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紺の豚のブログ一覧

2012年09月30日 イイね!

日本自動車博物館(外国車編)


さあ、クリームコーラ(あ、普通はソーダフロートって言うなあ)を飲んでリフレッシュしたし、もう少し頑張って見て回ろうか。

実は三階に上がって一番初めに目に飛び込んできたのは、ダイアナ妃が来日したときに英国大使館が用意したロールスだった。外交官ナンバーが付いている。こんなものまで記念に買い込んでいるのか...


三階にもいろんなマニアックなクルマが。

何でしょう?


答えはルノー16。これも現車は初めて。

整備すればすぐ走れそうだ。ここの車はジャッキアップしてあるものが多くて、妙に腰高になっていて来場者の評判が悪いらしいが、また復帰させて行くことを考えれば、サスペンションに負荷をかけない方が良いはずだ。私はこれはこれで仕方ない、それより将来に渡っても稼働状態に戻す事を考えれば、錆びず風雨に当てないこういう場所に保存してあるだけでもよしとするべきだと思う。

何故かフィアットは多く、フェラーリはディーノ308GT4一台だけだった。ポルシェも少ない。普通ではあまり顧みられない商用車や大衆車、普通のラインナップの車が多い。そういうクルマが散逸しやすいのを見越して、意識して集めたのだろう。

きれいな124。

普通の1900ベルリーナ。こういうものが奇麗にして置いてあると「ワカッテマスネ!」と言いたくなる。

フィアット850クーペの前期型。右ハンドルの正規輸入車か。ここらへんはオーナーのkotaroさんにお任せを。

トポリーノから戦後の500、ヌオーバ500まで、ちゃんと集めてある。う〜ん、イイ。

かと思えばこんなマイナーなスーパースポーツも。

初代クアトロポルテ。実車は初めて見た。

デトマソ・ロンシャン

マセラティ・インディ(??)
なんでこんなマイナー系が?

お、目の前に「ローバーの街」がある。これは行かないと。


これは、ローバーP4(これがうちのローバー75の名前のオリジナル)とP5だな。P4は「ローバーおばさん」って言われたらしい。老婆?(笑)



おお、P6が二台も!うちのは後期型だが、このグリルは初期型だ。手前がうちと同じく3500、後ろは2000SCだ。どっちもうちのP6と違って、フェンダーミラーなんだ...実はうちのP6以外で実車を見るのは初めてだったりする。

戦前型P2。ここまで来ると判らない。

ローバー3500というとこのSD1の方が有名だろう。英国病に冒されクオリティが悪く、悲運のクルマだ。つくづく運の悪いメーカーだと思う。

さあ、ローバーを離れて、他メーカーに行ってみよう。
ジャガーは沢山あるのだが、これは珍しいかな?MkIだ。となりのMkIIに比べて窓が小さい。隣にXKエンジンが置いてある。

これはスエディッシュフェラーリと言われたボルボP1800。ESだったっけ、このステーションワゴンは。すごくカッコイイ。

お、うちでも二台乗り継いだマーキュリー・クーガー XR-7。これはうちのよりもっとハイパワー版だった427ci型だそうな。雨の日はお尻を振るので、怖かったなあ。今になると初代マスタングよりこっちの方が欲しい。

ビートルも初期のスプリットウインドウからちゃんと揃っている。500といい、ちゃんと系統立てて収集していた結果だろう。

カルマンギア。いつまでたっても美しい。

タイプ3は知っていたが、タイプ4は知らなかった。

オペルレコルトかな?カデットかな?kotaroさん助けてー(笑)

ナッシュ・メトロポリタン。腰から下をZ字に塗り分けたのしか知らなかったが、こうやるとすごく腰高。でも中身はオースチンA40(だったっけ)。可愛いなあ。

kotaroさんが一時ムシが湧いて欲しがってたドイツフォードのタウヌス。

これもタウヌス。一台前。しかしこんなのが満載だと、またエンスー釣り、もしくは変態釣りって言われるかな(爆)

シムカ・ラリー。これもマニアック。

BMW501。何とシングルナンバー!良くこれを維持したもんだ...。

50万キロ表彰を受けたメルセデスベンツ。型式は判らないので、ぽおるさんお願いします(笑)


初代前田館長はクラシックカーの世界では重鎮だった方だ。夏木陽介さんからいろんな車を寄贈されている。石原裕次郎や力道山も乗っていた300SL。

そして、入り口正面にあるのは、ランチア・ラムダ。小林彰太郎さんをして「一台だけならラムダ」と言わしめる名車である。こういうのが正面にあるのも「やっぱり判っていらっしゃる」だ。

狭角V4エンジン。仕上げの良さに驚愕。

透視図。すごく凝っている。


徳大寺有恒が選ぶ名車たち、という特集が組まれていた。

解説もなかなか面白かった。「ジャグアー」なのについ笑ってしまうが、MkII、XJ6、フルヴィアクーペ1.3ラリー、ポルシェ356B、この写真のMGーA、ホンダS500、コロナ1600GT、スバル360、マツダ360クーペ、初代トヨペットクラウンRS、P410ブルーバード、フェアレディーSR311、トライアンフTR-4、シトロエンGS。納得させられてしまう。

初代館長が亡くなる前最後に乗っておられたルノーサフラン。「すごく運転しやすい」と愛用されたそうで、これも趣味の良いチョイスだ。初代館長の見識の高さを感じされられた。


今まで行ってきた人からは
「ぎゅうぎゅうに置いてあるだけで面白くない」
「妙に車高が上げてあるのが気に食わない」
等という意見を聞いていたのだが、車高に関しては前述の通り、ここからまた出て将来復帰したりすること(どこどこの博物館にあったクルマが売りに出ていて...というのは良く聞く話だ)も考えると、上げてあるのも仕方ないと思う。それより、フェラーリやポルシェ、ロールスロイスやキャディラックのような高級車だけに偏らず、トラックや商用車、バイクまで幅広く収集された初代館長の見識はすばらしいのではないだろうか。

今度はkotaroさんのマシンガントークによる解説付きで行く事にしよう(爆)やっぱりP6とフィアット850クーペを連ねて行くか。
Posted at 2012/09/30 13:12:37 | コメント(11) | トラックバック(0) | クラシックカー | 日記
2012年09月30日 イイね!

日本自動車博物館(国産車編)

日本自動車博物館(国産車編)9/29金曜日夜から、金沢駅前での会議に出席するために大阪を出発した。本来は456で行くつもりだったのだが、火曜日のP6引き取りで疲れが残っているため、特急サンダーバードに変更した。クルマで4時間、電車で3時間の予定が、先行列車の人身事故+福井県下で鹿と衝突した(!)の影響で80分も遅れたため、到着したのは夜中の0時半だった。

会議は夕方までだったのだが、13時まででメインは終わったので、駅前のトヨタレンタカーに駆け込む。飛び込みだったが、何とかクルマをゲット。ポルテって、スライドドアの奴だったかなという程度しか判らない。目的地は以前から行きたかった小松の日本自動車博物館だ。

ポルテは1.3L4気筒の4ATだ。以前借りたワンランク下のヴィッツは1L3気筒+CVTだったが、だいぶドライバビリティが違う。ヴィッツはかなり踏まないと反応が悪いのに対し、ポルテは普通のクルマらしい加速をする。普通のATに体が慣れていることもあるのだろう。思ったよりコツコツ振動を拾うのはエコタイヤのせいだろうか。でも中は広大で助手席側スライドドアは電動であり、ナビも必要十分で、道具として言う事は全くない。
地道は8号線バイパスが多く、40キロを1時間ちょいで走り抜き到着。

代車でもレンタカーでもエンジンを見ないと気がすまないエンジンフェチだから、開けてみる。思ったより奥にオフセットされている。これでメンテナンス出来るんだろうかと思ってしまう。


中に入って三階から一階へ降りて行くようになっている。今回は写真が多い上に、手ぶれ写真も多い。クルマも全て覚えていない上に、Wikipediaで確認していないので、間違っていたらご勘弁を。まず三階に行くと、国産車、それも「ニュークラシックカー」と銘打って並んでいる。

いきなりこんな希少車から。左はザガートステルビオなのだが、右の名前が思い出せない。どっちもレバードF31ベースだが、当時の価格は右は左の半分だったらしい。

結構好きな初代レパード、それも4ドア。サイドビューが好きだった。


クルマに一番興味のあった80年代のスポーツカーたち。どれが何かわかりますか?

今でも自分の所有車の中で一番峠で楽しかったと思うバラードスポーツCR-X Si。前ページのMR2、そしてAE86とどれを買うか迷ったなあ。

初代ソアラ2.8GTはこの色でしょう!父が
「MB450SLCがカッコイイ!」
と言うので
「こんなん出ましたけど。」とカタログを見せたら、食い入るように見てたっけ。でも、結局買わなかったなあ。

初代セリカXX。軟庭部の先輩がこれの白に乗っていた。

コスモのクーペ。13Bロータリー搭載。これも衝撃だったなあ。本当は赤のハッチバックのイメージなんだけど。

青春を一緒に過ごしたスカイラインたち。

CG211、R30、R31、R32。今でも嫌いじゃない。


サバンナRX-3のセダンは初めて見た。

解説には「ルーチェ ベルトーネ」と書いてあるが、当時の日本車でベルトーネが車名に入っている訳が無いと思うが..

今は亡き日野ルノーとコンテッサ。奇麗だなあ。

いすず車たち。ベレルの実車は初めて見た。

ダイハツの三輪自動車に、こんなでっかいバーハンドルがあったことを、子供の時見た記憶があったのだが、やっと現車で見られた。重かっただろうなあ...


三菱車たち。GTO-MRやFTO、kotaroさんの乗っていたランサー等だ。kotaroさんならグレードから年式まで判るだろう。よこにちょっと写っているミニカなども(笑)

うちにあったのと同じ色のプリンスグロリア。さすがにスーパー6では無かったが。出来立ての名神高速の名古屋での新幹線並走区間で、父は我々家族を乗せたまま0系新幹線に戦いを挑み、エンジンを壊してタクシーで帰ったのを思い出した(笑)

各社のサブロク軽。こういうのもちゃんと置いてあるのがここの良い所だ。ダブルキャブのサニトラとか、商用車とか、とんでもないものも置いてある。

サブロク軽といえばこれ、スバル360・ヤングSS。

有名なフライングフェザー。博物館としてはちゃんと押さえておきたいクルマだ。

初代シャレードスリードア。Cピラーにこんな丸窓が開いてたなあ。

クラウンエイト。これも現車は初めて。左横にはセンチュリーもある。

ちょっと疲れたな。喫茶店があるので休もう。え、レストランROVER?!

係のおねえさんに、
「どうしてローバーなんでしょう?」
「ちょっと詳しい者に聞いて来ます。」
戻ってこられて、
「初代館長の奥様がローバーがお好きで、それでこの名前になったそうです。」
ありがとうございます。うちも嫁さんがRover75に惚れて、そこからP6を手に入れたのだった。

後編(外国車編)につづく
Posted at 2012/09/30 12:45:01 | コメント(11) | トラックバック(0) | クルマ一般 | 日記
2012年09月25日 イイね!

家に帰るまでにドナドナ×2

家に帰るまでにドナドナ×2何とか名古屋から帰り着いた翌日、小菅さんから電話をいただいた。
「スターターに電気が来てませんでした。バッテリー直結で回せるスイッチを応急に付けたら、始動するようになりました。どうされますか?」
「火曜日午後時間が有りますから伺います!ありがとうございました。」

火曜午前の仕事を終えて、すぐに新幹線に飛び乗る。

向かった先は天白区にあるケー・ワン野並店。小菅さんのお店の一つであり、レースをやっているエリーゼやフォーミュラのお店。ヨコハマとコンチネンタルを取り扱っているとのこと。

マネージャーの山田さんは155スポルティーバで迎えにきて下さった。
「ありがとうございます。ばりばりのチューニングカーか何かで来られるかと思ってました。」
「レースカーはどうせナンバー切ってますし、いつものアシはこんなのが良いんですよ。」
あ、店の前にしっかりP6を出して下さってる。後ろのインプレッザと何てミスマッチ!


と思ったら、奥に旧車が!

「え。これってルネボネ..」
「マトラジェットです。」
「となりのドンガラは、ボルボP1800!どうしてこんなマニアックな..」
「好きなんですよ(笑)。マトラは傾いていたので、バネかなと思ってバラしたら、ブッシュ類が全滅だったんです。それで、ウレタンで全部作り直しです。」
「流石にレース屋さんですね!何でも作っちゃうんですね。」
「奥に旋盤がありますでしょう?作れるんですよ。」
レース屋さん恐るべし。

「このP6のブレーキ、こんなもんですか?」
「色々やりましたが、効き悪いでしょう?」
「パットを作り直したら、もっと止められますよ。」
「え、それは嬉しいなあ。考えておきます。」
名古屋までまた来ないといけない(笑)
お店の中にもP1800、そしてロータスエリーゼ(新)、鈴鹿のフォーミュラ等。全く統一感が無いが、クルマ好きなのも、ひしひしと伝わる(笑)

もう4時半だ。お礼を言って出発する。伊勢湾岸道は西日に向かって走る。120巡航でも快調だが、水温は真ん中より少し高め。ずっと今回はこれくらいの水温だ。

御在所SAで少し早めの給油と夕食。折角だから..

みそネギカツ定食。左の方には手羽先があったりする。ちょっと食べ過ぎと思ったが、この判断が後に吉と出た。
さあ、もう6時前。ここから1時間半だ。帰路を急ごう。


御在所SAを出てから、じわじわ水温が上がって行く。
PAもバス停も無いので、そのまま新名神に。鈴鹿トンネルへの上り道でどんどんレッドゾーンに近づく。左車線をとぼとぼと80キロで上がって行く。でもここには路側帯はないし、トンネンの中の方が広くて路側帯があるはずだし..
トンネルに突入する。これを抜ければ土山SAもあるし、下りだから何とかならないか...と見ていると、バックミラーに白い煙が。万事休すだ。
路側帯に寄せて非常電話の前で止める。もうもうとボンネットから煙が。貴重品だけ持ってまず退避。火が出ないことを確認して、荷物を取り出しボンネットを開けてクーリング。自力で水を足したりは諦め、救援を待つ。

非常電話からNEXCOにコール。JAFにも繋いでもらい、来てもらうことになった。非常電話でもJAFでも、くれぐれも路側帯に避難するよう言われた。40分待つが、トンネル内の方が明るくて良かった。これが登りの途中ならもう真っ暗だったはずだ。
ジャンクヤードのS社長にも電話。ローダーで迎えにきてくれることになった。その間にまずパトロールの車が赤白コーンを一つ置いていってくれ、そのあと作業車が来て作業員の人がひとり追突防止の誘導をしてくれた。ご迷惑おかけしてすみません。

JAFのローダーが来てくれたのが19時頃だった。積み込みはすごく速い!これまでローダーは3回乗ったが(笑)最速。

「東京海上や三井住友海上火災なら、JAFの15キロ無料の他に、10−15万円までカバーしてくれますよ。」
と担当者は(JAFの委託以外もそういうローダーもやっているらしい)教えてくれたが、
「主治医がローダーで迎えにきてくれるので、待ちます。」
とお話して、近くの甲賀土山ICを出た所のローソンまで送っていただく。今度こんなことが有ったら(あって欲しくないが)、うちは三井住友海上火災なので、直接ローダーで長距離でも帰る事にしよう。

1時間ほど待っている間、疲れがどっと出て来た。でも眠いのにクルマの中で寝付けない。一度再始動してみるとあっけなく掛かった。でもウオーターポンプからコンコン音がしている。飛んだかな...21時過ぎにジャンクヤードのS社長が迎えにきてくれた。これで家に帰れると思うとほっとする。

帰りはこれからどうするか相談しつつ大阪に。
「多分まだオーバーヒートしてませんよ。冷却水がどこからか漏れて、それでヒート気味になり、エンジンにかかって水蒸気が出たんでしょう。」
「でも再始動したら何だかコンコン言ってます。リプロのウオーターポンプから音がしてます。」
「それなら、元のポンプの軸受けを何とかしないと...」

帰宅予定は20時だったが、ローダーで直接自宅まで送ってもらっても23時になった。風呂からあがるとバタンキュー。ミルキーウェイの帰り450キロは自信が無くなった。帰りのフェリーも取っておこう。
Posted at 2012/09/25 20:35:57 | コメント(5) | トラックバック(0) | ローバーP6 | 日記
2012年09月24日 イイね!

名古屋クラシックツアー(後編:参加車(者)編)

名古屋クラシックツアー(後編:参加車(者)編)この記事は、名古屋クラシックツアー2012について書いています。

Aグループの参加車に関して、ぱむっちょさんが素晴らしい写真を沢山撮っていただいているので、こちらではBグループの参加車とそのオーナーさんたちとのお話をさせていたくことにする。まず朝の知多市研修センターでお隣になったのは、ジャガーSタイプだった。名車markIIの後ろ脚を独立懸架にした車で、最近リバイバルされたSタイプに大阪まで送っていただいたのだった。

特徴的なリアビュー

オーナーさんに
「珍しいですね。MarkII は何度か見た事があるんですけど、Sタイプは初めてです。きれいに内装レストアしてありますね。」と言うと。
「このシート、皮用スプレーで僕がやったんです。他も内装は全部自分で外して磨きました。」
「え?!」
「どうしてもの所はプロにしてもらってますが、出来る所は自分でやって、ここまで動くようになるまで2年掛かってます。」
「それはすごい!」
奥様はナナちゃんをなでなでして下さっている。嫁さんと犬の話で盛り上がっているようだ。

それから珍しいアメリカンフルサイズ、シボレーインパラのコンバーティブル。帰りの高速もゆったりと80キロで巡航していたのが却ってカッコイイ。

内装も美しい!

オーナーさんは白髪だがヤングアットハートな感じ。ご夫婦で参加されている。
「これ流石に大きいですね。6メーター、エンジンも7リッター位ですか?」
「いえいえ。5m60っていうところですかね。あ、でも後ろのスペアタイヤの分長いかも。エンジンは4.9Lなんですよ。」とボンネットを開けて下さる。
「お、思ったよりエンジンが小さい!5L近いエンジンがこんなに小さく見えるって..すごい!」

こちらはビッグヒーレー。お祖父さん、お祖母さんとお孫さん2人が、ばっちりユニオンジャックの帽子や服でコーディネート。

「ヒーレーって、二人のりだと思ってたんですが、4人乗れるんですね!」
「後ろは+2ですけど、子供なら乗れますよ。車検証上も...ほら四人乗りです。」
と車検証を見せて下さる。ホントだ、定員4人になってる!
この時はまだ子供さん達が子供さんなのかお孫さんなのか聞けなかったが、あとでお孫さんと判明した。こんなおじいちゃん、おばあちゃんが居る孫、いいだろうなあ。

中部地方なんだからこれは外せない。トヨタ2000GT。3台エントリーというのもすごい。

こちらは赤。左ハンドルの前期型。ボンネットはクーリングのため開けてある

「これって前期型、後期型どっちでしたっけ、すぐ忘れてしまってすみません。」
「前期型ですよ」とオーナーさん。
「トヨタのマークはブロックの前の方に入ってますけど、ヤマハのマークは無いんですね。」
「ヘッドカバー外すと中に有りますよ。」
「あ、バルクヘッドのメーカーズプレート、ヤマハとトヨタの両方が左右に貼ってある!」
「これの左右をどっちにするかで揉めたらしいですよ。」
オーナーさんペアはスリムで背の高いお二人だ。奥様は何故か「かわいい!」とナナちゃんをなでなでした後、
「だっこしてもいいですか?」
「どうぞどうぞ。」
「かわいい〜〜〜!」と旦那様に写真を撮ってもらっていた。可愛がっていただき、ありがとうございます。

このクルマを見たとき、思わず「嘘でしょ?!」と言ってしまった。ジャガーCタイプ。レプリカだろうが、でも美しい。

エンジンルームを開けておられたので、こっそり撮らせていただく。がっちりとパイプフレームが組まれているのが出自を物語っている。

あとでフェリー乗り場でオーナーさんとお話した。
「良いですねえ。ナビは息子さんなんですか?」
「いえいけ、このクルマのメカニックですよ。この車の一部(と助手席の前のトーボードを指す)は彼が作ったんです!」
「え、そりゃ凄い!」
「でも、P6懐かしいなあ。昔欲しかったんですよ。今は殆ど見ませんものね。」
「ベテランの方々に何故かそう言われるんですよ。日本で動いているのはこれを入れて数台だと思います。」
フェリーに乗り込むとき、再始動に手間取っていたが、ぱっとメカの人に運転を交替して、みんなで押し掛けしていた。お付きのメカニックが居て初めて所有できるクルマかも知れない。

これはMark IIのおしり。前にあるSタイプより短いのが判りますか?

こちらはロールバー等も入り、かなりレーシーな仕上げになっていた。カッコイイ。

手前が私のすぐ前で快音を響かせていたF430。後ろから見ると、リアガラスハッチの左右のベントから熱気が陽炎になって立ち上っている(笑)

「こんなにゆっくり走っても、快音なんですね。でもホントはもっと飛ばすんでしょう?」
とオーナーさんに振ると、
「いえいえ。私なんかいつもゆっくりですよ。ポルシェの人たちはみんな速いですけど。」
クライスジークの可変マフラーだが、おとなしい方でも中高音の素晴らしい響きだった。私には爆音モードは不要だな。

以前から356は好きだが、この内外装の組み合わせは趣味が良い。うちの嫁さんも「この色、いいわねー。」と気に入っていた。

「これ、ドラムブレーキだから356B スーパーですか?」
「いえ。Aなんです。でもこっそり中はディスクブレーキです。」
「あ、失礼しました!フロントのバンパーが低くてAですよね。この鼻がカッコイイです。」
「でしょう?B/Cだと前から見ると911にも見えてしまいますから。」
「ディスクでないと制動力は不安がありますか?」
「やっぱり気分的に楽ですね。」
「私はそれがあるので356Cと思ってるんですが、Aにディスクブレーキもアリですねえ」

帰り着いた白鳥物語のオーナーさんの車、ランチア・フラヴィア・クーペ。現車は初めて見たが、古い名古屋55ナンバーが付いていて、良い雰囲気だ。やっぱりランチアはいいなあ。



主催者の天野さんはジャガーフリークとしても知られている。
今回ゲストとして白鳥物語前の駐車場に停められていたのがこのDタイプ。レプリカだろうけど、これも初めて見た!すごい!

美しいフェンダーライン。


ミルキーウェイやいろんな所でお会いして、すごく仲良くしていただいているSさんご夫婦。今回は素晴らしい横浜3ナンバーのジャガーEタイプで参戦されていた。これはネコパブの「シングルナンバーを訪ねて」にも掲載されたあまりに有名な個体だ。奥さんがEタイプ50周年のテディベアを飾っている。

「これ、まさか、昨年グッドウッドでのEタイプ50周年に言ってきたんじゃないでしょうね!」
「まさか〜。ディーラーさんから『こんなの出ますけど』って言われて、買ったんですよ。」
と奥さん。
「しかし、いつ見てもかっこいいなあ。」
というと、Sさんが、
「僕がカッコイイの?」
「いいえ。Eタイプが。」
「いや、僕でしょ、カッコイイの。」
「だからー。E タ イ プ が か っ こ い い って言ってるでしょ!!もう!」
大阪弁で言う「いちびり」だ(爆)

私が
「でも、いくらお金を出してEタイプは買えても、シングルナンバーはお金では買えないですからね。これはSさんの人徳ということにしておきましょう。全然そんな事思ってないけど(爆)」
「まあ、こういうのは縁でしょう。」
「ホントにそうですね。でも、半分本気で人徳と思ってますよ。」
クラシックカーが手に入るかどうかは本当にいろんな縁だ。私もkotaroさんが9年持ち続けていなかったら、こうしてP6に乗っている事も無かったし、こうやってイベントに出る事も叶わなかっただろう。

このEタイプが来た事で、Cタイプ/Dタイプ/Eタイプが並ぶという素晴らしいコンビネーションが実現した。実は左横にXK-120もあったので4台並びだったのだが。

う〜ん。素晴らしい。


追記:
今日リザルトが発表されたので、覗いて来た。
当家はエクスパートクラスまで含めても4位!そしてビギナークラスの1−3位はほとんど団子状態で、薄氷の勝利だったことが判った。天野さんが「まぐれ」と言われたのが、本当にその通りだったのがわかりました(笑)
Posted at 2012/09/24 23:39:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | ローバーP6 | 日記
2012年09月23日 イイね!

名古屋クラシックツアー(前編:イベント編)

名古屋クラシックツアー(前編:イベント編)この記事は、参戦! 名古屋クラシックツアー2012について書いています。

以前より中京圏で行われているヒストリックカーミーティングには興味を持っていた。しかし、告知の時期には仕事の休みが取れなくなっている事が多く、なかなか参加出来ずに居た。主催者の天野さんとはNCCR京都・滋賀で初めてお話させていただき、一昨年のミルキーウェイで仲良くさせていただいた。その時に
「今度名古屋でイベント始めますから」
「ぜひ伺います」
と言っていたのに、なかなか行けずにずっと心残りだった。今回日帰りの上に祝日だし、翌日も休みなので勇躍エントリーさせていただいた。前半のAグループに関しては、オチローさんがすばらしいブログを早速アップされているので、私はBグループの報告をさせていただくことにする。

朝7時半に東海市で集合ということだったので、前泊することにした。仕事が終わって19時半に出発。いきなり吹田のSAで食事を..と思うと、大阪王将が!当家はみんな餃子好きだ。いきなりこんなディスプレイが。

思わずレバニラ定食ライス大盛り、餃子はみんなで二人前。あーウマー!

新名神→伊勢湾岸道は早い!2時間足らずで東海市のカトーホテルというビジネスホテルに泊まる。ナナちゃんも連れて行ったが、ちゃんとおとなしく車中泊してくれた。ごめんね。

臨海工業地帯のすぐ横で仕事の人たちばかりだったが、すべてが清潔で、大浴場があり、朝食が充実していて、「じゃらん」の評価は間違っていなかった。朝始動しようとするとATのPポジションでは始動できず、Nで始動できた。始動が出来るポジションを決めるインヒビタースイッチ(ニュートラルスイッチ)がダメになってきたのだろう。イヤな思い出がよぎる

翌日7時半、集合場所の舞子サンデー近くの知多市研修センターに。クラシックカーがたくさん集まっている。東海地区のイベントは初めてなので、まったく知らない方ばかりだが、互い珍しいクルマばかりなので、すぐ仲良くさせていただけた。ナナちゃんもいろいろな人に撫でてもらってうれしい。色んな人とすぐ知り合いになれるのが当家の特技(笑)
車両の詳細は後編(参加車編)で。早速ドライバーズミーティング。いわゆる「線踏み」と言われる、数十メートルの間を指定された秒数で走るPC競技から始まる。PCを待つ名車たち。

PCが連続するところが当家は大の苦手なのだが、今回は幸いな事に2回も練習させていただき、三回目に本番だった。
しかし練習では完璧だったのに、本番ではiphoneのストップウォッチが働かず、人間カウントダウンに(涙)嫁さんと二人で完璧に落ち込み、無言に....娘は機嫌良く鼻歌など歌っているのだが、思わず
「パパもママも大失敗して落ち込んでるんだから、静かにして!」
と怒鳴ってしまった。いけない両親だ....

最初のチェックポイント、鯛祭りひろばでいろんなおせんべいを試食。娘はもう立ち直っている。連られて親も立ち直る(笑)事務局kayoさんお勧めの「小梅の香り」と「われせん詰め合わせ」をご購入。外に出るとP6が一台だけぽつっと止まっている、出遅れた!知多半島→渥美半島のフェリーのりばへ急ぐ。天気が良かったためどんどん暑くなってくる!途中ミスコースもあり、完全に二人とも集中力が切れてしまった。フェリー乗り場の前の漁港でのPC競技は我々が最後だったが、またストップウォッチ操作のミス。終わった....
フェリー乗り場で天野さんにお会い出来た。
「やっと来れました。遅くなってすみません。」
「関西から来てくれて、うれしいですよ。」
「でも名古屋だけでこれだけ集まるって、中京圏ってすごいですね!」
「今までこういうイベントは関西と関東しかなかったので、何とか欲しいと思って。」

フェリーの中は旧車で一杯。ナナちゃんは船室に入れられないのでどうしようかと思っていたのだが、デッキなら良いという事だったので、嫁さんは外で過ごすが、娘は「暑い!」と船室から出たがらない。外は海風が涼しいのに。

中ではジェムカワグチさん特製のお弁当。

そしてやっぱり名古屋は赤出しでしょう!大好きだ。

おいしうございました。料理の写真はかならず押さえてます(爆)娘の食べ残しのローストビーフのまんなかをナナちゃんにやると、瞬殺(笑)
フェリーを出ようとすると、前の911が始動できない!丁度バッテリーチャージャーを主治医から借りていたので、トライするが始動できなかった。救援失敗、ごめんなさい。降りるといきなり陣太鼓が鳴り響く!Aグループと一瞬の会合だ。オチローさんとすれ違っているはずなのだが、判らない...あ、あの横浜3ナンバーのEタイプは、ミルキーやらで仲の良いSさん夫婦だ。手を振って別れる。

そろそろガソリンがきつい。どこでもいいから入ろうっと...え、このスタンド、もう営業していない廃墟かな...と思って見ていると、お姉さんが出て来てくれた!これは凄いスタンドだ。お姉さん一人でやっている。ポンプも古いし、kotaroさんが随喜の涙を流しそう(爆)

クイズの答を丁度給油に来た農家のトラックの方とお姉さんに聞き、自信を持って再出発。

次の立寄りはニュー渥美観光だ。ここではメロン半玉!一気食いだった。我々が一番最後だった。半玉の破壊力はすざまじい。娘は食べすぎで少し気持ち悪くなったらしい。

ここでは大屋根の下にゆっくり参加車を停めて1時間ほど休憩。フェリ−おりばで見た太鼓隊もやって来てくれて、スタートを盛り上げてくれた。

段々再始動がNでも出来にくくなって来た。まずい。

ここからは三河湾沿いに名古屋まで帰って行く。ナナちゃんも人間もバテてきたので、旧車では掟破りのクーラーをon! 高速ではたくさんの前走車を追い越させていただき、ゴールであり名古屋の白鳥公園そばの「白鳥物語」には4時半に到着。Aグループの方とは初めて会うのだが、駐車場が二つあるため、すべてのクルマは見られなかった。少しP6が斜めに止まっていたため、少し動かそうとすると...全く動かない!NもPも駄目。バッテリー上がりかも知れないので、ジャンクヤードで貸してくれた充電器の充電をしておいた。

ゴージャスな立食パーティ(娘の大好きなチョコファウンテン付き!)のあとはアトラクション。ボサノバから始まるが、我々は大好きなので楽しませていただいた。でもいきなりサンバ隊のお姐さん達が来ると、大盛り上がり!娘は一緒に踊っている。

いよいよ結果発表。その前にPCの成績が各自に配られる。う...これはやっぱり終わった...今回のイベントは「ビギナークラス」と「エキスパートクラス」に別れていて、申し込み時に今まで出たイベントを申告するようになっている。正直に今までの経験を書かせていただいたのだが、なぜかビギナーにしていただいていた。
まず特別賞や努力賞。20位以下から表彰の盾と賞品が貰える。だんだん順位が上がるのに呼ばれない。ブービーだったりして...5位以上はトロフィー。でも出ない。まさか...
「ビギナークラス第一位、ゼッケン74番、紺の豚さん!」
うわ〜ラッキー以外の何物でもない。皆さんすみません。家族でトロフィー、賞品のクリスタルグラスと月桂樹のリース、そしてピンバッジをいただく。

「一言お願いします。」
プレゼンターの天野さんに向かって
「PC二回ともミスって、嫁さんと撃沈していたんですよ...どうして?!」
「それをね、『まぐれ』って言うんですよ!」とにっこりされる。ありがとうございます。
お知り合いのアルファジュリエッタスパイダーの方がエキスパートクラス優勝されていた。これは実力だ。

さあ、あとは帰るまでがイベントだ。もう晩の八時。皆「ありがとうございました!」と言いながら帰って行くが、うちの車は充電器を繋いでもまったくうんともすんとも言わない。スタッフの方がたくさんでサポートに見てくれて、ブースターケーブルを繋いでみるが、私が自分のバッテリーのプラスマイナスを間違っていたため、ブースターケーブルが焼損してしまうミスもあり、どうしても動かない。
主催者ナンバー2の小菅さんが、
「うちの店までJAFで運びましょう。一応うちのメカに見てもらいます」
「すみません助かります。妻子だけでも新幹線で帰そうと思うんですが...」
と言っていると、スタッフの方の一人、Uさんが
「僕、大阪からクルマで来てるので、一緒に載せて帰りますよ。」
と言っていただく。地獄に仏とはこのことだ。
「え、本当に良いんですか?遠回りじゃないですか??」
「どうせ一人で帰るだけですから。スタッフのミーティングに出るので、ちょっと待って下さいね。」

「さあ、帰りましょう。」
「これ、ジャガーのSタイプじゃないですか!V6とV8どっちなんですか?」
「V8ですよ」
「え、うちがRover75の後に一時考えていたクルマじゃないですか!」

帰りはナナちゃんと娘は爆睡。私と嫁さんとUさんでずっと英国車、特にジャガー談義をしながら楽しく帰って来た。豊中の車庫で下ろしていただき、456を見ていただき、ニュー渥美観光で買った特売メロンを一玉押し付けて(ETCの差し替えも何も「いいですいいです」と言って受け取って下さらなかった)お別れした。

天野さん、小菅さん、Uさん、そして手伝って下さった皆さん、ホントにご迷惑をおかけしました。来年もぜひ参加させていだだかねばならない理由が出来ました。
Posted at 2012/09/23 11:19:12 | コメント(8) | トラックバック(0) | ローバーP6 | 日記

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「@KEI@FSZ 修学旅行以来でしたが、やはり素晴らしかったです。来年も行きたいです」
何シテル?   06/07 08:23
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