6月15日は、術後3年と1日目で3年目の検査結果の出る日でした。
検査結果は、今のところ転移や再発は無いそうです(*^ω^*)
新しくみん友さんになった方はわからないかもしれませんが、2018年春にバレット腺癌ステージ3である事が判明して誕生日の2日後の6月15日に20時間にも及ぶ手術を受けました。
食道の外側のリンパ節にも転移があったので、全摘と胃の上部を一部摘出。
残った胃を縦に切って筒状にし(胃管
)代用食道に。
喉を切って気管支のすぐ下で食道を切って胃管と接合。(通常食道は背骨と心臓の間を通ってますが、術後何かあった時、緊急手術がしやすい様に肋骨と肺の間を広げて、そこを通してます。
胃の上部には噴門、胃の下部には幽門という蓋があります。
胃の上部を切除したので、噴門は無いので食べて逆立ちしたら全部出ちゃいます(笑)
幽門もこの術式の場合、緩める事をする様ですが主治医は、そこには手を付けなかったそうで、ダンピング症候群(食べた物がそのまま小腸に流れる事で、一時的に低血糖、直後に高血糖になり酷い時には意識を失うことは事もあるそうです)にはなりにくいのですが、食事の時に暖かいスープ状の物を食べ過ぎると幽門を通り過ぎてダンピング起こして脱力感や腹痛を起こしてしまいます(・・;)
元々かなり太って(93kg)いたのですが、術後30kg近く体重が落ちました。
逆に太っていたから体重落ちても何とかなったのかもしれません。
術後はほとんど食べれなくなりましたから。
現状胃管となってしまった胃は、胃としての機能はほとんど無いそうです。
幽門が生きてるので、一度そこに食べた物が溜まるのですが、キャパがそんなに無いから食事の量は以前より減りましたが、やはり食べたらそこが膨らむ様で、今はかなりの量を食べれる様になりました。
なので、お腹いっぱい!では無くて胸いっぱい!になるんですけど(笑)
食べ過ぎると胸が苦しいのと胸が痛い!になってしまいます(・・;)
皆さんも、逆流性食道炎って聞いた事あるかと思います。
食べた後に酸っぱい物が上がって来たりするアレです。
逆流してると言うことは、噴門が上手く働かなくてなって、食道と胃の接合部の上側(噴門の上部)が、胃液で侵されて細胞が変化します。
それがバレット食道と呼ばれてますが、食道の一部が胃液で溶かされ…修復を繰り返し胃と同じ組織に変化します。
バレット食道は食道癌になるリスクが高いので、私の場合なるべくしてなった!と言うのが正解だと思います。
勿論、治療はしてましたし定期的に胃カメラも飲んでましたが、面倒で胃カメラやめてた間に癌化したみたいです。
医者からはストレス性なので、仕事を変わるしか無いと言われてましたが、あぁそうですね!と簡単に転職なんて出来ないですしね(^◇^;)
もし、今逆流性食道炎の症状がある方は必ず受診して定期的に治療行って下さいね。
この病気の五年生存率は20数パーセントと低いです。
私の近しい人やみん友さんにも同じ病の方が居ましたが、3人とも亡くなりました。
私より全然症状が軽く、術後も私より元気だったのに…。
早期なら内視鏡でその部分だけ切除するだけなので、早く治ります。
食道自体が薄い臓器なので、すぐに浸潤して食道の外に癌細胞が増殖するそうですが、食道のすぐ外側には大きなリンパ節が通っているので、癌細胞が全身転移して、再発して亡くなる確率が高いんだそうです。
基本的にこの病で再発した場合、再手術は無理と言われてます。
今は癌になるのは2人に1人と言われてます。
他の癌はわかりませんが、この癌は逆流性食道炎という分かりやすい前兆(きっかけ)があります。
術前には痛みとか全く症状は無いです。
直前に受けた人間ドック(12月)でもわからなかったです。
ただ、極度の貧血が起きて眩暈や息切れが起きて(1月)、父親の遺伝なのか心臓が悪いと思って、妻にめちゃ怒られてようやく重い足で病院に行って(3月)緊急検査で癌が判明しました。
術後、集中治療室で目が覚めてから、激痛と苦しみに、こんなに苦しむなら死んだ方が良かった! と正直思いました。
目が覚めて家族と向かい合って…とドラマでは感動のシーンがありますが、そんな生易しい物では無くて、強い麻酔薬と鎮痛剤が入っているのに、痰が絡み咳き込むと激痛が走り、身体を捩るとまた激痛。
そんな想いをされない様に、逆流性食道炎の症状がある方は、これくらいと思わずちゃんと治療して下さい。
私は途中で仕事が忙しかったのもあり、病院行くのをやめて胃酸を抑える市販薬に2年ほど変えてました。その間も人間ドックは受けていたのですが、バリウム飲んでX線では酷い逆流性食道炎だね!で済んでた。
今の胃酸を抑える市販薬は医者で処方される薬よりかなり良いので、つい飲み続けてしまってました。
ムカムカも抑えられてましたし…
定期的に胃カメラ飲んでれば、もっと軽いうちにわかってこんな身体にならずに済んだかもしれません。
食べたい物が食べられなかったり、食べた物が詰まって嘔吐するのも飲み込む事も出来ず呼吸困難になったり、疲れ易く運転が出来なくなったり、食べれる量がその時によって違うので(満腹感がわかりにくい)食べ過ぎると体調悪くなったりするし、逆流して気管支に入ってしまったり…
なかなかみんカラにそんな事書く事は無いですが、こんな不便な身体になりたく無いですよね?
と言いつつ、見た目は元気そうに見えるし、かなり今は慣れて来たので大丈夫です(*^ω^*)
私の経験が参考になればと、長々と書き連ねてしまいました(^_^;)
最後までお付き合い下さりありがとうございました♪
ICUから重症病棟に戻って来た時の画像が妻から送られて来ましたので、怖い物見たさの方はどうぞ!(笑)
この時点で身体に管が5本入って、脊髄に硬膜麻酔の針が入ってます。
今見ても身体に水が溜まって(術前と比べてプラス2kgだったそう)浮腫んでるのがわかります。
この写真撮った事すら全く覚えて無い(・・;)
手術直前の画像を送って貰いました!
こんなにご立派な体型だったんですね(・・;)