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2019年03月10日 イイね!

神保彰の還暦記念スペシャルライブで日本橋三井ホールに行ってきました(^o^)/

神保彰の還暦記念スペシャルライブで日本橋三井ホールに行ってきました(^o^)/また音楽ねた、Liveレポートですm(_ _)m

2019年2月9日(土)に神保彰の還暦記念スペシャルライブで日本橋三井ホールまで行ってきました(^o^)/

慶応大学在学中に1980年2月に櫻井哲夫に誘われて若手凄腕ドラマーとしてCASIOPEAに加わって以来40年日本を代表するスーパードラマーとなった神保彰も、2019年2月27日で還暦を迎えたということで、キャリアを総括するスペシャルライブが企画されました。

【還暦仕様のドラムケース】
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神保彰ソロと、JIMSAKU with 伊東たけしCASIOPEA 3rdの共演

JIMSAKUにGutarの鳥山雄司が加わっているので、できれば和泉宏隆も呼んでPYRAMIDも演って欲しかったのですが、別途Blue NoteでPYRAMIDのレコ発ライブを行っているので、残念ながら今回は無し。同じくJIMSAKUにPiano、Keyboardで扇谷研人が加わっているので、Bassの箭島裕治Keyboardの林良も呼んで野呂一生とともにISSEI NORO INSPIRITSまで網羅して欲しかったものの、さすがにそこまではスケジュール調整、ギャラの折り合いがつかなかったのでしょうか。

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会場はCOREDO室町1号館にある日本橋三井ホール。T-SQUAREの年越しライブなどでも使われています。日本橋にホールがある事は知っていましたが、当日場所を確認するまでCORED室町の中にあるとは知りませんでした。
ローチケの事前抽選予約に外れ、一般販売でチケットぴあ、e+ともネットは繋がらず、電話予約もなかなか繋がらず、チケットぴあ、e+ともあっと言う間に販売終了。ローチケの電話予約がギリギリ繋がり、なんとかチケットを確保できました。
そのため、座席はかなり後ろの方でしたが、キャパは700弱と比較的こじんまりとしたホールで、後ろ半分が階段状に高くなっているので後ろでも比較的見やすい会場でした。音響もしっかりしていて、イスもゆったりと大きくクッションも厚くてじっくりと鑑賞することができました。

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観客は家族連れや一部に若めの人もいましたが、還暦の神保彰同様で、FUSION系のコンサートでは一般的ですが、CASIOPEAの初期からのファンが多いと見られ、平均で60代に達しようかと言う感じでかなり高い感じでした。女性は3割前後の印象でプログレよりは多少多いかなとの印象

コンサートは、ほぼ開演時間の18:00定刻にスタートし、まずは神保彰の還暦の挨拶。

そして初めに、1989年に新たに活動の幅を広げるために櫻井哲夫とともにCASIOPEAを脱退して結成したJIMSAKUからスタート今回、櫻井哲夫とJIMSAKUとして共演するのは21年振りとの事で、1夜限りの復活との事でした。

JIMSAKUの曲は聴いた事がなく、櫻井哲夫を観るのはCASIOPEA以来なので、35年振りぐらいになると思います。同じくスラップ奏法の名手であるLevel 42のMark Kingと同様フレットにLEDを仕込んだBassを使用していたのが驚きでした。

初めは神保彰と櫻井哲夫の2人での演奏。
櫻井哲夫は、CASIOPEA時代のスラップ奏法による派手な早弾きが印象的でしたが、やや控えめな演奏ながらテクニックは更に進化演奏には一層円熟味が増していて、特にタッピング奏法まで駆使する様になっていたのが印象的でした。2人だけで2曲演奏

そして、Piano、Keyboardで扇谷研人Gutarの鳥山雄司が加わって4人でJIMSAKU初期のラテン系の曲を4曲演奏

そして、後期にT-SQUAREを脱退し活動をともにしたAlto Saxの伊東たけしも加わってFUSIONの曲を3 曲演奏

ベテラン揃いなので、久しぶりの演奏にもかかわらずこなれた演奏を披露してくれました。Total
で50分程でした。

JIMSAKU with 伊東たけし Setlist
01.Fire Water「100%」1993年 神保彰+櫻井哲夫
02.Funky Punch「Wind Love Us」1993年
03.Muchacha Bonita「45℃」1991年 神保彰+櫻井哲夫+扇谷研人+鳥山雄司
04.Centro Habana「45℃」1991年 
05.Rendezvous「NAVEL」1994年 
06.261 Broad Way「Blaze Of Passion」1995年 神保彰+櫻井哲夫+扇谷研人+鳥山雄司+伊東たけし
07.Tokyo Strut「45℃」1991年
08.I'm Gonna Catch You「Wind Love Us」1993年

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【Funky Punch JIMSAKU】


続いて神保彰ワンマンオーケストラ。もともとCASIOPEA在籍中の1996年に、今は無き六本木PIT-INNと言うライブハウスで、Drumsだけで何ができるかを追求したものだったとの事でしたが、徐々に変化してDrumsにMIDIを組み込む事により一人でメロディーから伴奏、リズムまでこなしてしまう、ワンマンオーケストラに発展した様です。

映画音楽3曲、お馴染みになったももクロ2曲タンゴEarth Wind & Fire3曲ドラムソロMambo No.5と30分ほど叩き続けました。何をどう操作しているのか、遠目にはよくわかりませんが、とても一人で、シーケンサーの事前打ち込みなしに全て演奏しているが信じられない迫力のパフォーマンスでした。

神保彰ワンマンオーケストラ Setlist
01.We Will Rock You - QUEEN
02.Supermanのテーマ - John Wiliams
03.Mission Impossibleのテーマ - Lalo Schifrin
04.PRIDE Openingテーマ - ももいろクローバーZ
05.行くぜっ!怪盗少女 - ももいろクローバーZ
06.Tango Jealousy - Jacob Gade
07.Boogee Wonderland - Earth Wind & Fire
08.September - Earth Wind & Fire
09.Get Away - Earth Wind & Fire
11.Drum Solo
12.Mambo No.5
13.Tequilla

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【神保彰 ドラムソロ】


【【LIVE(ワンマンオーケストラ)】サラバ、愛しき悲しみたちよ / 神保彰(from ももいろクリスマス 2017 ~完全無欠のElectric Wonderland~)】



そして最後はCASIOPEA 3rd
CASIOPEAは1977年結成で1979年デビューで、神保彰は1980年に加入
CASIOPEAは2006年に一旦解散するも、2012年にオルガンの大高清美を起用してCASIOPEA 3rdとして新たな活動を展開しています。

通常Setlistは野呂一生が決めている様ですが、今回は全て神保彰が決定原点回帰ということで、CASIOPEA初期の難曲、有名曲ばかりでした。
CASIOPEA 3rdではオルガンの音色が欠かせない存在になっており、ライブでも毎回初期の1st、中期の2ndの曲も演奏するのである程度慣れてきましたが、やはり初期の曲は向谷実の軽快なKeyboardの方が合っていて、大高清美のオルガンはテクニック的には素晴らしいものの、音が重すぎて違和感の残る曲もありました。
しかし神保彰のDrumsは当然の事、4人のテクニックには確かなものがあり、特に初期の難曲でも衰えを見せない野呂一生のGuitarと鳴瀬喜博のBassの早弾き、ユニゾンが見ものでした。

観客も初期のCASIOPEAの曲ではスタンディングで大盛り上がりだったものの、最後に3rdの曲を1曲演奏した時には全員座るという、いつもながらの失礼な暴挙が繰り返されていました。

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最後には全員登場してFightman、そしてアンコールは全員でお約束のASAYAKEでフィナーレとなりました。おおよそ1時間ほどの演奏でした。

保彰は出ずっぱりでトータル2時間半日本を代表するスーパードラマーのテクニックを十二分に堪能できました。
小規模のホールで1回限りでチケットは入手困難でしたが、なんとかギリギリチケットを入手でき貴重な時間を共有することができました

CASIOPEA 3rd Setlist
01.Time Limit「CASIOPEA」1979年
02.Midnight Rendezvous「CASIOPEA」1979年
03.Black Joke「CASIOPEA」1979年
04.Take Me「Super Flight」1979年
05.Ripple Dance「Make Up City」1980年 神保彰作曲
06.Mid Manhattan「4×4」1982年
06.Galactic Funk「Cross Point」1981年
07.Days of Future「TA・MA・TE・BOX」2013年

ALL CAST
08.Fightman

Encore
09.ASAYAKE「Super Flight」1979年

公式HPより集合写真
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公式写真
リンク先に公式写真が公開されています。

【Time Limit - Casiopea 3rd】


【Galactic Funk - Casiopea 3rd】


【Black Joke - Casiopea 3rd】


【CASIOPEA 3rd / DAYS OF FUTURE】


【Fightman - Casiopea 3rd】


【CASIOPEA 3rd ASAYAKE】
Posted at 2019/03/11 20:25:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | LIVE | 音楽/映画/テレビ
2019年03月07日 イイね!

2019年2月の輸入車新規登録台数は、全般停滞でVOLVOも勢い欠くがAUDI大不振で5位キープ(^o^)

2019年2月の輸入車新規登録台数は、全般停滞でVOLVOも勢い欠くがAUDI大不振で5位キープ(^o^)定例のJAIAねたですm(_ _)m

3月6日にJAIA(日本自動車輸入組合)が、2019年2月度の輸入車新規登録台数を発表しました。

2017年4月以降は、これまで好調であった海外メーカーの輸入車の頭打ち、一進一退の状況が続いています
2018年新年度に入って少し回復の動きが出て来ていましたが、夏場以降再び息切れ気味で9月に同▲4.5%と19ヶ月振りのマイナス。その後も一進一退が続いています。

2019年2月は比較的ボリュームが小さい月ですが、2万7,674台の同+0.3%と3ヶ月連続プラスながらもほぼ横ばいにとどまりました。
国内メーカーの逆輸入車が若干プラスで、海外メーカーの輸入車は同▲0.3%と小幅マイナスでした。

             【輸入車の新規登録台数の推移】
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大手各社の状況

AUDI大不振、大手各社停滞、Volvoも頭打ち

輸入車シェアトップのMBはようやく底打ち

好調だったMBは、2017年以降頭打ちとなり、2018年前半は横ばい
そして、6月以降4ヶ月連続のマイナスとなってしまいました。
しかし、10月5ヶ月振りのプラスとなり、なんとか持ち直してきています。

2019年2月はボリュームが小さな月ですが、5,145台の同+1.5%と小幅ながらも増加基調を維持しました。


第2位はVWがキープ


ディーゼル問題で不振が続いていましたが、2017年に入ると漸く回復基調に入り、一進一退と不安定ながらも徐々に回復の動きが強まって来ています。
2018年1〜3の登録台数は前年同月比マイナス継続も4月に反転。
9月は再びマイナスで、その後も不安定ながらも回復基調を維持しています。

そして2019年2は、3,984台の同+1.0%と微増ながら2ヶ月連続で2位をキープしました。


第3位はBMW

2016年4月以降同+10%前後の増加を続けていましたが、12月、2017年1月とマイナスに転じ2月以降は持ち直しも5%以下の伸びが主体とやや低迷
2018年1月以降は、マイナスになる月が増加して低迷継続。
12月はボリューム月にもかかわらず、MB同様年中盤以降の販売不振を取り戻すために期末のインセンティブ販売、自社登録等を進めたのではないかと見られ、同+20.1%と大幅な増加も勢い続かず、1月以降失速。

そして2019年2月は、3,647台の同+0.5%と微増にとどまり3位継続となりました。


第4位はMINIが5ヶ月連続でキープ

2017年1月こそ同▲1.3%とマイナスになりましたが、その後は堅調な推移を続けています。
2018年も、6月、10月、11月とマイナスと波はあるものの比較的堅調で4位をキープ

2019年2月も1,932台の同▲1.0%と小幅マイナスも4位を維持しました。


AUDIが5ヶ月連続の販売大不振で引き続き6位に低迷

VWよりも先にディーゼル問題の不振を脱し2016年10月以降は回復基調で、2017年に入っても着実に回復基調も一進一退の動きが続いていました。
しかし、Q2販売一巡の影響か2018年6月以降再びマイナス基調に入り、特に10月以降は再度のディーゼル不正発覚の影響もあってか2割以上のマイナスとなっています。

そして2019年2月も1,330台の同▲38.6%の大不振で順位も10月にMINIに抜かれて5位に転落し、遂に1月はVolvoにも抜かれて6位に転落し、2月も返り咲きなりませんでした。
Volvoに抜かれるのは実に一時的な特殊要因で抜かれた2011年12月以来7年振りで、モデルチェンジサイクルの狭間の面もあるのかもしれませんが、今後数ヶ月継続すると実に15年振りぐらいの逆転現象となってしまいます。


VOLVOは玉不足の影響で失速気味ながらAUDIを抜いて2ヶ月連続で5位キープ

2016年増減のバラツキが大きかったものの2017年に入ってからは再び順調な拡大が続きました。
2018年1月、7月はマイナスも概ね好調継続

ただ、2019年2月は、ボリュームの小さな月ですが、1,364台の同+4.7%と小幅な増加と引き続き玉不足が続いているのか失速気味で、大不振のAUDIを抜いて2ヶ月連続で第5位をキープしましたが、受注好調と手放しで楽観できるような状況にはありません

依然XC40のNew Modelの玉不足による登録遅れはあるものの、認定の遅れていたNew XC60のディーゼル車の登録が進んできた様で、加えて潤沢に在庫が供給されているV60の登録も始まっているものとも見られます。
ただNew XC60が先代比べてそれほど力強い販売という感じはせず、ブリッジスマボで嵩上げされていた部分がいつ剥げ落ちてくるかも心配。受注、登録台数拡大の割にあまり先行き楽観はできない感じがします。

VCJは、好調過ぎてこの会社をどのように経営すれば良いでしょうと言う、私は経営者として能無しですと言わんばかりの一面新聞広告を掲載して浮かれていますが、相次ぐNEWモデル投入で自律的に販売が回復した効果が大きく、好事魔多しで正直問題山積と思われます。

調査結果にも示されている通り、販売会社の人材育成の遅れ、初期トラブルの多さ、サービス体制の脆弱さは相変わらずで、リースアップ車両増加による中古車価格崩壊、効果設定の部品価格等によるメインテナンス費用の高止まり等、店舗改装による見栄えの改善よりも先にやるべき事は山ほどあるはずですが。

7位以下の動向ですが、2019年2月は強弱まちまちでした。
7位はPeugeotが8位から1ランクアップで、登録台数は同+7.0%の824台と好調
8位はJeepが7位から1ランクダウンで同▲20.1%の670台と調整
9位はRenaultがキープで、同▲0.3%の642台と横ばい
10位はFIATがキープで、同+19.9%の506台と好調


輸入車は低迷からやや復調も再び失速、堅調だった国産登録車は2018年後半失速

国産登録車は、2017年2月以降好調な推移を続けていましたが、10月以降は失速しマイナス成長。
2018年も7月、10月、11月を除きマイナス成長。
ただ、2019年2月はボリュームが小さな月ながら同+1.4%と堅調


不振を続けていた軽自動車も2017年4月以降は急速に回復

2018年、3月、6月除き好調継続
そして2019年2月も同+12.6%と2桁増

【マーケット動向】
2019年2月
外国メーカー車 22,742台(前年同月比▲0.3%)
国内メーカー車     4,932台(同+3.4%)
輸入車総計   27,674台(同+0.3%)

国産登録車   272,736台(同+1.4%)
国内軽自動車  179,018台(同+12.6%)

         輸入車新規登録台数の推移(国内メーカーの逆輸入車含む)
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(出所:JAIAデータより作成)
Posted at 2019/03/11 20:23:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ
2019年03月05日 イイね!

VOLVO CAR GROUPの2019年2月販売は、XC40,V60拡販も失速気味(~ ~;;

VOLVO CAR GROUPの2019年2月販売は、XC40,V60拡販も失速気味(~ ~;;手違いで下書き、2019年2月分が非公開に戻ってしまっていたので再登録ですm(_ _)m

現地時間3月4日にVOLVO CARSの2019年2月のグローバル販売の状況が発表されています(^^;;
2015年後半から販売が本格化した新型XC90発売による新車効果が一巡し、続くS90、V90の伸びがやや鈍く、既存モデルの減少を補い切れず2016年10月以降グローバル販売は前年同月比マイナスが続いていました。

しかし、中国の好調持続と地元Sweden、欧州の持ち直し等から、2017年1月に4ヶ月振りにグローバル販売が前年同月比プラスに転換して以降は11ヶ月連続で回復。
2017年12月に12ヶ月振りに小幅マイナスも、2018年に入ってからは2桁増の順調な拡大を継続。
米国、欧州の不振等から2018年11月同+8.3%、12月同+2.8%と減速も、2019年1月はボリュームの小さい月で、中国が旧正月要因でかさ上げされていますが、XC60,XC40のSUV増加に加えてV60が貢献して来た様で、欧州の回復もあり同+16.7%と再び二桁増に復帰しました。
しかし、2019年2月はボリュームの小さい月で、中国の旧正月要因によるマイナスもあり、XC60,XC40,V60等の新車効果では補いきれず、同+5.5%の4万3,184台の増加と減速しています。
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中国は2016年4月に前年同月比▲6.7%と減少するなど調整気味でしたが、8月に底打ちし、9月、10月、11月と2桁で回復。パイの大きい12月は一時的に減速も、2017年に入ってからは20%以上での高成長が続きました。

ボリューム月の12月は一時的に同▲1.0%と20ヶ月振りのマイナスとなりましたが、2018年に入ってからはほぼ2桁成長の好調な伸びを続けました。
ただ、市場の減速を反映して10月以降大きく減速。12月は前年不振の反動から2桁増確保も、2019年1月は同+3.6%と再び減速。
2019年2月も比較的ボリュームが小さな月で、今年は2月が旧正月であった事もあり、6,515台の同▲0.2%と小幅マイナスとなってしまいました。
2016年3月以降は中国が単一国としては販売台数No.1を維持し、一段と中国依存度が高まっています。特に現地生産のS90、S60Lが好調で、新型XC60の生産も始まり販売も好調な様です。
ただ、中国市場全体が減税の縮小、景気減速や貿易戦争等の影響から前年比マイナスになって来ており、輸入車の一部にも調整の動きが出てきています。
Volvoは現地資本系列で現地生産も行っていることから、相対的には優位と見られますが、今度の動向が注視されます。
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長年苦戦を続けていた米国は、XC90の販売本格化から2015年以降復活し、大幅な回復が続きましが、2016年に入ると新車効果が一巡し伸び率は減速。10月には23ヶ月振りのマイナスとなり、その後軒並みマイナスが続きました。

ただ、2017年8月にプラスに転換し、その後は底打ち回復。
しかしながら、2018年10月以降再び販売が鈍化し,
12月には1年振りのマイナスとなってしまいました。
なお、2019年1月は比較的ボリュームが小さな月ながら同+5.2%と持ち直し
、2月も比較的ボリュームが小さな月ながら、6,635台の同+5.6%と安定したペースを維持しました。
XC90とXC60が販売の中心ですが、XC90の新車効果一巡による反動減が一服し、XC60の新旧切り替えから新型の貢献が本格化してきている様です。しかし、米国マーケット自体が頭打ちになってって来ている上、90シリーズの頭打ちに加え、新型XC60の販売本格化がまだ十分ではないのではないかと見られます。
S60の現地生産販売も開始されていますが、セダンの貢献度はまだそれほど大きくないと見られます。
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VOLVO CARSの開示変更により、2018年1月から低迷していた本国Sweden単独での開示が無くなってしまいました。
また欧州も従来は中東を含めたEMEAで集計されていましたが、1月からは集計範囲が狭まりEuropeでの集計となっています。
EMEAでも本国Sweden同様低迷気味でしたが、2018年1月以降Europeでも減速気味。ただ、6月以降はXC60、XC40のSUV効果に加えてV60貢献が加わり回復の兆しも出てきています。
ボリュームが大きな12月は同▲1.3%とマイナスになってしまいましたながら、2019年1月は同+24.4%と大幅な増加となりました。ただ、2月は23,000台の同+2.2%の微増に止まっています。XC40、V60の本格出荷が貢献してきている様ですが、さほど力強さは出てきていません。

【モデル別販売動向】
モデル別の販売で、V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなり、2016年に入ってからは前年同月比でマイナスが続いていました。
マイナーチェンジモデルの販売が本格化し2017年2月以降はようやく安定した推移となりましたが、XC40の発売が近づき6月以降は再びマイナス。
2018年1月からXC40の販売が開始され、New Modelで代替モデルが無く、純増になっていることから本格的な貢献が始まっています。
特に4月以降は4割以上の増加し、7月以降は倍増ペースでした。
11月同+68.0%、12月同+53.1%と若干スローダウンも依然大幅増。
そして、2019年1月はボリュームが小さい月ながら同+102.5%と倍増ペースとなり、2月も比較的ボリュームが小さな月ですが、1万2,372台、同+60.9%と依然高成長を維持しています。
従来の40シリーズモデルは3割強のマイナスが続いていますが、新規投入で純増となるXC40の本格的貢献で十分カバーしています。
XC40の販売台数は7月に初めて従来の40シリーズ合計を凌ぎましたが、2019年2月は8,176台で、従来の40シリーズ合計の4,196台を大きく上回っています。
XC40の販売は、1月395台、2月1,580台、3月4,261台、4月5,554台、5月5,413台、6月6,538台、7月9,005台。8月6,540台、9月8,598台、10月9,568台まで伸ばしました。
11月以降若干ピークアウトも8,993台、12月8,724台、2019年1月8,113台、2月8,176台と高水準を維持しています。目先増加一巡も今後XC40がどこまで拡大し、旧世代となる既存の40シリーズがどの程度維持できるかが注視されます。
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これまでモデル末期でも最量販車種の座を維持してきたXC60ですが、New XC60の出荷が本格化し、10月以降販売減少が強まり、2019年1月に遂に0台となり、2月も2台でした。

New XC60は、2017年3月7日にGeneva Auto Showで発表になり、2017年8月以降販売が本格化。販売台数は、2019年2月は販売開始22ヶ月目で12,630台となっており、旧型に代わって2017年11月からXC90も抜いて最量販車種となりました。またNew V60も2018年6月から販売が開始され9ヶ月目で3,849台となっています。
モデル末期まで売れ続けたXC60の旧モデルの減少は大きいものの、ようやく生産体制も整い旧型のピークに迫る水準にまで販売が上がってきました。
ただ、XC60の成長もやや一服しつつあり、続くV60の販売にあまり勢いが無い事から、60シリーズ全体でも21,161台で同▲1.6%と4ヶ月振りにマイナスになってしまいました。
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新型XC90は好調に拡大を続けてきましたが、本格デリバティーから2年目に入り、2017年2月に初期需要の反動からついに前年同月比で前年割れとなりましたが、反動減も一巡し2017年9月以降は再びプラスに。
ただ、2018年10月に14ヶ月振りのマイナスとなり、以後マイナス成長が続いています。2019年1月も同▲3.7%で2月も5,752台で同▲12.9%でした。マイナーチェンジ等のテコ入れが必要になってきており、今後の動向が注視されます。
S90、V90の動向ですが、2019年2月はS90が2,936台(前年同月比▲23.3%)、V90は1,566台(同▲52.6%)、更にV90CCは1,383台(同▲19.8%)と3ヶ月続けてシリーズ全てマイナスになっています。S90は中国生産集中で中国での販売が好調な様ですが全体としては需要一巡。欧州で主力となるべきV90の伸び悩みが顕著で、逆に健闘していたニッチモデルのV90CCもマイナス。マイナーチェンジ前の在庫調整であれば良いのですが、90シリーズは利幅が大きいだけにテコ入れ急務と言えます。
以上の結果、2月は90シリーズ全体では11,637台で同▲24.8%となり、シリーズ全体で販売が一巡し減速しつつあります。
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旧型XC60は大健闘でしたが、新型への移行期に入り60シリーズ全体として力強さは無く、40シリーズもXC40は好調ながら生産能力が不足気味で、V40はマイナーチェンジ後力強さを欠いています。
新型XC90がデリバリーが始まってから4年を経過、シリーズ全体で調整局面に入ってきています。
米国、中国を狙いとしたXC90、S90はジーリーの思惑通りに成功し、中国生産も現地需要への対応で順調に拡大して来ましたが、本国Sweden、欧州ではV90の販売が停滞気味と見られます。また、これまで需要を牽引してきた米国、中国のマーケット自体が縮小気味になってきている点も懸念材料です。

ジーリーはVOLVOをMB、BMW、AUDIに匹敵するプレミアムプランドに引き上げるとしていますが、直接これらのプレミアムブランドと競合する本国Sweden、欧州の販売低迷を見ていると、欧州ではそれほどうまくいっている感じには見えません。

相次ぎCar of the Yearを受賞し、好調好調ともてはやされていますが、足元では90シリーズの成長一巡、XC60の新型への切り替え遅れとXC40とのバッティング、SUVモデル以外の低迷等が表面化しつつあります。
販売台数の増加は新規に追加されたXC40の純増にすべて掛かっている状況に陥っています。米国、中国の自動車販売全体の頭打ちもあり、Volvoも先行き決して楽観できる状況にはありません。

なおジーリーの販売動向ですが、2015年12月以降回復が一巡し頭打ち状態になっていましたが、2016年4月以降は持ち直し。8月以降は急速な回復、拡大。

2018年に入っても1月同+51.1%。2月23.9%、3月同+39.1%、4月同+48.5%、5月同+60.8%、6月同+44.7%、7月同+32.0%、8月+30.1%、9月同+14.3%、10月同+3.1%、11月同+0.3%と10月から大きく減速。12月は同▲39.2%と大幅なマイナスとなってしまいました。
2019年1月は前年の旧正月の反動で同+2.2%と小幅増加も、2月は逆に旧正月で8万3,552台(同▲24.2%)と大幅なマイナスとなってしまいました。
市場の低迷の影響が出てきているのか4年振りのマイナスで、かつ2012年始め以来7年振りの大幅なマイナスとなってきています。
Posted at 2019/05/06 08:01:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | VOLVO | クルマ

プロフィール

「本日は初来日の🇬🇧Prog Metal,Melidious HardグループのHAKEN @ 渋谷WWW Xでした😅
ゴリゴリのMetalでは無くプログレ、Melidious Hardの要素も強く、全員TechnicalでVocalの歌唱力も凄く大いに盛り上がっていました。」
何シテル?   04/26 21:11
ずっと日産車でしたが初めての輸入車になります。 よろしくお願いします。 車歴:ラングレー→スカイライン(R30)→スカイライン(R32)→プリメーラ(P12...
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2021/01/02 15:44:42

愛車一覧

ボルボ V40 ボルボ V40
事前予約していたにもかかわらず、契約から4ヵ月でようやく納車されました。
日産 ラングレー 日産 ラングレー
初めて乗った車 歳がばれる
日産 スカイライン 日産 スカイライン
初めて乗ったスカイライン
日産 スカイライン 日産 スカイライン
ノンターボでしたが、コンパクトで4輪マルチリンクで非常に良い車でした。
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