
しょっちゅう洗車してる気がする・・・ ニュル夫です。
車が二台になると乗る時間は半分になるのに維持する時間は2倍。
週をズラすにしてもほぼ毎週洗車する事になってる(´・ω・`)
2台ともレアカラーだから身だしなみには気を付けないとね!
さて、今週金曜日に発売になったスペーシアに試乗してきました。
ニュル夫の趣味と正反対な車の試乗を急ぐのかと言うと購入予定があるからです(キッパリ)
車って難しいモノで、同じカネを払うならデビューして即購入した人だけが味わえる愉悦があると思います。
そのかわり初期不良等のリスクとも向き合う必要があります。
デザインも重要で、デビュー時は時代を先取りし過ぎてエグイ車も時間が経てば、時代が車に追い付いてくるパターンもあります。
ニュル夫の場合、スイフトはデビューした瞬間に心打たれマイナー車になる期待を抱き即購入。 色だけはマイナー、車は大人気と複雑な心境に(笑)
Zの場合、初期の印象は最悪w ひたすらにエグイ。 全方位エグイ。
でも、パフォーマンスを知るとエグさも性能の一つかなって考えに変わり、いいね!になりました(^_^;)
そんな事も含めた最新車両スペーシア試乗記、グレードはターボのTです。
●外装
ファミリー層向けのデザインなので惹き付けるデザインではありません。
男が乗るには甘いタント、道具感が過ぎてバンと差がわからないN-BOXと比較すると、ややタント寄りのデザインですが媚びるような甘ったるさはありません。
グリルレスの顔周りは極端な押し出し感が無く、男の後ろを一歩引いた距離で歩く慎ましい女性のようです。 CM堀北真希で正解かな^_^
対してリアは個性的です。
L字のリアコンビで幅広感と安定感を狙っています。
パレットは上窄まりで跳び箱とあだ名が付けられていたそうですが、スペーシアはドカッと箱です。 ゆえに同じ全高でも縦横比(数値でなく投影面積的な意味)の関係で
低く見えます。 正直見た目の印象考えたら全高+20ミリでもイイかも。
サイドはキャラ線がコの字を描いていて少ない抑揚でも頑張っています。
そういえば、プロボックス/サクシードも同じキャラ線ですね。 アレもなかなかカッコいい車です。
コンセプトを考えればデザインは概ねイイ感じだと思います。
ライバルが一方向へ寄っている為、丁度いい真ん中狙いな車です。
普通に使うにはコレくらいがベストかなぁ。 毎日味の濃い料理は胃もたれするけど、毎日白米は食べるモンね! そう、スペーシアは白米デザイン(笑)
●内装
削っております。コスト。
ヒーコン、メーター流用、その他メッキを無くして材着化。
まぁ流用は構わないんですが、ヒーコンのデザインがイマイチ・・・
メチャクチャ使い易いんですが色気が無い。 その点ホンダのNシリーズは断面形状や色使いがとてもハイクオリティです。
ワゴンRから採用になったステアリングは立体的で素晴らしいデザインです。
シルバーの加飾も下部にしゃくれが付き、品があると思います。ただ全車ウレタンハンドルは勘弁してくれorz せめてターボは革にしようよ!
あとドアノブ。 メッキにしてください! 必ず触る部品は品質を落とさない方が印象良いと思いますよ。
ユーティリティはに関してはポケットそんなに付けて何入れるん?ってくらい付いてます。ティッシュ2つも積むの? あと、オーバヘッドコンソールは逆さにティッシュ入れて細い溝からティッシュが出るようにすれば、いちいちフタを開ける手間が省けるのに。
オーバヘッド付きならインパネのティッシュはゴミ箱として使った方がいいかな。
●走り
軽の重量級超ハイトクラスの割にキビキビ走ります。
CVTのギア比の関係か初期の蹴り出し感が結構強く、タービンが立ち上がるまでの時間を感じさせません。 1リッターのNAみたいなフィーリングです。
エコカー特有の露骨な低回転巡航なので、スロットルワークで回転がこまめに上下動します。 違和感を通り越して諦めの境地です。
軽量化の影響もあってか市街地巡航スピードまでは余裕で加速します。
WVのup!はガックンガックンお辞儀しますが、その点スペーシアはシームレスかつ完成度は高いです。
エンジン振動は物凄く少ないです。 ビックリするレベルで振動が伝わってきません。
試乗車でアタリも付いていないエンジンと考えれば、今後更に振動低減出来る可能性がありそうです。
アイドルストップによる小まめな始動も苦になりません。
ステアフィールはハイト系としては素直。 初期ロールで頭がグラっと崩れるような事は無く、やんわりと粘ってくれます。
パワステのアシストは強いですが、そういう乗り物なので。。。
乗り心地はパンパンのエコタイヤにしてはザラツキは少なめ。 ただスイフト、Zとも路面のザラツキをモロに拾う車なので麻痺してる可能性もありますが。
問題はブレーキ。
全域でややプアーかな。 軽としては及第点でも、コントロール性重視で制動感に一抹の不安を覚えてしまいます。
特に、走行中アイドルストップでエンジンが止まった時に、しっかりブレーキを踏まないと車が停まりません。
負圧が掛からないとは言え、畜圧とかしてないのかな? ミライースは7km/hでエンジン停止なので、微々たる時間ですがスズキの13km/hでは少々不安を覚えます。
特に、緩い下り坂でエンジンが停まった直後からのブレーキングは制動Gの立ち上がりが弱く、完全停止までブレーキを踏み込んで行く印象です。
ブレーキチューンをした車は、停止時のカックンを抑える為に減速Gを抜くペダル操作をしますが、それをやるとガンガン車が進み、おまけに浅いブレーキングでエンジンが始動するダブルパンチを食らいます。
ニュル夫の場合、もし購入した際はアイドルストップはカットでしょうね。
といった具合の試乗でした。
ブレーキの件をディーラーマンに聞いても誰ひとり不満を言っていないそうな・・・
ディーラー出る瞬間に「あぁ、ブレーキダメだ」って瞬間的に感じたのに。
ニュル夫が実験やってたら絶対アウトにするね。
止まらない方向に働くシステムは絶対容認できない。
車はまず、【走る・曲がる・止まる】これを確実に行えた上でシステムを追加しなくては車である事を否定する事になってしまう。
今後、改善されるかどうか・・・微妙な感じですかね(^_^;)
いろいろ問題もありますが軽ってホントに凄い奴だと改めて感じました。
日本にしかない規格で、グローバルカーを凌ぐシステムを満載する。
いくらup!が小さくて安いとは言え、システムの内容を考えれば高度に進化した乗り物はどちらか答えは簡単です。
何より凄いのが、5m近くある車と装備が同じでサイズが3/4で収まってしまう縮みのテクノロジー。
パッケージング効率を追求していく軽自動車は技術の宝石箱と言っても過言ではありません。
きっとアメリカ人のような雑な気質と太い指では隙間なく建て付けられた車は作れないでしょう。 自分らが作れないからTPPで文句言ってるんです。
より豪華に、より大きく。高みを目指して行く向上心も確かに必要ですが、小ささの限界に挑戦していく姿勢も正しく評価しなくてはならないなと再認識させられたスペーシア試乗でした。
ちなみに、スペーシアよりN-BOXのほうが好きだと言っていたのに何故スペーシアかと言うと、単純に台数の少なさ。
もう街中に溢れた車を後追いで買うのはありえない。
あと、チューニングした時の成長率もスペーシアの方が上だからです。
予定ではパステルグリーンの単色を買って、ルーフとミラーをグロスブラック化、ホイールにBBS・RE-L2のDBKグリーンバッジを入れて車高を20ミリダウン。
タイヤはヨコハマで昔のレーシングタイヤみたいにグリーンでレターを追加。
後出しのカスタムに装着されるダーククリア仕様のリアコンビとグロスのバックドアガーニッシュを交換すれば、なかなか独特それでいて現代的なアプローチ、その中に普遍的な格好良さを付加する。 ウム、我ながら完璧な方向ではないか。
そんな妄想してたら欲しくなってきちゃったんですよ。 わりとマジでw