
今日は女の子も野郎共もドッキドキのバレンタインデー♪
…そんな今朝、ある出来事がありました。
ボクの勤務先の店舗は本社と車で20分程度離れた場所にあるのですが、月曜日は週末に貯まった本社へ提出する書類を届ける為、勤務先店舗へ出勤する前に本社に立ち寄る事が多く、やはり今朝も朝一番に本社へ向かいました。
本社社屋は交通量の多い大通りに面しており、広い間口のお客様用の出入り口に比べ、社員用の出入り口はやや狭い造りになっており、更に出入り口を入ってすぐの辺りにまでみんなが駐車をしてしまう為に、出入り口の奥方向から車を外に出そうとした時に運悪く大量に車が停まっていたりすると、かなりのバック運転技術を要する様な状況の場所です。
今朝ボクが本社に到着した時も、やっと一台が通れる程度の隙間を残し、びっしりと車が駐車してありました。
そんな中、駐車場奥から一台の車がバックして来ました。
代車のブルーバード。
「お、これから代車の準備でもするのカナ?」と思いながら、バックしていくブルーバードを横目で見つつ社屋に入ろうとしたその時…
「ガシャン」
…イヤな音がしました。
車がぶつかった時に聞く、あの独特の鈍いイヤな音…。
振り替えると、ブルーバードから慌てて降りてきたのは会社で一番若い新人の男の子。
どうやら入り口付近に停めてあった、これまた代車のプレミオのリアバンパーにブルーバードのリアバンパーを当ててしまった様でした。
ボク「おーい、大丈夫か?」
新人くん「はい、大丈夫です!」
ボク「後処理をしたら、ちゃんと上司にも報告するんだぞ?」
新人くん「わかりました。」
彼はボクの直接の部下ではなく、部署も違うためにボクからは勝手な指示が出来ないので上司に報告と相談をして指示を仰ぐ様にとだけ伝え、その場を去りました。
…しばらくして店舗に戻り、書類の整理をしている時に、ふと彼のその後の事が気になったので、たまたまボクの反対側で車をぶつけた瞬間を見ていたフロント担当の女子社員に電話をしてみました。
ボク「もしもし? 今朝の事だけど、彼が上司に報告している様子はあったかい?」
女子社員「詳しくはわかりませんが、朝のミーティングでも話題にはなっていませんし、誰かに報告したようにも見えませんでしたが…。」
ボク「了解。では、しばらく内密にしておいて欲しいのだけど、いいかな?」
女子社員「はい。わかりました。」
…正直、ボクにも経験があるからわかるんです。彼の気持ち…。
誰だって怖いじゃないですか、自分の失態を上司に報告するのって。
「うわぁ、怒られる…」
「この前も失敗して怒られたばっかりなのに、またかッ!って怒鳴られちゃう…」
「くそッ!誰かが変なトコに車を停めるからこうなったんじゃないかッ!悔しいッ…」
…ボクが彼の立場だったら、そんな事を考えたのではないかと思います。
そこで、まずは彼に電話を掛けてみました。
ボク「もしもし? 今、手は空いているかい?」
新人くん「お疲れ様です。はい、大丈夫です」
ボク「今朝の件だけど…、ちゃんと報告は出来たかい?」
新人くん「…いいえ。まだしていません…。」
話を聞いてみると、やはり報告するのが怖く、なかなか言い出せないまま時間が過ぎてしまったとの事。
ボク「今朝の事は誰にも言っていないし、今後言うつもりも無い。君が言わなければバレる心配は無いよ。そして君に言いたい事が一つ。会社に自分の失敗を報告すれば会社での君への評価は下がるかも知れない。だけど、ここで君が自分の失敗を隠して黙っていれば、君の人間としての格が下がってしまうと思うんだけど、どうだろう?」
しばらく黙っていた彼はボクにこう言いました。
新人くん「…はい、わかりました! やっぱりちゃんと報告して謝ろうと思いますッ! ご忠告して頂き、有難う御座いましたッ!」
彼の晴々とした張りのある声に安心して、ボクは電話を切りました。
人は機械ではないので、その日その日の体調や感情などによって常に同じ行動が取れる訳では無く、それに伴って判断力が鈍り、正確な判断が出来なかったりするものです…。
偽善者ぶって言う訳ではありませんが、やっぱり「有り難ければ御礼を言い、申し訳なく思えば謝る。ばか正直過ぎて仮に損をしたとしても、人として正しく生きていきたい」とボクは思うのです。
先程、彼からメールが来ました。
「さっき報告しました!少し怒られましたがスッキリしました。店長から貰ったバレンタインは、今朝、彼女から貰ったチョコよりも甘かったです(ハート) 有難う御座いました!」
…カワイイ事を書きやがって…(笑)
さぁ!
今、心にモヤモヤを抱えている方がいらっしゃいましたら、是非ともスッキリして頂きたいと思います。
…彼女、奥様に内緒で行った昨夜のキャバクラの事とか…ね…(笑)
…あ…やっぱり…それは言わない方が…良いかも…知れません…ね…(笑)
画像の事故車は、本文とは一切関係御座いません。
いくら悪気が無くても、こんなにぶつけたら…
ガクガクブルブル((((゜д゜;))))ヒイィィッ!!
では、またヽ(´ー`)ノ

Posted at 2011/02/14 16:09:10 | |
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