
11/9二日目は0615に起床。朝食が0645からと指定されているので、いつもなら嫁さんがしてくれる荷物のパッキングを自分で行い、寝起きの悪い娘を起こして朝食に。
丁度自室から駐車場が見える。

イベントの朝は早い。

朝日の中のフラミニア。美しい。
朝食を済ませてコマ図をもらい、チェックアウトしてフラミニアに向かう。今日はマイントピア別子まで行って、帰りの高速道路に一つTSがあるのか。高速のトンネルのどれからどれまでが判らないのか。これは要注意だな。

あまり冷え込まなかったおかげで、結露してないな。助かった。しかし美しい車だなあ。
荷物を入れ、運転席に座る。娘は助手席でiPadを取り付けている。
やっぱり朝一番の始動は緊張するなあ。
チョークを引き、キーを回して燃料ポンプの音を聞き、押し込んで..
キュルキュルキュル...
キュルキュルキュル...
えーん!始動しないよう!助けてドラえもん、ならぬTさーん!!
と思ったら、T工場長はもっと重傷者の診察中だった。

もう一台のモンツァからエントリーのポルシェカレラ904GTS。オーナーのNさんによると、昨日の最後の方から一気筒死んでいるらしく、アイドリングが不安定で発進もかなり回転を上げないといけないらしい。
「フロントカウルがガムテープで止めてあるとこなんか、第二回日本GPっぽいっですね!」
とNさんに言うと、
「フロントロワーカウルを止めてるねじ2つのうち、一つ飛んでしまったんよ。だからこうやって止めてるんです。日本グランプリのテープは黒だったみたいだよ。」
初めて知った。

この個体はツインカムフラット4ではなく、2リッターフラット6を積んでいるのだが、こちらバンクの一番後ろが死んだり戻ったりしているというTさんの見立てだ。
904GTSが一段落したので、Tさんに
「始動しないんです」
「診てみます」
キュルキュル.. ブオン!
まだフラミニアは私に心を開いていない気がする(笑)
昨日から気になっていた車がこれ

うちのフラミニアが内外装の色の参考にした、アストンマーチンDB6。昨夜のパーティーのテーブルでご一緒させていただいた。
「実はうちのフラミニア、アストンのブルーやグリーンを参考にしてるんですよ。」
と言ったら、
「うちの車は純正色のスプレーを取り寄せて、それを参考に塗ったんだけれど、少し色が濃くなっちゃったんです。」
だいぶ当家より緑が濃い。内装のタンもこれにするかマグノリアにするか迷った色だ。
「昨日はだいぶ離れたので、今日は一緒に走りましょうよ」とNさん。昨日は勝手に当家が走っていったのも知らず、だいぶ待ってくださっていたらしい。ごめんなさい。
904GTSを先頭に走り出す。やっぱりアイドリングは辛そうだ。今治から東に向かい、マイントピア別子に向かう。
マイントピア別子ではアストンと隣同士に止めさせてもらえたので、色を比較してみる。

だいぶうちの方が明るいな。どっちの色が好きかと言うとフラミニアかなあ。
T工場長が
「紺豚さん、トランク開けてもらえます?」
「いいですよ」
トランクの下にある袋を取り出す。
「予備のプラグなんです。今から904のプラグ換えてみようと思って。」
え、プラグの予備まで積んでいてくれてたんですか。すみません。
マイントピア別子でクイズを解き、娘が欲しいと言うみかんソフト(娘のコーラス部での愛称はみかんちゃんだ)を食べて戻ってきたら、Nさんが
「最悪の場合、ローダーに904GTSを乗せて、紺豚さんフラミニアで自走で帰ってもらうことはできますか?Nさん夫妻にはX1に乗ってもらって。」
「ええ、この調子なら自走で帰れる気がします。いいですよ。ご一緒しましょう。」
ゴールである今治のタオル美術館へは松山道で戻ることになった。TSは最後の最後に現れたが、距離自体は短く、助かった。さあ、タオル美術館が見えてきた。
完走だ!

ゴール後モンツァのMさんが写真を撮ってくれた。11時前に到着。
ゴール後それほど時間がなかったため、まずタオル美術館へ。娘といろいろお土産を買い込む。アウトレット品だが安かったので、一応タオルの詰め合わせも買ったのだが、嫁さんには
「タオルは一杯あるのよ!その上にこんな柄の買ってきて!」
と怒られて悲しかった。やっぱりこう言う物は嫁さんに任すのが良いな。
戻ってくるとミル弁がまだ残っていた。助かったあ。

今回の絵は昨年亡くなったA先生のトラ4。昨日のパーティーの最後に兵頭さんが感極まって涙を必死で堪えてたっけ。30年以上の友達を亡くすのは辛いだろうなあ。

中は豪華。お腹いっぱいだ。
「まだ残っていますから、ぜひ二つ目もどうぞ!」
広見さん、それはとっても無理ですよ(笑)
今年も小林さんと広見さんによるオークションは面白かった。これも偉大なるマンネリなんだろうけど、
「2000円といえば!」
「3000円!」
「3000円と言えば!」
「3100円!」
「そこで刻んでくるか?!」
今回は出品してないけど、娘の宿泊代を寄付したから許してください。ちゃんとジャガーEタイプV12のミニカーを落札した。
さあ、表彰式。少しは自信はあるけど、大ポカも3回あるからなあ。
「ベストオプレディスドライバー、ジャニママさん!」
お!ジャニママさん、ハゲチャビン画伯ペアが!総合18位も久しぶりかも!良かったですね!
15位入賞からは3ペアずつ呼ばれる。定位置の12位は過ぎた。
「
11位、大阪からお越しの、紺豚さん親子!!」
良かった。完走して11位だ。
「ちなみに昨日は14位でした!」
良かった。今日のTSのミスなしで順位を上げられたんだ!
「ありがとうございました。6年越しでレストアしたフラミニア、完走できるだけでなく、入賞させていただきました。」
「奥さん居なかったけど、娘さんどうでした?」
「いやー素晴らしかったです。うちの嫁さんは地図が大好きな地図女なんですけど」
「なにそれ!」
「地図女の娘は地図女でした」
「全くわからんわ!」
「娘さんはどうでしたか?」と兵頭さんに聞かれた娘はモゴモゴ。
こっそり
「歌を歌うって言ってたやん」
と言うと全力で否定された。
実は行きのX1の中で、
「入賞したらどうするの」と聞いたら
「まさかしないでしょ?」と娘が言うので、
「いや、完走してミスがなければ入賞できるかもよ。歌を歌ってみる?ハレルヤなんかいいんじゃない?」
いきなり「アレルヤ〜アレルヤ〜」とラテン語の合唱曲を歌い出すコーラス部。
流石に入賞コメントでお歌は歌いませんでした(笑)
「第6位、レジェンドでは最高位、Kei & Eriさん!」
お二人とも残念そう。でも今回はクイズと50km/h+流れは当てられないですよ。
びっくりしたのは優勝ペア。
「2019年ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリー、総合優勝は、大阪からお越しの、ゼッケン23番、ポルシェ356、Uさん御夫妻!」
えええ〜〜〜!うちから直線距離で200m、うちのP6を見てミルキーに来られるようになったUさん夫妻が総合優勝!!すごい!!
お二人とも本当にびっくりしておられた。
おめでとうございます!参戦3回目で素晴らしい!
終わって放心していたら、あしのむくままにさんが来られる。
「いつもお土産すみません。」
「いえいえ。ビデオもぶれてるんで音声だけ聞いてくださいね。」
でも沢山のお菓子と昨年の表彰まで入れてくださったビデオ、嬉しかったです。ありがとうございました。
集合写真が終わると、黄色いジャケットが一列に並ぶ。小林さんの締めの挨拶。いつもながら悲しいけど祭りの終わりだ。順位表をしっかり写真に収めてから、帰り支度をする。いつもながら、スタッフの皆さん、ありがとうございました!また来年もよろしくお願いします!
さあ、タオル美術館ではローダーに乗せるだけの場所が無いらしい。
「一番近い大きなコンビニ駐車場で待ちます」
とNさんが言って居たので、北に向かって走り出すが、なかなかコンビニがない。
電話してみると
「逆方向です。数キロ先ですから。」
あ、確かにデカイコンビニがあったな。

無事落ち合い、X1を降ろしてもらい、フラミニアを積み込む。完走できて本当に良かった。
904GTSのNさん御夫妻に
「自走で帰れそうですか?」
と聞くと、
「フェリーだからここから10キロくらいだよ。大丈夫。」
良かった。フラミニアで自走で帰るのは、流石に大変だなと思ってたんだ。
娘と二人でT工場長に
「ありがとうございました!」
と深々と頭を下げる。なんだか照れくさそうだ。そう言えばTさん、ブービー賞になってしまい。すごく照れくさそうだったな。
モンツァに帰るローダーと2000GTを見送り、X1に帰路を入力する。1630前で300キロちょい、到着は2110か。さあ、家に帰るまでがイベントだ。

すぐ高速に乗り、昨年と同じ豊浜のSAに着いたのは1730ごろ。少し夕食には早いが、ここのうどんは外せない。お腹が空いていて、食べかけしか撮ってない(笑)が、

私は肉うどんとちくわ天

娘は「豊浜肉玉うどん」
美味しくいただきました。
ガンガン松山道、高松道を走って大鳴門橋を渡り淡路島南のPAでトイレ休憩。ここまできたら淡路SAであれを食べないと。

淡路SAのぼりの玉ねぎラーメン「尊」でチャーハンと玉ねぎラーメンを二人で分ける。よく食う親子だ。21時過ぎに帰宅できたのは、やはりX1の安定性のせいだろうな。
娘と二人、初めてのフラミニア。完走、入賞できて良かった。サポートしてくださったモンツァの皆さん、ありがとうございました!