出来ないので良く知らないんです..すみません)ちなみにうちのP6ではこれらには殆ど出場できない(年式、スポーツカーで無いこともあるが、2泊3日以上が多く、そんなに休めない!)
いわゆる走り系ラリーイベントであり、車を停めて展示することはあっても二の次である。
2)草の根イベント
kotaro さんの言及しておられるようなものや、私も行く「狭山池クラシックカーミーティング」そして今回「茨木ヴィンテージカーショー」等。地方自治体の町おこしの場合もあるし、好き者が集まってだんだん大きくなった「高雄サンデーミーティング(TSM)」や「フロムセブン」、今は亡き「ツールド妙見(TDM)」等が関西では知られている。春の「チームヤマモト」はガレージヤマモトが主催する、珍しいショップ主催イベントである。
いわゆる「置き系」が多く、パレードやツーリングはあっても、メインは車両展示とオートジャンブル、そしてうだうだ話(笑)である。
私はこれに加えて第三の分類を考えたい。それは
3)草の根イベントから拡大した、ラリーイベント
有田川町が主催と言って良い「エッセレ・バンビーノ」や、高野山町がバックアップする「ヴェトロ・モンターニャ」等の、走り系ラリーイベント。「ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリー」もこれに入ると思うが、兵頭史郎さんが仕掛人で、地方自治体は全く協力しておらず、手弁当のボランティアで運営されている。中部地方でフライングスコットが主催する「ブリティッシュ・クラシック・マラソン」もこの中に入るだろう。
ショップや地方自治体が行うものが発展し、一泊二日等になったもの。私はこの分類に好んで出ている。あ、ブリティッシュ・クラシック・マラソンはエントリー拒否を喰らったが(涙)年式が新し過ぎるのと、ペアでなく娘連れでの三人でのエントリーは認められないということだった。
この中で、案外メジャーイベントが不安定な気がする。大きな組織と大きな資金が動くので、色んな事が起こるのだろう。また、地方自治体の協力を得るという事は、それだけ「うちの町は通って下さい。」「チェックポイントを」「いや、ここで昼食休憩を」と、色んな圧力がコース設定に掛かり、その調整だけで四苦八苦するようだ。ジャパン・ヒストリック・カー・ツアーも一昨年は3戦でのツアーシリーズを組んだが、その年一年だけで終わっている。
逆に、草の根イベントは息が長い。地方自治体が絡んでいると、やはり安定する。しかし、その分、その町に絶対行かないといけないのだが。来客が少なかったり、盛り上がりに欠けたりして短期で消滅するものや、町の財政危機で無くなった旧赤平町の「北海道クラシックカーフェスティバル」と「ノースビッグランアカビラ」のような例もある。
第三のラリーイベントは、やっぱり地方自治体絡みだと、その廻りばかりぐるぐる回る事になったりする(エッセレバンビーノで経験した)。その点ショップや仕掛人が頑張って作っているイベントは、その中心人物が頑張れる限り、継続性が高いようだ。
ここで「ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリー」の魅力について考えてみる。色んなイベントに出てみて、私には一番性が合っているようだ。その原因は
1)とにかくスタッフのホスピタリティ。微に入り細に入り、とにかく細やか。毎年バースデーカードを送ってくれるのも嬉しい。
2)兵頭史郎さんと、それを支えるスタッフの固い結束、そして名司会者小林さんを含め、スタッフみんなが兵頭さんに心酔して集まって手弁当でやっているという手作り感。
3)ラリー自体の難しさ。メジャーイベントのようにSSが連続8区間あり、そこをデジタルメーターを駆使して1/100秒まで測る、などということはない。その代わり、クイズが難しい/タイムセクションが難しい/クイズやSSで、天使を味方に付ける(=運を天に任せる)必要があることによる不確定性が加わる。
4)豪華な表彰式!
15位以上はすべてトロフィー、3位以上はお立ち台レッドカーペット(車も含む)+シャンパンファイト。何とかして表彰台に登りたい!と思わせられる。駄目だと「又絶対来年も!!」と思わせられる。
5)楽しいウェルカムパーティー
色んな人のアニバーサリーを祝ってくれる。クイズは又コレが難しい..その上、コーラはや飲み競争等もあり、また運が試される。踊りは...すごいですが私はパス(笑)
色んな事を書いたが、やっぱり主催者の兵頭史郎さんとスタッフの魅力に取りつかれているのだろう。兵頭さん、私より7つ上だと思いますが、元気で長生きして、長く細くやってくださいね!!
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クラシックカー | 日記
Posted at
2011/11/20 21:47:08