
3/31日曜日。speed king3の日。早朝から何だか息苦しい。やたら不整脈が出るが、こんなことは初めてだ。近くの病院に時間外で受診し、不整脈の発作であることがわかった。でも原因になりそうな心当たりのある漢方薬をかなり飲んでいた事に気付いて、それを止める事で小康状態になり、朝9時には帰宅した。結構楽しみにしてたのに、自分のエンジンが息継ぎをしてるようじゃダメだな..と思いつつみんカラを開くと、speed king3は中止との事。まあ、今日はゆっくりしていろという神様の思し召しなのだと思い、ゆっくり養生していた。
でも、昼前にはかなり回復してきて元気になって来た。そうすると現金なもので、ジャガーに乗りたい。嫁さんには
「大丈夫?ゆっくりしたら?」
と心配されたが、
「いざとなったらジャガー運転出来る?」
「大丈夫だと思うよ。その時は病院まで連れてってあげる。じゃあ、予定通り田尻歴史館に行ってみる?」
ということで田尻歴史館にランチに出かける事にした。
田尻歴史館は泉佐野(関空)の南にある田尻町の歴史館で、紡績会社の社長さんが迎賓館として作った瀟酒な洋館と、日本家屋、お茶室、そして庭がある大きなお屋敷を寄贈されたものだ。そこの一階がカフェレストランとなっている。
向かいの公民館にクルマを止める。後ろのタイル張りの建物は元の紡績工場か??となりのエッセに比べると大きさが分る。

駐車場へ左折するとき、左後輪を歩道の段差に引っ掛けてしまった。ホイールにはキズを付けなかったものの、やっぱりデカイなあ..ここまで来る旧紀州街道らしい道も狭く、対向車が来ないかヒヤヒヤした。巾1800はRover75と5センチ差だが、長さ5045ミリは30センチ差、これが効いている。
室内に入ると、きれいなステンドグラスが目に飛び込んで来た。

いたる所にステンドグラスがあり、ステンドグラス好きの嫁さんは釘付けになっている。殆どの窓にステンドグラスが。それも様々な花々であり、飽きさせない。お風呂やトイレにまである。丁度ステンドグラス教室の発表会が開かれていて、ステンドグラスだらけだ。
お腹も減ったし、早速ランチ。色んなメニューから、「ヒレカツとエビフライランチ」に。

ライスもこの地方特産の「黒米」に。もち米のように粘りがあり、コクがある。ドレッシング等ソースも全て手作りらしく、優しい味。ドレッシングが嫌いで、外食ではサラダを食べない娘が「美味しい!」と完食していた。1365円としては良いと思った。これなら又来たくなる。
食後は和室やお庭を散歩。門前にあったきれいな桜をバックに娘と写真。

桜の季節は短いなあ。
せっかく泉佐野まで行ったので、りんくうアウトレットへ。前から行ってみようと嫁さんを誘っていたのだが、パーキング渋滞が怖いので行った事が無かった。行ってみるとパーキングはかなり増えているようで、すぐに駐車できたが、他車より20センチは後ろに出ている。長い...嫁さんを野に放った(笑)後、娘と観覧車に乗り、レゴショップで遊ばせてひまつぶし。流石にずっと立っているとしんどい。今朝は救急で見てもらっていたのを忘れていた(笑)2点ほどお買い得品を購入。
帰り道は行きと同じく湾岸線に乗る。三人乗ると乗り心地は少し変わったが、やぱりフラットライドだ。嫁さんに
「どう?乗り心地はRover75よりこっちの方がコツコツしないで良いと思うんだけど。」と聞くと、
「そうかな..あまり差がない気がする。」
「内装はどっちが好き?」
「私はRover75の方が好き。」
実はRover75の方がより内装は「濃い」のだ。これがRover75。

そしてこちらがXJ8。

殆ど同年代だが、よりRover75の方が「英国人以外が英国を感じる内装」なのだろう。
「運転出来そうって言っていたけど、どう?」
「やっぱり無理そう。巾もそうだけど、やっぱり長いのよ!私、自信ないわ。」
FRによる素直なハンドリング、V8によるスムーズかつパワフルな出足等は、運転しない嫁さんには関係ないんだろう。やっぱり女衆には「大きい」と言われてしまう。娘に
「みどりのクルマ(Rover75)とどっちが好き?これの方が広いだろ」
と聞くと、
「みどりのクルマ!ずっと一緒にいたもん。」
堺にある嫁さんの実家に。お義父さんが丹誠込めて育てたアーチのある、イングリッシュガーデンの横のカーポートに停める。Rover75なら一発で入るのだが、XJ8だと前にあるベンチを寄せたり、嫁さんに回りを見てもらったりと大変だ。

狭い所はかなり大変だ。
実家の窓からXJ8とイングリッシュガーデンを見る。やっぱりカッコイイなあ。
実家で晩ご飯をごちそうになり、帰宅の途に。娘は爆睡。嫁さんに
「これにワンポイント乗るって言ったら、君も使う?」と聞くと、
「私はダメだわ。こすりそうでやっぱり自信ない。それに、何だかRoer75で十分な気がするの。」
確かに美しい英国サルーンは家に二台も要らないか。あまりに性格がよく似ている。前回のアルファロメオ・スパイダーは全く違う性格のクルマだし、小さくて嫁さんも運転出来そうだったな。ただし、ワインディングに連れ込めば、XJ8がより生き生きするかも。やっぱり一度信貴生駒スカイラインに上ってみよう。
「でも、これを運転してるあなた、似合ってるわよ。」
そう言われると嬉しい。
でも、ジャガーの似合う紳士になれたんだろうか。
追伸:
このジャガーXJ8を貸して下さっているTokirioma5さんから、「このクルマ売ります」の告知が。
1998年式ジャガーXJ8 3.2V8 走行12万キロ 車検2013年10月一杯。
アルミホイール+タイヤは純正品+BSレグノ中古に戻すが、ETCは付けたままとの事。
ご本人からは、
「気になる所は順番に手を入れて、不満のない状態にしてあります。
ドアミラー格納、ドアチェッカー、フロントハブベアリング、水回り一式(先日のパンクも含めて)
定番のX308メニューは一通り終わっていますので、半年はほぼ、このまま行けるか?と。
(かけた費用は計算したら怖いのでしません。456に比べれば・微々たるものですが・)
あとは、カムチェーンのテンショナー、そしてATが少し不安ですが、多分このまま
半年は行けるのではと思います。」
とのコメント。
価格は大学初任給+α程度(応談)とのことだ。
ご希望の方はTokirioma5さんか、私に直接メッセージを。
あと7ヶ月、車検が切れるまで乗ってみるのもいいかなと思う私がいる。
ジャガーも一度乗ってみたいなあ...似合ってるかどうかは別にして(笑)