この356Aカブリオレは、以前から「アイドリング時に回転落ちしない」症状に悩まされていました。
アイドリング時、1200~1500rpm ・・・キャブレター側では、調整出来ませんでした。
同症状が出ていた、私の予備のデスビに手を加えて、対策品を作りました。 ・・・3年前
※流行り病や移住計画かあり、先延ばししてました。
対策デスビの「詳細」です。
※オリジナルのデスビ(VJR 4BR 18 )で、この症状が多く?見受けられます。
素人考えですが、4BR 18 以降は、ガバナーを重いウエイトに変更しています。
ピックアップは向上しましたが、800回転前後で進角が進んでしまい、回転数が上がってしまう?みたいです。
※VJ 4BR 9(私の3基) は、軽いウエイトなので、この症状は出ません。^_^
私の356スピードスターに半年積んで、検証済みのデスビです。
交換・調整作業
デスビを取り外す際は、#1シリンダーを圧縮上死点に合わせ、デスビを取り外しました。
※進角カーブを測定の為、クランクプーリーにマーキング(6mm、20mm、30mm、40mm)
・・・プーリー径が140mmなので、1.2で割ると角度が出ます。
摘出完了!
デスビドライブ・ギヤが少しズレて(10時 - 4時)いますが、スラストワッシャーの落下が怖いので、修正せずこのままとしました。
取り付け前に、ドライブギアの向きを確認しました。
※向きが違うと、排気上死点で火が飛んでエンジンがかからないので、取り付け直します。
左:356Aカブリオレから下ろした物。 右:対策済みのデスビ。
交換作業完了・・・・ワープ!
クランクプーリーを設定値の5度に合わせ、デスビを半時計方向にゆっくり回して、
「検電テスターが点灯する位置」に合わせました。
セルを回すと、エンジンは一発で目覚めました。^_^
タイミングライトで確認すると、BTDC5°はドンピシャで、微調整は不要でした。^_^
タイミングライトを当てると、止まって見えます。
測定した進角カーブ
ストックのデスビ・カーブと、ほぼ同等でした。^_^
進角量も30度でOK
右側キャブレターが、「時々咳き込んで」いました。
同調がズレていたので調整!
800rpmで、アイドリングが安定します! ^_^
Posted at 2022/11/17 07:13:34 | |
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