
この車両は購入時(40年前)から、走行時に小さな段差の衝撃で、左前輪から振動が出るそうです。(ハンドルからも) 振動は出続けてアクセルを戻して速度を落とすまで続くそうです。・・・整備工場に数回出しても改善しなかったそうです。
車検場に持ち込む前に裏山をテスト走行すると、症状が治まって(軽減)いました。
※左フロントのベアリング・レース部の傷修正が効いていると思われます。
車検入庫するので、以下をお願いし、一緒に作業しました。
・フロントのベアリングの交換(後期型と同じ、ローラーベアリング化)
・ホイールのバランス取り(四輪)
・ミッションオイルを交換するので、リアのアクスルシールも交換
上記作業で、振動は完璧に無くなると思われます。
356A(T1)のフロントアクスル組図 (前期型)
インナーレースがアクスル・スピンドルに圧入されています。
このベアリングは高価で、片輪(2コ)で$400以上します。

※シャフト径:φ25mm
356A(T2)以降(後期型)のフロントアクスル組図 ローラーベアリングが採用されています。

※シャフト径:φ30mm
アクスル・スピンドルの寸法&ベアリング品番
フロント・ハブベアリング交換(ボールベアリング → ローラーベアリングに変更)
代替えベアリングをストックしていたので、ベアリングレースを外して貰ったら、スムーズに交換出来ました。
シャフト径がφ25です。
品番:インナー:30305 アウター:30304 のベアリングを使用
既に、インナーレースが外されていました。
タガネで動いたので、プーラーで外れたそうです。
前期型のスピンドル径はプラス公差になります。
なので、オイルシール、インナーのベアリング(30305)をアクスル・スピンドルに圧入します。
※ドラム側に、IN、OUTベアリングのレースを圧入します。
※事前に勉強していたので、スムーズに交換出来ました。
写真を撮り忘れましたが、動きも問題無しです。^_^
リアのアクスルシャフトから、少量のオイルが漏れていました。
ミッションオイルを抜くので、ついでにアクスルシールも交換しました。
※ドレンボルトが硬くてウマが外れると危険なので、リフトで上げた際に作業しました。
とりあえず、私のストック品を使用
ミッションオイルを入れる時の最新兵器! ・・・シャンプーボトル
大胸筋も鍛えられます。汗)
ホイールバランス用のアダプター ・・・ 初めて使用します。^_^
アダプターを取り付けて、バランス取りします。
バランス取り。
無事に作業が完了!
テスト走行が楽しみです。^_^
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2025/02/14 08:46:30