走りの良さとは何でしょうか?乗り心地、ハンドリング、パワー感、ロードノイズ、ブレーキ制動力、素人の自分にはせいぜいそれくらいをふわっとしか判断する能力はありません。それも過去に所有した車や試乗した車の数少ない経験との僅かな比較という個人の感想なので予め悪しからず。
さてこのGLCの走りについてはどうでしょう。特に突出した性能はなくとも全てにおいて水準以上の優等生、といったところが一般的な評価なのでしょうか。自分としては、一番不快に思うロードノイズは良く抑えられ、気持ちよくコーナリングするし、大きさを感じない取り回し、足が良く動いて揺すられ感があまりなく、収まりが良い、総じて乗り心地はとても滑らかなで気持ちいい、なんてベタ褒めしてしまう。エアサスとリアステアの不思議な魔法に絆され、すこぶる良いと感じてしまう。特に前車GLB35は突き上げはマイルドながら伸びがないのか揺すられ感が半端なく、それ故にGLCが余計に良く感じるのかもしれないけど、走りは今のところ満足できます。
でも人それぞれ車に求めるもの、重視するところは違っていて、また、時代や経験や年齢、台数によっても車に求める性能は変わってくるものです。昔は34GT-RやEG6が良かったんです。
穏やかに、滑らかに、静かに、乗員が不快に思わないように、家族車では今はそんなところを求めている自分にとって、この車はとてもマッチしてるかもしれない。けどね、この先気持ちが変わるのか、コロコロ病が再発しないのか自分で自分を心配したりして怖い。唯一不満があるとすればエンジンの静粛性とパワーかな。もう少し静かでパワーがあればと思ってしまう。
装備はどうでしょう。過去に乗っていたという理由で自分とって比較的近い存在のCオールテレインと比較すると、同じような造形でも明らかにGLCのほうが上質。まぁCオールテレインはAMGラインパッケージではないので違っていて当然ですが、特にリアドアの形状は明らかに違っていて、Cオールテレインは寂しさすら感じます。
(上がGLC、下がCオールテレイン シンプル過ぎる AMGラインなしはこうなるってこと)
またA、Bクラスとは同じような無塗装樹脂やプラスチックやレザーでも明らかに素材が違う。ドア内側の鉄板枠が見えないように塞がれていたり、グローブボックスは起毛仕上げで鍵付き(鍵はラゲッジアンダーボックスにもあります)、フロントシートの座面幅が広く、リアシートは座面が長い、バックドアの開閉が穏やかとか、よくよく見ると違いがあります。
(左がGLB250、右がGLC GLBは隙間もありすぎ)
(これくらい当然の起毛仕上げ)
(レザーの素材感が良い)
それでもシートベンチレーションがないとかリアにエアコン調整パネルがないとか、リアシートがもう少しラグジュアリーならとか、ライバル他車に劣るところもある。
でもこの辺りがMBJの営業戦略のうまいところ、不満の箇所は上のグレードやクラスで解消しましょうと。まぁどうでしょうか、ハイエンドスマホを持ったところで使いこなせない自分にとって、何でもかんでもてんこ盛りでなくても十分なのです。ほどほど優等生のほうが好感持てます、知らんけど。きっとGLC300や300eあたりが出てくるとこうしたエンジンの静粛性やパワー感、装備の不足は解決されるのかもね。いやいやもう誘惑には乗りませんよ。
そういえばエアサスはデフォルトが面白い設定になっていて、そのあたりはまた後ほど。今回は誰もまだレポートしていないと思われる新しいデジタルルームミラーも装着しましたので、このアイテムもそのうちつぶやいてみますが、改善されたとは言うものの・・・という感じ。
装着タイヤは今年6/7にMOとして採用が発表されたグッドイヤーイーグルF1アシメトリック5でした。
https://www.goodyear.co.jp/press/2023/0607-229414.html
GLC試乗車はミシュランでしたが、正直GLB35とそう大差ない乗り心地だし、ステアリングが落ち着かないくらいやたら軽いと思ったのがファーストインプレッション。でも納車されてみて印象は全く違い、ふらふらするほどの軽さなど全くないと思ったのはタイヤの違いによるところが大きいかもしれません。ただミシュランの方が良いってよく聞きますけどね。
この後遠乗りしてみてまた印象が変わるかどうか、楽しみです。ではまた!
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GLC | 日記
Posted at
2023/08/09 00:44:46