走りと乗り心地の両立、残念装備も吹き飛ぶ快適さ

フロントのまとまり感は発売2年くらいたってもまだまだ魅力的。特にライト形状はお気に入り。メルセデスで一番小さなSUVながら実物は意外にも立派。糞づまりなリアは気になるけど、塊感があって良いデザイン。
GLB35は上屋が大きく全高がある分、19インチホイールかつ車高を下げた姿勢がすごくアンバランスでタイヤが小さく見えてしまい、20もしくは21インチがほしくなるが、GLA35は19インチでも見た目も走りも十分バランスが取れている点がとても良いと思う。

コンフォートモードでは我が家のCクラス(206)よりもロードノイズは少ないし、足はよく動くので、全く固さを感じない。さらにホイールベースがGLBほど長くないのでよく曲がるしUターンも楽。GLB35も乗ってたけど、あれはコンフォートでも硬くて路面の凹凸を拾うので同乗者に気を使うし、ホイールベースが長いため普段使いで苦労しますが、GLA35では快適と言われるし、取り回しはホント楽。
しかもさすがAMGスピードシフト、変速の素早さは惚れ惚れします。
そしてスポーツ+にした瞬間、排気音は明らかにボリュームアップし、さらに排気音とスピーカーからの擬似音がデュエットして二重に聞こえるところが何とも病みつきになります。もちろん走りも豹変。
過激な走りとサウンドは45sには当然敵いませんが、そこまでの走りをどこで発揮するのかと考えたとき、自分みたいな環境ではこの35はベストです。

コンフォートモードでの乗り心地はとても快適。これはもしかして熟成が進んだってことなのか。GLA200dも乗ってたけど、もう少し硬かったように体では覚えてる。なんと言うか角が取れててとてもマイルドだけど、GLB250のようなフニャフニャではなくて、しっかりと上屋を支えてる感じ。
この上を行くならやはりGLCでしょう。
乗り心地がGLB35と比べて明らかに違う点です。GLB35はコンフォートでも硬くて、排気音がうるさいのに比べ、GLA35は段差の突き上げや荒れた路面(我が家周辺の、永遠に終わらないのではないかと思える継ぎはぎだらけの路面)でも気にならないし、しかもエンジンは普通に走る分にはとても静かで聞こえないくらい、えっ、と驚くほどです。A180の方がうるさいと思えるほど。

良いとは言えない。ボードを下の段にセットすれば多少深さが出るので良い。キャンプに行くならルーフボックスが必須かも。
コンパクトだから仕方ないけど、あとも少し広ければと思ってしまう。

当然期待できるような数値は出ない。リッター6～7キロがいいところ。お財布には優しくないけど、月に100キロも乗らないのであまり関係ないか。いやそんなことはない、満タンにしても走行可能距離330kmって(汗)Cオールテレインの3倍以上食らいます。エコじゃない。

オプションの標準化などで一部仕様が変わってるけど、それらも加味するとフルオプで約30万円の値上げ。
しかも数々の装備が簡素化されてますが、肝心の走りの熟成が進んだのか、快適なのでこれはこれで良しとしたい。