LSDを導入してしばらく乗ってみた感想など。
※長文失礼w
そもそも、なんでLSDを入れようと思ったのか。
こないだ
グンマー国境まで行ったとき途中の峠道に大量の落ち葉が積もっていて、ヘアピンの立ち上がりで内輪が派手に空転してトランコンが介入して失速するという状況が多発してですね。
(#・∀・)ムカッ!!としてついついw
考えてみればこの車、先の冬も凍結や積雪路面では4WDにしないとまともに走らなかったんですよ。4WDの時はほとんど無敵のくせに、FRだとちょっとした登りや交差点での発進加速もままならず、それこそトラコンが介入しまくる状態。
いくらFR車がそういった路面に弱いとは言え、日陰の凍結路面や信号停止の度にトランスファレバーを操作するのも面倒くさい。かと言って4WDに入れっぱなしでは燃費も悪化するしタイトコーナーブレーキングでメカへの負担が増えるし(´ε`;)ウーン…
LSD入れれば(´∀`)イインジャネ?
と言うことで
いろいろ調べたのですよ。
一応、昔は走り屋さんの車を売っていたりした時もあるので、LSDに関する知識はあります。
各社からJB64用のLSDが発売になっていますが、品番を見る限りJB23と共通のようです。
最も多いのは、カムと多板クラッチを組み合わせたいわゆる「機械式」ってヤツ。
実績が有ってよく効くし、お値段も純正より少々お高い程度。
駄菓子菓子!多板クラッチは消耗品だし、オイル等のまめな管理は必須。
交差点等でバキバキ言うあの音はチャタリングと言って、オイル交換をサボったりするとクラッチがなめらかに作動せずジャダーが発生して音が出るのです。普段からしっかり管理してれば音は(少ししか)しませんよ。
最近はイニシャルトルクが低めに設定出来て効きがマイルドだったりメンテナンスが簡単なタイプも有りますが、そういった高機能タイプは設定価格がお高いのですよ(^_^;
…もうスズキ純正opでいいやヽ(´ー`)ノ
俗に言うトルセン(タイプB)と言うヤツですね。
工場長には「効かねぇけど、良いんだな?」なんてオドされましたが(^_^;
まぁこの方はガチの土系自動車競技屋さんなので、LSDはロックしてナンボですから。
多板クラッチのプレッシャープレート「増し」する様な人たちと一緒にして欲しくないw
-閑話休題-
FRの高性能車に純正装着されたりしてますが、基本的に効きはマイルドです。
とは言えアクセルの踏み加減で作動具合をコントロールしやすいので、グイッと踏めばしっかり効きます。ただし、片輪が完全に空転するような一部限定的な状況下では全く作動制限出来ない事もありますので、ガチのクロカン系な皆さんにはお勧めできません。
まぁ自分の場合は基本的に通勤メインで、冬期間にスムーズな走行が出来れば良い程度。
最悪、4WD-LOに入れればブレーキLSDも使えますしね。
そしてなにより、ほぼメンテナンスフリーというのが素晴らしい♪
オイラは年間2万キロ以上走りますから、そういった手間も馬鹿にならないのですよ。
純正OP品はキットになっているので、サイドベアリングとガスケットも同梱。
当初はパーツだけ取り寄せて自分で組もうと思っていたんです。
昔、シルビア系とかマークII系とかのLSDはさんざん組みましたからね。
ジムニーはリジットなのでAE86なんかと同じかなぁと思っていたんですが、ジムニーはドラシャ(アクスルシャフト)を抜くにはブレーキを分解してバックプレートごと引き抜く必要があるとか。
さすがにもうそんなん('A`)マンドクセので、取り付けは整備工場に丸投げ♪
で、組んでもらって家まで帰るのに乗った感触では、全く違いはわからずw
試しに広い駐車場で全開転舵で小回りしてみると、アクセルを少し踏んだ程度では何の抵抗もなく普通に回りますが、徐々にアクセルを踏み込んでいくと増える駆動力に応じて作動が制限されて、タイヤからジョリジョリと音がし始めて、最後にはザリザリザリッ!!とホイールスピンし始めます。
普段の通勤時も、雨天時に斜めに渡る踏切とか、交差点の横断歩道の白線とか、片輪だけ掛かるマンホールの蓋やグレイチングとか、駆動がスカッと抜けてトラコンが介入するような場面でも空転が減って車が前に出るようになりました。
よほど極端なシチュエーションでも無い限り、オイラにはコレで十分ですね。
あとは、冬期間の凍結や積雪等の低μ路面でどの程「使える」かですな(^_^;
Posted at 2020/11/16 03:24:42 | |
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