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terry997のブログ一覧

2020年03月03日 イイね!

スポーツカーは必要か 

スポーツカーは必要か スポーツカーってのは必要かどうかじゃなくて、「欲しい」ものではないかと。


ポルシェは必要かって?
それはもうずいぶん前にAGが答えてる。
「ポルシェを本当に必要としている人は、この世に1人もいません」
Posted at 2020/03/03 23:39:28 | コメント(6) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2019年08月20日 イイね!

TEST DRIVE! Porsche 992 Carrera S : Gettin' off the stage.

TEST DRIVE! Porsche 992 Carrera S : Gettin' off the stage.

”1978年から1983年にかけてエンジンの排気量は2リッターからSCモデルの3リッターに拡大され、1989年までに3.2リッターまで達しました。トランスミッションは1速追加して4速から5速に、名称を915からG50へと変更しました。サスペンションは改良され、タイヤは幅広くなり、価格も為替レートの変動に合わせて徐々に上昇しました。それでもジャーナリストはシュトゥットガルトの近郊にあるシュヴァルツヴァルトから言葉を借りて、911をこう呼ぶことにしたのです。エバーグリーンと(引用:ポルシェの70年より)。”



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"Der Schwarzwald"



911の歴史は「変えてはいけないものを変えていく歴史」であったともいえる。
ほんの少しだけ例外はあったけど、変えてはならない要件はRRの2+2レイアウト、フライライン、丸目のヘッドランプ、そして十分なヘッドクリアランスだろうか。
時代の変遷と共に徐々に大きく、そして速くなっていったけど、それでも深い愛情の発露として「エバーグリーン」と語りかけるに相応しい存在であり続けたように思う。

ドライバーから見れば911という車は、歴史的に極めて内面的な車だったと思う。
派手な外観や聴衆を虜にする快音も無く、富を象徴するほど高価格でもない。
すなわち外部に対するアピールとして使う装飾品としては効果が薄かった。
その一方で乗っている本人だけは純粋な運転の楽しみに浸れるという点で右に出る車は無い車でもあった。

992を最初に試乗して、良く出来たと車と思いつつもすっきりしないというか、モヤモヤした感じが残って、消化不良となってしまった。
そこでもう一回試乗をお願いして、その原因を探ってみることにした(もちろん、すっきり腹に落ちれば購入の可能性はある…カブリオレだけど)。

試乗した車は乗り出し2400万を超えるオプション盛り沢山の車だった。
営業さんから鍵を渡され1時間ほど好きに走ってきてよいと言うので、遠慮なく街に繰り出してみる(いつもありがとうございます)。

相変わらずエンジンからトルクをたっぷりと供給されるシャシーは、安楽で静かで快適で速い車内を成立させている。
空いた路でアクセルをぐっと踏み込むと、ほんの僅かなターボラグをドライバーに感じさせつつも、一直線に盛り上がるパワーは軽いとは言えなくなった車重をものともせずに加速させていく。その様はやはりターボエンジンといって良いだろう。
それなりに走り回ってみたけど、日中の都内の環境ではRRっぽい素振りは全く見せない。
991シリーズ全般もそうだけど、この車の場合はそれをさらに上回る。
RRっぽく走るためには街中では到底無理なはず…それにしても自分が知っている「911感」とは程遠い。何を意味するかと言うと、どんなに走り込んでもあの「フロントタイヤに両手が、リアタイヤに両足が直結されている」ようなダイレクト感には結び付かないだろうということだ。
最近の車にありがちなというか、車がドライバーに忖度しすぎな味付けというか…前回と同じように、911の出来が良すぎて何に乗っているか分からなくなるというへんてこな状況に陥ってしまう。

ちょっと降車して外観を眺めてみる。
大きく拡張されたフロントトレッドや、平べったくなったフロントデザインは上手く派手さを演出している。そして盛り上がった瘤の如く巨大化したリアセクションはマッシヴな印象を確実にしている。
そして車に乗ろうとするとニョキっと飛び出てくるドアノブを見るに、昔のエンジニアだったらここにモーターを載せる重量と複雑化する構造を嫌っただろうなぁと感じる…いずれも911の伝統からは限界ぎりぎりと言ったところに立っている感じがする(もしかするとこの構造の方が軽くて単純なのだろうか)。

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はっきりと分かるのは、古の911の要件定義の殻では新技術や年々厳しくなる安全基準を抱えきれないということだ。911のボディシェルを様々な要素がパンパンに膨らませていて、弾けんばかりになっているようにも感じる。
そうなるとポルシェの本音は、いつかの様にRRやフライラインなんて邪魔でしょうがないのだろう(リアのハイデッキ化はかなりすすんでいるので伝統ラインはもはや風前の灯火だ。これ以上行くとHBになってしまう)。
結果的に、992は”アンダーステートメント”なんて言葉は似合わない位に成長してしまった。

あとは値付けの成長についても言わなければならない。
991.2GT3を大きく超える値付けなんて、自分にとっては高い安いというよりナンセンスに感じる。
走り好きでこの車を購入できる財布があるなら、なぜマクラーレンを選ばないのだろうと思うのは余計なおせっかいと言うものかもしれない(残念ながら992は”快適装備と+2シート”を除いて570を凌駕したとは言いにくい。この価格帯となると走りはMcが抜きんでている。720Sなら遥か高い空の上のレベルかも)。
それに自らが気付いたのか、営業店からの猛烈なフィードバックがあったのかは知らないけど、スタンダードモデルは装備の標準化を含めると、なんとか納得できそうな値付けのような気がする(良顧客なら支払額の調整もしてくれるだろうし)。

走り云々以外の価値観で992を選ぶなら…自分は全く興味のない分野だが…McやFをチョイスする方が目的に適うだろう。

さて、どうしようか…。
自分にとって最新のMT車を追求する旅は終わりを告げている。
992は自分にとって「エバーグリーン」とは言いにくい。
自分の所有する991だってそうとは言えない。
DCTを受け入れる気持ちは芽生えてきた。

ミンともさんに納車された素晴らしいナローには心惹かれるものがある。
あとは、車に対する熱が盛り上がってくるかどうかなんだが、それはいつのこととになるのやら…。








Posted at 2019/08/20 11:56:16 | コメント(7) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2019年06月30日 イイね!

TEST DRIVE! Porsche 992 Carrera S.

TEST DRIVE! Porsche 992 Carrera S.

ようやく試乗車の準備が整ったということでDさんに伺った。
店内の展示車を見ると…中々筋肉質で良いデザイン。
写真で見るとボテッとしてネガティブな印象だったけど、初見の印象は中々なもの。

到着してしばらくすると試乗車が回送されてくる。
ああ、フラットシックスの音が控えめだけど聞こえてくる。
これが無いと911に乗る気分にならない。


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(996でかなり不満が出たことをデザイナーは忘れちゃったのか…?)


ドアに開けようとすると、のっぺりとしたドアハンドルが目につく。
営業さんがキーを操作すると、スイっと浮き上がってきた。
996で批判されたことを全く忘れているようなデザイン。
それに、これ、壊れるんじゃないか…?



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(好みではあるけどこれが911の内装とは…)



ドアを開けると、そこには新鮮な驚きが広がる。
これ…ハンドルのクレストが無ければ、BMWのiとか、そういうデザインだろう。
だが、個人的にはあのデザインは好きなので初見は好意的に捉えている。
ところが車内のディテールをチェックすると、従来のデザインキーがことごとく変更されていて、違和感こそないもののこれが新型911かと思うと複雑に感じざるを得ない。


試乗車はフルオプションに近い仕様だったので、ハンドル調整は電動。
ブレーキを踏んでエンジンを始動し、試乗ルートへ繰り出した。

なんと電動シートベルトテンショナーによって、シートベルトが引っ張られる…。

道はそこそこ込んでいて、通常のモードで精々2000-4000回転しか回せない。
回せないというより、8速PDKがガンガンシフトアップしていくので、常時低回転のまま。
車内は静かでバサバサ音なんてしない。
スポーツエキゾーストが付いているせいか、アクセルオフ時に破裂音みたいなバラバラ音がするのだけど、もうこういうのはいけてない。演技感満載で違和感しかない。

ちょっと道が空いたところで踏んでみると、中々鋭い加速がするけどめちゃくちゃ速くは感じない。それだけ安定感が優れるということだろうか。

とても良く出来た新車だった。

15分程度の試乗で云々言うことが出来る車のレベルでないことは分かった。
しかし…困ったのは「自分が何に乗っているか」が分からなくなってきたことだろう。911に乗っているわけだから911なんだろうけど、こうあるべきと自分が考える911じゃない気がする…。


*****************************************************


帰宅してこれらの違和感の整理をしてみた。
一体何が気に入らなかったのか…。

ああ、なるほど、そういうことか…あの車は妙にあざといというか、911であることを安易にアピールしすぎだったり、押しつけがましく911であることを表現する傾向がある。



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(スマホ風の車内なのに、わざわざ古いフォントを使うという)



ことごとくデザインキーが変更されているにもかかわらず、目に付きやすい部分は911を取り入れるという。リアのロゴ、ボンネットのプレスライン、もちろんフライラインも…それなのにドアハンドルのことは忘れちゃう。



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(写真で分かりにくいと思うけど、ツルツルのスマホのタッチパネルみたいになってる)



その一方でデザインで遊びすぎていたり、古さと新しさがうまく調和していない。これ911ですよ、新型ですよと暑っ苦しく擦り寄ってくる感じがする。こういったことが癇に障る感じがしたのかもしれない。



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(”従来の”ユーザーの誰がストップランプに”ポーズボタン”をつけたがると言うのか)



911はデザインの難しい車だ。

変えてはいけないのに変えないといけないという宿命がある。

だから「デザインと言うのはもがき苦しむもの(ミヒャエル・マウアー)」であって、安易な遊びでこうなったわけじゃないだろうけど、思うにデザイナーは911をデザインするのを飽きちゃったんじゃないかと思う。


それとデザイナーの若年化も容易に想像できる。

992を見るに、911を図面や本やイラストを通じて頭で理解してプロダクトを組み上げた感じがしてならない。

911は頭で覚えるものでは無かったはず…あれは開発陣もデザイナーもみんな走り込んで腰で覚えていたはずだ。

それに、911は日常性を維持しつつ速く走るための合理性の積み上げで仕上げてほしい…そうWrong End以外は。

すべからくForm Follows Function…そういう911の凄みにファンは他車との違いを見出していたはずだ。

その意味で992は雑音が多すぎる。


ネガティブなことを連ねたけど、車自体の完成度は非常に高く感じる。

オプション入れると2000万オーバーのカレラS。30代くらいで小金持ちになったイケイケの経営者位の方々が最初のポルシェとしてサラっと乗るには良いだろうと思う。自動追従装置とかも装備できるので楽に安心に運転できるはずだ。

恐らく空冷が好きとかGT系じゃないと萌えないとかいう顧客はマーケティングの対象とされていないのではないかと思う。よりバンドの広い客層を取り込むための車、高齢化が進む911世代の入れ替わりのための車、そういう意味では992は最適なソリューションかもしれない。


PCからの帰途、997が醸し出す生物感とか皮膚感を感じながら、ああ、自分はこれでいいやと思う。そしてガレージに戻り、雨にも関わらずGT3を引っ張り出し、その腰の入った製品作りに深い満足感を感じる。

いずれも992からは感じなかった要素だ。

これがポルシェのセグメンテーションの結果なら恐れ入るばかり。

もし変節というなら…戻ってくるのを期待するしかないかな…。


(カブリオレが来たらもう一度乗ってみるつもり。印象が変わるかもしれない)

















Posted at 2019/06/30 18:23:51 | コメント(6) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2019年06月01日 イイね!

991.2GT3 Touring Package⑥…Shopping+Daylight..

  991.2GT3 Touring Package⑥…Shopping+Daylight.. 車を受領したら、まずやることは生活圏での使い勝手をチェックすること。
駐車場の出入り確認、ガソリンスタンド、コンビニ、行きつけの店たち(百貨店やらスポーツ用品店やら)等、とりあえずぐるっと回ってみる。

GT4の時は、ありとあらゆるところで擦りまくって、フロントリップは消しゴムのカスが一杯ついているというか、髭が生えているというか、とにかくどんどん減っていった(笑)
でも、知り合いの駐車場やお店の駐車場にブラックマークをつけるのはさすがに気に病むというか、だんだん億劫になっていく(それでもあれはいい車だった)。

そういうわけでGT3TPのオプションで一番つけたかったのはリフティング。
精々3cm位しか上がらないのだけど、羽根つきモデルよりノーズが短い(はず…)せいもあって、結構活躍するはず。

さてと…まず結構な難関のシェルのスタンドへガソリンを入れに行った。
入り口は大丈夫なのだけど、出口は997でちょっと気を抜くとフロントを軽く擦る場所。
ガソリンを入れてセンターコンソールのリフティングボタンを押す。
するとポンプの音は聞こえず、すっと上がっていく。
そのまま道路に向かって、試しに垂直に近い角度で出てみた…が、難なくクリア。

次に会社の駐車場に入庫の確認に行く。
ここは先の場所よりずっと難易度が低い。
だから何か障害が発生しないか確認に過ぎない。
パレットを操作する段階まで何の問題もなく進んでいった。
ゲートが開いてパレットに入れようと車を進めていくと、いやはや全く前方が見えない。
駐車場は暗いせいか、ライトかデイライトが前方の鏡に猛烈に反射して自分の車のタイヤ回りが殆ど見えない。
ああ、ライトを消していなかったのだとライトスイッチをオフにして目線を前にやると…なんとデイライトは点灯したままで、前より見えにくくなった。
(デイライトなので夜間用ライトよりも近い距離での光量はずっと多い)
デイライトはオフできない…勘で何とか入れるのは出来るかもしれないが、やな予感がして明るいところで取説を見ることにした。


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(これが後ろから迫ってくると結構な違和感らしい)


取説を読んでもやはりライト関係の完全なオフは出来ないようだ。
PCMの車両設定画面にも、デイライトのオフスイッチは無い(991.1にはある)。
すぐに営業さんに電話して相談すると、PIWISのコーディングを探ってみて対応方法が無いかどうか探ってみますとの返答を得た。

回答を待つ間、時間があるので銀座の百貨店へご飯を買いにお出かけ。
機械式駐車場は機械ごとに癖があって、997だと入ることが出来る機械と出来ない機械がある。
ここでも997がいつも入れない番号の機械式駐車場に向かって入れてみる。
リア下部のフィンとかセンサーに引っかかったりして…変な期待を抱きつつ案内の方の誘導に従ってスライド式のフロアに入庫してみた。
やはりライトが反射して前方が見にくいものの、駐車場全体が明るいせいで何とかタイヤの位置や車幅が確認できなくもない。
エイヤと入庫すると何も反応しないのでそのまま入庫となった…。

どうやら自分の生活圏ではリフティングを多用すれば駐車関係で問題となることはなさそうだ…これは本当にありがたい。
あとはデイライトのオフスイッチだけか…。

*************************************************

数日後、営業さんから連絡が入る。
「コーディングを探ってみました。どうやらオフには出来るようです」
「しかし、オフにするとずっとオフになるのでデイライトは使えなくなります…」

仕事が速くて助かる…と思いつつ、お礼を申し上げてデイライトの件は一旦保留とした。
なぜなら、日中のデイライトの有効性について、かなり感じているからに他ならない。
991.2のデイライトは4灯式で、後ろから迫ってくると不気味というか、気付かれやすいというか、デイライトの役割をかなり発揮していると感じる瞬間が多々ある。だから必要な時にオン/オフできるようにしておきたい。

PCMには駆動系の制御は入っていないだろうから、コーディング変更しても問題は発生しないはず。それに991.1には実装されていたわけだから、991.2のPCMではオン/オフスイッチがオミットされているだけなのではないか?と考えてみた。

これは人柱になるしかないだろう(笑)ということで、市中のコーディング機器を購入してインストールするのであった。






Posted at 2019/06/01 23:02:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2019年05月26日 イイね!

991.2GT3 Touring Package⑤…Hand over.

991.2GT3 Touring Package⑤…Hand over. 製造枠を確保したら、あとは待つだけ…仕事をしていればあっという間に納車になるはず(笑)

とはいえ…PCによっては製造枠確保後の車の経緯、ラインオフ、船積み、ジブラルタルを越えただとか、保税倉庫に入っただとか、PDI中だとか…色々マメに連絡をくれるところがあるみたい。自分にはそういう連絡はなかったけど、個人的にはシャシーナンバーだけは早く欲しかったので、それだけお願いしていた。勿論、きちっとご連絡いただいている。

そうこうしている内に納車日が確定した。
ちょうどGW前なので慣らしにはGood Timing。
(新車は)無茶はしないけど慣らしもしない主義なのだけど、前期のエンジン問題なんかもあったので、今回はきちんとしようかと考えていた。

PCに到着すると、店内に991.2GT3TPが展示されている。
営業さんと店内に入り、書類やキーの受け渡しをしたのちに、リアのディフューザーを取り付けにピットに行くことにした。

メカさんがキーを受け取り、ピットに入れるためにエンジンをかける。
始動音は中々大きいものの、さほど装飾されていない感じの音。
盛大なセルの音が鳴った後にFuvaaaaaa!と咆えるようだと困るので…。

なんで納車時にリアのディフューザーが取り外されているかというと、991.2GT3のディフューザーには縦型のフィンがあるから。
この車は噂通りの車なら普通に使いまわす予定。
これが駐車時のタイヤ止めを必ずヒットするという噂なので、納車時に縦フィンだけ取り去ってしまおうかと考えていたからだ(よそ様の家に駐車するときに気遣いしない&されないが大事)。


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このディフューザーの中はこんな風景なので↓、取り去るわけにはいかない。
もしこの部分をヒットしたりしたら、目も当てられない。


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構造的にディフューザーの基部はアルミ製、フィンは樹脂製の様子。
フィンはリベット止めされているから、それを揉んでしまえばフィンは簡単に外れる。フィンが効果を発揮するのは200km以上の極狭い部分だろうから、なくても構わないだろう…。
どうしようかと悩んだ結果、結局様子見することになった。
場合によっては、一枚パーツを頼んでフィン無しバージョンを取り付けることにした。

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さて、今日はこれにてレクチャーは終了し、いよいよキーを受け取りHand overの瞬間がやってきた。
運転席に座りキーを差し込み、窓を開けたままエンジンを始動。
ほんの一瞬始動音が大きかったけど、すぐに落ち着いて聞き馴染みのあるフラットシックスの音が響いてくる。
ETCカードを入れて、営業さんにお礼言うと、ここからはお楽しみの時間…噂通りハンドルもクラッチも軽い、といってもスカスカというわけではなく、GT4よりは軽いけどスタンダード系の991よりはずっと重い。997と同じくらいか…。
GT4があれでGT3がこれなら大昔の考え方で言えば矛盾している。所詮、この手の味付けは味付けであって、メーカーはどうにでも設定できるということを知るのであった…。

いずれにせよ、これなら日常使いは困らない。
そうこうしているうちに、首都高に乗ってしばらく走らせてみた。
500kmまでは5000回転まで。
それを守るのであれば、中心レンジは2000-4000といったところか。

意外なことに納車時の興奮はさっと過ぎ去り、なんだか997を運転している気になってくる。991.1や991.2に感じた違和感ともいえる新しい物感はない…ああこれは良く知ってる車だ。
実に普通に使えるし、FやLの様に時速10kmでも異様な世界観に取り囲まれるようなことは無い。
これなら997を入れ替えようか、いや右ハンドルに買い替えようかなんて考え始めて、あれ、買わなくてよかったかもなんて考えが頭に過ぎったりもした。

しかしこの後、知ることになる。
991.2GT3は1968年の911Rの様にレース由来のエンジンを搭載しながら、997の様に運転しようと思えばそのようにできる能力を備えているということを。

そして普通と感じるのは、単に自分がGT3を踏めていないだけだということを。



Posted at 2019/05/26 22:47:20 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記

プロフィール

「@Tetsu@ さん、ありがとうございます。しっかり映っていますね(風景に見入ってしまいました)。」
何シテル?   04/07 13:32
“When you arise in the morning, give thanks for the light, for your life and str...
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