
11/11の朝は6時半に起床。バイキングの朝食会場はもうメンバーで一杯。当家が食べ終わる頃にはかなりのメンバーが食べ終わっていた。今回の宿は駐車場にみっちり全車を詰め込まなければならず、7時50分には出発出来るようにせねばならなかった。
駐車場に降りると、やはり雨。
朝から雨支度に忙しい森さん/勝部さんペアのスリーホイーラー。

昨日もテールの荷物置き場に入らない荷物を当家が預かったが、
「今日も荷物預かってくれる?」と勝部さん。
「ええいいですよ。でも昨日より少ないですね。」
「今日はヘルメットが要るからね。それで残りは少ないんよ。」
ヘルメットに防水ウェアか...大変だ。
「いつもとウェアが同じですけど、大丈夫なんですか?」と聞くと、森さんが、
「これはな、オイルコットンって言って、コットンにオイルを染み込ませてあるから、元から防水なんだわ。昔のウェアは皆これなんや。」
「それで鉱物油らしい匂いがするんですね。」
クルマだけでなくウェアまでヴィンテージ(笑)でも自分に匂いが付いて、自分ならイヤになりそうだ。オーナーである勝部さんに、
「去年みたいにアストンDB5なら奥さんとも来られたのに、どうしてスリーホイーラーで?確かにこれが一番最初に買われたクラシックカーとは知っているんですけど。」
と聞くと
一言「だってこれはスポーツやろ。」
確かにモータースポーツだ。心意気や潔し。
昔P6にクーラーが付いていると言った瞬間、勝部さんに「それは違反やな(笑)」と言われた事を思い出した。
各車駐車順に五月雨式に発進。P6は水温も安定し、オルタネーターをオリジナルの二倍の物に替えたので、電動ファンなどの電気の心配も無用になったのが心強い。

いつもは雨になど濡らさないはずのSP/SRが沢山雨に濡れている。この日は雨による不具合が多発して、沢山のクルマがリタイアしたらしい。
二日目は四万十市を出発、四万十川を北上した後、予土線沿いに鬼北町を通り、西予市野村(元の野村町)にゴールの約100キロだ。今回は到着時刻を指定され、その時間との誤差を光電管で1/10秒まで測るSS(スペシャルステージ)となっていた。当家の弱点である、いわゆる「線踏み」の拡大版だ。
朝に兵頭史郎さんとお会いしたので、
「あれが無いのでミルキーウェイに来てるんです...厳しいなあ」
と愚痴をこぼしてしまったら、
「ああいうのが無いと差が出ないんよ。それにこれをやらないと、みんな早く来すぎてしまって設営が大変なんです。」とのこと。そりゃそうだと納得した。そこで、しっかり基準になる電波時計と、自分の時計を合わせたのだった。
まず四万十川を北上し、よくCM等で出てくる「岩間の沈下橋」へ。昨日と違い、コンボイを組んでいる上に、SSと思うとゆっくり写真を撮れず、車窓からが精一杯。かなり雨脚も強い。

でも等間隔に沈下橋をわたる旧車が美しい。ここも晴れている時に来たいものだ。
ここから当家を邪魔する悪魔が現れた。
まず交通標語を当てるクイズを見落とした。後でチェックすると上位20位までに落としたのは当家だけ。
その次のタイムセクション。制限速度で走行して一定区間のタイムを当てるのだが、前に遅いエントラントが!こんなこともあろうかと200m近く車間を開けていたのだが、じりじりと車間が詰まり、ついに速度ダウン(汗)
「ここは50キロでしょ!45キロで走らないで!」
といっても、お互いメーター誤差があるので厳密には同スピードではない。適当に追い越させていただいたが、ここでの誤差が二日目の順位を落とさせる原因だったのだ。
救いだったのはとにかく水温が安定していて、水漏れの兆候さえ見られなかったことと、発電量が上がったため、電気が潤沢だったことだ。
ここでよく考えると、当家は一日目はまあまあの成績でフィニッシュするが、二日目の魔物にやられて順位を落とす事が多い。初年度は二日目に大ぽかで70位台に沈み、三年目の昨年は二日目のフィアット500によるタイム当てで制限速度を間違え後退。二年目だけが二日目のタイムセクションでオンタイムをたたき出して4位に入ったのだった。これからは1日目に大きなミスをせずやり過ごし、二日目に細心の注意を払って天使を呼び込まなくては行けないことが理解できてきた。
その時はそんなことも知らず、ガソリンが心細くなってハラハラしながら走っていた。と、その時小さなガソスタが!本道ではなく旧道に面しており、入るのが難しかったが何とか給油。その後スリーホイーラーを含めた旧車で給油渋滞となり、皆ここでタイムを崩したようだった。ここでは天使が微笑んだように見えたのだが...
でも道の駅があるとついつい停まってしまうのがいけない(笑)
豪雨の中、「広見森の三角ぼうし」で休憩。水族館みたいなのもあるし、野菜が充実してるなあ。お、これは?

「らんちゅう」?!金魚でも高級魚のらんちゅうか!こんなの初めて見た。

はげチャビンさんのチンドン号(2CV)も雨に濡れている。

きれいなロータス・エリートと可愛いカニ目も容赦ない雨にぬれそぼっている。このエリートは、今まで2回もエントリー前に修理となり、三回目で初めて姿を見せた、一部で「幻のエリート」と言われた個体らしい(笑)
屋根の無いスリーホイーラーとジネッタG4には、ちゃんと主催者がテントを用意して、そこに収納されていた。

スリーホイーラーはシフトリンケージ(といっても原始的)が噛んでしまい、コンコン叩いてロックを解除していた。2サイクルのため、助手がコクピットでオイルの滴下量を見ながら調整するらしいが、それが雨で見えず大変だったらしい。ご苦労様です。
ここからは時間との戦いだった。他のエントラントは飛ばさないと大変だったようだが、当家は幸いにしてうまくゴールの野村ほわいとファームの近くまで来られた。最後の400mでうまく時間調整を..一般車が前をブロックして遅い...うわー!どけー!
何とか一秒遅れ(?)でゴール。
ゴール後は回答用紙を出した後はふぬけ状態。

雨も激しく、健闘した旧車達を少し撮影して回った。

お店を出すはげチャビンさんとジャニままさん。雨の中では大変そうだった。はげチャビンさんはまるで大きな青いテルテル坊主のようで、可愛い(笑)

「名取ベンツさん、その巨大な魚はなんですか?」
「サバ寿司だよ。頭食べる?うめえよ。」
「頭も身も苦手なんです。すみません。でも今日は雪駄じゃないんですね。」
「雨の日はすべるかんな。」
(名取ベンツさんはすべて東北弁で脳内変換お願いします)
今年のパンフレットの表紙になったフルヴィア1.3Sラリー仕様のFさん、フルヴィアクーペ1.3のYさん、KEI@FSZさんとクルマの調子について話をしていたら、
「うちはホルツの漏れ止めで何とか完走出来ました。」と私が言うと、
「うちも漏れ止めでそのまま止まってるんで、そのまま走ってるよ。」
「うちもそうだよ。」
KEIさんが「うちは漏れてないけど、去年困った燃料フィルターは予備を二つ持って来た」
何だか皆持病持ち。
「今日は自走で帰るんですか?それともフェリーですか?」と聞くと、みんな関西より東まで自走という。ホルツの漏れ止めでこれだけ効いているなら、自走で帰れるのかな?
森さんに会うと、
「それじゃそろそろ帰るわ。」
「え、でも表彰式は?」
「まあええんや。」
いつも表彰式は出ずに帰ってしまわれる。昨日のパーティーでも「敢闘賞」を貰っておられたのだが、森さんも勝部さんも
「ありがとうございます」だけの一言。
小林さんが
「ええな〜。渋いなあ。男はこうでないといかんね。男のくせにペラペラ喋る奴は...」
「そりゃお前や!」と兵頭さんにツッコまれていた(笑)

ここから「道の駅ふたみ」まで約80キロを自走し、そこからローダーで自走して帰られるとの事だった。
スタッフ一同整列して「ありがとうございました!」
私と嫁さんも「気をつけて!」
ぼーっとしていて、気がついたら恒例のオークションが始まりそうだった。
慌ててほわいとファームの昼食バイキングに駆け込む。
いつも抱腹絶倒のオークション。Sさん(ここからはHNを使ってジャグ歯さんにしておきます)とS一家の棟梁との激しい争い。私も時々参入するものの、どんどん値段が上がって行ってしまう。ラフェスタ・ミッレミリアのジャケットは欲しかったな...でも嫁さんに「あなた、ぜったいあれ入らないわよ」と言われて目が覚めた(笑)
ぼーっとしていたら、横から「こんにちは。」と言われる。
え、同じ456乗りのみんカラ友達、大洲にお住まいのガレージエイトさん!
「来て下さったんですね!ありがとうございます!奥さんと子供さんまで一緒にすみません。」
「いやー。いろんな車があって凄いですね。」
「雨なんでもう一つですけど、ぜひ色々見て行って下さい。古い車、けっこうイイですよ。」
実はもしクルマが壊れて帰れなかった時のために、ガレージエイトさんにバックアップ(多分クルマを置かせてもらって家族だけで帰り、あとで陸送してもらうかな??)を頼んでいたのだった。
「すみません、無理言って。でも何とか帰れそうです。」
「いいんですよ。四国は『おもてなしの国』なんですから。」
そうか、お遍路さんの「おもてなし」の歴史か。
ありがとうございます。
さあ、そして14時から表彰式。
はげチャビンさんのてるてる坊主が効いて来たのだろう(笑)晴れ間が多くなって来た!
お知り合いもどんどん表彰される。
ベストオブ初エントリーにフルヴィアクーペのYさん親子。息子さんは兵頭さんに
「来年も来てくれるよね?」と振られたのに
「う〜ん、微妙。考えさせて下さい。」(爆)
ベストオブ愛媛は、テリ坊さん姉妹!その「更年期キョーダイ」組ってのは止めなさい(爆)
そして、
「12位と13位は同点です。その場合、一日目の順位が高い方が上位です。そして12位は大阪からお越しの紺の豚さんご一家!」

「ちなみに、昨日は
5位でした!」
ええ〜〜!
そんなに一日目は良かったのか。
でも、連続して15位以内が元からの目標であり、「道の駅ふたみ」では完走することが目標だったのだから、十分満足している。
「ありがとうございます。道の駅ふたみでラジエター漏れを見た時は、完走出来るとおもっていませんでした。それを記念して、お題「ラジエター」で一句捻りたいと思います。
『ラジエター 水漏れ何とか 蓋をした』
嫁さんの分は、『請求書 見ないふりして ふたをする』
です。」
すべった(滝汗)。
兵頭さんから
「難し過ぎてわからんわ!」
ごめんなさい。
こうなったら、毎年すべる俳句を詠もう(逆切れ:笑)
嫁さんは
「場が凍ってすみませんでした(爆)」ナイスリカバリー!
「何とか帰り着けました。ありがとうございました。」
「第八位。これはミルキーウェイ史上、初の快挙です。ナビの年齢が四歳!兵庫県からお越しの、Yさんと息子さん!」

うわー「こども店長」ならぬ「こどもナビ」が上位だよ。Yさんもフィアットに乗っている時からのお知り合いだ。コメントが奮って居た。
「コマ図を僕に見せるようにずっと出してくれていたので良かったです。時々バン!っていったかと思うと熟睡してコマ図落とすんですけど(笑)」
兵頭さんが言う。
「皆さん、これ以下の順位のナビの人は、四歳児に負けたんですよ!」
それって悔しい(爆)
そして、
「三位は、三重よりお越しの、KEI&eriさん!」

やったーー!ついにお友達がお立ち台に!KEI@FSZさん、おめでとう!
兵頭さんから
「ちゃんとブログで良く書いておいてね。それからワイロは沢山贈るように。」
と言われていた。(笑)

いやー表彰台の上で嬉しそう。当家があの上に立つまでは、多分ミル中(ミルキーウェイ中毒)は直らないのだろう。
いつも終わりは突然に来る。
イエローのジャケットを着た、兵頭史郎さん以下のスタッフが横に並んだ。
この瞬間が一番辛いけど、祭りには終わりがある。小林さんのいつもの締め。
「これで2012 ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリーを終了いたします。ありがとうございました!」
皆、「又来年ね〜〜!」と言いつつ別れて行く。16時に会場を出発。
当家は近くの野村ダムの横のいちょうがあまりにきれいなので、休憩。

あれ、テリ坊さんがZと写真を撮ってもらってる。エンジンルームを久しぶりに見せてもらうと、見事なミクニソレックスデュアルキャブ3連+タコ足で3リッター化だ。テリ坊さん、男前!(爆)うちの嫁さんはナビお姉さんと話しこんでいる。
「沈下橋良かったですよねー。」と嫁さん。
「四国に居ても、なかなか遠くて行けんのですよー。私も良かったわあ。」とナビお姉さん。
丁度ジャグ歯さんペア(サニーエクセレント)たちもここで一休みのようだ。
「ジャグ歯さん、ラドウェルドありがとうございました!あれから全然漏れません。」
「それは良かった!」
「フェリーで帰ろうと思ってたんですが、これなら自走で帰ろうかな。」
さっとジャグ歯さんの顔色が変わった。
「なに馬鹿なこと言ってるの!こういう時は最短距離で、なるべく安全に帰るのが第一!もし途中でまた漏れてごらん。少しでもムリしたら、エンジンがオシャカだよ!」
すごい剣幕に少しびっくり。こんなに私の事を心配してくれてたんだ。
「確かに、前回の鈴鹿トンネルの件はそうでしたよね。水補給していればエンジンを壊さなかったかも。」
「そうだろ!このサニーも、僕は昔それをやってエンジンを積み替えてる。悪い事は言わないから、フェリーで帰りなさい。こう見えて僕はA型の完璧主義者だから。」
いちびりだけど、確かに完璧主義者だな。ケミカル類を満載しても使わず、他のエントラントが困ったら渡している。それにオークションに出すのはいつもスナップオンの巨大工具セットだ。兵頭史郎さんもジャグ歯さんを信頼しているから、いつもフェリー乗り場から集合魔所までの先導を任せているんだな...
「ありがとうございます。本当にそうですね。そうします。お礼何か送りますからね!」
「そんなのいいから。フェリーに乗って帰るんだよ!」
本当の友達は本気で心配してくれる。涙が出そうだった。
嫁さんに、「フェリーに直行するよ。」と言うと、
「折角来たから愛媛県立美術館とか見たかったな〜。すぐ帰るのがおしいのよ。」
「でもジャク歯さんから↑みたいに説教されたし、僕の仕事は家族と荷物をそのまま連れて帰る事だから。」
「わかった。じゃ帰ろう。ね。」
そこからは雨上がりのすばらしい松山道をただひたすら東予港に。エンジンは快調だし、水温も安定していたが、ジャク歯さんの好意を無駄にするわけにはいかない。18時には石鎚山SAに到着。そこで夕食を済ませ、20時にはフェリーに乗船。誰も同行車は居ないと思っていたら、去年も撮影したジネッタG4が!ちょっと嬉しかった。

折角だから、乗船記念写真(笑)
明日は6時10分入港だから、ゆっくり展望風呂に入る。22時には就寝。
翌朝は6時10分到着。ちゃんとエンジンも始動し、水温も安定。明け方の阪神高速を使い、6時半に自宅に帰着した。やっとこれで当家の2012 ミルキーウェイが終了した。

道の駅での戦利品の山々だ(笑)
又来年も行くぞ!
それから、晴の日の四万十川ももう一度行きたいものだ。