
秋分の日の連休中日、9/22に、昨年も参加したジーロデル大山が行われた。今回が七回目とのことだが、昨年楽しかったので、今年もP6で参加することにした。
春のユーロクラシックカーミーティングin米子で、主催者の白猫#35さんとも仲良くさせていただいたこともあり、同日にバッティングしたNCCR奈良・葛城や名古屋クラシックツアーではなく、ぜひ大山一周をしてみたいと思ったのだった。
9/21土曜日。午前で終わりの仕事から急いで帰宅しようとするが、まだ456が車庫に居るんだった!電車で森ノ宮のパーキングからシーフロスト号を取って来てP6と外の車庫で入れ替え、そのP6に給油と空気圧・冷却水・オイルレベルチェック等をして自宅に戻る。一瞬だが自分の周りに4台ものクルマ(ローバー75、ローバーP6、フェラーリ456GT、ジャガーXJ8)が居るのは気持ちが重い(笑)その上4台のうち三台が英国サルーンって何(爆)
荷物と家族とナナちゃんまで詰め込んで、大阪を出発したのは14時45分だった。少し暑いくらいだが、クーラーをつけてみるとあまり冷風が出ない。この間直したばかりなのに(涙)仕方が無いので三角窓+窓全開で中国道を西に。この風切り音ではステレオも聞こえないし、嫁さんとも怒鳴り声でしか会話が出来ない。それなのに娘は1時間半近く爆睡していた。この中で寝られるとは、娘はクラシックカー向きなのかもなあ(笑)山崎と佐用の間のトンネルの工事渋滞があっただけで、蒜山高原の宿には18時過ぎに到着。
蒜山高原のペンション「みきのや」はワンコ連れで泊まれる宿で、今回が二回目だ。

ここの夕食のジンギスカン、結構美味しくて量が有るのでビールが進む。前回はビールを急ピッチで飲み過ぎてダウンしたので、今回はセーブしつつ完食。入浴後はナナちゃんの散歩を兼ねて、外に出てきれいな星空を眺める。大阪では経験できないような真っ暗な屋外に、最初は怖がっていた娘も段々なれて楽しんでいた。満月で空が明るくて、あまり星が見られなかったのが少し残念だった。
翌朝は涼しい中、しっかり朝食をとり、快調なP6で出発。出発時は実は一気筒調子の悪いような吹き上がりをしていたのだが、やっぱり100キロ=3200回転をずっと続けていたら、快調になったな。昨年も安くて美味しい野菜が多かった道の駅「風の家」に立寄り、たっぷり野菜を買込む。

お、9時の集合だからそろそろ行かないと。
集合場所「おにっこランド」にはすでに沢山の知り合いが来られていた。8.32から911に乗り換えたF105Lさんと、ポルシェ930ターボを買込んだ有田屋さん。

たいぷうさんにFulviaslyjさんの二台のフルヴィアクーペ、そしてroadkingさん号。白猫#35さんがアルファ乗りのため、やっぱりアルファやイタリア車が多い。

その中で異彩を放つコルベット、これはheatseekerさんのクルマだな。

お、このクラシックなラインは、アルファロメオ1900CSS。

亀岡の森さんの弟さんの個体だな。

うちのフラミニアと同じ、カロッツェリア・トゥーリングの作だ。
ほとんど最終で滑り込んだのだが、今年もなるべく早く出発しようとして並ぶと、また一番目に。嫁さんは「今年はキロ数が書いてあるから、コマ図は楽勝よ!」とか行っていたくせに、まず始めの角での右折と左折を間違えた(爆)いきなり後ろに付いてくれていた911と離れてしまったじゃないか!申し訳ありません...地元の方だったようで、どんどん行ってくれていたので不幸中の幸いかも。その後は気を取り直し、どんどん走って行くが、何で後ろに911やらエリーゼやら速い車ばっかりなの..途中で道を譲って先行していただく。
昨年は大山を反時計回りだったが、今年は時計回り。溝口インター近くから大山を上がり、大山寺から北に上がり日本海側に。これは大山に上がる前あたり。ジェットコースターかい!という道路。
そろそろ給油しないとヤバい。本来より北上して8号線沿いのGSで給油。元の道にも無事戻れて、広域農道や農免道路をバンバン走る。
何て気持ちがいいんだろう!この道を456で走りたかったな..いやいや、フラミニアが出来たら、ぜったい連れて来てやる!
気がついたら山越えから蒜山高原に、鬼女台の展望台で休憩して、大山名物牛乳ソフトクリームを家族で食べていると、美しいディーノ246GTBが。

「美しいですねえ。」
「ありがとうございます。P6って珍しいですね。もしかして以前ポンテペルレとかで走っておられませんでした?私、岡山なんで。」
「ええ。ポンテペルレの最終とヴァリオストラーダ二回は出ました。覚えていただいていて嬉しいです。来年は出来ればヴェッキオ・バンビーノに出たいと思っているんですが。」
「私も去年から出ていますよ。」
「ぜひ、ご一緒したいものですね!」
岡山では一時間のテレビ番組もあったので、P6もそれなりに知られていたのかな。少し嬉しかった。
蒜山高原でみなさん昼食を取っていたようだが、当家は元から別の場所で昼食を取ろうとしていた。それは新庄村。ポンテペルレやヴァリオストラーダで歓待を受けた、平成の大統合を良しとせず独立を保つ、誇り高き村だ。そこで食べた川魚が美味しかったので、川魚マニアの嫁さんと相談して新庄村まで昼食を遅らせたのだ。
新庄村に行くのは3年ぶり。いつもは村の中に入ったのだが、今回はバイパスにある道の駅「メルヘンの里新庄」に。中の食堂に入ると..川魚が無い!スタッフの人に聞いてみると、春のがいせん桜祭り(その時にいつも行っていた)の時だけ外部から来てくれるらしい...残念だが、まあ新庄村に少しでもお金を落とせたからいいか。
新庄村を出る所で少し道を間違えて、本来の県道に入ろうとすると、見覚えのあるクルマたちが。roadkingさんの1300GT Jrとfulviaskyjさんのフルヴィアクーペ1.3、そしてonboroALFAさんのGTヴェローチェ1750じゃないか!折角だからつるんで走ってみるが、皆さん速い!
ヘアピンの後の登り加速、一応こっちは3500V8でAT2速まで落としてるのに、1.3リッター二台の2速加速でぶっちぎられて行く。クソー!フラミニアになったら覚えてろよー!(爆爆爆)
無我夢中で気がついたら、もうすぐゴール近くまで来ていた。ちょっと早いかな、と思っていたらroadking号が傍らの
奥大山ブルーベリーファームにピットイン。

「どうしたんですか?」
「杏のトイレ休憩なんですけど。」
でもちょうど良かった。皆で相談して、となりのカフェテリアアペゼで休憩して行く事に。
流石にブルーベリーファーム。スムージーや生ジュース、サンデーと各種取り揃えているが、どれも美味しい!

北を見上げると、今日は見え隠れしていた大山が、奇跡的に顔を出している。

ナナちゃんも可愛いよ。

さて、ゴールまではもう少しだ。溶岩台地の上を快走する。右にはサントリーの「奥大山の水」の工場。
ゴールでは去年と違い、ほとんどビリだった。

F105Lさん達は先に帰ったらしく、結局朝しか会えなかったな。
ゴールでは朝にじっくり見られなかったクルマ達を。旧チンクは集まるとかわいいなあ。

うーん、アバンギャルドとはこのクルマのためにある言葉か。ルノー・アヴァンタイム。
また森さんの1900CSSをじっくり見てしまった。今回のCar of the Showはこのクルマだな。
白猫#35さんから、
「フラミニア、いつ頃になりそうですか?」
と聞かれたので、
「来年はムリだと思いますが、再来年は何とかしたいですね。」
と答えると、
「フラミニアが来るまでは、これ(ジーロ)続けますからね。ぜひ乗って来て下さい」
と言っていただいた。ありがとうございます。ぜひ伺います!
最後の挨拶をする白猫#35さん。秋を感じさせるススキ野をバックに。

帰りは蒜山ICまでみんなでつるんでパレード。色んな車に会えたなあ。帰りも道の駅「風の家」に立ち寄る。昨年美味しかった「蒜山やきそば」を食すが、嫁さんはめざとく川魚を見つけていた。

良かったね、食べられて(笑)
4時過ぎに蒜山を出発したが、宝塚で20キロの渋滞に遭って1時間以上ロスし、帰宅したのは21時だった。渋滞を抜けた直後はかなり煙幕発射となって後ろの車にはご迷惑をお掛けしました。
フラミニアが出来たら、ぜひまた行きたいものだ。