
さっきお風呂に入って来ました。
お風呂のドアを開けた瞬間、天井から水滴に変わった湯気が僕の肩にポタリ…。
飛び上がるほど冷たく感じた瞬間、ふとあの辛かった日々を思い出しました。
…あの時は…蛇口を捻ったら水が出ただけで…その真水でシャワーを浴びれただけで…心の底から幸せを感じていたじゃないか…。
テレビなどでは偉い先生が
「この震災を絶対に風化させてはいけない」
なんて話しているのをよく聞きます。
お気に入りの服も、手塩に掛けて仕上げた愛車も、無二の親友も、将来を誓い合った恋人も、温かい家族団欒の時間も、想い出の詰まった公園も、学校も、街も、何もかも…
…その全てを一瞬にして奪っていった、あの忌まわしい震災が風化する訳ねぇだろ!?
「あの震災を忘れてはいけない」
その言葉を耳にする度、ずっと違和感がありました…。
「…あんな震災…忘れたいヤツの方が…多いだろ…」
…と。
…被災された皆さん、忘れちゃいけないのは震災そのものなんかじゃない。
…絶対に忘れちゃいけないのは、震災によってダメージを受け、弱り、焦り、戸惑っていたあの時の僕達に温かい手を差し伸べ、助け、救って下さった、日本中、世界中の皆さんへの、大きな大きな感謝の心です!!
…国内の政治、行政はもとより、諸外国のたくさんの皆様、ボランティアをはじめ色々な形でお力を下さった皆様、各方面より御支援下さった様々な企業の皆様、御近所の皆様、そして大切な仲間達、家族のみんな…
本当に、本当に、ありがとうございました!!
…まもなく震災から一年。
被災された皆さん、どうかいつまでも感謝の心を忘れないで下さい。
東北の片田舎から精一杯叫ぶ、小さくも、大きな大きな願いです。
Posted at 2012/03/10 01:25:35 | |
トラックバック(0) | 日記